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第3章
11. 諦めの悪い親子
しおりを挟む「な、な、何の話ですの!?」
殿下の発言に、ミレーナ嬢は明らかに顔色を悪くして動揺していた。
「ほう? ここまで来てまだしらばっくれるのか?」
「しらばっくれるも何もわたくしは……わたくしには知らない話ですもの」
「スフィアを婚約発表の場に行かせない事で、恥をかかせたかったか? もしくは、スフィアが俺の妃に相応しくない理由にでもして婚約者の座から引きずり降ろし、あわよくば自分がその座に収まろうとでも思ったか?」
「…………っ!」
反論出来ないミレーナ嬢は、顔に「その通りです」と書いてあるようだった。
「王族に対して無礼を働いた者がどうなるかは、もちろん分かっているな?」
殿下の怒りは留まる事を知らないらしい。顔も声も全てが怖い……本気で怒っている。
「ス、スフィア様は王族ではありません……!」
「まだ、な。でも俺の正式な婚約者と発表された。王族と同等の存在となっている」
殿下は、私の腰に回していた腕にさらに強く力を込めて、グッと私を自分の元へ引き寄せる。
一方のミレーナ嬢は顔から色という色が抜け落ちたような状態だった。
「そんな、わたくしは何もしていません、証拠はあるのですか?」
「……スフィア本人の証言があるが、君の事だ。どうせスフィアに罪をなすりつけられただけ! だとでも言い出すのだろう。だから別の証人を呼ばせてもらう。ーーーー前に出ろ! ハリーア男爵令嬢」
「! ……は、はい…………」
突然殿下に呼ばれて、前に進み出てきたのは、まぎれもなくあの時、私を広間の外に誘い出した令嬢……シリカ・ハリーア男爵令嬢だった。
「シリカ様……?」
「……シリカ!!」
私とミレーナ嬢の声が重なった。
「急な指名で驚かせたと思うが、君にしか出来ない証言があるはずなんだ」
「……っ!」
殿下は含みを持たせてそう言った。
シリカ様の顔色はとても悪い。あの最後に見えた時と変わらないほどに。
それでも、彼女はどうにか口を開いた。
「……私が、私がミレーナ様に脅されて、スフィア様を呼び出しました!!」
「なっ! シリカ!!」
「スフィア様……本当に本当に申し訳ございませんでした……私、私は……」
シリカ様はその場で泣き崩れながら謝罪してくる。
「……今、脅されてたって言ってました?」
私は殿下に小声で尋ねる。
「ハリーア男爵家はシーギス侯爵家から借金をしていたらしい」
「そういうこと……」
はぁ、と私はため息をつく。
そして、ミレーナ嬢と向き合う。
「ミレーナ様。これ以上はやめましょう? 見苦しくなるだけだわ。あなたはもうこれ以上言い逃れは出来ない」
「な、何をっ!」
「あなたは私に言ったわ。自分はフリード殿下の妃になる為の努力をずっとして来た、と。ねぇ、その努力がこれなの? あなたの言動と行動は本当にフリード殿下の妃として相応しいものだと胸を張って言えるの?」
「……っ!」
ミレーナ嬢が膝から崩れ落ちてその場に蹲る。もう反論する気力もないようだ。
これで終わるかな? そう思ったけれど、そんなミレーナ嬢に声をかける人がいた。
「ミレーナ! 何をやっている? お前はこのままでいいのか!?」
「お父様……」
ミレーナ嬢の父であるシーギス侯爵だ。
「お前はフリード殿下の妃になりたいのだろう? こんな小娘に言い負かされてどうするんだ!?」
……小娘って。何か腹立つ物言いね。
