148 / 294
バイトを終えてから~夏休みが終わるまで
第148話 明夫さんの目的、そして…
しおりを挟む
明夫さんが単身赴任先に戻ったので、俺達は詳細を聴くために沙織さんの家に集まる。一体どういう話が出たんだろう?
「真君・満里奈ちゃん・紬ちゃん、さっきあった事を話すわね。――お父さんと由紀さんがここに来たのは、10時30分頃だったわ」
由紀さん? その名前、どこかで聞いた気が…。
「父さんがメールで食事に誘った人。覚えてない?」
「――あの人の事か!」(94話参照)
「お父さんは、わたしと詩織にこう言ったの。『由紀さんの事が好きになったから離婚して欲しい』って」
こういう話になる可能性は2日前、沙織さんが予想していたっけ…。
「お父さんの単身赴任は、大体2年半後の3月に終わるらしいの。その後は由紀さんと2人でこの家に住むみたい」
ほぼ2年半後の3月…。俺達が高校を卒業するぐらいか。
「お金はみんなが高校を卒業するまでは変わらず振り込んでくれるみたいだけど、その後は『ない』って言ってたわ」
そうなると、沙織さんのパート収入だけになる。大変なのは明らかだ。
「結局、沙織ママは離婚にOKしたの?」
「お金の話を聴いた後に承諾したわ。詩織の高校生活に影響ないからね」
それでも問題は山積みだぞ。2年半の間に何とかしないと、沙織さんと詩織さんは路頭に迷う事になる。
「もう少しでみんなの夏休みが終わって1人になるし、その間にゆっくり考えるわ。月夜さんの占いで、みんなに頼って良い事がわかったから」
俺達高校生に出来る事はたかが知れてるから、千夏さん達社会人の協力は欠かせない。
「急に頼って困らせないように、今回の話をするために夏休み中に詩織と『千玲』と“ソフィー”に行くつもりよ。真君達はどうする?」
「ウチは絶対行く!」
「俺も行きます」
2人の事を最優先したい。
「私もご一緒します」
「みんなありがとう。日時は千春さんと相談してから決めるから待っててね♪」
この夏休み中に『千玲』には何度も行ったが、次はいつになるかわからない。あの疑問を千夏さんに訊くのはその時だな…。
「ねぇねぇ沙織ママ。おじさんと一緒に来た女の人ってどんな人だった?」
それも気になるが、他に訊く事あるだろ…。
「母さんより若くて、おっぱいの大きさは良い勝負かな」
「歳は28歳と言ってたかしら。“会社の部下”らしいわ」
つまり上司と部下の職場結婚になるのか…。
「そういう話よくあるよね~。ウチ、ドラマとかで見た気がする」
「あたしも思った」
沙織さんは元々離婚に前向きだし、詩織さんは単身赴任が長い明夫さんにあまり関心がないから、こんなやり取りになるんだろう。
「真君、難しい顔してるけど他に気になる事あるの?」
「はい。パソコンの件はバレてましたか?」
浮気の証拠探しとはいえ、後ろめたい事だから気になる。
「どうなんだろう? 父さんその事は何も言ってなかったよね」
「でもカバンを持って1人で部屋に戻ったから、あのノートパソコンを持って帰ったと思うわ。バレるのは時間の問題かも…」
この件は微妙か。バレない事を祈ろう。
「真だけじゃなくて、満里奈ちゃんも難しい顔してるね?」
「うん。2人は今、同居してるのかな?」
ウィルベルさんの調査結果では、明夫さんの部屋の電気は1週間ぐらい点いてなかったらしい。そう考えると…。
「8月からしてるみたいよ。でもお父さんのほうが立場が上だから、帰りが遅いみたいでね。一緒にいる時間は少ないって」
「だからおじさんは、あんなメールを送ったんだね!」
一緒にいる時間が長ければ、直接言うだけで良い。
「紬ちゃんの言う通りよ。…他に気になる事はある?」
「――今は思い付かないですね」
「私もです」
「これで難しい話はおしまい。みんなお疲れ様♪」
沙織さんは笑顔だが、これから大変なのは言うまでもない。いつかする離婚が2年半以内にする離婚に変わったものの、それ以外は悪くない結果かも…?
