12 / 42
想定外
第10話「クラントゥン」
しおりを挟む
-競技会場-
ナウエル「おっ!まだやってるねぇ。」
既に人だかりが出来ていた。
「免除者と大人しそうな奴が良い勝負してるぞ!」
「アイツ、ルンクトゥンでほぼ最後に着いた奴だよな?」
「アイツがこのまま優勝でもしたら、俺はアイツの下につきたいな。」
「あんな弱そうな奴の下についてどうすんだよ?」
「だからいいんだよ。普段アイツが身の回りの世話してくれそうだろ?」
「分からんぞ?あんな奴に限って立場変わったらこき使われるかもしれんぞ。」
ナウエル「そっか、クラントゥンだったね。
なら、その良い勝負してるのは・・」
ツルクピチュンの頬には一筋の汗が伝い、手にはしっかりと石が握り込まれていた。
ナウエルは面識のないレポマンデに話しかけた。
「どうだい君の大将は?」
レポマンデ(ナウエル?!まるで知り合いみたいに話しかけてくるな。ここは気圧されず振る舞わないとな。)
レポマンデ「ああ、マレアンデが得意とするのは接近戦ではあるが、投石術だってそこら辺の奴らには負けないだろうなぁ。」
ナウエルはやっと二人の対決を見る事ができた。
ナウエル「え?!
なんで2人は向かい合ってるの?」
レポマンデ「最初は石で的当てを皆で一斉にしてたんだが、ルールが変わったんだ。」
-30分前-
「どうやらクラントゥンの勝者は、あのどちらかになりそうだな。」
マレアンデ「思わぬ奴がしつこく喰らいつくてくるな。
あの緑の衣を纏う奴。
そしてよくよく見ると、あの顔・・気に食わぬ。」
ツルクピチュンは正確に小石で的を撃ち抜いていく。
マレアンデがツルクピチュンに近寄り話しかけてきた。
マレアンデ「貴様、美しい顔をしているな。
この地に綺麗な顔は2人いらない!
私と直接対決しろ!」
ツルクピチュンはマレアンデの言ってる意味が理解できないでいた。
マレアンデ「パルタ様!
このまま地味にこやつと勝敗を決めるのはつまらない。
この祭りを盛り上げる為、提案したいことがあります!」
パルタ(派手好きのマレアンデが地味な繰り返しに飽きてきたな・・)
マレアンデ「私とこやつと向かい合い、互いに向かって石を投げるルールに変えていただけませんか?
どちらかの体に一つでも石を当てれば勝ち。
どうです、面白そうじゃないですか?」
マジョケテ「ハハ、マレアンデよ。
面白い事を考えるな。」
アイナビージョ「他地域への良い宣伝にもなりそうじゃな。
正直、飽きてきた所だった。」
パルタ「よかろう。マレアンデ好きにするが良い!
ツルクピチュン貴様も良いな?」
マレアンデ「ありがとうございます!」
ツルクピチュン「仰せのままに。」
アイナビージョ(ん?マレアンデの対戦相手の小僧・・はて?あやつの顔どっかで見た様な・・)
マレアンデ「皆の者!聞くがよい!
私はあやつめの顔だけを狙う!
もし他の部分に当たった場合は、私の負けとする。」
辺りはマレアンデの宣言に盛り上がっていた。
「さすが免除者だな。魅せるねぇ。」
マレアンデ(さて、あやつの綺麗な顔潰してくれるわ!)
ナウエル「おっ!まだやってるねぇ。」
既に人だかりが出来ていた。
「免除者と大人しそうな奴が良い勝負してるぞ!」
「アイツ、ルンクトゥンでほぼ最後に着いた奴だよな?」
「アイツがこのまま優勝でもしたら、俺はアイツの下につきたいな。」
「あんな弱そうな奴の下についてどうすんだよ?」
「だからいいんだよ。普段アイツが身の回りの世話してくれそうだろ?」
「分からんぞ?あんな奴に限って立場変わったらこき使われるかもしれんぞ。」
ナウエル「そっか、クラントゥンだったね。
なら、その良い勝負してるのは・・」
ツルクピチュンの頬には一筋の汗が伝い、手にはしっかりと石が握り込まれていた。
ナウエルは面識のないレポマンデに話しかけた。
「どうだい君の大将は?」
レポマンデ(ナウエル?!まるで知り合いみたいに話しかけてくるな。ここは気圧されず振る舞わないとな。)
レポマンデ「ああ、マレアンデが得意とするのは接近戦ではあるが、投石術だってそこら辺の奴らには負けないだろうなぁ。」
ナウエルはやっと二人の対決を見る事ができた。
ナウエル「え?!
なんで2人は向かい合ってるの?」
レポマンデ「最初は石で的当てを皆で一斉にしてたんだが、ルールが変わったんだ。」
-30分前-
「どうやらクラントゥンの勝者は、あのどちらかになりそうだな。」
マレアンデ「思わぬ奴がしつこく喰らいつくてくるな。
あの緑の衣を纏う奴。
そしてよくよく見ると、あの顔・・気に食わぬ。」
ツルクピチュンは正確に小石で的を撃ち抜いていく。
マレアンデがツルクピチュンに近寄り話しかけてきた。
マレアンデ「貴様、美しい顔をしているな。
この地に綺麗な顔は2人いらない!
