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「悪魔が憐れむ歌」
第151話「アルバラド一族」
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-ハキハワナ前線-
「久しぶりです、バルディビア様。
ラス・サリナスの戦い以来ですな。」
この者の名はアロンソ・デ・アルバラドと言い、
年はバルディビアより3つ下であるが、
共にフランシスコ・ピサロの元で頭角を表した1人である。
また、カスティニャダ達の主であったゴメス・デ・アルバラドの甥にあたる。
ゴメスがアルマグロ派であるのに対し、
アロンソはピサロ派に加わる事が多かった。
バルディビア
「活躍は聞いておるぞ。」
アロンソ・デ・アルバラド
「いやいや、バルディビア様には及びませぬ。
そう言えば、カストロ様の件残念でした。」
バルディビア
「お互いカストロには世話になったのぅ。」
アロンソ・デ・アルバラド
「ただ、何者かの助けで最悪の事態は免れたみたいで・・
もしや・・
いや、余計な事は言いますまい。」
オロは明後日の方を見上げた。
バルディビア
「ハハ、ワシは奴の無事を願っただじゃ。」
アロンソ・デ・アルバラド
「こやつは私の甥のフワン・デ・アルバラドと申します。
まだ年は若いですが、
皇帝と共にゲント市攻略を経験しており、
見どころがあります。」
バルディビア
「ほう、あのゲントを経験しておるのか。
頼もしいのぅ。」
「フワン・デ・アルバラドと申します。
叔父からバルディビア様のお話を幾度となく
伺っております。
此度の戦、勉強させていただきます。」
バルディビア
「芯が強そうだのぅ。
まあ、今回の戦はもう見どころはないかもしれぬの。」
フワン・デ・アルバラド
「はぁ。」
アロンソ・デ・アルバラド
「この者は!!」
アロンソ・デ・アルバラドは、
バルディビアの従者の1人を見るや驚きの表情を見せた。
アロンソ・デ・アルバラド
「丁度10年程前だったか、クスコに送った救援隊で見かけたな。
生きておったのか。」
ニーニョ「お、お久し、しぶりです。
アル、アル、アルバ、ラド様。」
バルディビア
「その様な昔の事、よく覚えておるな。
今は私の所で囲っておる。」
アロンソ・デ・アルバラド
「意思疎通をするのに難儀な者だったが、
力だけは異様に強かったので印象に残っておりましたわ。」
バルディビア
「なかなか重宝しておるぞ。」
アロンソ・デ・アルバラド
「ここに居ると言う事は。
バルディビア様の側近なのですか?」
バルディビア
「こやつは上手く言葉を話せないが、
話を理解していない訳ではない。
ま・・多少変わった思考はしておるがの。
ただ、分をわきまえておる。」
アロンソ・デ・アルバラド
「バルディビア様がお拾いになるくらいだ、
価値ある者だったのですな。
私もより視野を広く持たねば・・」
バルディビア
「人は使い様よ。」
アルデレテ
「バルディビア様、そろそろご準備を。」
バルディビア
「そうだな、始めるか。
兵達に旗を掲げる準備をさせよ!」
アルデレテ、カセレス「ハッ!」
アルデレテ達は兵達に黒い旗を掲げさせた。
バルディビア
「それでは行って参る!」
バルディビアは、アロンソ・デ・アルバラドから
借りた兵を率いて、カルバハルの軍へ向かった。
「久しぶりです、バルディビア様。
ラス・サリナスの戦い以来ですな。」
この者の名はアロンソ・デ・アルバラドと言い、
年はバルディビアより3つ下であるが、
共にフランシスコ・ピサロの元で頭角を表した1人である。
また、カスティニャダ達の主であったゴメス・デ・アルバラドの甥にあたる。
ゴメスがアルマグロ派であるのに対し、
アロンソはピサロ派に加わる事が多かった。
バルディビア
「活躍は聞いておるぞ。」
アロンソ・デ・アルバラド
「いやいや、バルディビア様には及びませぬ。
そう言えば、カストロ様の件残念でした。」
バルディビア
「お互いカストロには世話になったのぅ。」
アロンソ・デ・アルバラド
「ただ、何者かの助けで最悪の事態は免れたみたいで・・
もしや・・
いや、余計な事は言いますまい。」
オロは明後日の方を見上げた。
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「ハハ、ワシは奴の無事を願っただじゃ。」
アロンソ・デ・アルバラド
「こやつは私の甥のフワン・デ・アルバラドと申します。
まだ年は若いですが、
皇帝と共にゲント市攻略を経験しており、
見どころがあります。」
バルディビア
「ほう、あのゲントを経験しておるのか。
頼もしいのぅ。」
「フワン・デ・アルバラドと申します。
叔父からバルディビア様のお話を幾度となく
伺っております。
此度の戦、勉強させていただきます。」
バルディビア
「芯が強そうだのぅ。
まあ、今回の戦はもう見どころはないかもしれぬの。」
フワン・デ・アルバラド
「はぁ。」
アロンソ・デ・アルバラド
「この者は!!」
アロンソ・デ・アルバラドは、
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アロンソ・デ・アルバラド
「丁度10年程前だったか、クスコに送った救援隊で見かけたな。
生きておったのか。」
ニーニョ「お、お久し、しぶりです。
アル、アル、アルバ、ラド様。」
バルディビア
「その様な昔の事、よく覚えておるな。
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