「沙織ママ。話終わったから“お祝いのH”しようよ! 今日のまーちゃんは『5回戦』以上できるよ~」
「真、それ本当なの!?」
詩織さんが真に受けてるぞ。記録更新する気だが、俺は『努力する』としか言っていない…。
「詩織。わたし達は2日前にいっぱい相手してもらったから、今日は満里奈ちゃんと紬ちゃん中心にしましょ」
「それもそうだね。今日はあたし達が気持ち良くしてあげないと♡」
2人の嫌らしい視線が、満里奈さんと紬さんに向けられる。
「そういう事なら、満里奈を先にしないとね♡」
「私!? あんたが順番を譲るなんてどういうつもり?」
「気分だよ。今のウチは沙織ママのオッパイを好きなだけ揉みたいの♡」
「好きにして良いわよ。“お祝いのH”なんだから♡」
「やった~♡」
みんなやる気になり、“お祝いのH”が始まる…。
「真君・満里奈ちゃん・紬ちゃん、さっきあった事を話すわね。――お父さんと由紀さんがここに来たのは、10時30分頃だったわ」
由紀さん? その名前、どこかで聞いた気が…。
「父さんがメールで食事に誘った人。覚えてない?」
「――あの人の事か!」(94話参照)
「お父さんは、わたしと詩織にこう言ったの。『由紀さんの事が好きになったから離婚して欲しい』って」
こういう話になる可能性は2日前、沙織さんが予想していたっけ…。
「お父さんの単身赴任は、大体2年半後の3月に終わるらしいの。その後は由紀さんと2人でこの家に住むみたい」
ほぼ2年半後の3月…。俺達が高校を卒業するぐらいか。
「お金はみんなが高校を卒業するまでは変わらず振り込んでくれるみたいだけど、その後は『ない』って言ってたわ」
そうなると、沙織さんのパート収入だけになる。大変なのは明らかだ。
「結局、沙織ママは離婚にOKしたの?」
「お金の話を聴いた後に承諾したわ。詩織の高校生活に影響ないからね」
それでも問題は山積みだぞ。2年半の間に何とかしないと、沙織さんと詩織さんは路頭に迷う事になる。
「もう少しでみんなの夏休みが終わって1人になるし、その間にゆっくり考えるわ。月夜さんの占いで、みんなに頼って良い事がわかったから」
俺達高校生に出来る事はたかが知れてるから、千夏さん達社会人の協力は欠かせない。
「急に頼って困らせないように、今回の話をするために夏休み中に詩織と『千玲』と“ソフィー”に行くつもりよ。真君達はどうする?」
「ウチは絶対行く!」
「俺も行きます」
2人の事を最優先したい。
「私もご一緒します」
「みんなありがとう。日時は千春さんと相談してから決めるから待っててね♪」
この夏休み中に『千玲』には何度も行ったが、次はいつになるかわからない。あの疑問を千夏さんに訊くのはその時だな…。
「ねぇねぇ沙織ママ。おじさんと一緒に来た女の人ってどんな人だった?」
それも気になるが、他に訊く事あるだろ…。
「母さんより若くて、おっぱいの大きさは良い勝負かな」
「歳は28歳と言ってたかしら。“会社の部下”らしいわ」
つまり上司と部下の職場結婚になるのか…。
「そういう話よくあるよね~。ウチ、ドラマとかで見た気がする」
「あたしも思った」
沙織さんは元々離婚に前向きだし、詩織さんは単身赴任が長い明夫さんにあまり関心がないから、こんなやり取りになるんだろう。
「真君、難しい顔してるけど他に気になる事あるの?」
「はい。パソコンの件はバレてましたか?」
浮気の証拠探しとはいえ、後ろめたい事だから気になる。
「どうなんだろう? 父さんその事は何も言ってなかったよね」
「でもカバンを持って1人で部屋に戻ったから、あのノートパソコンを持って帰ったと思うわ。バレるのは時間の問題かも…」
この件は微妙か。バレない事を祈ろう。
「真だけじゃなくて、満里奈ちゃんも難しい顔してるね?」
「うん。2人は今、同居してるのかな?」
ウィルベルさんの調査結果では、明夫さんの部屋の電気は1週間ぐらい点いてなかったらしい。そう考えると…。
「8月からしてるみたいよ。でもお父さんのほうが立場が上だから、帰りが遅いみたいでね。一緒にいる時間は少ないって」
「だからおじさんは、あんなメールを送ったんだね!」
一緒にいる時間が長ければ、直接言うだけで良い。
「紬ちゃんの言う通りよ。…他に気になる事はある?」
「――今は思い付かないですね」
「私もです」
「これで難しい話はおしまい。みんなお疲れ様♪」
沙織さんは笑顔だが、これから大変なのは言うまでもない。いつかする離婚が2年半以内にする離婚に変わったものの、それ以外は悪くない結果かも…?
「沙織ママ。話終わったから“お祝いのH”しようよ! 今日のまーちゃんは『5回戦』以上できるよ~」
「真、それ本当なの!?」
詩織さんが真に受けてるぞ。記録更新する気だが、俺は『努力する』としか言っていない…。
「詩織。わたし達は2日前にいっぱい相手してもらったから、今日は満里奈ちゃんと紬ちゃん中心にしましょ」
「それもそうだね。今日はあたし達が気持ち良くしてあげないと♡」
2人の嫌らしい視線が、満里奈さんと紬さんに向けられる。
「そういう事なら、満里奈を先にしないとね♡」
「私!? あんたが順番を譲るなんてどういうつもり?」
「気分だよ。今のウチは沙織ママのオッパイを好きなだけ揉みたいの♡」
「好きにして良いわよ。“お祝いのH”なんだから♡」
「やった~♡」
みんなやる気になり、“お祝いのH”が始まる…。
0
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様を書いたストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる