4 / 82
4
しおりを挟む
それからの学園生活は、ミアが予想していた通りのものとなった。もちろん、悪い意味で。
学園への登下校。昼食。はては、授業と授業の合間の、短い休み時間ですら、コーリーはエディに会いにきていた。そして、休日のデートにすら、笑顔でついてくる。
『実の兄に対する態度じゃないわ』
ドリスの抱いた感想を、学園に通う生徒たちも、日を追うごとに覚えていく。そして同じように、エディの評判も、下がっていく。
もっと、注意をするべきでは?
妹に甘過ぎますわ。
婚約者様が、気の毒ね。
──一方で。
エディ様は、婚約者より、妹が大事なのよ。
こんな嘲笑すら、されるようになってしまった。コーリーが入学してくるまでは楽しかったはずの、学園生活。
今では、顔を上げて歩くことすら、困難になってしまった。
「お嬢様たちは、色恋の話も、人の不幸も、大好物ですものねえ」
廊下を並んで歩く、ミアとドリス。ドリスがため息まじりに吐いた言葉に、ミアは顔を下げながら、そうね、と小さく答えた。
「……ごめんなさい、ドリス。あなたまで、不快な視線に晒されてしまって」
「あら、そうでもないわよ? エディ様とあの妹はともかく、あなたに集まっているものは、ほとんどが同情のものだしね」
同情、か。呟き、ミアは「三つ年上の婚約者とは、どう?」と、なんとなしにたずねてみた。ドリスが、なんともいえない顔をする。
「……答えにくいわ」
「そう。うまくいっているのね」
いいなあ。ミアはぽつりと吐露し、面をゆっくりと上げ、窓からどんよりとした曇り空を仰いだ。
♢♢♢♢♢
朝が、憂鬱となった。平日も、休日も。だって、どうせコーリーがいる。そんな風に思うようになってしまってから、三ヶ月後。朝の迎えの馬車の中に、コーリーの姿がなかった。
「……コーリーは?」
たずねると、エディは「今日は、休みだよ」と、いつもよりどこか柔らかく笑んだ。
「風邪を引いてしまったみたいでね。熱もなくて、たいしたことはないんだけど、父上が大事をとって休んだ方がいいと」
それを聞いて、ミアが真っ先に思ったことは。
「……看病、しなくてよいのですか」
屋敷には、使用人がいる。看病のためにエディが学園を休む必要はない。そんなことは、ミアだって理解している。問題なのは──。
「……コーリーが眠っているあいだに、出てきたんだ」
察したように、エディが口調を弱め、答える。あのコーリーのことだ。傍にいてくださいと駄々をこねる姿が、容易に想像できたミアは、よかったのですか、と重ねてたずねた。
「……いいよ。あとで、叱られるかもしれないけどね」
「……そうですか」
それから少しの沈黙のあと、エディが、隣に座っていいかと聞いてきた。少し前のミアなら、喜んでうなずいていただろうが、とてもじゃないが、あの頃みたいには笑えなかった。それでもミアは、黙ってうなずいた。
うつむいたままのミアの隣に、エディが座る。エディはミアの身体を引き寄せると、ぎゅっと抱き締め、ごめん、と謝罪した。なんの謝罪かは聞かず、抱き締め返すこともせず、ミアは、静かに口を開いた。
「……近頃のエディから出る言葉は、謝罪ばかりですね」
「……うん。ごめん」
──わたしとコーリー、どちらが大事ですか?
