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それならば
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月初の忙しいときにお使いなんてついていない、などと考えていましたが、まさかこんな奇跡に巡り会えるとは思ってもみませんでした。お店は混雑していて、店員さんも疲れた表情をしていますが、そんな些細なことは全く気になりません。
「私はマグロの煮付け定食で、二人は?」
私の目の前では、お品書きを手にした月見野様が微笑んでいらっしゃるのですから。今日ばかりは、烏ノ森マネージャーに感謝しないといけませんね。
「俺は鶏モモ焼き定食で」
「私は煮豆腐定食を」
注文を取った店員さんは軽く頭を下げて、厨房の方へ去って行きました。
あいにく二人きりではなく、昨日会社にいらっしゃったもう一人の方も一緒ですが、それでも構いません。二人きりで会話に詰まってしまうよりは、月見野様のご負担にならないでしょうしね。
でも、困りました。早速、緊張のあまり何をお話しすれば良いか分からなくなってしまいました……そうだ、昨日の来客対応で取り乱してしまったことを謝らないと。
「……昨日はお見苦しいところをお見せしてしまい、まことに申し訳ございませんでした」
ただでさえ烏ノ森マネージャーとの打ち合わせという神経を使うお仕事でいらっしゃったのに、余計なことでお気を使わせてしまったことを思い出すと、下げた頭を上げるのがとても心苦しいです。でも月見野様は優しいお方ですから、頭を下げたままというのもご迷惑になってしまいそうですね。
恐る恐る頭を上げてみると、月見野様は焦った表情をなさりながらしきりに手を横に振っていました。
「いやいやいや!そんなこと無いですよ!ね、葉河瀨部長?」
「そうですね。場合によっては社名を名乗っただけで鼻で笑われるなんてこともあるんで、それに比べれば大したことないですよ」
もう一人の方があくび混じりにそう言うと、月見野様の表情に苦笑いが浮かびました。
それに比べればたいしたことない、ということは、比べなければ大したこと有るということなのでしょうか……?
「それよりも、お体の方は大丈夫ですか?今年は急に寒くなりましたし、風邪もはやり始めたみたいですから」
くだらないことを考えていると、月見野様が慌てながら話題を変えて下さいました。いけません、沈んだ表情をしてしまったみたいですね。
「はい、おかげさまで」
笑顔で答えると、もう一人の方がしげしげとこちらの顔をのぞき込んでいるのに気がつきました。
「あの……何か?」
「慢性的な寝不足みたいですね。考えても仕方ないことで悩むくらいなら、早く寝た方が良いですよ」
……この方は、先ほどからなんなのでしょうか?
先ほど荷物も持っていただきましたし、こちらに悪意があるような印象は受けませんが……
「そうですね。なるべく、そうするようにいたします」
月見野様の前でもめ事を起こしたくはないので笑顔で答えると、もう一人の方はまた小さくあくびをしました。
「なるべくじゃなくて、今日からでもそうした方がいいですよ。寝不足になるとろくなこと無いですから」
人のことを言えない位に、この方も寝不足のような気がするのですが……
「あはは、まあお仕事も忙しそうですし、中々難しいですよね。烏ノ森マネージャーとは、上手くいっていますか?」
いけません、不服そうな顔をしてしまったみたいですね。またしても月見野様が苦笑混じりに話題を変えて下さいました……ここは、笑顔で答えないといけません。でも……
「……一条さん?」
無意識にうつむいてしまったらしく、もう一人の方の呼びかけに顔を上げると月見野様が心配そうな表情を浮かべていらっしゃいました。
「あ、すみません。私なりには頑張っているつもりなのですが、まだまだ至らない点も多いので、烏ノ森にはいつも叱られてしまっています」
