【アラウコの叫び 】第2巻/16世紀の南米史

ヘロヘロデス

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想定外

第44話「敵襲」

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-現在-
レポマンデ「という訳だ。」

ナウエル「ふーん、それだけツルクピチュンを意識してるって事だね。」
 
レポマンデ「は?」
 
マレアンデ(さて、どう料理してやるか。まずは足場を追い詰める。)
 
マレアンデは顔を狙いつつも、ツルクピチュンの逃げるスペースを狭める様に石を投げながら圧をかけていった。
 
ツルクピチュン(流石、免除者・・このまま、逃げ回ってたら絡め取られてしまう・・)
 
マレアンデは隙のない連投でツルクピチュンを追い詰めていく。

ツルクピチュン(これは・・あの一投に賭けるしかないな。)
 
ツルクピチュンは利き手に2つの石を忍ばせた。
 
マレアンデ「さて、とどめだあぁあぁ!」
 
マレアンデの石はツルクピチュンの顔を目掛けて飛んでいった。
 
ツルクピチュンはマレアンデの石目掛けて、自身の石を投げつけた。
 
石は見事にマレアンデの石に命中したが、軌道があまり変わらずツルクピチュンの顔を掠めた。
 
マレアンデ「チッ。外したか・・」
 
その時、マレアンデの頭上にツルクピチュンの石が現れた。
 
ツルクピチュンは2つの石を仕込んでおり、受けと攻めを同時に行なっていた。
 
マレアンデの頭にコツンと当たった。
 
マレアンデ「何だと?こ・・」

ドドドゴォオオオン!!
 
その時、大きな爆発音がした!!
 
「何だ?!雷か?」
 
「敵襲だぁぁあ!」
辺りは混乱に包まれた。
 
ラウタロ(ここよりさらに遠くの方で音が聞こえたな。まずはこの騒ぎを収集しなくては。)
 
ラウタロは叫んだ。
「落ち着け!!」
 
「よく通る覇気のある声だ。大人達まで大人しくなってる。」
エルネイは少し離れた位置からラウタロの声を聞いていた。
 
ラウタロ「たった今情報が入った!
音の出所は、インカを支配する新勢力の奴らだ!」
  
「何だって?!遂に攻めてきたのか?」
再び辺りは騒ぎ出した。
 
ラウタロ「話を最後まで聞け!!」
場は再び鎮まりかえった。

ラウタロ「ただ、やつらはこちらに気付いていない。
軍事訓練をしている様だ。
ここは静かにここから距離を置くべきだ!」
 
「小僧。ワシの地で何を取り仕切っておる。」
マジョケテは静かに怒りを抱えたまま、ラウタロに詰め寄った。
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