胸中で、問う。コーリーがいない今は、きみだよ、と答えてくれるかもしれない。けれどそれでは、ミアの心は満たされない気がした。
次の日にはコーリーは元気になり、学園に登校した。変わらぬ、兄への執着ぶり。卒業するまではきっと、こんな日々が続くのだろう。そんな風に諦めていた、数日後の休日。
エディと一緒に、ミアの屋敷まで来たコーリーが、いつにもまして上機嫌で、こう告げた。
「どうぞ。今日は、お二人で出掛けてきてくださいな」
ミアも、そしてなにも聞いていなかったであろうエディも、ぽかんとした。
「……なら、どうしてミアの屋敷まで着いてきたの?」
エディがたずねる。確かにそれなら、自身の屋敷にいるのが自然だ。コーリーが、うふふ、と頬を緩める。
「お二人がデートを楽しんできたあと、お義姉様にお伝えしたいことがありまして」
ミアが「わたしに?」と、訝しむように眉をひそめる。コーリーが、いやですわ、と苦笑する。
「そんな顔、なさらないでください。失礼ですよ?」
「え、あ、ごめんなさい……でも、伝えたいことって」
「それは、後のお楽しみです」
すかさず、エディがあいだに入る。
「コーリー。それじゃあ、気になって楽しめないよ。どうしていまじゃ駄目なの?」
「これは、あたしのお義姉様に対する、優しさ、気遣いです。さあさあ、早くお出かけになって。あたしは、ここで待たせてもらいますので」
ミアが「ここで、ですか?」と、ぎょっとする。コーリーの思考がまるで読めなくて、困惑する。
「はい。一刻も早く、お伝えしたいことなので」
「……なら、いま聞きますよ?」
「もう! ですから、お二人がデートを楽しんできたあとにと言っているではないですか!」
それから、半ば追い出されるかたちで、ミアとエディは、馬車へと乗り込んだ。
♢♢♢♢♢
「……コーリーが伝えたいこととは、なんなのでしょう」
静かに、問いかけるというよりは、独り言のように呟くミア。申し訳ないが、嫌な予感しかしない。あのコーリーが、ミアが喜ぶことをする姿など、想像できない。
「……僕にもわからない。ただ」
「ただ?」
「関係があるかはわからないけど。コーリーが風邪を引いて学園を休んだ日。寝ている間に置いていったこと、きっと酷く責められるのだろうなと覚悟していたら、想像よりも、ずっと機嫌がよくて」
「……それは、おかしい、ですね」
「──うん。もちろん、少しは怒っていたけど。それ以上に、なにかいいことがあったんじゃないかな。その日、父上も仕事を休んで、コーリーの傍にいたようだし、そのおかげかなって、思っていたんだけど」
「……コーリーは本当に、愛されているのですね」
エディが「過保護過ぎると思うけどね」と、ぽそっと吐き捨てる。それはミアの耳には届かず、ミアは、首をかしげた。
「なにか言いましたか?」
「……いや、なんでもないよ。それより、これからどうしようか」
「そう、ですね。正直、コーリーのことが気になって、なにも楽しめそうにはないですけど……」
エディが申し訳なさそうに「……引き返す?」と問うと、ミアは、ゆっくりと頭を振った。
「いいえ……コーリーにどんな思惑があるのかはわかりませんが、エディと二人で過ごせる時間は、大切にしたいですから」
小さく笑うミア。エディは目を細め、噛み締めるように、ありがとう、と、心からの笑みを浮かべた。
学園への登下校。昼食。はては、授業と授業の合間の、短い休み時間ですら、コーリーはエディに会いにきていた。そして、休日のデートにすら、笑顔でついてくる。
『実の兄に対する態度じゃないわ』
ドリスの抱いた感想を、学園に通う生徒たちも、日を追うごとに覚えていく。そして同じように、エディの評判も、下がっていく。
もっと、注意をするべきでは?
