10 / 91
第10話 魔法
しおりを挟む
街を出たリディとニケの二人は街の近くの森へと向かい、その奥へと進んでいく。
光が届かないというほどではないが、人の手の入っていない森は木々が鬱蒼と茂り、昼間でも薄暗さを感じる。
リディとニケは、ニケを先頭に獣道をたどりながら森を分け入っていく、ニケは森の入口付近で拾った棒を手に持ち、獣道を遮る枝葉をビシビシと叩きながら、時に意味もなくブンブンと振りながら進んでいく。
リディはそんなニケの後ろにつけながら、体の小さいニケが払わなかった邪魔になる枝葉を自分の剣で斬り払っていく。
そうしてしばらく歩を進めて、かなり森の奥へとやってきた。
「あ、ちょうどいい場所……」
ニケの声に、リディはあたりをキョロキョロと見ていた視線をニケの先へと向ける。
そこは森の中としては違和感があるほど開けた場所になっていた。リディの足でおよそ20歩といったところだろうか、そのぐらい円形に開けた広場となっている。
ただし、その中心には他の木々の倍ほども高い巨木が立っており、まるで森の主と言わんばかりにその存在を主張している。
ニケは巨木の近くに駆け寄ると幹に手を当て、その幹の伸びる先へと目を向ける。
下からでは木自身の枝葉に遮られ、どこがてっぺんなのかはいまいちわからなかった。
「このあたりなら、いいかな?」
木を見上げていたニケは、その後で視線を周囲を確認するように移動し、人の気配を特に感じないことを確認すると友達の魔獣たちを呼んでもよいかと、リディに意見を求めた。
呼びかけられたリディは、ニケに意見を求められるとは思っておらず少し驚いたが、意見を聞いてくるぐらいには心を開いてくれたかと思うと少しうれしかった。
リディもニケに倣い周囲の気配を確認してみる。
森に入ってから結構な距離を歩いてきたし、歩いてきた道も人が整備したような道ではなく、ただの獣道だった。日常的に街の人がここまで来ているということはなさそうだった。
気をつけるとしたら、たまたま魔獣退治や、薬草採取などの依頼を受けた冒険者が通りかかることだろうが、森は静けさを保ちその様子も今はなさそうだった。
「あぁ、人の気配も感じられないし、大丈夫そうだな」
リディの返事を聞くと、ニケは少しにっこり(表情には出ないがリディはそう感じた)として巨木から少し離れた位置に立った。
「どうするんだ?彼らの場所がわかるのか?」
様子を見るという目的でここへ来たのはいいが、リディは魔獣たちがどこにいるかを知らない。ニケはここまで迷いなく歩いてきていたので、何らかの方法でニケは魔獣の場所を知っているのかと思っていたが、ニケが足を止めたこの場所に魔獣はいない。どうやって様子を見るという目的を達成するのかがリディには疑問だった。
「ここに、呼ぶ……」
そういうとニケは目を閉じて集中し始める。リディには体の周囲がぼんやりと青白く光っているように見え、魔力を滾らせているのを感じた。
しばらくそうしていたニケは、突如カッと目を見開き、滾らせていた魔力を拡散させた。
側にいたリディはその魔力に吹き飛ばされそうな『気がした』が、気がしただけで物理的な影響は何もなかった。突風が吹いたわけでもなく、体に衝撃が走ったわけでもなく。本当に何もなかったのである。
ただ、魔力が駆け抜けたことは感覚的に理解できた。
「うん、みんな近くに……いる」
体の力を抜きながらニケはそう呟いた。
「今ので彼らの場所がわかったのか?」
ニケは『うん』と答えて、あっちとこっちとそっち、と三方向を指差した。
少し待てば彼らの方から来るとニケがいうので、リディとニケは広場で暇を潰しながら待つことにした。
「さっきの、何をやったんだ?」
暇つぶしがてら、先程のニケの行動についてリディがニケに尋ねる。
「ケルベ達を呼んだだけ」
「それはわかってる。私が知りたいのは『どうやって』それをやっているのかを具体的にだ」
リディはニケが魔獣達を呼んだ方法が気になっていた。先程の感覚的には魔力を使用したものであるということはわかるが、具体的に何をやったのかがわからない。