「随分な言い様だな? シーギス侯爵」
殿下がひどく冷たい声で侯爵を咎めた。
「これはこれは殿下。先程から、さも我が娘を悪人のように言ってますが、殿下の勘違いだと思われるんですがね? 殿下は、ランバルド公爵令嬢に騙されてるんですよ! 悪人はランバルド公爵令嬢の方ですとも!」
「まだ、言うか……」
「再三、申し上げてきたではありませんか! ランバルド公爵令嬢はー……」
「スフィア様じゃありません!」
「そんな事する人じゃありません!!」
「絶対に違います!」
侯爵の言葉を遮って、会場のあちこちからそんな声があがった。
その声につられてなのか賛同の声も多く聞こえてくる。
「…………」
私が言葉を発せずに呆然としていると、殿下が優しく声をかけてきた。
「言った通りだったな」
「えっ?」
「言っただろ?『スフィアは、こんなくだらない噂などさっさと吹き飛ばせるくらい魅力的な女性だ』って。皆、ちゃんとフィーの本質を見てくれていた証拠だな」
「………………」
ジワジワと心の奥が満たされていくような、不思議な感覚だった。
ここしばらくの間、ずっと悪意のある目で見られて来たから信じられない気持ちもある。
「わ、私は認めんぞ!」
シーギス侯爵はそれでも最後まで諦めないらしい。
「……ならば侯爵。どうしても矛盾していて分からない事があってな。1つお前に説明を求めたい事があるんだが?」
再び、冷ややかな声色で殿下が問いかける。
「……何でしょう?」
「お前がニコラスの事件に関わっていた件だ」
「…………!?」
シーギス侯爵が、ほんの一瞬狼狽えたのが分かった。
しかし、さすがというべきか。すぐに元の態度に戻っていた。
「何の事かわかりかねます、殿下。何故、私がニコラス様の謀反に手を貸したなどと仰るのか」
「すでにこの件では三家を処分済みだが、新たにシーギス侯爵家の関与が疑われる情報があってな」
「なっ!」
シーギス侯爵の顔色が変わった。
「娘を俺の妃にしようと発言しているくせに、俺の暗殺計画に携わっていたのはどういう事なんだ?」
「な、違っ……私は……」
「えっ、お、お父様……? どういう事ですの……?」
ミレーナ嬢が真っ青な顔で狼狽えている。
どうやら、彼女は父親の計画を知らなかったらしい。
……知ってたらこんな私を陥れてる場合じゃないわよね。
私を蹴落として手に入れたい人が暗殺されそうだったんだから。
「娘の望みに協力している振りをしながら、裏ではコソコソと自分が権力を握る算段をつけていたわけか? ニコラスを傀儡の王にして、な」
「…………っ」
「だが、ニコラスは失敗した。だから、仕方なく娘の願ったとおり、自分の娘を俺の妃に据えてあわよくば横から権力を振るう方向に変えてきたか?」
「な、何の証拠があってそんな事を言っているのです!」
シーギス侯爵はここまで来ても反論をした。
「お前が関与している証拠の情報元は、かのセレン元男爵令嬢から押収した物からだが?」
「そ、そんな物、存在するはずが……!」
「存在したから話をしている。その情報を元に色々と調べさせて貰ったよ、シーギス侯爵」
「そ……そんなはず……あの令嬢は絶対誰にも読めないから大丈夫……と言っていた」
シーギス侯爵は信じられないという顔をしている。
「……シーギス侯爵。お前の誤算は、あの言語を解読出来るのがセレン元男爵令嬢だけだと思い込んでいた事だな」
殿下の言葉にシーギス侯爵が、目をまん丸にして驚いてる。
「なっ……!? 他にもあの言語を知ってる者が……? それは一体…… はっ!」
──誰が?