妹に甘過ぎますわ。
婚約者様が、気の毒ね。
──一方で。
エディ様は、婚約者より、妹が大事なのよ。
こんな嘲笑すら、されるようになってしまった。コーリーが入学してくるまでは楽しかったはずの、学園生活。
今では、顔を上げて歩くことすら、困難になってしまった。
「お嬢様たちは、色恋の話も、人の不幸も、大好物ですものねえ」
廊下を並んで歩く、ミアとドリス。ドリスがため息まじりに吐いた言葉に、ミアは顔を下げながら、そうね、と小さく答えた。
「……ごめんなさい、ドリス。あなたまで、不快な視線に晒されてしまって」
「あら、そうでもないわよ? エディ様とあの妹はともかく、あなたに集まっているものは、ほとんどが同情のものだしね」
同情、か。呟き、ミアは「三つ年上の婚約者とは、どう?」と、なんとなしにたずねてみた。ドリスが、なんともいえない顔をする。
「……答えにくいわ」
「そう。うまくいっているのね」
いいなあ。ミアはぽつりと吐露し、面をゆっくりと上げ、窓からどんよりとした曇り空を仰いだ。
♢♢♢♢♢
朝が、憂鬱となった。平日も、休日も。だって、どうせコーリーがいる。そんな風に思うようになってしまってから、三ヶ月後。朝の迎えの馬車の中に、コーリーの姿がなかった。
「……コーリーは?」
たずねると、エディは「今日は、休みだよ」と、いつもよりどこか柔らかく笑んだ。
「風邪を引いてしまったみたいでね。熱もなくて、たいしたことはないんだけど、父上が大事をとって休んだ方がいいと」
それを聞いて、ミアが真っ先に思ったことは。
「……看病、しなくてよいのですか」
屋敷には、使用人がいる。看病のためにエディが学園を休む必要はない。そんなことは、ミアだって理解している。問題なのは──。
「……コーリーが眠っているあいだに、出てきたんだ」
察したように、エディが口調を弱め、答える。あのコーリーのことだ。傍にいてくださいと駄々をこねる姿が、容易に想像できたミアは、よかったのですか、と重ねてたずねた。
「……いいよ。あとで、叱られるかもしれないけどね」
「……そうですか」
それから少しの沈黙のあと、エディが、隣に座っていいかと聞いてきた。少し前のミアなら、喜んでうなずいていただろうが、とてもじゃないが、あの頃みたいには笑えなかった。それでもミアは、黙ってうなずいた。
うつむいたままのミアの隣に、エディが座る。エディはミアの身体を引き寄せると、ぎゅっと抱き締め、ごめん、と謝罪した。なんの謝罪かは聞かず、抱き締め返すこともせず、ミアは、静かに口を開いた。
「……近頃のエディから出る言葉は、謝罪ばかりですね」
「……うん。ごめん」
──わたしとコーリー、どちらが大事ですか?
胸中で、問う。コーリーがいない今は、きみだよ、と答えてくれるかもしれない。けれどそれでは、ミアの心は満たされない気がした。
次の日にはコーリーは元気になり、学園に登校した。変わらぬ、兄への執着ぶり。卒業するまではきっと、こんな日々が続くのだろう。そんな風に諦めていた、数日後の休日。
エディと一緒に、ミアの屋敷まで来たコーリーが、いつにもまして上機嫌で、こう告げた。
「どうぞ。今日は、お二人で出掛けてきてくださいな」
ミアも、そしてなにも聞いていなかったであろうエディも、ぽかんとした。
「……なら、どうしてミアの屋敷まで着いてきたの?」
エディがたずねる。確かにそれなら、自身の屋敷にいるのが自然だ。コーリーが、うふふ、と頬を緩める。
「お二人がデートを楽しんできたあと、お義姉様にお伝えしたいことがありまして」
ミアが「わたしに?」と、訝しむように眉をひそめる。コーリーが、いやですわ、と苦笑する。
「そんな顔、なさらないでください。失礼ですよ?」
「え、あ、ごめんなさい……でも、伝えたいことって」
「それは、後のお楽しみです」
すかさず、エディがあいだに入る。
「コーリー。それじゃあ、気になって楽しめないよ。どうしていまじゃ駄目なの?」
「これは、あたしのお義姉様に対する、優しさ、気遣いです。さあさあ、早くお出かけになって。あたしは、ここで待たせてもらいますので」
ミアが「ここで、ですか?」と、ぎょっとする。コーリーの思考がまるで読めなくて、困惑する。
「はい。一刻も早く、お伝えしたいことなので」
「……なら、いま聞きますよ?」
「もう! ですから、お二人がデートを楽しんできたあとにと言っているではないですか!」
それから、半ば追い出されるかたちで、ミアとエディは、馬車へと乗り込んだ。
♢♢♢♢♢
「……コーリーが伝えたいこととは、なんなのでしょう」
静かに、問いかけるというよりは、独り言のように呟くミア。申し訳ないが、嫌な予感しかしない。あのコーリーが、ミアが喜ぶことをする姿など、想像できない。
