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17. デート?
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そのまますぐに庭園に行く事になり、ロイス様と並んで歩く。今日も手は繋いでいないわ。
…やだわ。手を繋がなくて歩くのは普通の事なのに、なんでそんな風に思ってしまったのかしら。
「どう?仕事は慣れた?」
不意に、ロイス様が話し掛けてくれる。
「はい。皆良くしてくれるので楽しいです!でも…」
「ん?でも?」
「魔力って、奥が深いのですね!私、やってみたい事が増えたのです。」
「そうか。例えばどんな?」
「魔力石通信なんですけど、あれをもう少し改良出来ないかなって。」
「ほう。面白そうだね。あれは、ははう…いや、ビビィが案を出してアグネスが作ったらしい。ビビィやアグネスに話してみるといいよ。」
「え!?そうだったのですか??」
ビビィさんは優しそうにニコニコとしているけれど年上だし、いつも何か考え事をしながら魔力を石に注いでいるから、あまり話をしない。
でも、今度話をしてみようかしら!
「しかし、ステイシーは見ていて飽きないな。」
「え?…どういう意味ですか。」
ロイス様はクククと笑いながら言ったので、バカにしているのかしらと思ってしまい、少しふてくされながら聞いてしまったわ。
「あ、いや…別にバカにしているわけじゃないよ!表情がクルクルと変わって、可愛いと思っただけだ!…あ。」
「え?」
ロイス様、可愛い…可愛いって言った!?
「あ、いや違っ…って違わないが!今から行く庭園で初めて会った時は、辛そうに泣いていただろう。だが、いきなりの逆境によく耐え、今の生活を楽しんでいるから何というか…前向きで、努力家だと思ったんだ。」
「そ、そんな事は…。」
そう改めて言われると恥ずかしいわ。だって本当に、楽しいんだもの。
「オスカーが、人の人生を狂わしている事に気づかないのは本当に愚かだ。王子なのに恥ずかしい奴め。俺が変わりに謝るよ。すまない。」
「ふふ。そう言って下さってありがとうございます。でもなんでロイス様が謝るのですか?ロイス様は何も悪くありませんよ。」
「ん?いや、まぁそうなんだが…。」
「あ!あれですか?今咲いているって…可愛い花…!」
「あ、ああ。あれはね、ナルシサスっていうんだ。良かった!喜んでくれて。」
私達は話しながら来たのでいつの間にか庭園が見えるところまで来た。すると、以前は咲いてなかった花が一斉に開いていた。緑色の細い茎に白と黄色の花。
でもせっかくならと、以前会った、人が少ない噴水の奥に行く事にし、以前と同じように地面に座ろうとする。
でも今度は、ロイス様がハンカチを出して地面に敷きその上に私を座らせようとした。
「ロイス様、私、領地では地面に座るのは普段からしていたのです。だから、汚れてしまうからしまって下さい!」
「何言ってる。あの時は俺、ハンカチも持ってなくてすまない。涙も拭いてあげられなくてごめん。あの日以来ちゃんと持ち歩くようにしたんだ。何があってもいいように。紳士は、常にエスコート出来ないとね。今日は、やっと敷物として役に立てる。さぁ、座って!」
ふわりと優しい笑顔で言われたら従うしかないわね。せっかく紳士としての振る舞いをしてもらったのに無下にするのも…って、こんな優しい扱いされたら心が勘違いしそうになるわ。ドキドキと鼓動がうるさくなってくるのよ!
