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第七十五話 レナンジェス、異世界召喚される!
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私は今、起こっているイベントをほんのちょっぴり体験した。
い、いや…体験したというよりは全く理解を超えていたのだが…
あ…ありのまま今起こっている事を話します!
突然、学院の廊下を歩いていたら足元に魔方陣が現れ、私を光が包み込こんだ。そして私の姿はこの世界から消えた。
な…何を言っているか解らないと思います…。
私も何が起こっているか解らない。
断罪イベントとか告白イベントだとかそんなチャチなモノでは断じてなかった。
もっと不思議な現象を味わったのだ…。
異世界に召喚されました。
「よく来た、勇者よ」
気が付くと王宮の謁見の間らしき場所に私は立っていた。
(誰?ここは何処?)
レナンジェスは回りを見渡す。王座には若いイケメン王。周りもクールビューティー系のイケメンや可愛い系男子が取り囲んでいる。
「あの…ここは?」
レナンジェスは途惑いながら問い掛ける。
「ここはキケヤメという世界のマーラー帝国だ。我はマーラー1919世である。此度、勇者を召喚したのはこの世界に氾濫する魔族から民を守って欲しいからだ。其方の力を借りたい」
「それで…元の世界へは戻れるのですか?」
マーラー国王の言葉にレナンジェスは問い掛ける。
「無理だ。しかしこの世界では男同士の結婚は認められている。それにこの世界の秘薬を使えば男でも子供を産めるのだ」
「え?…それはお断りで…」
その言葉に周りの美男子たちが野獣の様な眼差しを向けてくる。
「あの…」
レナンジェスは周りの反応に貞操の危機を感じる。何しろ全員が股間にテントを張っているのだ。
「断ればお主の体は自由にさせて貰う」
「そんな…R18指定が付くシチュエーションは困ります!」
「ならば魔族狩りの手伝いをして貰おうか。勿論、成功の暁には我の第五王妃の座に着けよう」
「それは…貴男にあんな事やそんなとこをという状況になりますよね?それは困ります」
レナンジェスは内心でトキメキながら言う。何しろイケメン、イケボのコンボだ。しかしレナンジェスにもやる事はある。故に元の世界に戻る事を考えなければならない。
(魔方陣を解析すれば…逆転移を出来そうだが…)
そんな事を考えながら首を縦に振る。相手を油断させ元の世界に戻る為だ。
「そうか。それでは早速、訓練を始めよう!」
王が嬉しそうに言う。
「私の能力を鑑定したり、この世界にやって来たことにより付与された能力は無いのですか?」
レナンジェスの言葉に王の目が点になる。
「どこの異世界人でも能力を扱うのには練習が必要だ。与えられた能力など存在しないのだよ。それに能力を鑑定するにしても実際に使って貰わなければ解らないさ」
見かねたクール系イケメンが横から口を挟む。どうやらラノベ設定が通じないみたいだ。
その後、レナンジェスは訓練場に連れて行かれる。そこにはブーメランパンツ姿のマッチョや剣を携えたイケメン剣士で溢れかえっていた。
(この世界はおかしい。何処にもブサメンが居ない…)
レナンジェスはそんな事を考える。元の世界では美男美女しか居なかった。それは乙女ゲームの世界だから仕方がない。しかしこの世界でも同じなのだ。
『お、フツメン君が勇者か。手柄を立てれば女子にモテるぞ』
『それにしても細いな。一緒に筋トレしないか?』
『いやいや、このまま俺の嫁になれよ』
訓練していた兵士たちが口々に言う。レナンジェスは苦笑いを浮べるだけだ。
「君の実力を見せてくれ」
不意に隊長らしき者がレナンジェスに木剣を渡してくる。
「…はぁ」
レナンジェスは溜息交じりに木剣を受け取ると剣を構える。そして向かってくる相手を片端から一閃で薙ぎ飛ばす。
『これは…』
『伝説の剣聖か?』
『それにしても細身の男はそそられる』
『凄い技術だ!』
『良いお尻だよな』
『これなら魔族の群れにも勝てるぞ!』
『でも、魔法はどうなんだ?』
所々、厭らしい声も聞こえてくるがどうやら剣術は合格みたいだ。
「次は魔法を見せてくれ」
