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第三十六話 肉食女子襲来!
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夏休みも残り3日。そんな中レナンジェスは街中を逃げ回っていた。
『レナンジェス様発見!捕まえますわよ!!』
ハックマン領の女子や他領の女子がレナンジェスを追いかけ回す。中には伯爵家や子爵家のモブ令嬢も居るではないか。
(何故こうなった…)
レナンジェスは訳が解らなかった。
そもそも街で気晴らしでもと思いやって来たのだがレナンジェスを見た女子に囲まれたのだ。
(サインかな?)
初めはそう思ったが女子達はレナンジェスの服を脱がそうとする。
「無礼者!貴族に対して何をする!!」
『既成事実を作るだけです。そうすれば私達はレナンジェス様の傍女ですから』
その言葉にレナンジェスは素早く水魔法で氷の鎖を作り出し建物の屋上に鎖を伸ばす。そして素早く建物に登り逃げ出したのだ。
『待て~!優良物件!!』
女子達はレナンジェスを追いかけ回す。
(アイドルがファンに注意する気持ちが解るわ)
そう考えながらレナンジェスは屋敷に戻ろうとする。するとモブ伯爵家令嬢&子爵家令嬢達がレナンジェスを捕まえに来る。
「貴族のルールを破るとは何事ですか!」
レナンジェスは抗議するがモブ令嬢達はお構いなしだ。
『優良物件を手に入れるだけですわ』
そう言いながら追いかけてくる。
(まずい…逃げなければ犯される…)
レナンジェスは再び逃げ出す。しかし街中がレナンジェス狙いの女子で溢れかえっている。
(何故こんな事に…)
そう考えている時だった。一枚のビラが飛んでくる。
“本日限り、レナンジェス=ハックマンを婦女子限定で襲う事を許可する。
既成事実を作った物はレナンジェス=ハックマンの嫁とする。
期限は夕暮れ時まで。
第二王子 アリウス=オリンポス”
(俺様王子の悪戯か!)
そしてレナンジェスは悟る。ここに居るのは全員、肉食女子であると。
(捕まったら尻に敷かれるパターンだ。何としても童貞を守り抜く!)
レナンジェスはそう決心すると水魔法を巧みに操り、肉食系女子から逃げ回る。
「姫騎士隊、レナンジェスを発見次第襲うのだ!」
「アリウス殿下…戯れにも程があります!」
「仕方が無かろう。お主が帝国大公家令嬢アリス殿を怒らせたのだから。それにここに居る姫騎士は其方のファンで結婚を夢見る乙女たちだ。其方の夢が実現するぞ」
そう言いながら面倒くさそうに言う俺様王子。
「そんな…それではアーンもゴックンも無くなりますよ!」
「悪く思うな」
そう言うと姫騎士隊が魔法を放ってくる。それを魔力吸収(ドレイン)を付与した氷の盾で防ぎながらレナンジェスは逃げ出す。
「来ましたわ!皆の者、ファンの夢を叶えるチャンスです!!」
そこに控えていたのは年配の女性を引き連れたアリスであった。
「アリス令嬢、あんまりです!」
「私とミーア様の中を引き裂くお前は敵だ!!」
そう言いながら未亡人達をレナンジェスに襲わせるアリス。
「こうなれば奥の手だ!水の翼よ!!」
レナンジェスがそう叫ぶと背中にガラスの様に透き通る翼が現れる。そしてレナンジェスは大空へと舞い立った。
「もう、夜になってしまった…」
レナンジェスはそう呟きながら海辺のリゾート地に向かう。
「あれは…」
レナンジェスはライトアップされた舞台に俺様王子とバンドが居るのを発見する。
「レナンジェス、ファンサービスの時間だ!」
俺様王子はそう言いながらレナンジェスを呼び寄せる。
「これは?」
舞台に降り立ったレナンジェスは俺様王子に問い掛ける。
「参加賞の無料ライブだ」
そう言うとレナンジェスにマイクを持たせる俺様王子。
『レナンジェス~』
『キャ~、素敵~』
男女の声が入り混じった声援がレナンジェスに向けられる。
(仕方がないか…)
レナンジェスは覚悟を決めるとマイク越しに叫ぶ。
「いくぜ~」
『ヴォォ~』
声援の中レナンジェスはロックを歌う。そしてアップテンポの曲を数曲歌うとバラード曲に移る。
(あら、俺様王子も参加してきたわ。これは上手くハモらせないと)
すると観衆は静かに2人の歌声を聞いていた。中には涙するものまでいる。
『ラストいくぜ~』
俺様王子と同時に叫ぶとアップテンポの曲を歌う2人。そしてライブが終わると観衆は大熱狂するのであった。
「今度は逃がしませんよ!」
楽屋に入ると最前列で熱狂していたアリスがレナンジェスに言ってくる。
「勘弁してください」
「明日、お前を追いかけるのは男だからな」
レナンジェスがそう言うと俺様王子がトンデモ発言をする。
「堪忍して~」
レナンジェスのシャフトは夜の砂浜に響き渡った。
『レナンジェス様発見!捕まえますわよ!!』
ハックマン領の女子や他領の女子がレナンジェスを追いかけ回す。中には伯爵家や子爵家のモブ令嬢も居るではないか。
(何故こうなった…)
レナンジェスは訳が解らなかった。
そもそも街で気晴らしでもと思いやって来たのだがレナンジェスを見た女子に囲まれたのだ。
(サインかな?)