私達は庭園からは少し陰になって見えない木の幹に持たれて座ると、キョロキョロと辺りを見回しながら歩いてくる女性が見えた。
「あら?あの髪色って…。」
赤と白の髪色。あれはノラだわ。
でも、キョロキョロと辺りを見回して、なんだか不審者みたいよ。
「なぜここに来たんだ?」
ロイス様も、不思議がっているみたいね。私達がいるところは垣根もあるので、向こうからは私達が見えないのだろう。ナルシサスの咲いているところまでノラは来ると、しゃがみ込んだ。
…やだわ。手を繋がなくて歩くのは普通の事なのに、なんでそんな風に思ってしまったのかしら。
「どう?仕事は慣れた?」
不意に、ロイス様が話し掛けてくれる。
「はい。皆良くしてくれるので楽しいです!でも…」
「ん?でも?」
「魔力って、奥が深いのですね!私、やってみたい事が増えたのです。」
「そうか。例えばどんな?」
「魔力石通信なんですけど、あれをもう少し改良出来ないかなって。」
「ほう。面白そうだね。あれは、ははう…いや、ビビィが案を出してアグネスが作ったらしい。ビビィやアグネスに話してみるといいよ。」
「え!?そうだったのですか??」
ビビィさんは優しそうにニコニコとしているけれど年上だし、いつも何か考え事をしながら魔力を石に注いでいるから、あまり話をしない。
でも、今度話をしてみようかしら!
「しかし、ステイシーは見ていて飽きないな。」
「え?…どういう意味ですか。」
ロイス様はクククと笑いながら言ったので、バカにしているのかしらと思ってしまい、少しふてくされながら聞いてしまったわ。
「あ、いや…別にバカにしているわけじゃないよ!表情がクルクルと変わって、可愛いと思っただけだ!…あ。」
「え?」
ロイス様、可愛い…可愛いって言った!?
「あ、いや違っ…って違わないが!今から行く庭園で初めて会った時は、辛そうに泣いていただろう。だが、いきなりの逆境によく耐え、今の生活を楽しんでいるから何というか…前向きで、努力家だと思ったんだ。」
「そ、そんな事は…。」
そう改めて言われると恥ずかしいわ。だって本当に、楽しいんだもの。
「オスカーが、人の人生を狂わしている事に気づかないのは本当に愚かだ。王子なのに恥ずかしい奴め。俺が変わりに謝るよ。すまない。」
「ふふ。そう言って下さってありがとうございます。でもなんでロイス様が謝るのですか?ロイス様は何も悪くありませんよ。」
「ん?いや、まぁそうなんだが…。」
「あ!あれですか?今咲いているって…可愛い花…!」
「あ、ああ。あれはね、ナルシサスっていうんだ。良かった!喜んでくれて。」
私達は話しながら来たのでいつの間にか庭園が見えるところまで来た。すると、以前は咲いてなかった花が一斉に開いていた。緑色の細い茎に白と黄色の花。
でもせっかくならと、以前会った、人が少ない噴水の奥に行く事にし、以前と同じように地面に座ろうとする。
でも今度は、ロイス様がハンカチを出して地面に敷きその上に私を座らせようとした。
「ロイス様、私、領地では地面に座るのは普段からしていたのです。だから、汚れてしまうからしまって下さい!」
「何言ってる。あの時は俺、ハンカチも持ってなくてすまない。涙も拭いてあげられなくてごめん。あの日以来ちゃんと持ち歩くようにしたんだ。何があってもいいように。紳士は、常にエスコート出来ないとね。今日は、やっと敷物として役に立てる。さぁ、座って!」
ふわりと優しい笑顔で言われたら従うしかないわね。せっかく紳士としての振る舞いをしてもらったのに無下にするのも…って、こんな優しい扱いされたら心が勘違いしそうになるわ。ドキドキと鼓動がうるさくなってくるのよ!
私達は庭園からは少し陰になって見えない木の幹に持たれて座ると、キョロキョロと辺りを見回しながら歩いてくる女性が見えた。
「あら?あの髪色って…。」
赤と白の髪色。あれはノラだわ。
でも、キョロキョロと辺りを見回して、なんだか不審者みたいよ。
「なぜここに来たんだ?」
ロイス様も、不思議がっているみたいね。私達がいるところは垣根もあるので、向こうからは私達が見えないのだろう。ナルシサスの咲いているところまでノラは来ると、しゃがみ込んだ。
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