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第2話 追放勇者、勇者時代を回想する【回想編2】
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アイサックたち『魔王錠開錠チーム』から 少し離れた位置で起こった、巨大な爆発。それは、古代文明を滅ぼさんと作られた、全てを焼き消す光の炎によるもの。
神手ネアが、錠前に群がる魔物を消滅させた『獣皇無塵断』ほどではないにしろ、魔物が爆発に巻き込まれて消滅していくのが確認できた。
「――来てくれたのか!!」
この遠くの爆発が目に入ったアイサックは、誰が来てくれたのか瞬時に理解した。そして、先の爆発に含まれる『属性』を鑑定し、目にも止まらぬ早さで、腰のホルダーから色々な薬草と薬瓶を、空中に放り投げた。
(『超速調合』!! 耐性属性【炎】、【光】、そして『アイテム範囲化』!!)
空中では、色とりどりの粉末や液体が、高速で混ざりあった。彼は空中で、それらを配合、調合を行ったのだ。そして完成したのが、炎と光属性ダメージを軽減する薬。それらはアイサックを中心に、アリンショアとユーナリスに降りかかった。
っズドォォオ……。
薬品が3人に行きわたった直後に、先ほどの爆発が正門を襲った。
力無き魔物は蒸発し、また強靭なものも、全てを焼き消す光の炎により致命傷だ。
「……ぶあっぷ! ちょっとー! ヒメコちゃん! 危ないじゃないの!」
ホコリまみれのユーナリスと、同じく砂まみれなアリンショアとアイサック。多少ダメージは負ったが、大したレベルではない。レジストが十分に仕事をした。
爆発の張本人は、空に居た。
「ごめんなさいっ! でも『アイサックならやってくれる』って、イザムがっ!」
攻撃魔力を最大限にまで高めた女性専用装備『ハイウィッチローブ』を纏い、先ほどの古代魔法《フレイヤ》を、常人ならざる早さで詠唱、連続発動させた彼女。
降り注ぐ星の欠片を加工した、流星の名前を模した魔杖『ミーティアライト』に跨がり飛ぶ姿は、正に魔女のごとく。女神に祝福されし七勇者が一人。
『神術 ヒメコ=グラセオール』
最初に放った爆発は、アイサックに属性を鑑定してもらうため。そうすれば二発目は味方巻き込みでも最小限に被害は抑えられる。
勇者リーダー『イザム』の、アイサックを信じきった作戦だった。
「……アタイを、忘れてんじゃねええええっ!」
同じく爆発に巻き込まれたネア。だが、持ち前の体力と、『聖銀鎧』の【光耐性】によって無事だった。焼け焦げたチャリオットが、斧で真っ二つになっていた。
「忘れてないわー! 貴方ほどの脳筋なら耐えると信じてた!」
「ヒメちゃん! こんなときにまでネアを揶揄《からか》わない!」
ユーナリスが、ヒメコを叱る。が、
「お、おおう! こんなの屁でもねぇぜ!アタイ最強だからなー!」
揶揄られた自覚の無いネア。七勇者一の脳筋は伊達ではない。
と、和やかな雰囲気が流れているように見えるが、しかし事態は全く好転していない。魔障気は全く衰える気配がなかった。そして、魔物の数もトータルで換算すると、ほとんど減ってない。一部が消滅したまでだ。
すでに地平線は、魔物で黒く染まっていた。
「どうじゃ、アイサック殿」
「……行けた、2本目!!」
三鬼神の2本目の刀の潜在解放を終え錠前に突き刺した。
残りはあと1本。急いで潜在解放に取りかかる、が。
「う……ぐあぁぁぁ!!」
「ぬおっ! なんじゃ……がぁぁっ!」
「ひぃっ! お、音波攻撃!?」
突然、激しすぎる耳鳴りに襲われた。まるで耳の鼓膜を脳みそごと焼けた棒でえぐられるような、形容しがたい痛みを伴った。非常に強力な音波攻撃だった。
アイサックは音波耐性の薬を作ることもできるのだが、こうもスタン状態では、全く何もできなかった。ただ音波攻撃を受け続けるしかなかった。
そしてさらに問題なことに、攻撃を発する敵影が見当たらないのだ。 どこから攻撃が来ているのか検討がつかなかった。
アイサックは耳を押さえながら周囲を見渡し、自分の『いつでも鑑定』に引っ掛かることを願った。
……ビンゴ。見つけた。
「地面からだ! ネアっ!」
「お、おうっ!!」
比較的軽症だったネア(聖銀は音波耐性有)、オノを適当に地面に叩きつける。
『ウオヲヲ……』
断末魔と共に、マントラ土竜が一匹消滅した。だが、音波攻撃は止まない。何びきも地面に潜っているのだ。
「これは……マズい……っ! ヒメコさん!」
アイサックは空にいたヒメコを見た。が、
「くっ!! ゴメン!」
ヒメコも、敵に襲われていた。
黒い炎に包まれた不死鳥のような魔物だった。
「こいつ、属性魔法が効かないの!」
決定打を与えられず、空で逃げまわっているヒメコ。
音波攻撃を直撃し、動けなくなった三人。
「このっ!このっ!」
一人もぐら叩きを始めるも、圧倒的な数に翻弄されるネア(知力25)。
そして全く止まる気配を見せない魔障気。
(早く……早く…っ。急いでくれっ!)
彼ら5人は、残りの2人に賭けていたのだ。自分たち4人(当初ヒメコは入っていなかった)を『オトリ』にした、勇者イザムの作戦に賭けていた。
イザムと、もう一人の七勇者に。
その時、希望の眩い光が、一直線に地面を走った。
複雑な模様を描きながら、その光に触れた魔物は瞬時に光に吸い込まれていった。
そしてその光がひとつの紋様……魔方陣を描ききった瞬間、魔方陣から光の柱が立ち上がった。
その魔方陣はあまりに強大で巨大であった。魔王城に集まっていた多くの魔物が、その魔方陣の上に乗っていたため、ほとんどが消滅した。
そして、それは魔障気でさえも、浄化し薄めていった。
「間に合った……」
音波攻撃が収まり、また、魔障気も薄くなったため、全員が動けるようになった。空を舞っていた魔鳥も消え去り、ヒメコも地面に降りてきた。
暖かな光が、彼らを迎え入れた。
大浄化術式《イア=ナティカ》。
この術式を扱えるのは、女神の祝福を受けた聖職者、福音奏者だけだ。また、今回に限っては一般的な効果範囲を逸脱してる。ここまで広域な術を敷いた前例などない。
しかし今回は、彼はやってくれた。やってのけた。
これの仕込みに、一週間以上前から準備をし、死に物狂いで完成させた。
女神に祝福されし七勇者が一人。
『神福 ボッサ=シークレ』
「ボッサ、間に合ったにゃあ」
安堵の表情で地面に経たり座るアリンショア。しかし、まだ休んでいる暇はない。正面の『次元錠』の隙間から、魔瘴気がまだ止まっていないのだ。
(あ――そうだ、早く鍵を開けないと!)
開錠ののち、門の中で『女神の涙』を潜在解放することで、魔障気の発生源の根源を断つことができる。つまりは、アイサックがそこに到達しない限り、魔瘴気は止まることはない。
アイサックは、懐に仕舞い込んでいた拳大の大きさの宝石を確認した。
このとき、彼は慌ててしまっていた。
もちろん、この結界も効果時間は有限である。そのため、急ぐ必要があるが、回りが一息ついている中で、先走ってしまった。
3本目の刀を『潜在解放』……! そして、次元錠に刺した。
パァン!!