私と直接対決しろ!」
ツルクピチュンはマレアンデの言ってる意味が理解できないでいた。
マレアンデ「パルタ様!
このまま地味にこやつと勝敗を決めるのはつまらない。
この祭りを盛り上げる為、提案したいことがあります!」
パルタ(派手好きのマレアンデが地味な繰り返しに飽きてきたな・・)
マレアンデ「私とこやつと向かい合い、互いに向かって石を投げるルールに変えていただけませんか?
どちらかの体に一つでも石を当てれば勝ち。
どうです、面白そうじゃないですか?」
マジョケテ「ハハ、マレアンデよ。
面白い事を考えるな。」
アイナビージョ「他地域への良い宣伝にもなりそうじゃな。
正直、飽きてきた所だった。」
パルタ「よかろう。マレアンデ好きにするが良い!
ツルクピチュン貴様も良いな?」
マレアンデ「ありがとうございます!」
ツルクピチュン「仰せのままに。」
アイナビージョ(ん?マレアンデの対戦相手の小僧・・はて?あやつの顔どっかで見た様な・・)
マレアンデ「皆の者!聞くがよい!
私はあやつめの顔だけを狙う!
もし他の部分に当たった場合は、私の負けとする。」
辺りはマレアンデの宣言に盛り上がっていた。
「さすが免除者だな。魅せるねぇ。」
マレアンデ(さて、あやつの綺麗な顔潰してくれるわ!)
30
あなたにおすすめの小説
【アラウコの叫び 】第1巻/16世紀の南米史
ヘロヘロデス
歴史・時代
【毎日07:20投稿】 1500年以降から300年に渡り繰り広げられた「アラウコ戦争」を題材にした物語です。
マプチェ族とスペイン勢力との激突だけでなく、
スペイン勢力内部での覇権争い、
そしてインカ帝国と複雑に様々な勢力が絡み合っていきます。
※ 現地の友人からの情報や様々な文献を元に史実に基づいて描かれている部分もあれば、
フィクションも混在しています。
また動画制作などを視野に入れてる為、脚本として使いやすい様に、基本は会話形式で書いています。
HPでは人物紹介や年表等、最新話を先行公開しています。
公式HP:アラウコの叫び
youtubeチャンネル名:ヘロヘロデス
insta:herohero_agency
tiktok:herohero_agency
【アラウコの叫び 】第3巻/16世紀の南米史
ヘロヘロデス
歴史・時代
【毎週月曜07:20投稿】
3巻からは戦争編になります。
戦物語に関心のある方は、ここから読み始めるのも良いかもしれません。
※1、2巻は序章的な物語、伝承、風土や生活等事を扱っています。
1500年以降から300年に渡り繰り広げられた「アラウコ戦争」を題材にした物語です。
マプチェ族とスペイン勢力との激突だけでなく、
スペイン勢力内部での覇権争い、
そしてインカ帝国と複雑に様々な勢力が絡み合っていきます。
※ 現地の友人からの情報や様々な文献を元に史実に基づいて描かれている部分もあれば、
フィクションも混在しています。
動画制作などを視野に入れてる為、脚本として使いやすい様に、基本は会話形式で書いています。
HPでは人物紹介や年表等、最新話を先行公開しています。
公式HP:アラウコの叫び
youtubeチャンネル名:ヘロヘロデス
insta:herohero_agency
tiktok:herohero_agency
M性に目覚めた若かりしころの思い出 その2
kazu106
青春
わたし自身が生涯の性癖として持ち合わせるM性について、終活的に少しづつ綴らせていただいてます。
荒れていた地域での、高校時代の体験になります。このような、古き良き(?)時代があったことを、理解いただけましたらうれしいです。
一部、フィクションも交えながら、述べさせていただいてます。フィクション/ノンフィクションの境界は、読んでくださった方の想像におまかせいたします。
M性に目覚めた若かりしころの思い出
kazu106
青春
わたし自身が生涯の性癖として持ち合わせるM性について、それをはじめて自覚した中学時代の体験になります。歳を重ねた者の、人生の回顧録のひとつとして、読んでいただけましたら幸いです。
一部、フィクションも交えながら、述べさせていただいてます。フィクション/ノンフィクションの境界は、読んでくださった方の想像におまかせいたします。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
サディストの私がM男を多頭飼いした時のお話
トシコ
ファンタジー
素人の女王様である私がマゾの男性を飼うのはリスクもありますが、生活に余裕の出来た私には癒しの空間でした。結婚しないで管理職になった女性は周りから見る目も厳しく、私は自分だけの城を作りまあした。そこで私とM男の週末の生活を祖紹介します。半分はノンフィクション、そして半分はフィクションです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる




