スルドの声(共鳴2) terceira esperança

桜のはなびら

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クラスの出し物

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(柳沢 望)

 なるほど、なるほど。
 こうやって行けば方向性は絞っていける。でも、全要素を満たしてさえいればおおよそクラスの総意を得つつ、アイデアは限定されず自由な発想で創ることができる。それなら、わたしが個人的にやりたかったことも組み込めるかもしれない。
 
 アイデアの中では、コンセプトカフェ系が多い。ただ、ありきたりを避ける傾向があるため、コンセプトがピーキーだ。裏を返せば、ソフト面に独自性があれば、ハード面はカフェというありきたりなモノでも良いということでもある。
 ハード面で独自性があって、現実的に実現できそうなものとしては『クラブ』があった。店舗としてはむしろコンセプトカフェよりもメジャーかもしれない業態も、学戦際の出し物としてはちょっと珍しいかもしれない。
 
『音楽』や『ダンス』を取り入れることに賛成は半分強。どうしても嫌という人は無し。
 ジャンルへのこだわりは結構バラバラ。逆に自分たちが『楽し』めて、観客も『楽しい』なら、特にこだわらないという人は多数。『おしゃれさ』重視の層も一定数。
 結構みんな、何をするかという『手段』よりも、それによって何が得られるかという『目的』を重視している。つまり、成果は問うているが、成果になるなら個の好みにはさほどこだわらないという、組織としてはとても優秀でまとまりやすい性質を持っていた。
 
「みんなのやりたいこと、っていうより、考え方をまとめてひとつの案を作りたいと思う。全部ごちゃまぜーとかでもなくて、『他がやっていない』『クラスもお客さんも楽しめる』『おしゃれ』なものを創るって考え方で……ラテンミュージックのクラブみたいな感じだとどうかな?」
 
 ラテンミュージックはおしゃれだと思う。
 クラブなら盛り上がれる。
 当然ながらお酒は出さないけれど、ドリンクや軽食を出して、踊らない人も音楽を楽しみながら飲食できる。出店側となるクラスの方も、音楽やダンスが好きな人はそちら側のスタッフ、時に演者となり、興味が薄かったり苦手だったりする人は飲食系のスタッフに。もちろんその他運営や準備に関わるクリエイティブ担当も必要だ。多くの人、あらゆる職能を持つ人に、活躍の場がある。
 
 そして、ラテン音楽なら、サンバをぶち込める。
 ラテンミュージックというジャンルにはいくつか定義がある。割とよく使われる定義では、南米の中でスペイン語圏国のものとされている場合があった。
 南米の各国はほとんどがスペイン語を公用語としているが、ブラジルはポルトガル語が公用語だ。その定義に当てはめるとサンバやボサノヴァはラテンミュージックのジャンルから外れてしまうが、今回は、南米全域の音楽がラテンミュージックという定義で設定させてもらう。
 
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