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第四章 第二節 犯罪組織グランディスとの戦い
第938話 追いかけてくるエア・バイクの群れ
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「よし街中を抜けた。あとはエトナ山をめざすだけだ!」
ヤマトは声をはずませたが、レイが抑えた声でたしなめてきた。
「タケル、ここからは相手に丸見え。攻撃をかわすすべは限られるわ」
「レイ、こっちは軍用バイクでしょ。なんか対抗策ないの?」
アスカがヤマトにしがみついたまま叫んだ。
「あるけど機銃とミサイル2発だけ。でも相手が多すぎる」
ヤマトはハンドルの中心部にあるモニタに目をやった。まだ距離はあったが、モニタ画面を埋め尽くさんばかりのエア・バイクの群れがそこにあった。今までで一番おおいとわかるほどの大群を、ヤタが率いてこちらを追いかけてきていた。
「ああ、レイの言う通りだ。いくら軍用でも相手にするのには限度がありそうだ。こうなったらスピード勝負だな。あいつらに追いつかれる前に、ドラゴンズ・ボールをユウキたちに受け渡すしかない」
「タケル。それも難しいかもしれない」
「どういうことだ。レイ」
「センサーを3D表示にして、表示エリアを拡大してみて」
セイはレイに言われたとおり、センサーにむかって念じた。
ハンドル部分にあるセンサーが3D表示になると、自分たちの上空と下方から数台のエア・バイクが挟み込むように迫ってきているのがわかった。と同時に、背後ではなく正面からも数台こちらへ向ってきていた。
「ちっ! うしろの大群は囮か!」
「まんまと注意をひきつけられた」
「レイ、どうする?」
ヤマトは自分で考えるより先に、レイに打診した。
「これってまぬけな攻撃。斜め上につきぬければ回避できる」
レイはそういうなり、フルスロットルで斜め上にバイクを走らせた。
「だってよ。タケル。あたしたちも続くの!」
後部座席のアスカがヤマトをこづいた。反射的にスロットルを最大にひねる。ヤマトのバイクがロケットのように飛び出した。そのままレイの軌跡を追うように、スピードをあげていく。
「レイ。このまま全力でとばして、振り切れるのか!」
レイにむかって声をかけた。
「ふりきれない」
レイの返事はいたって冷静だった。
「だったら、どうして……」
「その前にドラゴンズ・ボールをユウキたちに渡すことができる」
レイが天空の一点を見つめているのがわかって、ヤマトはその方向に目をやった。
まだはるか彼方だったが、空の上になにかがきらめいているのがわかった。
「あれって、観光列車! ユウキとクララの乗ってるヤツなの?」
アスカがうしろで叫んだ。
「そう。だけど、たぶんあそこに行き着く前に、追手に追いつかれる」
「どーすんのよ、レイ」
「ヤツラ、上下と正面から挟撃するつもりだったけど、この高度まであがったからそれができない。だからいまは、下から追いかけてきてる集団にすぎない。だったら……」
「全部まとめて、わたしが相手できる」
ヤマトは声をはずませたが、レイが抑えた声でたしなめてきた。
「タケル、ここからは相手に丸見え。攻撃をかわすすべは限られるわ」
「レイ、こっちは軍用バイクでしょ。なんか対抗策ないの?」
アスカがヤマトにしがみついたまま叫んだ。
「あるけど機銃とミサイル2発だけ。でも相手が多すぎる」
ヤマトはハンドルの中心部にあるモニタに目をやった。まだ距離はあったが、モニタ画面を埋め尽くさんばかりのエア・バイクの群れがそこにあった。今までで一番おおいとわかるほどの大群を、ヤタが率いてこちらを追いかけてきていた。
「ああ、レイの言う通りだ。いくら軍用でも相手にするのには限度がありそうだ。こうなったらスピード勝負だな。あいつらに追いつかれる前に、ドラゴンズ・ボールをユウキたちに受け渡すしかない」
「タケル。それも難しいかもしれない」
「どういうことだ。レイ」
「センサーを3D表示にして、表示エリアを拡大してみて」
セイはレイに言われたとおり、センサーにむかって念じた。
ハンドル部分にあるセンサーが3D表示になると、自分たちの上空と下方から数台のエア・バイクが挟み込むように迫ってきているのがわかった。と同時に、背後ではなく正面からも数台こちらへ向ってきていた。
「ちっ! うしろの大群は囮か!」
「まんまと注意をひきつけられた」
「レイ、どうする?」
ヤマトは自分で考えるより先に、レイに打診した。
「これってまぬけな攻撃。斜め上につきぬければ回避できる」
レイはそういうなり、フルスロットルで斜め上にバイクを走らせた。
「だってよ。タケル。あたしたちも続くの!」
後部座席のアスカがヤマトをこづいた。反射的にスロットルを最大にひねる。ヤマトのバイクがロケットのように飛び出した。そのままレイの軌跡を追うように、スピードをあげていく。
「レイ。このまま全力でとばして、振り切れるのか!」
レイにむかって声をかけた。
「ふりきれない」
レイの返事はいたって冷静だった。
「だったら、どうして……」
「その前にドラゴンズ・ボールをユウキたちに渡すことができる」
レイが天空の一点を見つめているのがわかって、ヤマトはその方向に目をやった。
まだはるか彼方だったが、空の上になにかがきらめいているのがわかった。
「あれって、観光列車! ユウキとクララの乗ってるヤツなの?」
アスカがうしろで叫んだ。
「そう。だけど、たぶんあそこに行き着く前に、追手に追いつかれる」
「どーすんのよ、レイ」
「ヤツラ、上下と正面から挟撃するつもりだったけど、この高度まであがったからそれができない。だからいまは、下から追いかけてきてる集団にすぎない。だったら……」
「全部まとめて、わたしが相手できる」
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