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第五話 お茶会で
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(このイベントは嫌いなんだよなぁ)
レナンジェスは第二王子主催のお茶会に出席していた。勿論、両親も一緒である。
(父よ、母よ…このような場所で何をしてくれている?)
レナンジェスの視界には男の娘メイドにデレる貴族の面々の姿が視界にはいる。
母は美少年の女装と半ズボンの素晴らしさを奥様方と語り合っている。他の貴族の奥方は目の前で半ズボン姿にされたり、メイド服を着せられるヒューイとドゥーイを見ながら顔を紅潮させていた。鼻息も荒い。
『素晴らしですわ。これこそ芸術ですわ』
貴族の奥方には大好評のようだ。他の男性貴族もデレている。
(何てことをするんだ…このままでは美少年が皆、男の娘にされてしまう。それにしても発想のレベルが低い。美少年に薔薇を活けたりする発想は無いのか?)
そう考えながらも口には出せない。もし口に出したらヒューイとドゥーイはあられもない姿を晒す事になるだろう。
(そんな事を考えたら…無いものが立ってしまうだろ!…って既にテントを張っているわ。テヘペロ)
妄想で下半身にテントを張っていることに気が付いたレナンジェスは女子との交流することにした。
レナンジェスは男爵家の女子達と暫く談話していた。転生前は女性だったおかげでさり気なく甘い言葉を口にするレナンジェスに女子達は頬を赤らめている。
(フフフ、これで少なくとも3人の女子とはエロエロ出来そうだ。ハーレムの野望も実現されるだろう)
内心でそんな事を考えている時に事件は起こった。
『平民と愛人の娘が調子に乗りすぎでしてよ』
見るとゲームのメインヒロインであるミュージーと悪役令嬢の妹のルーアのドレスに紅茶がかけられている。
(あぁ、イジメのシーンか…このイベントが嫌いなんだよなぁ。しかしミュージーは現時点で平民扱いだけどルーアは公爵家扱いだろ。それを侯爵令嬢や伯爵令嬢が手を出したら完全にアウトだな。仕方がない…)
レナンジェスは意を決して令嬢達とミュージー、ルーアの間に割って入る。そして2人の代わりに紅茶をかぶった。
『レナンジェス殿、身分も弁えず何をしているのです?』
令嬢たちは冷やかにレナンジェスを見つめる。
「レディーに火傷を負わせては男としてどうかと思いましたので」
レナンジェスは満面の笑みで令嬢たちに言った。すると悪役令嬢ことミーアが何事かという顔でやってくる。そしてレナンジェス達を見るなり唖然としていた。
「何をしている!」
そう怒鳴りながら第二王子アリウスがやって来た。そしてレナンジェスと2人の女子の姿を見るなりミーアを睨みつける。
「ミーア嬢、どういう事か説明してもらえるか?」
アリウスの言葉に対してミーアは無言であった。
「よく解った。腹違いの妹と聖女にこのような仕打ちをするとは公爵家も地に落ちたものだな」
アリウスは軽蔑するようにミーアを睨みつける。
(出たー!俺様王子の決めつけセリフ。でも、ゲームでも現実でもミーア嬢は何も悪くないんだよなぁ…。この後から嫉妬で悪役令嬢になるけど現時点では彼女を隠れ蓑にして他のモブキャラが鬱憤晴らししているだけだし…)
そう考えながらふとミーアの表情を見るレナンジェス。そこには少し悲しそうな少女の表情があった。
「恐れながら殿下に進言いたします」
気が付くとレナンジェスは俺様第二王子の前で跪いて言葉を発していた。
「レナンジェスも礼儀を弁えていないのか?」
「下等なものが殿下に物申す失礼をお許しください。しかし殿下は勘違いをされております。今回の件は…」
「お止めなさい、レナンジェス殿。殿下に不敬ですよ」
レナンジェスの言葉を遮るかのようにミーアが口を開く。
(確かに公衆の面前で殿下に意見すれば不敬罪ね)
ミーアの意図を理解したレナンジェスはその口を閉じる。
「無礼者、其方には罰を与える必要があるようだ」
第二王子アリウスはそう言いながらレナンジェスを奥の部屋に連れて行った。
「おい、お前の従者はなんだ?それに先ほどの無礼だ。おかげで俺様は不機嫌極まりない。特に男の娘メイドなるものはけしからん!俺様のマグナムをこうした責任を取って貰おうか」
第二王子アリウスはそう言いながら大きなテントを張ったズボンを脱ぎだす。
「殿下?」
「お前の従者の罪だ。その罪はお前が償え」
そう言うと反り返った逸物をレナンジェスの顔に近づけて来た。
「フゥ、スッキリした」
レナンジェスにシケの花の香りがする液体を“ゴクリ”と音を立てて飲み込ませたアリウスは欲望に塗れた表情をレナンジェスに向ける。
「此度の罪は今後も償って貰おうか。お前の口でな。それからこの行為を“ゴックン”と命名しよう」
そう言いながらズボンを履く第二王子。
(顎が痛い…第二王子よ、デカすぎるぞ!失った女の最終兵器が濡れるじゃないか!!)