なんとか笑顔でこたえると、月見野様も困ったような笑顔を浮かべました。
「ああ、彼女は完璧主義なところがありますからね……でも、あまり思い詰めない方がいいですよ。僕だって今日、部下に叱られたばかりですし」
「え……月見野様が叱られるなんてことがあるのですか?」
意外な言葉に驚いていると、月見野様は苦笑しながら頬を掻いて答えました。
「そんな、僕なんて叱られてばかりですよ。今日は他の部下がお客様のところに忘れ物をしてしまって、二人とも日々の注意がたりない、と一緒になって叱られてきましたし」
「そんなの、忘れ物をした方のとばっちりではないのでしょうか?」
そう尋ねると月見野様は、でも僕もウッカリしてるところがあるから、と苦笑まじりに答えました。
ご自分の不注意で月見野様まで巻き込むなんて、許せることではありません。などと憤慨しても、私にできることなんて無いのかもしれませんが……いえ、そんなこともないかもしれません。
「その忘れ物をされたという方は、なんとおっしゃる方なのですか?」
「え?早川という者ですが……以前は御社に伺っておりましたので、一条さんもご存じかもしれませんね」
早川さん……お名前はお聞きしたことがあったような、お名刺も確か頂戴していたはず。でも、月見野様以外の方はあまり記憶に残っていないので、少し確認しないといけないですね。
「一条さん?どうされましたか?」
記憶を掘り起こしていると、またしても月見野様に心配そうな表情をさせてしまいました。
「あ、すみません。お目にかかっていたかどうか、ちょっと思い出していました」
私がこたえると月見野様は、そうですか、といいながら穏やかな表情で微笑みました。
……私なんかにもこのような笑顔を向けて下さる方の力に、少しでもならなくてはいけませんね。
幸運な昼食を終えて社に戻ると、烏ノ森マネージャーに帰社予定の時間から五分も遅れているとの小言を受け、お使いについては特に感謝もされずに通常の業務に戻りました。別に、いつものことですので気にしないことにしましょう。それよりも、今日は帰ってしなくてはいけないことがあるので、仕事を早めに終わらせなくては。
「お疲れ様です。一条先輩。外出は楽しかったですか?」
溜息を吐きながら席に着くと、隣の席に座る後輩、垂野君、がニヤつきながら話しかけてきました。
「お疲れ様です。特に問題なく終わりましたよ」
「そうなんですか。でも、良いですよね、業務時間中に繁華街にお買い物に行けるんですから。僕も先輩の担当業務の方やりたかったですよ」
……こちらの苦労も知らないで何を言うか、とは思いましたが反論するのは辞めておきましょう。垂野君は新入社員ですが、低めの身長に睫毛の長い大きな目と舌足らずな高い声という特徴からか、烏ノ森マネージャーのお気に入りみたいですからね。ヘソを曲げられるようなことがあれば、烏野森マネージャーにまたヒステリックに叱られてしまいます。ひとまず適当な返事をして、先月分の経理、労務に関する資料をまとめることに専念しましょう。
烏ノ森マネージャーの小言や、垂野君の嫌味をかわしながら何とか業務をこなして家に着きました。今日はまだ日付も変わっていませんし、早めに準備をしなくては。
藁と釘とロウソクは鏡台にしまってありましたし、金輪はキッチンのシンクの下にしまっておいたはず。一本歯の高下駄は、確か靴箱にありましたね。あとは……
鞄から手帳を取り出すと、探していた名刺がしっかりと挟まっていました。
株式会社おみせやさん
営業部第三課主任
早川 健
月見野様が仰っていた方は、こちらの方で間違いないはずです。
以前弊社にお越しいただいた時の印象だと、ハツラツとした方だった気がします。そう言った方ですと、月見野様もお叱りになるのが心苦しいでしょう。
それならば、私が代わりに。
何の捻りもない丑の刻参りですが、少し痛い目に合わせるくらいならばできるはずです。