初めはそう思ったが女子達はレナンジェスの服を脱がそうとする。
「無礼者!貴族に対して何をする!!」
『既成事実を作るだけです。そうすれば私達はレナンジェス様の傍女ですから』
その言葉にレナンジェスは素早く水魔法で氷の鎖を作り出し建物の屋上に鎖を伸ばす。そして素早く建物に登り逃げ出したのだ。
『待て~!優良物件!!』
女子達はレナンジェスを追いかけ回す。
(アイドルがファンに注意する気持ちが解るわ)
そう考えながらレナンジェスは屋敷に戻ろうとする。するとモブ伯爵家令嬢&子爵家令嬢達がレナンジェスを捕まえに来る。
「貴族のルールを破るとは何事ですか!」
レナンジェスは抗議するがモブ令嬢達はお構いなしだ。
『優良物件を手に入れるだけですわ』
そう言いながら追いかけてくる。
(まずい…逃げなければ犯される…)
レナンジェスは再び逃げ出す。しかし街中がレナンジェス狙いの女子で溢れかえっている。
(何故こんな事に…)
そう考えている時だった。一枚のビラが飛んでくる。
“本日限り、レナンジェス=ハックマンを婦女子限定で襲う事を許可する。
既成事実を作った物はレナンジェス=ハックマンの嫁とする。
期限は夕暮れ時まで。
第二王子 アリウス=オリンポス”
(俺様王子の悪戯か!)
そしてレナンジェスは悟る。ここに居るのは全員、肉食女子であると。
(捕まったら尻に敷かれるパターンだ。何としても童貞を守り抜く!)
レナンジェスはそう決心すると水魔法を巧みに操り、肉食系女子から逃げ回る。
「姫騎士隊、レナンジェスを発見次第襲うのだ!」
「アリウス殿下…戯れにも程があります!」
「仕方が無かろう。お主が帝国大公家令嬢アリス殿を怒らせたのだから。それにここに居る姫騎士は其方のファンで結婚を夢見る乙女たちだ。其方の夢が実現するぞ」
そう言いながら面倒くさそうに言う俺様王子。
「そんな…それではアーンもゴックンも無くなりますよ!」
「悪く思うな」
そう言うと姫騎士隊が魔法を放ってくる。それを魔力吸収(ドレイン)を付与した氷の盾で防ぎながらレナンジェスは逃げ出す。
「来ましたわ!皆の者、ファンの夢を叶えるチャンスです!!」
そこに控えていたのは年配の女性を引き連れたアリスであった。
「アリス令嬢、あんまりです!」
「私とミーア様の中を引き裂くお前は敵だ!!」
そう言いながら未亡人達をレナンジェスに襲わせるアリス。
「こうなれば奥の手だ!水の翼よ!!」
レナンジェスがそう叫ぶと背中にガラスの様に透き通る翼が現れる。そしてレナンジェスは大空へと舞い立った。
「もう、夜になってしまった…」
レナンジェスはそう呟きながら海辺のリゾート地に向かう。
「あれは…」
レナンジェスはライトアップされた舞台に俺様王子とバンドが居るのを発見する。
「レナンジェス、ファンサービスの時間だ!」
俺様王子はそう言いながらレナンジェスを呼び寄せる。
「これは?」
舞台に降り立ったレナンジェスは俺様王子に問い掛ける。
「参加賞の無料ライブだ」
そう言うとレナンジェスにマイクを持たせる俺様王子。
『レナンジェス~』
『キャ~、素敵~』
男女の声が入り混じった声援がレナンジェスに向けられる。
(仕方がないか…)
レナンジェスは覚悟を決めるとマイク越しに叫ぶ。
「いくぜ~」
『ヴォォ~』
声援の中レナンジェスはロックを歌う。そしてアップテンポの曲を数曲歌うとバラード曲に移る。
(あら、俺様王子も参加してきたわ。これは上手くハモらせないと)
すると観衆は静かに2人の歌声を聞いていた。中には涙するものまでいる。
『ラストいくぜ~』
俺様王子と同時に叫ぶとアップテンポの曲を歌う2人。そしてライブが終わると観衆は大熱狂するのであった。
「今度は逃がしませんよ!」
楽屋に入ると最前列で熱狂していたアリスがレナンジェスに言ってくる。
「勘弁してください」
「明日、お前を追いかけるのは男だからな」
レナンジェスがそう言うと俺様王子がトンデモ発言をする。
「堪忍して~」
レナンジェスのシャフトは夜の砂浜に響き渡った。
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