内心ではそう思いながら黙っているレナンジェス。
「お前の罪は解っているな?」
「はい、他の貴族の前で殿下に意見する事は不敬でありました」
「では何故、不敬をはたらいた?」
「殿下の言葉が真実になってしまいます。今回の件は侯爵家、伯爵家の令嬢が公爵家に無礼な行いをしたものです。しかし殿下はミーア公爵を断罪なされた」
「ミーア公爵?」
「この国の法ではミーア嬢がセロ公爵家を継承しております。何しろ準男爵は10年近く自領におり公爵の仕事をしていない以上、正式に離縁した扱いになりますので」
「確かに…」
「それと殿下はミーア公爵を断罪されたことで全ての責任はミーア公爵にあると確定されました。殿下の言葉はそれだけの重みがあるのです」
「…」
「安易に殿下の正義を振りかざせば白い物でも黒になります。それをお忘れなさらぬよう」
「フム、我に意見するとは…明日も罰が必要だな。その減らず口から織り成すテクでな」
淫らな笑みを浮かべながら第二王子アリウスは言う。
(え、明日も?それは前世で彼氏に仕込まれたから出来るけど…私のハーレムがあらぬ方向に行きそうですけど…)
レナンジェスは内心焦る。
「それと…ミーアには謝っておく。其方の忠義と性技に報いる為にな」
そう言いながらアリウスはレナンジェスの唇を奪い激しく舌を絡めるのであった。
レナンジェスは第二王子主催のお茶会に出席していた。勿論、両親も一緒である。
(父よ、母よ…このような場所で何をしてくれている?)
レナンジェスの視界には男の娘メイドにデレる貴族の面々の姿が視界にはいる。
母は美少年の女装と半ズボンの素晴らしさを奥様方と語り合っている。他の貴族の奥方は目の前で半ズボン姿にされたり、メイド服を着せられるヒューイとドゥーイを見ながら顔を紅潮させていた。鼻息も荒い。
『素晴らしですわ。これこそ芸術ですわ』
貴族の奥方には大好評のようだ。他の男性貴族もデレている。
(何てことをするんだ…このままでは美少年が皆、男の娘にされてしまう。それにしても発想のレベルが低い。美少年に薔薇を活けたりする発想は無いのか?)
そう考えながらも口には出せない。もし口に出したらヒューイとドゥーイはあられもない姿を晒す事になるだろう。
(そんな事を考えたら…無いものが立ってしまうだろ!…って既にテントを張っているわ。テヘペロ)
妄想で下半身にテントを張っていることに気が付いたレナンジェスは女子との交流することにした。
レナンジェスは男爵家の女子達と暫く談話していた。転生前は女性だったおかげでさり気なく甘い言葉を口にするレナンジェスに女子達は頬を赤らめている。
(フフフ、これで少なくとも3人の女子とはエロエロ出来そうだ。ハーレムの野望も実現されるだろう)
内心でそんな事を考えている時に事件は起こった。
『平民と愛人の娘が調子に乗りすぎでしてよ』
見るとゲームのメインヒロインであるミュージーと悪役令嬢の妹のルーアのドレスに紅茶がかけられている。
(あぁ、イジメのシーンか…このイベントが嫌いなんだよなぁ。しかしミュージーは現時点で平民扱いだけどルーアは公爵家扱いだろ。それを侯爵令嬢や伯爵令嬢が手を出したら完全にアウトだな。仕方がない…)
レナンジェスは意を決して令嬢達とミュージー、ルーアの間に割って入る。そして2人の代わりに紅茶をかぶった。
『レナンジェス殿、身分も弁えず何をしているのです?』
令嬢たちは冷やかにレナンジェスを見つめる。
「レディーに火傷を負わせては男としてどうかと思いましたので」
レナンジェスは満面の笑みで令嬢たちに言った。すると悪役令嬢ことミーアが何事かという顔でやってくる。そしてレナンジェス達を見るなり唖然としていた。
「何をしている!」
そう怒鳴りながら第二王子アリウスがやって来た。そしてレナンジェスと2人の女子の姿を見るなりミーアを睨みつける。
「ミーア嬢、どういう事か説明してもらえるか?」
アリウスの言葉に対してミーアは無言であった。
「よく解った。腹違いの妹と聖女にこのような仕打ちをするとは公爵家も地に落ちたものだな」
アリウスは軽蔑するようにミーアを睨みつける。
(出たー!俺様王子の決めつけセリフ。でも、ゲームでも現実でもミーア嬢は何も悪くないんだよなぁ…。この後から嫉妬で悪役令嬢になるけど現時点では彼女を隠れ蓑にして他のモブキャラが鬱憤晴らししているだけだし…)
そう考えながらふとミーアの表情を見るレナンジェス。そこには少し悲しそうな少女の表情があった。
「恐れながら殿下に進言いたします」
気が付くとレナンジェスは俺様第二王子の前で跪いて言葉を発していた。
「レナンジェスも礼儀を弁えていないのか?」
「下等なものが殿下に物申す失礼をお許しください。しかし殿下は勘違いをされております。今回の件は…」
「お止めなさい、レナンジェス殿。殿下に不敬ですよ」
レナンジェスの言葉を遮るかのようにミーアが口を開く。
(確かに公衆の面前で殿下に意見すれば不敬罪ね)
ミーアの意図を理解したレナンジェスはその口を閉じる。
「無礼者、其方には罰を与える必要があるようだ」
第二王子アリウスはそう言いながらレナンジェスを奥の部屋に連れて行った。
「おい、お前の従者はなんだ?それに先ほどの無礼だ。おかげで俺様は不機嫌極まりない。特に男の娘メイドなるものはけしからん!俺様のマグナムをこうした責任を取って貰おうか」
第二王子アリウスはそう言いながら大きなテントを張ったズボンを脱ぎだす。
「殿下?」
「お前の従者の罪だ。その罪はお前が償え」
そう言うと反り返った逸物をレナンジェスの顔に近づけて来た。
「フゥ、スッキリした」
レナンジェスにシケの花の香りがする液体を“ゴクリ”と音を立てて飲み込ませたアリウスは欲望に塗れた表情をレナンジェスに向ける。
「此度の罪は今後も償って貰おうか。お前の口でな。それからこの行為を“ゴックン”と命名しよう」
そう言いながらズボンを履く第二王子。
(顎が痛い…第二王子よ、デカすぎるぞ!失った女の最終兵器が濡れるじゃないか!!)
内心ではそう思いながら黙っているレナンジェス。
「お前の罪は解っているな?」
「はい、他の貴族の前で殿下に意見する事は不敬でありました」
「では何故、不敬をはたらいた?」
「殿下の言葉が真実になってしまいます。今回の件は侯爵家、伯爵家の令嬢が公爵家に無礼な行いをしたものです。しかし殿下はミーア公爵を断罪なされた」
「ミーア公爵?」
「この国の法ではミーア嬢がセロ公爵家を継承しております。何しろ準男爵は10年近く自領におり公爵の仕事をしていない以上、正式に離縁した扱いになりますので」
「確かに…」
「それと殿下はミーア公爵を断罪されたことで全ての責任はミーア公爵にあると確定されました。殿下の言葉はそれだけの重みがあるのです」
「…」
「安易に殿下の正義を振りかざせば白い物でも黒になります。それをお忘れなさらぬよう」
「フム、我に意見するとは…明日も罰が必要だな。その減らず口から織り成すテクでな」
淫らな笑みを浮かべながら第二王子アリウスは言う。
(え、明日も?それは前世で彼氏に仕込まれたから出来るけど…私のハーレムがあらぬ方向に行きそうですけど…)
レナンジェスは内心焦る。
「それと…ミーアには謝っておく。其方の忠義と性技に報いる為にな」
そう言いながらアリウスはレナンジェスの唇を奪い激しく舌を絡めるのであった。
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