シャワーを浴び着替えを済ませ、藁を編む作業に入ります。幼い頃はうまく編めずに家族に手伝ってもらうこともありましたが、今ではそれほど苦戦せずに編めるようになりました。世間一般の皆様に比べたら、まだまだなのかもしれませんが……でも、そんな事を気にしている場合ではありませんね。こういったことは、気持ちが大事ですから。
気持ちを込めているうちに、藁人形も出来上がりました。あとは金輪にロウソクをつけて、鏡を首からさげて……いけない、咥えるための櫛を出して来るのを忘れていました。幼い頃もよく忘れて、母に叱られていましたっけ……
昔を懐かしみながら身支度を終えて外に出ると、蛍光灯が切れかかった街灯が見えるばかりで人影はありません。
良かった。少しでも人の気配があるようなら諦めるしかないと思っていましたが、これなら大丈夫そうです。さあ、近くの神社まで参ることにいたしましょう。
神社への道中何気なく空を見上げると、星の数がいつもより多いことに気がつきました。そういえば、今夜は新月だったのですね……丑の刻参りを始めるにはちょうど良い日です。あまりの幸先の良さに気分良く下駄を鳴らしているうちに、目的の神社まで着きました。境内に、私以外の気配は無いようです。他の方に遭遇する前に、社の裏側へ行かなくては。
杉の木が生い茂る社の裏側にたどり着き、ねんのため辺りを見回しました。しかし、他の方の姿はおろか、藁人形さえ見当たりません。
神主さんが常在している神社ではないため、人気のスポットだと思ったのですが、以外にも穴場のようですね。
軽い感動を覚えながら、藁人形に名刺を添えて釘を打つ位置を定めます。心臓は流石にやり過ぎでしょうから、右肩あたりにしましょう。
狙いを定めて釘を打ち込むと、鈍い音とともに釘が生木にめり込む手応えを感じました。これなら外れる心配はないでしょうね。さあ、後は家に帰って眠りましょう。今日はなんだか、ぐっすりと眠れそうです。
そんなことを考えながら足取り軽く家に帰って来ましたが、下駄を脱ぐと親指と人差し指の間が赤くなっていることにきがつきました。久しぶり履いたので、鼻緒が当たっていた部分が擦れてしまったみたいですね……
でも、これくらいの痛み、大したことではありません。月見野様のお役に立てたのかもしれないのですから……
「私はマグロの煮付け定食で、二人は?」
私の目の前では、お品書きを手にした月見野様が微笑んでいらっしゃるのですから。今日ばかりは、烏ノ森マネージャーに感謝しないといけませんね。
「俺は鶏モモ焼き定食で」
「私は煮豆腐定食を」
注文を取った店員さんは軽く頭を下げて、厨房の方へ去って行きました。
あいにく二人きりではなく、昨日会社にいらっしゃったもう一人の方も一緒ですが、それでも構いません。二人きりで会話に詰まってしまうよりは、月見野様のご負担にならないでしょうしね。
でも、困りました。早速、緊張のあまり何をお話しすれば良いか分からなくなってしまいました……そうだ、昨日の来客対応で取り乱してしまったことを謝らないと。
「……昨日はお見苦しいところをお見せしてしまい、まことに申し訳ございませんでした」
ただでさえ烏ノ森マネージャーとの打ち合わせという神経を使うお仕事でいらっしゃったのに、余計なことでお気を使わせてしまったことを思い出すと、下げた頭を上げるのがとても心苦しいです。でも月見野様は優しいお方ですから、頭を下げたままというのもご迷惑になってしまいそうですね。
恐る恐る頭を上げてみると、月見野様は焦った表情をなさりながらしきりに手を横に振っていました。
「いやいやいや!そんなこと無いですよ!ね、葉河瀨部長?」
「そうですね。場合によっては社名を名乗っただけで鼻で笑われるなんてこともあるんで、それに比べれば大したことないですよ」
もう一人の方があくび混じりにそう言うと、月見野様の表情に苦笑いが浮かびました。
それに比べればたいしたことない、ということは、比べなければ大したこと有るということなのでしょうか……?