リディ自身も魔力は使えるが、火を出したり、小さい雷を起こしたりと、攻撃的なことをメインに使用している。
誰かと連絡をとったりとかそういう手段として使用したことはなかったし、そういう方法があるなら知りたいと思った。
「具体的に……」
ニケはリディの質問に対して困ったような顔をして考え込んでいる。
「えっと、こうやって力を溜めてから体の外に一気にぶわって広げて……。そうするとなんとなくケルベ達の居場所がわかるから、そこに対して呼びかけてる……かな?」
「……なるほど」
「わかった?」
「わからん」
ただ、ニケの説明でリディにわかったことが一つだけあった。ニケが今のやつを理屈ではなく、感覚でやっているということだ。
何かしら体系的に習得したというのであれば、もう少しちゃんとした説明ができるはずだし、答え方が疑問形にもならないだろう。
「ニケは感覚で魔法を使うのだな」
「リディは、違うの?」
「私は王都の学校でちゃんと体系立てて習うことができたからな。きっとニケとは異なる魔法の使い方をしていると思う」
「体系立ててって……、どういう感じ?」
魔法は人の体内を巡る魔力を変換して発生させる。
魔力は全ての人に存在していると言われているが、個人差も大きい。
この王国には獣人やエルフなど様々な種族がいるが、例えば獣人は魔法を使うのが不得手な者が多い傾向にある。
しかし、魔力は人の身体能力のように訓練である程度向上させることも可能であり、リディの通っていた王都の学校では生徒全員が魔法の授業を受講していた。
その授業の中で現在学説として提唱されている魔法の発動の仕組みや実際の使用法を座学と実技をもって習得するのだ。
「そうだな、例えば魔力を体内で練って、四元素に変換し、体外へ放出というのが基本的な魔法発動の過程だが、魔力を練るという手順の中にも『集魔』『混魔』『練魔』という過程がある……とかそんな感じのやつだ」
リディの話を聞いてもニケは全くピンと来なかったようで、呆けた顔をしている。
発動過程を感覚でこなすというのは、魔力の高い人や、魔法が身近な種族や家庭の出身者にもままあることだ。
ニケの生い立ちを考えれば、学校には通っていなかっただろうし、ニケの一族は『特殊』だったと言っていた。一族の中で魔法が口伝により伝わっている可能性もある。
現状ニケは困ってはいないようだし、魔法を体系立てて学ばせるかは本人の希望次第と言ったところだろう。それはそれとして、魔法云々には関わらずニケを学校に放り込むのも面白いかも知れないとリディは思った。
「なに、現状ニケが魔法の使い方に困っていないのなら、どちらがいいも悪いもない。お前はお前のやりやすいように魔法を使えばいいさ」
感覚で魔法を使うことが悪いことというではない、もちろん学校の授業で習う魔法の使い方は効率的だ、しかし逆に応用の効かず、習ったもの以外の魔法を使うのがむずかしくなるという問題もある。
発想が習ったことで固められてしまうので、新しい魔法の使い方などを思いつくことが難しくなるのだ。
事実リディはニケがやったような、近くにいない者と交信する魔法など学校では習わなかったし、使うことができるものも知らない。
これはきっとニケのオリジナルの魔法なのだと思った。
「ケルベロス達を呼んだ魔法って、私に対しても使えるか?」
「やって……みる?」
「頼む」
リディはニケから離れて少し森の中へ分け入ったところに立つと、目を閉じて集中してみた。
……
しばらく経つが、何も起こらないし何も感じない。木々がカサカサと風でこすれる音だけが聞こえている。
そうしていると不意に脇腹をつつかれた。
「うひゃ!?」
目を開けて見るとニケからすぐそこに立っていた。
曰く、魔法をやってみたけどいつまでもリディが戻って来ないので迎えにきたとのことだった。
リディはニケからの交信を受け取ることができなかったようだ。
「お前の近くにいたときは、魔力を受けた感覚があったんだがなぁ」
諦めきれないのか、リディはそんなことをぶつぶつと言っていた。