隊長が的を指刺しながら言う。
「はい…」
レナンジェスはやる気無さそうに呟くと氷の矢を放つ。すると的が石つぶてを放ち反撃してくる。
「あの魔法を粉砕するんだ」
隊長の言葉にレナンジェスは魔力吸収(ドレイン)を付与した氷の鎖を作り出す。そして横に薙ぎ払った。すると的の魔力を吸収した鎖は一瞬で全ての的を破壊した。
「…即戦力だな」
隊長は驚愕の表情を浮かべて言う。
「ところで勇者召喚される基準は何ですか?」
「運だな」
「え?」
「ある意味では運が良いと言える。魔法やら剣術をみっちり覚えられるのだから。逆に今までの生活を奪われるのだから運が悪いともいえる」
「過去に召喚された人は?」
「俺がそうだな。科学の世界で育って来た俺は魔法を覚えるのに2週間も掛ったよ。その代り科学知識が役に立ったけどな」
そう言うと的に向かって火魔法と水魔法を同時に発射する隊長。そして的付近で2つの魔法は重なり爆発を起こす。的は粉々に砕け散っていた。
「…水蒸気爆発」
「そうだ。もしかして科学の世界から来たのか?」
「いいえ、魔法の世界です。それでも魔族はいませんでしたけど」
レナンジェスの乙女ゲームの世界に魔族の設定は無かった。故に見た事が無い。
「俺もこの世界で初めて魔族を見たよ」
隊長は語りだす。
この世界で魔族と呼ばれる存在はラノベ的なモノらしい。黒い翼に羊の角を生やした容姿。顔は美男美女だが性格はエロすぎるそうだ。何しろ人間を薄い本の状態にするのが趣味なのだから。
(要するに性犯罪者から国民を守れと言う事か…それにしても何故、勇者を召喚する必要がある?それだって誘拐じゃないか!)
レナンジェスは納得できないという表情を浮かべる。
「勇者が召喚される理由は…魔族と互角に戦える存在だからだよ」
「マッチョでも互角に戦えそうですが?」
「それはダメだ。奴らはマッチョを見ると喜びながらチップを渡すからな。そのチップはこの国の民から盗んだものだし…」
「じゃあ、全員でマッチョになれば解決でしょ?」
「そうだが…筋トレだけでは…」
その言葉でレナンジェスは思いつく。プロテインを大量に作れば平和になると。
「私に考えがあります」
レナンジェスはそう言うとこの世界の植物図鑑を借りる。そしてプロテインの原料を調べるのであった。
い、いや…体験したというよりは全く理解を超えていたのだが…
あ…ありのまま今起こっている事を話します!
突然、学院の廊下を歩いていたら足元に魔方陣が現れ、私を光が包み込こんだ。そして私の姿はこの世界から消えた。
な…何を言っているか解らないと思います…。
私も何が起こっているか解らない。
断罪イベントとか告白イベントだとかそんなチャチなモノでは断じてなかった。
もっと不思議な現象を味わったのだ…。
異世界に召喚されました。
「よく来た、勇者よ」
気が付くと王宮の謁見の間らしき場所に私は立っていた。
(誰?ここは何処?)
レナンジェスは回りを見渡す。王座には若いイケメン王。周りもクールビューティー系のイケメンや可愛い系男子が取り囲んでいる。
「あの…ここは?」
レナンジェスは途惑いながら問い掛ける。
「ここはキケヤメという世界のマーラー帝国だ。我はマーラー1919世である。此度、勇者を召喚したのはこの世界に氾濫する魔族から民を守って欲しいからだ。其方の力を借りたい」
「それで…元の世界へは戻れるのですか?」
マーラー国王の言葉にレナンジェスは問い掛ける。
「無理だ。しかしこの世界では男同士の結婚は認められている。それにこの世界の秘薬を使えば男でも子供を産めるのだ」
「え?…それはお断りで…」
その言葉に周りの美男子たちが野獣の様な眼差しを向けてくる。
「あの…」
レナンジェスは周りの反応に貞操の危機を感じる。何しろ全員が股間にテントを張っているのだ。
「断ればお主の体は自由にさせて貰う」
「そんな…R18指定が付くシチュエーションは困ります!」
「ならば魔族狩りの手伝いをして貰おうか。勿論、成功の暁には我の第五王妃の座に着けよう」
「それは…貴男にあんな事やそんなとこをという状況になりますよね?それは困ります」