「それよりも、お体の方は大丈夫ですか?今年は急に寒くなりましたし、風邪もはやり始めたみたいですから」
くだらないことを考えていると、月見野様が慌てながら話題を変えて下さいました。いけません、沈んだ表情をしてしまったみたいですね。
「はい、おかげさまで」
笑顔で答えると、もう一人の方がしげしげとこちらの顔をのぞき込んでいるのに気がつきました。
「あの……何か?」
「慢性的な寝不足みたいですね。考えても仕方ないことで悩むくらいなら、早く寝た方が良いですよ」
……この方は、先ほどからなんなのでしょうか?
先ほど荷物も持っていただきましたし、こちらに悪意があるような印象は受けませんが……
「そうですね。なるべく、そうするようにいたします」
月見野様の前でもめ事を起こしたくはないので笑顔で答えると、もう一人の方はまた小さくあくびをしました。
「なるべくじゃなくて、今日からでもそうした方がいいですよ。寝不足になるとろくなこと無いですから」
人のことを言えない位に、この方も寝不足のような気がするのですが……
「あはは、まあお仕事も忙しそうですし、中々難しいですよね。烏ノ森マネージャーとは、上手くいっていますか?」
いけません、不服そうな顔をしてしまったみたいですね。またしても月見野様が苦笑混じりに話題を変えて下さいました……ここは、笑顔で答えないといけません。でも……
「……一条さん?」
無意識にうつむいてしまったらしく、もう一人の方の呼びかけに顔を上げると月見野様が心配そうな表情を浮かべていらっしゃいました。
「あ、すみません。私なりには頑張っているつもりなのですが、まだまだ至らない点も多いので、烏ノ森にはいつも叱られてしまっています」
なんとか笑顔でこたえると、月見野様も困ったような笑顔を浮かべました。
「ああ、彼女は完璧主義なところがありますからね……でも、あまり思い詰めない方がいいですよ。僕だって今日、部下に叱られたばかりですし」
「え……月見野様が叱られるなんてことがあるのですか?」
意外な言葉に驚いていると、月見野様は苦笑しながら頬を掻いて答えました。
「そんな、僕なんて叱られてばかりですよ。今日は他の部下がお客様のところに忘れ物をしてしまって、二人とも日々の注意がたりない、と一緒になって叱られてきましたし」
「そんなの、忘れ物をした方のとばっちりではないのでしょうか?」
そう尋ねると月見野様は、でも僕もウッカリしてるところがあるから、と苦笑まじりに答えました。
ご自分の不注意で月見野様まで巻き込むなんて、許せることではありません。などと憤慨しても、私にできることなんて無いのかもしれませんが……いえ、そんなこともないかもしれません。
「その忘れ物をされたという方は、なんとおっしゃる方なのですか?」
「え?早川という者ですが……以前は御社に伺っておりましたので、一条さんもご存じかもしれませんね」
早川さん……お名前はお聞きしたことがあったような、お名刺も確か頂戴していたはず。でも、月見野様以外の方はあまり記憶に残っていないので、少し確認しないといけないですね。
「一条さん?どうされましたか?」
記憶を掘り起こしていると、またしても月見野様に心配そうな表情をさせてしまいました。
「あ、すみません。お目にかかっていたかどうか、ちょっと思い出していました」
私がこたえると月見野様は、そうですか、といいながら穏やかな表情で微笑みました。
……私なんかにもこのような笑顔を向けて下さる方の力に、少しでもならなくてはいけませんね。
幸運な昼食を終えて社に戻ると、烏ノ森マネージャーに帰社予定の時間から五分も遅れているとの小言を受け、お使いについては特に感謝もされずに通常の業務に戻りました。別に、いつものことですので気にしないことにしましょう。それよりも、今日は帰ってしなくてはいけないことがあるので、仕事を早めに終わらせなくては。
「お疲れ様です。一条先輩。外出は楽しかったですか?」
溜息を吐きながら席に着くと、隣の席に座る後輩、垂野君、がニヤつきながら話しかけてきました。