光が届かないというほどではないが、人の手の入っていない森は木々が鬱蒼と茂り、昼間でも薄暗さを感じる。
リディとニケは、ニケを先頭に獣道をたどりながら森を分け入っていく、ニケは森の入口付近で拾った棒を手に持ち、獣道を遮る枝葉をビシビシと叩きながら、時に意味もなくブンブンと振りながら進んでいく。
リディはそんなニケの後ろにつけながら、体の小さいニケが払わなかった邪魔になる枝葉を自分の剣で斬り払っていく。
そうしてしばらく歩を進めて、かなり森の奥へとやってきた。
「あ、ちょうどいい場所……」
ニケの声に、リディはあたりをキョロキョロと見ていた視線をニケの先へと向ける。
そこは森の中としては違和感があるほど開けた場所になっていた。リディの足でおよそ20歩といったところだろうか、そのぐらい円形に開けた広場となっている。
ただし、その中心には他の木々の倍ほども高い巨木が立っており、まるで森の主と言わんばかりにその存在を主張している。
ニケは巨木の近くに駆け寄ると幹に手を当て、その幹の伸びる先へと目を向ける。
下からでは木自身の枝葉に遮られ、どこがてっぺんなのかはいまいちわからなかった。
「このあたりなら、いいかな?」
木を見上げていたニケは、その後で視線を周囲を確認するように移動し、人の気配を特に感じないことを確認すると友達の魔獣たちを呼んでもよいかと、リディに意見を求めた。
呼びかけられたリディは、ニケに意見を求められるとは思っておらず少し驚いたが、意見を聞いてくるぐらいには心を開いてくれたかと思うと少しうれしかった。
リディもニケに倣い周囲の気配を確認してみる。
森に入ってから結構な距離を歩いてきたし、歩いてきた道も人が整備したような道ではなく、ただの獣道だった。日常的に街の人がここまで来ているということはなさそうだった。
気をつけるとしたら、たまたま魔獣退治や、薬草採取などの依頼を受けた冒険者が通りかかることだろうが、森は静けさを保ちその様子も今はなさそうだった。
「あぁ、人の気配も感じられないし、大丈夫そうだな」
リディの返事を聞くと、ニケは少しにっこり(表情には出ないがリディはそう感じた)として巨木から少し離れた位置に立った。
「どうするんだ?彼らの場所がわかるのか?」
様子を見るという目的でここへ来たのはいいが、リディは魔獣たちがどこにいるかを知らない。ニケはここまで迷いなく歩いてきていたので、何らかの方法でニケは魔獣の場所を知っているのかと思っていたが、ニケが足を止めたこの場所に魔獣はいない。どうやって様子を見るという目的を達成するのかがリディには疑問だった。
「ここに、呼ぶ……」
そういうとニケは目を閉じて集中し始める。リディには体の周囲がぼんやりと青白く光っているように見え、魔力を滾らせているのを感じた。
しばらくそうしていたニケは、突如カッと目を見開き、滾らせていた魔力を拡散させた。
側にいたリディはその魔力に吹き飛ばされそうな『気がした』が、気がしただけで物理的な影響は何もなかった。突風が吹いたわけでもなく、体に衝撃が走ったわけでもなく。本当に何もなかったのである。
ただ、魔力が駆け抜けたことは感覚的に理解できた。
「うん、みんな近くに……いる」
体の力を抜きながらニケはそう呟いた。
「今ので彼らの場所がわかったのか?」
ニケは『うん』と答えて、あっちとこっちとそっち、と三方向を指差した。
少し待てば彼らの方から来るとニケがいうので、リディとニケは広場で暇を潰しながら待つことにした。
「さっきの、何をやったんだ?」
暇つぶしがてら、先程のニケの行動についてリディがニケに尋ねる。
「ケルベ達を呼んだだけ」
「それはわかってる。私が知りたいのは『どうやって』それをやっているのかを具体的にだ」
リディはニケが魔獣達を呼んだ方法が気になっていた。先程の感覚的には魔力を使用したものであるということはわかるが、具体的に何をやったのかがわからない。
リディ自身も魔力は使えるが、火を出したり、小さい雷を起こしたりと、攻撃的なことをメインに使用している。
