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コジェジャウジン/前編
第33話「チョイケピン」
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フェニストン「ピューマの骨を砕いて霊水に混ぜた物を足に注入し、力を得ている所だ。」
マイロンゴ「噂では聞いたことがあるが、気休めじゃないのか?」
フェニストン「今に分かる。」
パルタ「また今回のルンクトゥンでは、特別な条件がある。
走行に関してはチョイケピンで行ってもらう。
土の上で両足を着けた者は即失格とする!!」
マイロンゴ「ハハ、チョイケピンか。
要は片足で進めって事だろう?
俺、結構得意なんだよな。
ピューマの力を得たところで、片足でまともに走れるのか?」
フェニストン「走る?
発想が違うな、俺たちにとって進むとは跳躍するという事だ。
そして、地上で生息する生き物で最も高く飛ぶ動物はピューマだ。」
マイロング「ふーん、お手並み拝見といくか。」
ツルクピチュン「君はなぜそんなに怯えてるんだ。」
リチュエン「・・・」
ツルクピチュン「心配しないで。
ルンクトゥンで命を落とすなんて事ないから・・・」
パルタ「始めぃっ!!」
リチュエンはパルタの大声に驚き、つまづきそうになった。
「危ない!」
すかさずツルクピチュンがリチュエンを助けようと腕を伸ばした。
ドカッ!
マイロンゴに蹴られ、ツルクピチュンは地面に惨めに突っ伏した。
「邪魔だ!」
マイロンゴは蔑むような言い方で一言呟いた。
マイロンゴは勢いよく先頭に立ち独走する。
が、間も無くして横幅のある巨体が物凄い速度でマイロンゴを追い抜いていった。
マイロンゴ「え、両足で走ってるじゃねーか!
あれ、反則だろう!?」
フェニストン「うん?頭が二つある。
これは・・・」
群れの視界の目の前に映る異様な出立ちの者は、グワノ兄弟だった。
彼らは互いの肩を組み合い、まるで2人で1人の人間の様に走っている。
マジョケテ「ほう、あれがグワノ兄弟か?
面白い事をしておるな。
のうパルタ?」
パルタ「はっ、興味深いですな。」
マジョケテ「今回のルールには参加者同士で肩を組む事については触れておらん。
あれは反則ではないよな。」
パルタ「はっ、何の問題もありません。」
マジョケテ「しかし、信じられん動きをしておる。」
「ホントかよ・・あの時は、あいつらの気色悪さに気づかなかったが・・」
マイロンゴはグワノ兄弟の片足が
実際無い事に、今になって気が付いた。
アイナビージョ「グワノ兄弟は敵対勢力に捕えられ、
その時互いの片足をあやつら同士で切断させられたらしい。
ワシら北の地では有名な話だ。」
マジョケテ「酷い話だな・・」
アイナビージョ「あの動き、あのマナコ、まるで怨念が宿っている様だ。」
マイロンゴはどんどんグワノ兄弟に引き離されてゆき、
束の間の独走体制はあっけなく終わった。
ナウエル「あらら、もう始まってるのか!
あいつら凄いな。」
ラウタロ達が遅れて会場に辿り着いた。
ラウタロ「ん?
どうやらチョイケピンとルンクトゥンの複合競技らしいな。」
「パルタさん!僕もこの競技参加するね!」
ナウエルはパルタに声をかけた。
「好きにせい。」
パルタは呆れ気味に答えた。
ラウタロ達はすぐさま駆け出した。
マレアンデ「ふーん、あれがナウエルか。
あんな品位のないやつと同列なんて心外だな。
パルタ様、ほんとにあんなやつが私と同じ免除者なんですか?」
パルタ「まあ年齢通りガキっぽいが、あの父親にこの子ありだ。
ところでお前は競技には参加しないのか?」
マレアンデ「私は泥だらけになる様な無様な事らしたくないです。
選ばれた者なので。」
パルタはモヤモヤした表情をした。
マイロンゴ「噂では聞いたことがあるが、気休めじゃないのか?」
フェニストン「今に分かる。」
パルタ「また今回のルンクトゥンでは、特別な条件がある。
走行に関してはチョイケピンで行ってもらう。
土の上で両足を着けた者は即失格とする!!」
マイロンゴ「ハハ、チョイケピンか。
要は片足で進めって事だろう?
俺、結構得意なんだよな。
ピューマの力を得たところで、片足でまともに走れるのか?」
フェニストン「走る?
発想が違うな、俺たちにとって進むとは跳躍するという事だ。
そして、地上で生息する生き物で最も高く飛ぶ動物はピューマだ。」
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リチュエン「・・・」
ツルクピチュン「心配しないで。
ルンクトゥンで命を落とすなんて事ないから・・・」
パルタ「始めぃっ!!」
リチュエンはパルタの大声に驚き、つまづきそうになった。
「危ない!」
すかさずツルクピチュンがリチュエンを助けようと腕を伸ばした。
ドカッ!
マイロンゴに蹴られ、ツルクピチュンは地面に惨めに突っ伏した。
「邪魔だ!」
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が、間も無くして横幅のある巨体が物凄い速度でマイロンゴを追い抜いていった。
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あれ、反則だろう!?」
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これは・・・」
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彼らは互いの肩を組み合い、まるで2人で1人の人間の様に走っている。
マジョケテ「ほう、あれがグワノ兄弟か?
面白い事をしておるな。
のうパルタ?」
パルタ「はっ、興味深いですな。」
マジョケテ「今回のルールには参加者同士で肩を組む事については触れておらん。
あれは反則ではないよな。」
パルタ「はっ、何の問題もありません。」
マジョケテ「しかし、信じられん動きをしておる。」
「ホントかよ・・あの時は、あいつらの気色悪さに気づかなかったが・・」
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実際無い事に、今になって気が付いた。
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その時互いの片足をあやつら同士で切断させられたらしい。
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