と、問おうとしたのだろう。けれど、話の流れから思い当たったらしい。侯爵と私の目が合った。
「……ランバルド公爵令嬢……そなたか!!」
「…………!」
「あんな訳の分からない文字で書かれたものを解読出来るだと!? 何故だ! ランバルド公爵令嬢!! 何故、いつも私の邪魔をするのだ!!」
いや。あなたの娘も読めますよ──……そう言ってやりたい。
だけど、私はその言葉にカチンと来た。気付けば自然と反論を口にしていた。
「私は邪魔なんてしていません! ……シーギス侯爵。あなたが良からぬ事ばかり企んできただけじゃないですか!!」
「何だと!?」
シーギス侯爵は私に反論されて更に怒りで顔を赤くさせた。
「人の命を何だと思っているのですか! 私達はあなたの欲の為に思い通りになるお人形じゃありません!」
「はんっ! だから何だ」
侯爵は私の反論など意にも返さない。
そんな様子に私は更に怒りの感情が強くなる。
「娘であるミレーナ様の殿下への気持ちを知った上で、殿下の暗殺の企みに加担するなんて娘を想う父親のする事じゃありません! あなたは、いつだって自分の事しか考えていない! 人としても父親としても最低最悪だわ! 侯爵、あなたはその辺のゴミのような人間よ!!」
「ゴ、ゴミだとっ!?」
あ、つい本音が口から出てしまったわ。
怒りに更なる火をつけてしまったかも……
だけど、やっぱり許せなかったんだもの。
方法も手段も間違えて罪を犯してしまったミレーナ様。
彼女の事は当然許せないけど、その根底にあったそもそもは殿下への恋心。父親の侯爵はそんなミレーナ様の気持ちまで自分の欲の為に利用した。
娘の気持ちも、人の命も軽く考えるようなこんな奴を許せるはずが無い。
「えぇ。……いえ、違うわね……あなたはもはやゴミですらないわ」
開き直った私はニッコリ笑顔を作ってそう言った。
もちろん、目は笑っていない。
「ゴミ以下だわ」
そう言い切った私は冷ややかな目線を向けて続けた。
「……この意味、お分かりになりますわよね?」
存在する価値も無い。捨てられるだけのゴミ以下の存在。
私はこの言葉に侯爵のこれからの行く末を匂わせた。
今の私に、侯爵を裁く権利など無いけれど、これくらいは言わせてもらおう。
「…………」
私と目が合った侯爵は、何故か怯えたように固まった。
睨みすぎたかしら?
シーギス侯爵の抵抗する素振りが、薄まったからか私の言葉を引き継ぐようにフリード殿下が口を開いた。
「シーギス侯爵。娘と二人揃って拘束させてもらい、正式な処分の決定が下されるまでは牢にいてもらおう……そうだな。とりあえず侯爵家の取り潰しは覚悟しておけ」
「……なっ」
殿下の言葉を受けてその場で呆然とする侯爵。
そんな殿下の言葉を合図に、警備の人達がやって来て二人を連れて行こうとする。
呆然としていたシーギス親子はそこでハッと意識を取り戻したのか、連れて行かれる際に2人揃ってまだ何事かを訴えていたけど、その声に耳を貸す人は既に誰もいなかった。
「……フィー、大丈夫か?」
殿下が心配そうに顔を覗き込んでくる。
一度に色々起きすぎて、ちょっと頭がついていけてない。私は無言で頷いた。
そんな私の様子を見て、とりあえずは大丈夫と判断したのだろう。
殿下は会場中を見渡して声を上げた。
「せっかくの卒業パーティーを乱して申し訳なかった! 残りの時間は思い思いに過ごして欲しい!」
殿下のその言葉に周りは戸惑いの空気が残りながらも歓声があがった。
「フリード殿下! そしてスフィア様! ご婚約おめでとうございます! 我らはお二人の婚約を嬉しく思います!」
「おめでとうございます!!」
「私、お2人はお似合いだと常々思ってましたの!!」
会場内は先程までの騒ぎが嘘のようにあちこちで盛り上がっていた。
何て順応力なの……すごい世界……
そんな中、向けられるたくさんの祝福の声。
正直、手のひら返しされてる感も否めない。
私はちゃんと認められてるのだろうか?
そんな不安な気持ちが頭の中を過ぎる。
「フィー。大丈夫だよ」
そんな不安な私の気持ちを汲んだ殿下の言葉に促されて、私はおずおずと1歩前に進み出て、一つ深呼吸してから口を開いた。
「ありがとうございます。私、スフィア・ランバルドは、フリード殿下の側で、これからもずっと彼を支え続けると誓います」
私がそう言ってお辞儀をすると、沢山の拍手を貰え、さらに会場は盛り上がった。
「フィー、ありがとう……さて、もう一度踊ってもらえるかい? 我が婚約者殿」
殿下がスっと手を差し出す。
「ええ、喜んで」
私はニッコリ微笑んで殿下の手に自分の手を重ねる。
こうしてこの日、私は正式にフリード殿下の婚約者として発表され、ようやく皆に認められる事になった。
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