誰かと連絡をとったりとかそういう手段として使用したことはなかったし、そういう方法があるなら知りたいと思った。
「具体的に……」
ニケはリディの質問に対して困ったような顔をして考え込んでいる。
「えっと、こうやって力を溜めてから体の外に一気にぶわって広げて……。そうするとなんとなくケルベ達の居場所がわかるから、そこに対して呼びかけてる……かな?」
「……なるほど」
「わかった?」
「わからん」
ただ、ニケの説明でリディにわかったことが一つだけあった。ニケが今のやつを理屈ではなく、感覚でやっているということだ。
何かしら体系的に習得したというのであれば、もう少しちゃんとした説明ができるはずだし、答え方が疑問形にもならないだろう。
「ニケは感覚で魔法を使うのだな」
「リディは、違うの?」
「私は王都の学校でちゃんと体系立てて習うことができたからな。きっとニケとは異なる魔法の使い方をしていると思う」
「体系立ててって……、どういう感じ?」
魔法は人の体内を巡る魔力を変換して発生させる。
魔力は全ての人に存在していると言われているが、個人差も大きい。
この王国には獣人やエルフなど様々な種族がいるが、例えば獣人は魔法を使うのが不得手な者が多い傾向にある。
しかし、魔力は人の身体能力のように訓練である程度向上させることも可能であり、リディの通っていた王都の学校では生徒全員が魔法の授業を受講していた。
その授業の中で現在学説として提唱されている魔法の発動の仕組みや実際の使用法を座学と実技をもって習得するのだ。
「そうだな、例えば魔力を体内で練って、四元素に変換し、体外へ放出というのが基本的な魔法発動の過程だが、魔力を練るという手順の中にも『集魔』『混魔』『練魔』という過程がある……とかそんな感じのやつだ」
リディの話を聞いてもニケは全くピンと来なかったようで、呆けた顔をしている。
発動過程を感覚でこなすというのは、魔力の高い人や、魔法が身近な種族や家庭の出身者にもままあることだ。
ニケの生い立ちを考えれば、学校には通っていなかっただろうし、ニケの一族は『特殊』だったと言っていた。一族の中で魔法が口伝により伝わっている可能性もある。
現状ニケは困ってはいないようだし、魔法を体系立てて学ばせるかは本人の希望次第と言ったところだろう。それはそれとして、魔法云々には関わらずニケを学校に放り込むのも面白いかも知れないとリディは思った。
「なに、現状ニケが魔法の使い方に困っていないのなら、どちらがいいも悪いもない。お前はお前のやりやすいように魔法を使えばいいさ」
感覚で魔法を使うことが悪いことというではない、もちろん学校の授業で習う魔法の使い方は効率的だ、しかし逆に応用の効かず、習ったもの以外の魔法を使うのがむずかしくなるという問題もある。
発想が習ったことで固められてしまうので、新しい魔法の使い方などを思いつくことが難しくなるのだ。
事実リディはニケがやったような、近くにいない者と交信する魔法など学校では習わなかったし、使うことができるものも知らない。
これはきっとニケのオリジナルの魔法なのだと思った。
「ケルベロス達を呼んだ魔法って、私に対しても使えるか?」
「やって……みる?」
「頼む」
リディはニケから離れて少し森の中へ分け入ったところに立つと、目を閉じて集中してみた。
……
しばらく経つが、何も起こらないし何も感じない。木々がカサカサと風でこすれる音だけが聞こえている。
そうしていると不意に脇腹をつつかれた。
「うひゃ!?」
目を開けて見るとニケからすぐそこに立っていた。
曰く、魔法をやってみたけどいつまでもリディが戻って来ないので迎えにきたとのことだった。
リディはニケからの交信を受け取ることができなかったようだ。
「お前の近くにいたときは、魔力を受けた感覚があったんだがなぁ」
諦めきれないのか、リディはそんなことをぶつぶつと言っていた。
0
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる