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27. 第一王子とは
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話は終わったと国王様がお食事を再開する為私達はすぐに食堂を出た。
オスカー様は自室で軟禁となり、『なんで!?』としきりに言っていたが、国王様の命令とあれば仕方ないと項垂れて衛兵に連れられて行った。
ロイス様は、私の顔を見て『なんか本当いろいろ、ごめんね。』と困った顔をして言った。
どうして謝ったの?何を謝ったの?良く分からなかったけれど、ロイス様の事だから多分、全てなのだろう。身内の事も含まれているからかなと思った。
それに…私に、第一王子だと言う事を内緒にしていた事も、かしら?それともそこは、気にも留めていないかしら。
私は、どう接したらいいのか分からなくなって、『帰ります。』とだけ口にし
魔力省へと帰ろうとした。
すると、ロイス様は『待って!』と言って私の腕を取った。
「ごめん、今更とも思うかもしれないけれど、言い訳させて欲しい。今から隣の食堂で一緒に食べて行ってくれないか?」
私も、話は聞きたかったのもあり、戸惑いながらも頷いた。
ロイス様は、『よかった-。』と何度も言って隣の食堂へ案内してくれた。
食堂へ入ると、ロイス様は席を案内してくれ、対面に座った。
王族の食堂とは言っても、個人で使われる食堂なのでテーブルは四人で使えばいっぱいになりそうな大きさだった。だから、なんだかすごくお互いの距離が近く感じてしまって、かなりドキドキする。
給仕が入って来て、私の分も一緒に準備してくれた。ロイス様と同じ食事なんていいのかしら…?
「さぁ、食べて。時間が無くてごめん、食べながらでもいいかな。それから、話し方は今まで通りでいいから。…変えられると寂しいからさ。むしろもっと砕けた感じで話してくれると嬉しいんだがな。」
と、本当に寂しそうに言ったので、私は頷いた。
ロイス様がいいって言ったのだものね、とそうする事にした。…まだ、砕けた感じの話し方は出来ないけれど。
「別に、俺が王太子だと隠していたわけではないけど…あ、いやちがうな。結局は隠していた事になるのか。畏まって接して欲しくなくて、俺は髪色を替える魔力石が付いた指輪をしている。金髪だとどうしても身分が上だと感じるのか畏まられるんだ。けれどこれを嵌める事で、国民は警戒心を無くし対等に接してくれるからな。国民の声を生で聞いたりもできる。で、あの日は仕事が終わって少し庭園で休憩していたんだ。そしたら魔力を感じてね。君が来た。」
そう言ったロイス様はふわりと笑い、一つ目の皿を食べ終えた。
「魔力省は、隠れ蓑なんだ。王宮にずっといても窮屈だからね。ばあちゃんが魔力に秀でていたから、作ったらしい。気晴らしにもなるし。」
「そうだったの…え!あ、そっか!じゃあアグネス様は、前王妃様!?」
「まぁ、そうだね。見えないだろ?ああやって動いている方が良いんだって。ちなみにビビィも、俺の母ね。さっき座っていたからもう分かっているだろうけど。」
「ええ…ものすごく驚いたわ。頭が付いていかないくらいよ。だってあまり魔力省の仕事部屋では、ロイス様、ビビィ…様と話してなかったわよね?」
「母親といつも仲良く話したら変だろ?」
「そうかしら。アグネス様とはよく話しているから…」
「まあ、アレは上司みたいなもんだからな。魔力が結構あって、魔力石通信を作ったり、魔力省をまとめたりしているもんな。」
そういうものなのかしら…。
「あ、王妃様!王妃様の頭痛は!?頭痛がするからたまに仕事部屋を留守にしていたの?」
「いいや、最近は落ち着いている。一時期は本当に酷かったんだ。起き上がれなくなるほどに。だけど、気分転換になったのか魔力省に行くようになってから、頭痛は無くなったらしい。まだたまに王宮で仕事したりしていると頭痛が酷くなったりするみたいでね。留守にするのは、王妃の仕事をしていると思う。今はかなり公務を減らしているから全てではないかもしれないが。」
「そうだったの…原因が分かって、治るといいですね。」
「そうだな、ありがとう。」
ビビィは王妃様だったんだ…!あ、ビビィ様?でも名前はビビアン王妃だから、愛称なのかしら。
ちょっと情報が一気に入ってきたので、混乱してしまうわ。
食事も、かなり豪勢で、もう二度と味わえないだろうから楽しみたかったのに。理解するのに神経をすり減らしたからか、味がほとんど分からなかった。
オスカー様は自室で軟禁となり、『なんで!?』としきりに言っていたが、国王様の命令とあれば仕方ないと項垂れて衛兵に連れられて行った。
ロイス様は、私の顔を見て『なんか本当いろいろ、ごめんね。』と困った顔をして言った。
どうして謝ったの?何を謝ったの?良く分からなかったけれど、ロイス様の事だから多分、全てなのだろう。身内の事も含まれているからかなと思った。
それに…私に、第一王子だと言う事を内緒にしていた事も、かしら?それともそこは、気にも留めていないかしら。
私は、どう接したらいいのか分からなくなって、『帰ります。』とだけ口にし
魔力省へと帰ろうとした。
すると、ロイス様は『待って!』と言って私の腕を取った。
「ごめん、今更とも思うかもしれないけれど、言い訳させて欲しい。今から隣の食堂で一緒に食べて行ってくれないか?」
私も、話は聞きたかったのもあり、戸惑いながらも頷いた。
ロイス様は、『よかった-。』と何度も言って隣の食堂へ案内してくれた。
食堂へ入ると、ロイス様は席を案内してくれ、対面に座った。
王族の食堂とは言っても、個人で使われる食堂なのでテーブルは四人で使えばいっぱいになりそうな大きさだった。だから、なんだかすごくお互いの距離が近く感じてしまって、かなりドキドキする。
給仕が入って来て、私の分も一緒に準備してくれた。ロイス様と同じ食事なんていいのかしら…?
「さぁ、食べて。時間が無くてごめん、食べながらでもいいかな。それから、話し方は今まで通りでいいから。…変えられると寂しいからさ。むしろもっと砕けた感じで話してくれると嬉しいんだがな。」
と、本当に寂しそうに言ったので、私は頷いた。
ロイス様がいいって言ったのだものね、とそうする事にした。…まだ、砕けた感じの話し方は出来ないけれど。
「別に、俺が王太子だと隠していたわけではないけど…あ、いやちがうな。結局は隠していた事になるのか。畏まって接して欲しくなくて、俺は髪色を替える魔力石が付いた指輪をしている。金髪だとどうしても身分が上だと感じるのか畏まられるんだ。けれどこれを嵌める事で、国民は警戒心を無くし対等に接してくれるからな。国民の声を生で聞いたりもできる。で、あの日は仕事が終わって少し庭園で休憩していたんだ。そしたら魔力を感じてね。君が来た。」
そう言ったロイス様はふわりと笑い、一つ目の皿を食べ終えた。
「魔力省は、隠れ蓑なんだ。王宮にずっといても窮屈だからね。ばあちゃんが魔力に秀でていたから、作ったらしい。気晴らしにもなるし。」
「そうだったの…え!あ、そっか!じゃあアグネス様は、前王妃様!?」
「まぁ、そうだね。見えないだろ?ああやって動いている方が良いんだって。ちなみにビビィも、俺の母ね。さっき座っていたからもう分かっているだろうけど。」
「ええ…ものすごく驚いたわ。頭が付いていかないくらいよ。だってあまり魔力省の仕事部屋では、ロイス様、ビビィ…様と話してなかったわよね?」
「母親といつも仲良く話したら変だろ?」
「そうかしら。アグネス様とはよく話しているから…」
「まあ、アレは上司みたいなもんだからな。魔力が結構あって、魔力石通信を作ったり、魔力省をまとめたりしているもんな。」
そういうものなのかしら…。
「あ、王妃様!王妃様の頭痛は!?頭痛がするからたまに仕事部屋を留守にしていたの?」
「いいや、最近は落ち着いている。一時期は本当に酷かったんだ。起き上がれなくなるほどに。だけど、気分転換になったのか魔力省に行くようになってから、頭痛は無くなったらしい。まだたまに王宮で仕事したりしていると頭痛が酷くなったりするみたいでね。留守にするのは、王妃の仕事をしていると思う。今はかなり公務を減らしているから全てではないかもしれないが。」
「そうだったの…原因が分かって、治るといいですね。」
「そうだな、ありがとう。」
ビビィは王妃様だったんだ…!あ、ビビィ様?でも名前はビビアン王妃だから、愛称なのかしら。
ちょっと情報が一気に入ってきたので、混乱してしまうわ。
食事も、かなり豪勢で、もう二度と味わえないだろうから楽しみたかったのに。理解するのに神経をすり減らしたからか、味がほとんど分からなかった。
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