次元錠が、弾けるように開放された。
そして、その場の全員が、そのあとの悲劇の目撃者となった。
門から出てきた魔障気はあまりに濃厚で、それはもう霧ではなかった。
まるで、粘度の高いインクだ。一気にそれが漏れ出し、アイサックを押し潰した。
ドプン。
霧でさえ吸い込めば一瞬で昇天する魔障気。それの濃密な液に飲み込まれ、溺れた。
(あー、マジか。最後に油断した、しくじったわ)
死を覚悟したアイサックだが、人間、本当の死を目前にすると、案外冷静になるものなのだろうか。彼の体感では、ゆっくりと深淵に飲まれていく。そんな感じだった。
(わりぃ、皆。これはダメだわ)
神手ネアが、錠前に群がる魔物を消滅させた『獣皇無塵断』ほどではないにしろ、魔物が爆発に巻き込まれて消滅していくのが確認できた。
「――来てくれたのか!!」
この遠くの爆発が目に入ったアイサックは、誰が来てくれたのか瞬時に理解した。そして、先の爆発に含まれる『属性』を鑑定し、目にも止まらぬ早さで、腰のホルダーから色々な薬草と薬瓶を、空中に放り投げた。
(『超速調合』!! 耐性属性【炎】、【光】、そして『アイテム範囲化』!!)
空中では、色とりどりの粉末や液体が、高速で混ざりあった。彼は空中で、それらを配合、調合を行ったのだ。そして完成したのが、炎と光属性ダメージを軽減する薬。それらはアイサックを中心に、アリンショアとユーナリスに降りかかった。
っズドォォオ……。
薬品が3人に行きわたった直後に、先ほどの爆発が正門を襲った。
力無き魔物は蒸発し、また強靭なものも、全てを焼き消す光の炎により致命傷だ。
「……ぶあっぷ! ちょっとー! ヒメコちゃん! 危ないじゃないの!」
ホコリまみれのユーナリスと、同じく砂まみれなアリンショアとアイサック。多少ダメージは負ったが、大したレベルではない。レジストが十分に仕事をした。
爆発の張本人は、空に居た。
「ごめんなさいっ! でも『アイサックならやってくれる』って、イザムがっ!」
攻撃魔力を最大限にまで高めた女性専用装備『ハイウィッチローブ』を纏い、先ほどの古代魔法《フレイヤ》を、常人ならざる早さで詠唱、連続発動させた彼女。
降り注ぐ星の欠片を加工した、流星の名前を模した魔杖『ミーティアライト』に跨がり飛ぶ姿は、正に魔女のごとく。女神に祝福されし七勇者が一人。
『神術 ヒメコ=グラセオール』
最初に放った爆発は、アイサックに属性を鑑定してもらうため。そうすれば二発目は味方巻き込みでも最小限に被害は抑えられる。
勇者リーダー『イザム』の、アイサックを信じきった作戦だった。
「……アタイを、忘れてんじゃねええええっ!」
同じく爆発に巻き込まれたネア。だが、持ち前の体力と、『聖銀鎧』の【光耐性】によって無事だった。焼け焦げたチャリオットが、斧で真っ二つになっていた。
「忘れてないわー! 貴方ほどの脳筋なら耐えると信じてた!」
「ヒメちゃん! こんなときにまでネアを揶揄《からか》わない!」
ユーナリスが、ヒメコを叱る。が、
「お、おおう! こんなの屁でもねぇぜ!アタイ最強だからなー!」
揶揄られた自覚の無いネア。七勇者一の脳筋は伊達ではない。
と、和やかな雰囲気が流れているように見えるが、しかし事態は全く好転していない。魔障気は全く衰える気配がなかった。そして、魔物の数もトータルで換算すると、ほとんど減ってない。一部が消滅したまでだ。
すでに地平線は、魔物で黒く染まっていた。
「どうじゃ、アイサック殿」
「……行けた、2本目!!」
三鬼神の2本目の刀の潜在解放を終え錠前に突き刺した。
残りはあと1本。急いで潜在解放に取りかかる、が。
「う……ぐあぁぁぁ!!」
「ぬおっ! なんじゃ……がぁぁっ!」
「ひぃっ! お、音波攻撃!?」
突然、激しすぎる耳鳴りに襲われた。まるで耳の鼓膜を脳みそごと焼けた棒でえぐられるような、形容しがたい痛みを伴った。非常に強力な音波攻撃だった。
アイサックは音波耐性の薬を作ることもできるのだが、こうもスタン状態では、全く何もできなかった。ただ音波攻撃を受け続けるしかなかった。
そしてさらに問題なことに、攻撃を発する敵影が見当たらないのだ。 どこから攻撃が来ているのか検討がつかなかった。
アイサックは耳を押さえながら周囲を見渡し、自分の『いつでも鑑定』に引っ掛かることを願った。
……ビンゴ。見つけた。
「地面からだ! ネアっ!」
「お、おうっ!!」
比較的軽症だったネア(聖銀は音波耐性有)、オノを適当に地面に叩きつける。
『ウオヲヲ……』
断末魔と共に、マントラ土竜が一匹消滅した。だが、音波攻撃は止まない。何びきも地面に潜っているのだ。
「これは……マズい……っ! ヒメコさん!」
アイサックは空にいたヒメコを見た。が、
「くっ!! ゴメン!」
ヒメコも、敵に襲われていた。
黒い炎に包まれた不死鳥のような魔物だった。
「こいつ、属性魔法が効かないの!」
決定打を与えられず、空で逃げまわっているヒメコ。
音波攻撃を直撃し、動けなくなった三人。
「このっ!このっ!」
一人もぐら叩きを始めるも、圧倒的な数に翻弄されるネア(知力25)。
そして全く止まる気配を見せない魔障気。
(早く……早く…っ。急いでくれっ!)
彼ら5人は、残りの2人に賭けていたのだ。自分たち4人(当初ヒメコは入っていなかった)を『オトリ』にした、勇者イザムの作戦に賭けていた。
イザムと、もう一人の七勇者に。
その時、希望の眩い光が、一直線に地面を走った。
複雑な模様を描きながら、その光に触れた魔物は瞬時に光に吸い込まれていった。
そしてその光がひとつの紋様……魔方陣を描ききった瞬間、魔方陣から光の柱が立ち上がった。
その魔方陣はあまりに強大で巨大であった。魔王城に集まっていた多くの魔物が、その魔方陣の上に乗っていたため、ほとんどが消滅した。
そして、それは魔障気でさえも、浄化し薄めていった。
「間に合った……」
音波攻撃が収まり、また、魔障気も薄くなったため、全員が動けるようになった。空を舞っていた魔鳥も消え去り、ヒメコも地面に降りてきた。
暖かな光が、彼らを迎え入れた。
大浄化術式《イア=ナティカ》。
この術式を扱えるのは、女神の祝福を受けた聖職者、福音奏者だけだ。また、今回に限っては一般的な効果範囲を逸脱してる。ここまで広域な術を敷いた前例などない。
しかし今回は、彼はやってくれた。やってのけた。
これの仕込みに、一週間以上前から準備をし、死に物狂いで完成させた。
女神に祝福されし七勇者が一人。
『神福 ボッサ=シークレ』
「ボッサ、間に合ったにゃあ」
安堵の表情で地面に経たり座るアリンショア。しかし、まだ休んでいる暇はない。正面の『次元錠』の隙間から、魔瘴気がまだ止まっていないのだ。
(あ――そうだ、早く鍵を開けないと!)
開錠ののち、門の中で『女神の涙』を潜在解放することで、魔障気の発生源の根源を断つことができる。つまりは、アイサックがそこに到達しない限り、魔瘴気は止まることはない。
アイサックは、懐に仕舞い込んでいた拳大の大きさの宝石を確認した。
このとき、彼は慌ててしまっていた。
もちろん、この結界も効果時間は有限である。そのため、急ぐ必要があるが、回りが一息ついている中で、先走ってしまった。
3本目の刀を『潜在解放』……! そして、次元錠に刺した。
パァン!!
次元錠が、弾けるように開放された。
そして、その場の全員が、そのあとの悲劇の目撃者となった。
門から出てきた魔障気はあまりに濃厚で、それはもう霧ではなかった。
まるで、粘度の高いインクだ。一気にそれが漏れ出し、アイサックを押し潰した。
ドプン。
霧でさえ吸い込めば一瞬で昇天する魔障気。それの濃密な液に飲み込まれ、溺れた。
(あー、マジか。最後に油断した、しくじったわ)
死を覚悟したアイサックだが、人間、本当の死を目前にすると、案外冷静になるものなのだろうか。彼の体感では、ゆっくりと深淵に飲まれていく。そんな感じだった。
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