結婚する事に決めたから

KONAN

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ドッキリ成功?

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どうやらタイミングを逃したらしい。


あれ?竹田さん出てこないって思いつつ、話を続けた。


板金屋「はっはっはっは。絶対来ないっすよ」


私「来るし!絶対来るよ。お願いします!来てくださいって願えば」


板金屋「しょうがないなあ~って言われるんすか?」


私「それで出てきてくれるだろうか?」


板金屋「いや、絶対ないと思います」


私「え~!大丈夫だよー、竹田さん絶対来るから~」


板金屋「ないと思いますよ~」


急いで違うシナリオを考えた。


ただ、普通に何回も呼ぶだけじゃ、おかしいことになる。


何か話の中で竹田さんを呼ぶキッカケを、また作らないと。


目の前にサーティーワンアイスクリームがあった。


私「サーティーワンって何時まで、開いてるんすかー?」


板金屋「しらないっすよ」


私「竹田さんが来たら、板金屋さんにアイスおごってもらわないといけんけん」


板金屋「そりゃーないっすよ」


私「なんでだ?」


板金屋「だって竹田さん来ないですもん」


私「竹田さん絶対くるよ!」


板金屋「ははは、ぜったいくる?!」


私「来るよ、きっとくるよ」


板金屋「本当ですか?」


私「はい、絶対くるよ」


板金屋「じゃああれですね、もし来たら竹田さんにも奢らないといけない」


私「ああ、そうですねえ~、おごってやってくださーい」


板金屋「ええ~」


私「あ?!やだ?!竹田さんにはおごりたくない?」


板金屋「いや、いいっすよ」


私「わかりました」


板金屋「ははは~、竹田さんには口止めしてあるんすか?」


私「何を?!口止め?」


板金屋「あのー、今日の飲み会の話」


私「いやしてないっすよ」


板金屋「してないんすか?!」


私「ああ、してないっすよ」


板金屋「どうします?もし親分が知ったら」


私「大丈夫っすよ~」


板金屋「まあそのときは~、正直に~、いや親分が来たら~親分がお金を払いそうだったんで~、親分に言わなかったですって言うしか無いですね」


私「ああ、そんな事言わなくても、竹田さんはみんな知ってるから、親分に言わないし大丈夫っすよ」


板金屋「でも竹田さんには「言わないでって」言ってないんすよね?」


私「会った時に、「親分に言わないで」って言えばいいんすよ~」


板金屋「ははは~」


私「じゃあ仕方ないなあ、やっぱ竹田さんを呼ぶしかないな」


板金屋「いや~・・・そしたら」


私「電話を使わずに、呼んだらたいしたもんでしょう?」


板金屋「そうですね!」


私「よし!わかりました。おーい、竹田さーん!」


板金屋「ははは」


竹田「はあ~い♪ははは~」


板金屋「え?!?!」


竹田「ははは~」


板金屋「え!?うそー!!!!」


竹田「めっちゃウケル」


板金屋「まじ!?!!!?」


竹田「マジだよ」


私「アイスは?アイスは?」


竹田「アイスアイスあーりーがーとー」


板金屋「えええ~ホントですかぁー?」


竹田「ホントでーす♪ 本物でーす」


板金屋「うそーー?!」


私「ははは」


板金屋「なんで?!」


竹田「なんで?!」


板金屋「なんで?!」


私「いや~、実はそういうことなんだよ~」


竹田「なんで?!」


板金屋「どういうことなんですか?!え?!どういうこと?!え?!そういうこと?!」


私「そういうことなんすよ~」


板金屋「え?どういうこと?」


竹田「どういうこと?ダメだ、ぜんぜん暗くて撮れないよ」


私「ムービー?」


竹田「ムービーです」


板金屋「え?!」


暗くてうまくムービー撮影ができていなかったようだ。


まぁ、音声は残ってる事だろう。


私「たいへんでしたね~。ずーっと待ってるの」


竹田「ほんとだわ!」


私「だってさー、最初の時点で言ったのになかなか出てこらんけん、あら?!どーすーだー、どーすーだー?ああこうなったら板金屋さんに、なんかおごってもらう話にするしかねえって」


竹田「ごめん出るタイミングが・・・え?板金屋君が言ってくれるの?どうなのと」


板金屋「すごい話がめっちゃ恥ずかしくないですか?」


私「ははは、大丈夫ですよ。もうみーんな知っとるけん」


板金屋「まじ!?みんな知っとるって誰が知ってるんですか?」


私「ああ」


竹田「みんなって?」


私「え?竹田さんは全部知っている」


竹田「全部知っている」


板金屋「何を全部知っている?」


竹田「全部知っている」


私「何もかもを知っている」


板金屋「もう話がわからんくなってきた」


竹田「じゃあ、飲みながらゆっくりと」


板金屋「まじっすか?!」


私「まじですよー」


板金屋「なんで?!どういう経緯で?!」


竹田「どういう経緯」


私「どういう経緯って言うか、板金屋さんが何ヶ月か前に「竹田さんいいんじゃないんですか?」って俺に言った時よりも、更に、そのずーっと前の以前から、もう始まっていたんですよ。このシナリオは」


板金屋「え?」


竹田「もう計画されているって言うことです」


私「そういうことなんです」


竹田「こわいっしょ?」


板金屋「はい」


竹田「こわいっしょ?」


私「4ヶ月前から計画されていたんです」


竹田「この飲み会は」


板金屋「むっちゃ怖い、まじっすか!」


私「はい、つきましたぜー」


竹田「センキュー」


私「じゃあいきますか!」


と言って駐車場に到着し、歩いて居酒屋まで向かった。


駐車場から居酒屋まで板金屋は驚きを隠せず、ずっと動揺していた。


居酒屋に到着して、店員さん「3人で予約した波多野です」って伝えて席に案内された。


板金屋ドッキリ作戦は成功した。


楽しい飲み会の始まりだ。

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