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キラクラの戦い/開戦
第75話「周辺者の視点」
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ラウタロ「やぁ、フワナ。
今日はグディエルは一緒じゃないのかい?」
フワナ「戦が始まるぞーって騒いでて、何かあくせくやってたわ。」
ラウタロ(いよいよ、本格的な衝突が始まるのか・・)
マルコス「グディエルや僕は今回の遠征の留守番なのに。
ほんと彼は気が早いよ。」
ラウタロ「今回の遠征?」
マルコス「バルディビア様は緯度の高い場所に都市を建設したいらしくて、ペンコ湾が理想的と判断し、今そこへ向かってるんだ。」
フワナ「無事に辿り着けると思う、ラウタロ?」
ラウタロ(スペイン人が言うペンコ湾とは、トゥンベス島よりやや南に位置する辺りのとこだったな・・
おそらく道中でモルチェ族と衝突するだろう。)
ラウタロ「もし衝突する事になっても、バルディビア様たちの相手にはならないさ。」
フワナ「そうなんだ。
でも、いよいよ本格的に戦になっちゃいそうだけど
ラウタロは平気?」
ラウタロ「今はまだそんな大規模で物事を見れてないから、
どんな気分と問われてもピンとこないなぁ。」
マルコス「こちらに来て、
一気に色んな情報が入ってきて
まだ頭の中を整理できてないのかもね。」
ラウタロ「あちらにいた頃は身近に攻撃をしてくる奴もいたし、
もっと小さい規模でしか戦いというものを意識した事ないな。」
フワナ「辛い過去を思い出させてしまった・・?」
ラウタロ「過去は過去さ。
今の生活には満足してるよ。」
フワナ「ここでは何かあったら私に言ってね!
ラウタロは私が守るから!」
ラウタロ「ありがとう。」
フワナ「けどね。
脅しや威嚇に対して、
時には立ち向かわなきゃダメよ!」
ラウタロ「フワナは、まるで騎士みたいだな。」
フワナは、胸を張り得意げに笑った。
1546年2月11日 キラクラ
バルディビア軍はペンコ湾へ向かう途中、大規模な先住民たちの居住地と対峙する事になった。
そこでバルディビアは和平を結ぶ為の使者をこの地域の主要な指導者達に遣わした。
一方、この地域の指導者達が一同に介しマジョケテの元に集っていた。
「あの強大な帝国タワティンスーユさえ、やつらの手先になったと聞く、ここは大人しく従った方が良いのでは?」
「マジョケテ殿は南と北と結び徹底抗戦するつもりと聞いていたが、あちらは平和に事を進めたい様だ。」
多くの指導者がバルディビアの和平の提案に揺らいでいた。
また、南のマプチェ達やアイナビージョ達もその場に集っていた。
パルタ「指導者の皆様方、よく集まってくれた。
我が主、マジョケテから話がある。」
マジョケテ「新たな勢力から使者がきたと聞く。」
マジョケテが合図すると、バルディビアの使者らしき一人のヤナコナが連れてこられた。
「ワシの答えはこうだ。」
そう言うと、マジョケテは使者の側まで行き、
そこで聴衆の方に身体の向きを変えた。
丁度使者に背を向ける形になり、
聴衆側からは使者の姿が
マジョケテの身体で隠れる形になった。
指導者達の幾人かはざわめき出した。
「まさか・・」
今日はグディエルは一緒じゃないのかい?」
フワナ「戦が始まるぞーって騒いでて、何かあくせくやってたわ。」
ラウタロ(いよいよ、本格的な衝突が始まるのか・・)
マルコス「グディエルや僕は今回の遠征の留守番なのに。
ほんと彼は気が早いよ。」
ラウタロ「今回の遠征?」
マルコス「バルディビア様は緯度の高い場所に都市を建設したいらしくて、ペンコ湾が理想的と判断し、今そこへ向かってるんだ。」
フワナ「無事に辿り着けると思う、ラウタロ?」
ラウタロ(スペイン人が言うペンコ湾とは、トゥンベス島よりやや南に位置する辺りのとこだったな・・
おそらく道中でモルチェ族と衝突するだろう。)
ラウタロ「もし衝突する事になっても、バルディビア様たちの相手にはならないさ。」
フワナ「そうなんだ。
でも、いよいよ本格的に戦になっちゃいそうだけど
ラウタロは平気?」
ラウタロ「今はまだそんな大規模で物事を見れてないから、
どんな気分と問われてもピンとこないなぁ。」
マルコス「こちらに来て、
一気に色んな情報が入ってきて
まだ頭の中を整理できてないのかもね。」
ラウタロ「あちらにいた頃は身近に攻撃をしてくる奴もいたし、
もっと小さい規模でしか戦いというものを意識した事ないな。」
フワナ「辛い過去を思い出させてしまった・・?」
ラウタロ「過去は過去さ。
今の生活には満足してるよ。」
フワナ「ここでは何かあったら私に言ってね!
ラウタロは私が守るから!」
ラウタロ「ありがとう。」
フワナ「けどね。
脅しや威嚇に対して、
時には立ち向かわなきゃダメよ!」
ラウタロ「フワナは、まるで騎士みたいだな。」
フワナは、胸を張り得意げに笑った。
1546年2月11日 キラクラ
バルディビア軍はペンコ湾へ向かう途中、大規模な先住民たちの居住地と対峙する事になった。
そこでバルディビアは和平を結ぶ為の使者をこの地域の主要な指導者達に遣わした。
一方、この地域の指導者達が一同に介しマジョケテの元に集っていた。
「あの強大な帝国タワティンスーユさえ、やつらの手先になったと聞く、ここは大人しく従った方が良いのでは?」
「マジョケテ殿は南と北と結び徹底抗戦するつもりと聞いていたが、あちらは平和に事を進めたい様だ。」
多くの指導者がバルディビアの和平の提案に揺らいでいた。
また、南のマプチェ達やアイナビージョ達もその場に集っていた。
パルタ「指導者の皆様方、よく集まってくれた。
我が主、マジョケテから話がある。」
マジョケテ「新たな勢力から使者がきたと聞く。」
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「ワシの答えはこうだ。」
そう言うと、マジョケテは使者の側まで行き、
そこで聴衆の方に身体の向きを変えた。
丁度使者に背を向ける形になり、
聴衆側からは使者の姿が
マジョケテの身体で隠れる形になった。
指導者達の幾人かはざわめき出した。
「まさか・・」
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