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交流
第70話「カストロの宴」
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キロガ(こちらの切り札の威圧感は抜群だな・・この機を逃してはならん。」
パンパン!
キロガの手を叩く音が、森の中で響き渡った。
「はい、そこまで!!」
キロガは争いあってる者達の動きを止めさせた。
イネスは折れた剣で再び向かおうとしている。
キロガ「セニョリータ!!
カストロ様の相手をずっとしなくて済みそうですよ!」
イネスの動きが止まった。
「貴殿の剣はかなりの業物のようですな。」
キロガはカスティニャダに品のある声色で話しかけた。
-バカ・デ・カストロ邸-
カストロ「貴殿がカスティニャダ殿だな。」
カスティニャダ「カストロ様、お会いできて光栄です。」
カストロ「貴殿達は南方の部族たちと対峙していたそうだな。」
カスティニャダ「はい。ピクンチェ族、マプチェ族とやり合いました。
通常、原住民達は馬や私たちの出立に恐れを抱く者ですが、怯まない奴らも多く散見されました。」
カストロ「ほう、厄介な者どもじゃな。
ワシの友人バルディビアは、現在チリ総督の地位にある。
貴君らの経験でバルディビアを助けてやってくれ。」
カスティニャダ「はい、私たちもそのつもりでこちらにやってきました。」
カストロ「アルマグロ一族とは、親しかったのかね?」
カスティニャダ「いえ、私たちの主人はゴメス・デ・アルバラドです。
私たちは一介の傭兵の様な者、特にそこまでかの一族とは面識はありませぬ。」
カストロ「あのゴメスと縁のあるものだったとはな。
奴の親戚のアロンソ・デ・アルバラドとは犬猿の仲でのう、
あの2人には手を焼いておったわ。」
カスティニャダ「はあ、アロンソ殿のご高明は私も存じ上げております。
まさか、その様な間柄だったとは。」
カストロ「よく仲裁に入っておった。
しまいには、あやつら決闘までしおって・・
アロンソと会う時は、気をつけよ。」
カスティニャダ「ご忠告ありがとうございます。」
カストロ「カスティニャダ殿は乗馬は得意か?」
カスティニャダ「もちろん、馬から銃まで一通りはこなせます。」
カストロ「モンロイはおるか?」
モンロイ「お呼びで」
カストロ「カスティニャダ殿、貴君らは騎兵隊として、
このモンロイとバルディビアの所に行ってもらいたい。」
カスティニャダ「かしこまりまりました。
モンロイ殿、よろしくお願い致します。」
「ロレンツォと申します、よろしくお願いします。」
カストロ「貴君らは経緯が経緯なだけに、
良い地位は用意してはやれぬが、
バルディビアは実力のある者は重用する。
尽力してくれ。」
カスティニャダ「傘下に加えて頂いただけでも、十分でございます。」
カストロ「では、ワシの宴を楽しんで行って下され。」
カスティニャダ「ありがとうございます。」
カストロは、カスティニャダ達の元から離れた。
カストロ「キロガ殿、イネス殿はどちらにいったかの?」
キロガ「イネスは今日の件で疲れており、早々に退出しました。」
カストロ「ほう・・残念だのう。
相変わらず勇ましかったと聞いておる。
イネス殿にもよろしくお伝えくだされ。」
「カスティニャダ殿たちへ紹介したい方々おります。」
モンロイはそう言うと、幾人かが集まるテーブルへ案内した。
パンパン!
キロガの手を叩く音が、森の中で響き渡った。
「はい、そこまで!!」
キロガは争いあってる者達の動きを止めさせた。
イネスは折れた剣で再び向かおうとしている。
キロガ「セニョリータ!!
カストロ様の相手をずっとしなくて済みそうですよ!」
イネスの動きが止まった。
「貴殿の剣はかなりの業物のようですな。」
キロガはカスティニャダに品のある声色で話しかけた。
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カストロ「貴殿がカスティニャダ殿だな。」
カスティニャダ「カストロ様、お会いできて光栄です。」
カストロ「貴殿達は南方の部族たちと対峙していたそうだな。」
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通常、原住民達は馬や私たちの出立に恐れを抱く者ですが、怯まない奴らも多く散見されました。」
カストロ「ほう、厄介な者どもじゃな。
ワシの友人バルディビアは、現在チリ総督の地位にある。
貴君らの経験でバルディビアを助けてやってくれ。」
カスティニャダ「はい、私たちもそのつもりでこちらにやってきました。」
カストロ「アルマグロ一族とは、親しかったのかね?」
カスティニャダ「いえ、私たちの主人はゴメス・デ・アルバラドです。
私たちは一介の傭兵の様な者、特にそこまでかの一族とは面識はありませぬ。」
カストロ「あのゴメスと縁のあるものだったとはな。
奴の親戚のアロンソ・デ・アルバラドとは犬猿の仲でのう、
あの2人には手を焼いておったわ。」
カスティニャダ「はあ、アロンソ殿のご高明は私も存じ上げております。
まさか、その様な間柄だったとは。」
カストロ「よく仲裁に入っておった。
しまいには、あやつら決闘までしおって・・
アロンソと会う時は、気をつけよ。」
カスティニャダ「ご忠告ありがとうございます。」
カストロ「カスティニャダ殿は乗馬は得意か?」
カスティニャダ「もちろん、馬から銃まで一通りはこなせます。」
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モンロイ「お呼びで」
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このモンロイとバルディビアの所に行ってもらいたい。」
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尽力してくれ。」
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