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第1章 偽りの騎士
第19話 ルーチェの過去、そして今 6
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その隙間を縫うように空中を駆ける。盾たちのお陰で迎撃は許さず、罠があっても解除可能。他に恐れるべきは、やはりあの大魔法か。でもあんな凶悪な魔法が連発できるはずがない。だからこそ騎士に時間稼ぎさせていたのだろう。そう推測、いや望みをかけて空を戦場に選んだのに。
「――え?」
現実は非情だ。目の前に広がった光景を目の当りにした瞬間、まずそう思い絶望する。迫って来る。紫色の光が、ゾンビたちを灰燼に帰しながら、無情に、着々と、轟々と。
逃げる。間に合わない。防ぐか。あれは防げるレベルではない。対処方法を検討すればするほどに絶望は強まっていき、仕方なく風の槍7本全てで防御する。結果は火を見るよりも明らかだ。ほんの1秒すらもたなくて、槍は触れたところから消滅。そのまま飲み込まれた。
「う……ぐ……っ」
全身に衝撃が走ったらしい。らしいというのは、一瞬、意識を失い欠けたからだと思う。それでも意識は何とか繋いだ。でも力は失ってしまったらしい。手足があるのか無いのかわからず、首を捻って自分の体を見ると、幸いなことに四肢はまだある。だがあちこちから止めどなく血が流れ出ている。助からない。どう楽観的に見ても助からない。それくらいの出血量である。
「……寝惚けるな、私」
助からない、だと。ようやくここまで来たんじゃないか。思い出せ。この日のために、アデルのために、どれだけ厳しく生きてきたのか。どれだけ死線を潜り抜けて来たのか。さぁ、力を込めろ。グッと、足に、腕に、渾身の力を。そうすれば、ほら、
「……あれ」
体が浮いてくれたと思ったのに、気が付くと顔が冷たかった。目の前は土。あぁ、そうかと理解する。倒れたのだ。立ち上がることができずに屈したのだ。アデルを前にしているのに。せっかく生き延びたのに。
「……そういえば、どうして」
まだ生きているのだろう。風の槍は一瞬で消滅させられて、他に防御手段なんて持っていないのに、どうして生きているのだろう。あの魔法は、人命までは奪わないとでもいうのか。馬鹿な。逆にそんな小細工をする必要がどこにある。それに、仮に奇特な特殊能力のある魔法攻撃だったとしても、これだけの隙があるのに追撃が来ないのはなぜなのか。
「……何、これ」
「むぅ……何と強固な。これがあの御方の守護という事か」
何とか前を見ると、藍色のシールドが展開されていた。その向こう側ではゾンビたちが蠢き、ひしめき合っている。誰かが守ってくれている。馬鹿な、誰がいる。助けてくれる人なんて誰もいないはずなのに。
「……あぁ、そうか。お守り」
リリスから贈られたお守り。四大将軍の証が胸元で藍色の光を発していたのだ。
その効果は知っていた。本人から聞いて、実際に体験した人の話も聞いて。知っていたのに全くあてにしていなかった。だから知らない。どのくらいの間、どれ程の攻撃までなら耐えられるのか。わからないけど、立ち上がるまでの間でいいからもってくれと願う。
「……負けられるか」
仲良くしてくれる人もいた。親身になってくれる上司もいた。今だって、こんなにも凄い人に助けられた。でも全てを切り捨てて、アデルを見失わないように努めてきているのだ。みんなの思いを踏みにじったのだから、なおのこと、負けてなんていられない。
集中しろ。渾身の力をこめろ。こんなところで寝ている暇なんて無いんだ。見ろ、よく見ろ。アデルはこんなにも近くにいるんだ。
「……こんな簡単なことでつまずいちゃうのか、私」
また倒れてしまう。当り前だ。体はほぼ死んでいるも同然なのだから。ここで終わり。この思いはここで終わりなのだ。
いや、まだだ。何のために戦ってきたのか、その答えは凄く簡単。アデル。アデルの笑顔を守って、そして夢を叶えるためのお手伝い。たったそれだけ。それ以外なんて何もない。なら、もっとだ。もっと迷いを断ち切れる。
「やれるか、じゃない。立てるか、なんて言うな。絶対に乗り越えるんだ。これを超えた先に、私の目指す未来があるんだから……っ!」
噛み締めろ、唇を。噛み切ったって構わない。力を込めろ、この膝に。2度と立てなくなっても気にするものか。そうだ、捨てろ。全てを捨てろ。今を越えられるなら、明日に繋がらなくてもいい。この命すら惜しくはない。
「……待たせたね」
立った。もはや立ちはだかるゾンビと遜色ない程にボロボロだろう。でも立った。風の槍を握り、しっかりと低く構えを取る。まだ戦う意思は尽きていない。
「嫌な世界だよね……」
これは涙なのか、血なのか、はたまた血の涙か。すくい取ってみると、頬を赤い雫が伝い落ちている。
いつもそうだった。どんな綺麗事を並べる人も、大そうな理想を語る人も、結局、肝心な時には誰も助けてはくれない。生きたいのなら、自分で何とかするしかない。生まれた時からそうだった。ずっと、ずっとそうだった。
今だってそうだ。これだけの力を持つリリスですら助けてはくれない。ただ守ってくれただけ。でも文句を言う筋合いはない。なぜなら、この世は弱肉強食だ。弱い者は食い物にされる。生き残るためには強くなければならない。それの何がいけないのか。駄目なことはない。それは自然の摂理。生きている以上、絶対に逃れられない絶対的な法則。だから誰も恨めない。憎めない。
「でも……生きたいよね。弱くたって、生きたいよ」
そんな悲しいことばかりの世界でも、弱くて、何の価値も無くて、今日を生き延びるのもやっとだったのに自分は生きている。なぜか。答えは決まっている。優しさという名の不条理によって救われたのだ。それならば今また、もう一度くらい、不条理なことが起こって何が悪い。
「だから……1人くらい、いてもいいじゃない。生きていいよって言ってくれる人がさ。あの日、私にそう言ってくれたみたいに」
だが、現実は非情なものだ。そうして覚悟を決めている内にも意識は途切れてしまいそうになる。余り感極まっている暇は無い。さっさとケリを付けなければ無駄死に。アデルの幸せを勝ち取る戦いに敗れてしまうから。
「いくよ……アデル……っ!」
藍色のシールドを解除。ゾンビの群れが雪崩れ込む。でも関係ない。狙うはただひとつ。アデル。そこを目指して突貫――
「……その覚悟、見届けました」
――だけど、風の槍はぴくりとも動かなくなった。見えたのは手。もう大丈夫。まるでそう言うように、しっかりと握り締められた手。そして、両翼が腰から生えた甲冑の後ろ姿だった。
「――え?」
現実は非情だ。目の前に広がった光景を目の当りにした瞬間、まずそう思い絶望する。迫って来る。紫色の光が、ゾンビたちを灰燼に帰しながら、無情に、着々と、轟々と。
逃げる。間に合わない。防ぐか。あれは防げるレベルではない。対処方法を検討すればするほどに絶望は強まっていき、仕方なく風の槍7本全てで防御する。結果は火を見るよりも明らかだ。ほんの1秒すらもたなくて、槍は触れたところから消滅。そのまま飲み込まれた。
「う……ぐ……っ」
全身に衝撃が走ったらしい。らしいというのは、一瞬、意識を失い欠けたからだと思う。それでも意識は何とか繋いだ。でも力は失ってしまったらしい。手足があるのか無いのかわからず、首を捻って自分の体を見ると、幸いなことに四肢はまだある。だがあちこちから止めどなく血が流れ出ている。助からない。どう楽観的に見ても助からない。それくらいの出血量である。
「……寝惚けるな、私」
助からない、だと。ようやくここまで来たんじゃないか。思い出せ。この日のために、アデルのために、どれだけ厳しく生きてきたのか。どれだけ死線を潜り抜けて来たのか。さぁ、力を込めろ。グッと、足に、腕に、渾身の力を。そうすれば、ほら、
「……あれ」
体が浮いてくれたと思ったのに、気が付くと顔が冷たかった。目の前は土。あぁ、そうかと理解する。倒れたのだ。立ち上がることができずに屈したのだ。アデルを前にしているのに。せっかく生き延びたのに。
「……そういえば、どうして」
まだ生きているのだろう。風の槍は一瞬で消滅させられて、他に防御手段なんて持っていないのに、どうして生きているのだろう。あの魔法は、人命までは奪わないとでもいうのか。馬鹿な。逆にそんな小細工をする必要がどこにある。それに、仮に奇特な特殊能力のある魔法攻撃だったとしても、これだけの隙があるのに追撃が来ないのはなぜなのか。
「……何、これ」
「むぅ……何と強固な。これがあの御方の守護という事か」
何とか前を見ると、藍色のシールドが展開されていた。その向こう側ではゾンビたちが蠢き、ひしめき合っている。誰かが守ってくれている。馬鹿な、誰がいる。助けてくれる人なんて誰もいないはずなのに。
「……あぁ、そうか。お守り」
リリスから贈られたお守り。四大将軍の証が胸元で藍色の光を発していたのだ。
その効果は知っていた。本人から聞いて、実際に体験した人の話も聞いて。知っていたのに全くあてにしていなかった。だから知らない。どのくらいの間、どれ程の攻撃までなら耐えられるのか。わからないけど、立ち上がるまでの間でいいからもってくれと願う。
「……負けられるか」
仲良くしてくれる人もいた。親身になってくれる上司もいた。今だって、こんなにも凄い人に助けられた。でも全てを切り捨てて、アデルを見失わないように努めてきているのだ。みんなの思いを踏みにじったのだから、なおのこと、負けてなんていられない。
集中しろ。渾身の力をこめろ。こんなところで寝ている暇なんて無いんだ。見ろ、よく見ろ。アデルはこんなにも近くにいるんだ。
「……こんな簡単なことでつまずいちゃうのか、私」
また倒れてしまう。当り前だ。体はほぼ死んでいるも同然なのだから。ここで終わり。この思いはここで終わりなのだ。
いや、まだだ。何のために戦ってきたのか、その答えは凄く簡単。アデル。アデルの笑顔を守って、そして夢を叶えるためのお手伝い。たったそれだけ。それ以外なんて何もない。なら、もっとだ。もっと迷いを断ち切れる。
「やれるか、じゃない。立てるか、なんて言うな。絶対に乗り越えるんだ。これを超えた先に、私の目指す未来があるんだから……っ!」
噛み締めろ、唇を。噛み切ったって構わない。力を込めろ、この膝に。2度と立てなくなっても気にするものか。そうだ、捨てろ。全てを捨てろ。今を越えられるなら、明日に繋がらなくてもいい。この命すら惜しくはない。
「……待たせたね」
立った。もはや立ちはだかるゾンビと遜色ない程にボロボロだろう。でも立った。風の槍を握り、しっかりと低く構えを取る。まだ戦う意思は尽きていない。
「嫌な世界だよね……」
これは涙なのか、血なのか、はたまた血の涙か。すくい取ってみると、頬を赤い雫が伝い落ちている。
いつもそうだった。どんな綺麗事を並べる人も、大そうな理想を語る人も、結局、肝心な時には誰も助けてはくれない。生きたいのなら、自分で何とかするしかない。生まれた時からそうだった。ずっと、ずっとそうだった。
今だってそうだ。これだけの力を持つリリスですら助けてはくれない。ただ守ってくれただけ。でも文句を言う筋合いはない。なぜなら、この世は弱肉強食だ。弱い者は食い物にされる。生き残るためには強くなければならない。それの何がいけないのか。駄目なことはない。それは自然の摂理。生きている以上、絶対に逃れられない絶対的な法則。だから誰も恨めない。憎めない。
「でも……生きたいよね。弱くたって、生きたいよ」
そんな悲しいことばかりの世界でも、弱くて、何の価値も無くて、今日を生き延びるのもやっとだったのに自分は生きている。なぜか。答えは決まっている。優しさという名の不条理によって救われたのだ。それならば今また、もう一度くらい、不条理なことが起こって何が悪い。
「だから……1人くらい、いてもいいじゃない。生きていいよって言ってくれる人がさ。あの日、私にそう言ってくれたみたいに」
だが、現実は非情なものだ。そうして覚悟を決めている内にも意識は途切れてしまいそうになる。余り感極まっている暇は無い。さっさとケリを付けなければ無駄死に。アデルの幸せを勝ち取る戦いに敗れてしまうから。
「いくよ……アデル……っ!」
藍色のシールドを解除。ゾンビの群れが雪崩れ込む。でも関係ない。狙うはただひとつ。アデル。そこを目指して突貫――
「……その覚悟、見届けました」
――だけど、風の槍はぴくりとも動かなくなった。見えたのは手。もう大丈夫。まるでそう言うように、しっかりと握り締められた手。そして、両翼が腰から生えた甲冑の後ろ姿だった。
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