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「フランシスコの裁決」
第141話「反証と強行」
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フランシスコ「ゴメス様、
ここにいる者がアギーレ殿の件についてお聞きしたいそうだ。」
ゴメス
「ハッ!
残念ながら犯人の特定には至りませんでしたが、
狙撃ポイントにこのような物が落ちてました。」
そう言うとゴメスは、徽章を取り出した。
衛兵
「これは栄誉ある銃兵に贈られる徽章。
この地でこの徽章をつけておるのは・・」
ホス「ククク、これはベルガラ親子しか持っておらぬものでございましょう。
ベルガラ親子と言えば、フランシスコ殿のご親戚ペドロ様の直属の部下。
これはどう言い逃れするつもりですかな?」
フランシスコ「ハハ!
ペドロよ、そう言われておるぞ?」
ペドロ「確実に別の者でしょう。
ベルガラ親子であれば、まず外す事はない。
ましてや銃弾は見当外れの所に飛んでいったとか。」
ホス「そんな言い訳が通ると思われるのか?」
ペドロ「しかも、やつらなら標的に火花を見せない工夫もするはず。
その様な失態をするはずがありませぬ。」
ホス「なんだと?
四の五の言った所で、物的証拠があるではないか。」
フランシスコ「ほう、それでも財務官殿は納得がいかぬか。」
ホス「しかも巷では、フランシスコ殿が
クーデターを起こすという話で持ちきりですぞ。
その際実力行使に及ぶのであれば
最も厄介な方はアギーレ殿。
もしクーデターを起こすならば、順序立てとしては合点がいきます。」
フランシスコ「流石クーデターを2度も行ってる方は言う事が違う、勉強になりますなぁ。
ゴメス様、もう一つお話があるそうで。」
ホス「まだ話は済んでおりませぬぞ!」
ホス(こやつ、もしやゴメスまで取り込んでおるのか・・こやつの事だ、何か難癖をつけて強引に話を進めるつもりか。だが、そうはゆかぬ・・しかも、このフランシスコの慇懃無礼な物言い、腹に据えかねる。)
ホスは周りに目をやり、ある人物がその場に居合わせてる事を確認した。
(ええい面倒だ。ガスパルがいたとて、今この状況ならば私が有利。今総督の座を奪ってやるわ!!)
フランシスコ「何を焦っておられる?
何かやましい事でもあるのですかな?」
ホス「この様な強行な形に出るならば、私にも考えがあります。」
フランシスコ「強行?何の事でしょうか?」
ホスは不敵な笑みを浮かべ叫んだ。
「アロンソよ!お前の出番だ!!
横暴者を粛清するのだ!!」
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