胸が大きい女性を助けたら、エロいクラスメートのお母さんだった件

あかせ2

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バイトを終えてから~夏休みが終わるまで

第161話 あのフラグが立った!

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 俺達はウィルベルさんと共に『千玲』に入る。――今受付にいるのは千春さんで、彼女は俺達に小さく頭を下げる。

「ツムギ。今いる人はどっちなノ?」
彼女の元に向かう間、ウィルベルさんが小声で話しかける。

「オバさんのほう」

「オバさん? 全然そう見えないヨ?」

若々しく見えるのは、千春さんだけでなく沙織さんも同様だ…。

「オバさんもウチらみたいにHしまくってるらしいから、そのおかげじゃない?」

「Hすると若々しくいられるんだね。良い事聞いタ!」

否定する根拠はないので、スルーしておこう。なんて思ってる内に受付前に着く。

「沙織さんからある程度聞いてるわ。私は古賀 千春っていうの。よろしくねウィルベルちゃん♪」

「こちらこソ」

彼女は挨拶してから千春さんに名刺を手渡す。ここから少し遠いが、車なら難なく行ける距離だから宣伝するようだ。

「調査して欲しい事があったら、探偵事務所“ウィルベル”に依頼してネ!」

「――母さん、そろそろ…」

受付裏から千夏さんが顔を出す。

「アンタ達来てたか。で、そっちが愛山さんの浮気調査をしたウィルベルみたいだね」

「ツムギ、この人誰なノ?」

「さっき言ったお姉さん」

「古賀千夏。一応ここの代表やってる」

「じゃあチナツにも名刺渡さないト」
言葉通り、ウィルベルさんは千夏さんにも名刺を渡す。

「ありがと。名刺もらうとは思わなかったから、アタシも準備してくる」
そう言った後、千夏さんは受付裏に戻る。

「お姉さん名刺持ってるの? 意外なんだけど」

「ここは銭湯だから、ボイラーの業者さんと名刺交換する事が多いわね♪」

「へぇ~。オバさんは持ってるの?」

「持ってるけど、今どこにあるか思い出せないわ…」

どうやらあまり渡さないようだ。彼女の立ち位置を考えると仕方ないかも。

「――お待たせ。はい」

千夏さんがウィルベルさんに名刺を渡したので、俺も一緒に確認する事にした。

…店名の『千玲』・住所・電話番号に加え、“代表 古賀千夏”の記述がある。名刺持ってるとカッコイイよな~。中学生の時に父さんの名刺を見た事を思い出す。

「アンタ達。珍しそうに見てるけど、名刺見るの初めて?」

「ウチは初めて」

「ふ~ん。満里奈ならともかく、紬が見ても面白くないでしょ?」

「面白いって言うかさ~、この名刺普通過ぎない? エロさが足りないよ!」

また訳が分からない事を…。

「あのねぇ。面白い名刺なら良いけど、ふざけた名刺は印象悪いんだって。ウィルベルの名刺見せてもらったら?」

…ウィルベルさんが名刺を取り出し、紬さんに渡す。

「それツムギにあげるから受け取っテ」

「わ~い、ありがと~」

今度はウィルベルさんの名刺をチェックだ。――デザインの差はあれど、様式にあまり差は見られない。

「ウィルベル。アンタの事務所儲かってる? 」

「全然。儲かってないから、覚えてもらうためにすぐ名刺を渡すんだヨ…」

「そっか」

「ねぇねぇお姉さん。ウィルちゃんってオッパイ大きめだし『ノーブラ探偵』として活躍すれば繁盛すると思わない?」

「ノーブラ探偵? 脈絡がないから、アンタに付いて行くのは一苦労だよ…」

俺ですら未だに紬さんに振り回されるんだから、たまに会う千夏さんがそう思うのは無理ない。

「満里奈。脈絡がないってどういう事?」

「…そう思った理由を説明すれば良いのよ」

意味を説明せず簡潔にまとめたか。さすが満里奈さん。

「それなら簡単。ウィルちゃんと初めて会った時にハグしてもらったんだけど、その時のウィルちゃんがノーブラだったから『ノーブラ探偵』」(96話参照)

「あの時は、みんなが来る前まで〇ナニーしてたかラ…」

「ずいぶん余裕じゃん、ウィルベル」

「余裕じゃないから〇ナニーで気を紛らわせたというカ…」

「そっち系か。気持ちはわかる」

「お姉さんが余裕じゃない時ってあるの? 」

「当たり前じゃん。不安や緊張を消すには快楽が一番だから、アンタ達も試してみたら?」

「そうする。テストがヤバい時は〇ナニーしないと♡」

それはほぼ現実逃避だろ…。


 「忘れる前に、アンタ達に言っておくよ」

話が一段落した後、千夏さんが俺達に声をかける。どうしたんだ?

「この前来た時『男湯』・『女湯』に入ってもらったけど、今日はあっちの貸し切り温泉に入れるようにしたから」(153話参照)

「マジで!? お姉さん気が利く~♪」

「あの時の真が男1人で暇そうだったからさ~。見てられなかった」

女性陣と混浴ばかりしてるから、男湯は物足りない…。

「ウィルちゃんもウチらと一緒に温泉入ろうよ~」

「…今のチナツの話を聴いて思ったんだけど、その温泉って混浴だよネ?」

「そうだよ。よくわかったね?」

「そこも男湯・女湯に分かれるなら、マコトが暇になるのは変わらないと思ったかラ」

「おぉ~、さすが探偵!」

探偵じゃなくてもわかるレベルだろ。

「もし恥ずかしいなら『湯浴み着』貸すよ? どうする?」

「湯浴み着? お姉さん、ウチらに1回もそれ言った事ないよね?」

「アンタ達はエロいんだから言う必要ないじゃん。ここでの混浴の前にエロい事たくさんやってきたでしょ?」

「お見通しだったか~。お姉さんは凄いな~」

「ただの勘だけどね」

――ウィルベルさんは未だに考えている。女性陣はともかく、俺と混浴は抵抗あるか?

「先に名刺を渡してくれた礼として、今回は湯浴み着代をタダにするよ。どうする?」

「それなら入りたいナ~」

「わかった。今準備する」

千夏さんが受付の下あたりをゴソゴソしてから、湯浴み着を取り出す。

「多分これでサイズ合うはず」

「ありがとうチナツ」

「場所はみんなに訊いて」

「ウィルちゃん、ちゃんと付いて来てよ~」

「わかっタ」

俺達はタオルをレンタルした後、馴染みの貸し切り温泉に向かう。
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