「……僕にもわからない。ただ」
「ただ?」
「関係があるかはわからないけど。コーリーが風邪を引いて学園を休んだ日。寝ている間に置いていったこと、きっと酷く責められるのだろうなと覚悟していたら、想像よりも、ずっと機嫌がよくて」
「……それは、おかしい、ですね」
「──うん。もちろん、少しは怒っていたけど。それ以上に、なにかいいことがあったんじゃないかな。その日、父上も仕事を休んで、コーリーの傍にいたようだし、そのおかげかなって、思っていたんだけど」
「……コーリーは本当に、愛されているのですね」
エディが「過保護過ぎると思うけどね」と、ぽそっと吐き捨てる。それはミアの耳には届かず、ミアは、首をかしげた。
「なにか言いましたか?」
「……いや、なんでもないよ。それより、これからどうしようか」
「そう、ですね。正直、コーリーのことが気になって、なにも楽しめそうにはないですけど……」
エディが申し訳なさそうに「……引き返す?」と問うと、ミアは、ゆっくりと頭を振った。
「いいえ……コーリーにどんな思惑があるのかはわかりませんが、エディと二人で過ごせる時間は、大切にしたいですから」
小さく笑うミア。エディは目を細め、噛み締めるように、ありがとう、と、心からの笑みを浮かべた。
181
あなたにおすすめの小説
婚約解消は君の方から
みなせ
恋愛
私、リオンは“真実の愛”を見つけてしまった。
しかし、私には産まれた時からの婚約者・ミアがいる。
私が愛するカレンに嫌がらせをするミアに、
嫌がらせをやめるよう呼び出したのに……
どうしてこうなったんだろう?
2020.2.17より、カレンの話を始めました。
小説家になろうさんにも掲載しています。
拝啓 お顔もお名前も存じ上げない婚約者様
オケラ
恋愛
15歳のユアは上流貴族のお嬢様。自然とたわむれるのが大好きな女の子で、毎日山で植物を愛でている。しかし、こうして自由に過ごせるのもあと半年だけ。16歳になると正式に結婚することが決まっている。彼女には生まれた時から婚約者がいるが、まだ一度も会ったことがない。名前も知らないのは幼き日の彼女のわがままが原因で……。半年後に結婚を控える中、彼女は山の中でとある殿方と出会い……。
絶望?いえいえ、余裕です! 10年にも及ぶ婚約を解消されても化物令嬢はモフモフに夢中ですので
ハートリオ
恋愛
伯爵令嬢ステラは6才の時に隣国の公爵令息ディングに見初められて婚約し、10才から婚約者ディングの公爵邸の別邸で暮らしていた。
しかし、ステラを呼び寄せてすぐにディングは婚約を後悔し、ステラを放置する事となる。
異様な姿で異臭を放つ『化物令嬢』となったステラを嫌った為だ。
異国の公爵邸の別邸で一人放置される事となった10才の少女ステラだが。
公爵邸別邸は森の中にあり、その森には白いモフモフがいたので。
『ツン』だけど優しい白クマさんがいたので耐えられた。
更にある事件をきっかけに自分を取り戻した後は、ディングの執事カロンと共に公爵家の仕事をこなすなどして暮らして来た。
だがステラが16才、王立高等学校卒業一ヶ月前にとうとう婚約解消され、ステラは公爵邸を出て行く。
ステラを厄介払い出来たはずの公爵令息ディングはなぜかモヤモヤする。
モヤモヤの理由が分からないまま、ステラが出て行った後の公爵邸では次々と不具合が起こり始めて――
奇跡的に出会い、優しい時を過ごして愛を育んだ一人と一頭(?)の愛の物語です。
異世界、魔法のある世界です。
色々ゆるゆるです。
【完結】髪は女の命と言いますが、それよりも大事なものがある〜年下天才魔法使いの愛には応えられません〜
大森 樹
恋愛
髪は女の命。しかし、レベッカの髪は切ったら二度と伸びない。
みんなには秘密だが、レベッカの髪には魔法が宿っている。長い髪を切って、昔助けた男の子レオンが天才魔法使いとなって目の前に現れた。
「あなたを愛しています!絶対に絶対に幸せにするので、俺と結婚してください!よろしくお願いします!!」
婚約破棄されてから、一人で生きていくために真面目に魔法省の事務員として働いていたレベッカ。天才魔法使いとして入団してきた新人レオンに急に告白されるが、それを拒否する。しかし彼は全く諦める気配はない。
「レベッカさん!レベッカさん!」とまとわりつくレオンを迷惑に思いながらも、ストレートに愛を伝えてくる彼に次第に心惹かれていく…….。しかし、レベッカはレオンの気持ちに答えられないある理由があった。
年上訳あり真面目ヒロイン×年下可愛い系一途なヒーローの年の差ラブストーリーです。
いくら政略結婚だからって、そこまで嫌わなくてもいいんじゃないですか?いい加減、腹が立ってきたんですけど!