「お疲れ様です。特に問題なく終わりましたよ」
「そうなんですか。でも、良いですよね、業務時間中に繁華街にお買い物に行けるんですから。僕も先輩の担当業務の方やりたかったですよ」
……こちらの苦労も知らないで何を言うか、とは思いましたが反論するのは辞めておきましょう。垂野君は新入社員ですが、低めの身長に睫毛の長い大きな目と舌足らずな高い声という特徴からか、烏ノ森マネージャーのお気に入りみたいですからね。ヘソを曲げられるようなことがあれば、烏野森マネージャーにまたヒステリックに叱られてしまいます。ひとまず適当な返事をして、先月分の経理、労務に関する資料をまとめることに専念しましょう。
烏ノ森マネージャーの小言や、垂野君の嫌味をかわしながら何とか業務をこなして家に着きました。今日はまだ日付も変わっていませんし、早めに準備をしなくては。
藁と釘とロウソクは鏡台にしまってありましたし、金輪はキッチンのシンクの下にしまっておいたはず。一本歯の高下駄は、確か靴箱にありましたね。あとは……
鞄から手帳を取り出すと、探していた名刺がしっかりと挟まっていました。
株式会社おみせやさん
営業部第三課主任
早川 健
月見野様が仰っていた方は、こちらの方で間違いないはずです。
以前弊社にお越しいただいた時の印象だと、ハツラツとした方だった気がします。そう言った方ですと、月見野様もお叱りになるのが心苦しいでしょう。
それならば、私が代わりに。
何の捻りもない丑の刻参りですが、少し痛い目に合わせるくらいならばできるはずです。
シャワーを浴び着替えを済ませ、藁を編む作業に入ります。幼い頃はうまく編めずに家族に手伝ってもらうこともありましたが、今ではそれほど苦戦せずに編めるようになりました。世間一般の皆様に比べたら、まだまだなのかもしれませんが……でも、そんな事を気にしている場合ではありませんね。こういったことは、気持ちが大事ですから。
気持ちを込めているうちに、藁人形も出来上がりました。あとは金輪にロウソクをつけて、鏡を首からさげて……いけない、咥えるための櫛を出して来るのを忘れていました。幼い頃もよく忘れて、母に叱られていましたっけ……
昔を懐かしみながら身支度を終えて外に出ると、蛍光灯が切れかかった街灯が見えるばかりで人影はありません。
良かった。少しでも人の気配があるようなら諦めるしかないと思っていましたが、これなら大丈夫そうです。さあ、近くの神社まで参ることにいたしましょう。
神社への道中何気なく空を見上げると、星の数がいつもより多いことに気がつきました。そういえば、今夜は新月だったのですね……丑の刻参りを始めるにはちょうど良い日です。あまりの幸先の良さに気分良く下駄を鳴らしているうちに、目的の神社まで着きました。境内に、私以外の気配は無いようです。他の方に遭遇する前に、社の裏側へ行かなくては。
杉の木が生い茂る社の裏側にたどり着き、ねんのため辺りを見回しました。しかし、他の方の姿はおろか、藁人形さえ見当たりません。
神主さんが常在している神社ではないため、人気のスポットだと思ったのですが、以外にも穴場のようですね。
軽い感動を覚えながら、藁人形に名刺を添えて釘を打つ位置を定めます。心臓は流石にやり過ぎでしょうから、右肩あたりにしましょう。
狙いを定めて釘を打ち込むと、鈍い音とともに釘が生木にめり込む手応えを感じました。これなら外れる心配はないでしょうね。さあ、後は家に帰って眠りましょう。今日はなんだか、ぐっすりと眠れそうです。
そんなことを考えながら足取り軽く家に帰って来ましたが、下駄を脱ぐと親指と人差し指の間が赤くなっていることにきがつきました。久しぶり履いたので、鼻緒が当たっていた部分が擦れてしまったみたいですね……
でも、これくらいの痛み、大したことではありません。月見野様のお役に立てたのかもしれないのですから……
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