レナンジェスは内心でトキメキながら言う。何しろイケメン、イケボのコンボだ。しかしレナンジェスにもやる事はある。故に元の世界に戻る事を考えなければならない。
(魔方陣を解析すれば…逆転移を出来そうだが…)
そんな事を考えながら首を縦に振る。相手を油断させ元の世界に戻る為だ。
「そうか。それでは早速、訓練を始めよう!」
王が嬉しそうに言う。
「私の能力を鑑定したり、この世界にやって来たことにより付与された能力は無いのですか?」
レナンジェスの言葉に王の目が点になる。
「どこの異世界人でも能力を扱うのには練習が必要だ。与えられた能力など存在しないのだよ。それに能力を鑑定するにしても実際に使って貰わなければ解らないさ」
見かねたクール系イケメンが横から口を挟む。どうやらラノベ設定が通じないみたいだ。
その後、レナンジェスは訓練場に連れて行かれる。そこにはブーメランパンツ姿のマッチョや剣を携えたイケメン剣士で溢れかえっていた。
(この世界はおかしい。何処にもブサメンが居ない…)
レナンジェスはそんな事を考える。元の世界では美男美女しか居なかった。それは乙女ゲームの世界だから仕方がない。しかしこの世界でも同じなのだ。
『お、フツメン君が勇者か。手柄を立てれば女子にモテるぞ』
『それにしても細いな。一緒に筋トレしないか?』
『いやいや、このまま俺の嫁になれよ』
訓練していた兵士たちが口々に言う。レナンジェスは苦笑いを浮べるだけだ。
「君の実力を見せてくれ」
不意に隊長らしき者がレナンジェスに木剣を渡してくる。
「…はぁ」
レナンジェスは溜息交じりに木剣を受け取ると剣を構える。そして向かってくる相手を片端から一閃で薙ぎ飛ばす。
『これは…』
『伝説の剣聖か?』
『それにしても細身の男はそそられる』
『凄い技術だ!』
『良いお尻だよな』
『これなら魔族の群れにも勝てるぞ!』
『でも、魔法はどうなんだ?』
所々、厭らしい声も聞こえてくるがどうやら剣術は合格みたいだ。
「次は魔法を見せてくれ」
隊長が的を指刺しながら言う。
「はい…」
レナンジェスはやる気無さそうに呟くと氷の矢を放つ。すると的が石つぶてを放ち反撃してくる。
「あの魔法を粉砕するんだ」
隊長の言葉にレナンジェスは魔力吸収(ドレイン)を付与した氷の鎖を作り出す。そして横に薙ぎ払った。すると的の魔力を吸収した鎖は一瞬で全ての的を破壊した。
「…即戦力だな」
隊長は驚愕の表情を浮かべて言う。
「ところで勇者召喚される基準は何ですか?」
「運だな」
「え?」
「ある意味では運が良いと言える。魔法やら剣術をみっちり覚えられるのだから。逆に今までの生活を奪われるのだから運が悪いともいえる」
「過去に召喚された人は?」
「俺がそうだな。科学の世界で育って来た俺は魔法を覚えるのに2週間も掛ったよ。その代り科学知識が役に立ったけどな」
そう言うと的に向かって火魔法と水魔法を同時に発射する隊長。そして的付近で2つの魔法は重なり爆発を起こす。的は粉々に砕け散っていた。
「…水蒸気爆発」
「そうだ。もしかして科学の世界から来たのか?」
「いいえ、魔法の世界です。それでも魔族はいませんでしたけど」
レナンジェスの乙女ゲームの世界に魔族の設定は無かった。故に見た事が無い。
「俺もこの世界で初めて魔族を見たよ」
隊長は語りだす。
この世界で魔族と呼ばれる存在はラノベ的なモノらしい。黒い翼に羊の角を生やした容姿。顔は美男美女だが性格はエロすぎるそうだ。何しろ人間を薄い本の状態にするのが趣味なのだから。
(要するに性犯罪者から国民を守れと言う事か…それにしても何故、勇者を召喚する必要がある?それだって誘拐じゃないか!)
レナンジェスは納得できないという表情を浮かべる。
「勇者が召喚される理由は…魔族と互角に戦える存在だからだよ」
「マッチョでも互角に戦えそうですが?」
「それはダメだ。奴らはマッチョを見ると喜びながらチップを渡すからな。そのチップはこの国の民から盗んだものだし…」
「じゃあ、全員でマッチョになれば解決でしょ?」
「そうだが…筋トレだけでは…」
その言葉でレナンジェスは思いつく。プロテインを大量に作れば平和になると。
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