夢呼
恋愛
伯爵令嬢のローゼは大好きな婚約者アーサー・レイモンド侯爵令息との結婚式を今か今かと待ち望んでいた。
しかし、結婚式の僅か10日前、その大好きなアーサーから「私から愛されたいという思いがあったら捨ててくれ。それに応えることは出来ない」と告げられる。
ローゼはその言葉にショックを受け、熱を出し寝込んでしまう。数日間うなされ続け、やっと目を覚ました。前世の記憶と共に・・・。
愛されることは無いと分かっていても、覆すことが出来ないのが貴族間の政略結婚。日本で生きたアラサー女子の「私」が八割心を占めているローゼが、この政略結婚に臨むことになる。
いくら政略結婚といえども、親に孫を見せてあげて親孝行をしたいという願いを持つローゼは、何とかアーサーに振り向いてもらおうと頑張るが、鉄壁のアーサーには敵わず。それどころか益々嫌われる始末。
一体私の何が気に入らないんだか。そこまで嫌わなくてもいいんじゃないんですかね!いい加減腹立つわっ!
世界観はゆるいです!
カクヨム様にも投稿しております。
※10万文字を超えたので長編に変更しました。
【完結】6人目の娘として生まれました。目立たない伯爵令嬢なのに、なぜかイケメン公爵が離れない
朝日みらい
恋愛
エリーナは、伯爵家の6人目の娘として生まれましたが、幸せではありませんでした。彼女は両親からも兄姉からも無視されていました。それに才能も兄姉と比べると特に特別なところがなかったのです。そんな孤独な彼女の前に現れたのが、公爵家のヴィクトールでした。彼女のそばに支えて励ましてくれるのです。エリーナはヴィクトールに何かとほめられながら、自分の力を信じて幸せをつかむ物語です。
真実の愛のお相手様と仲睦まじくお過ごしください
LIN
恋愛
「私には真実に愛する人がいる。私から愛されるなんて事は期待しないでほしい」冷たい声で男は言った。
伯爵家の嫡男ジェラルドと同格の伯爵家の長女マーガレットが、互いの家の共同事業のために結ばれた婚約期間を経て、晴れて行われた結婚式の夜の出来事だった。
真実の愛が尊ばれる国で、マーガレットが周囲の人を巻き込んで起こす色んな出来事。
(他サイトで載せていたものです。今はここでしか載せていません。今まで読んでくれた方で、見つけてくれた方がいましたら…ありがとうございます…)
(1月14日完結です。設定変えてなかったらすみません…)
愛し子は自由のために、愛され妹の嘘を放置する
紅子
恋愛
あなたは私の連理の枝。今世こそは比翼の鳥となりましょう。
私は、女神様のお願いで、愛し子として転生した。でも、そのことを誰にも告げる気はない。可愛らしくも美しい双子の妹の影で、いない子と扱われても特別な何かにはならない。私を愛してくれる人とこの世界でささやかな幸せを築ければそれで満足だ。
その希望を打ち砕くことが起こるとき、私は全力でそれに抗うだろう。
完結済み。毎日00:00に更新予定です。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる