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夏休み明け エロい体育祭 準備編
第181話 レズ友計画進行中!②
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B組前の渡り廊下で、紬さんと南谷さんが連絡先を交換した。次はC組の倉敷さんと交換するため、俺達は早速向かう。
…教室の扉は開いているので、紬さんがB組の時と同じように様子を窺う。
「――ひめちゃんいないな~」
「まだ登校してないか、トイレに行ってるかもな。伝言かメモのどちらを選んでも、誰かを呼ばないと…」
暇そうで優しそうな人はいないか? そう思いながら俺も教室内を見渡す。
「誰を探してるの?」
女子2人組が俺達の元に来てから声をかける。気を遣ってくれてありがたい。
「ひめちゃん来てる?」
いきなりあだ名で言ってもわからないだろ。すぐ補足しないと。
「倉敷さんの事です」
「まだ来てないね~」
「ひめちゃんって呼ぶ人は結構いるからわかるよ」
ひねりがないあだ名のおかげで助かったみたいだ。
「そっか~。まーちゃんどうする?」
「いつ来るかわからないし、メモのほうが確実だな」
形が残ったほうが良い。
「じゃあ私のメモをあげるよ」
女子の1人が自席に戻ってる間に、俺は自分のカバンを開けて筆記用具の準備をする。――彼女が戻って来て、紬さんに1枚のメモを渡す。
「ありがと~。まーちゃん、なんて書けば良いかな?」
「正直に『連絡先を交換したいので、放課後に昨日の空き教室まで来て下さい』で良いんじゃないか?」
嘘を付いたら今後警戒されるし、そもそも嘘を付く理由がない。
「何か固くない?」
「俺達昨日初めて会ったんだし、それぐらいで良いだろ」
互いを全然知らないから、距離感を意識するべきだ。
「わかった」
俺からペンを受け取った紬さんが、立ちながらメモを書こうとしたら…。
「立ちながらは書きにくいでしょ? 私の机使って良いよ」
「ホント? 助かる~」
俺達はC組の教室にお邪魔し、先導する彼女に付いて行く。
「ここが私の机」
「じゃあ借りるね」
席に着いた紬さんがメモを書く。書く事は少ないからすぐ終わるな。
「――書けた! じゃあこれお願い!」
「わかった。ひめちゃんの机の上に置いておくね」
後は2人に任せれば良いし、教室に戻るか。紬さんにそう声をかけようとしたら…。
「ねぇねぇ。普段のひめちゃんがどんな風か教えてよ~」
2人が感じいいタイプだと思ったのか、紬さんが話しかける。チャイムが鳴る少し前に切り上げれば問題なさそうだ。
「真面目だけど、あの言葉遣い面白いよね~」
「わかる! 最初はふざけてると思ったのに、今はあれが当たり前って感じ」
2人の評価は上々みたいだ。真面目でなければ、実行委員に立候補しても却下されるよな…。
「ひめちゃんって、本当にお嬢様なの?」
それは別に確認しなくて良い気がする…。
「違うみたいだよ」
予想外の答えが返って来た。どういう事だ?
「このクラスにひめちゃんと同じ中学の人がいるから、あたしも気になって訊いてみたの。そうしたら『普通の家に住んでる』だって」
「それって、その人がお金持ちだったりしない?」
「どうかな? あたし的には普通の人だと思うけど…。――あれ? さっきまで教室にいたのに今はいないや」
「私も同じ考えかな」
倉敷さんの謎は深まるばかりだ…。何気なく教室にある掛け時計を見ると、もうそろそろチャイムが鳴りそうだ!
「紬さん、そろそろ時間だから教室に戻ろう」
「OK! メモお願いね!」
「任せて」
俺達は急ぎ足でC組を出る。
俺と紬さんは、自分の教室であるA組に入る。――自席にいる詩織さんと満里奈さんが、入って来た俺達を心配そうに見つめる。
「真、紬ちゃんと一緒だったんだね。全然来ないから休むかと思った」
「今日はテストだから無理してでも行くよ。それに休む時は絶対連絡するから」
「紬、B組とC組で変な事しなかった?」
「してないよね? まーちゃん?」
「ああ」
エロい話はしてないし、見知らぬ女子の胸を揉んだりしていない。
「まこくんがそう言うなら大丈夫そうだね」
「満里奈・詩織ちゃん。さっき面白い話聞いたから後で話すね」
それは南谷さんの事か? それとも倉敷さんの事か? どっちかわからん。
なんて思って間もなく、チャイムが鳴る。ホームルームの後にテストだから頑張らないと!
ようやくテストが終わった。今まで学んだ内容だったから何とかなったものの、次の中間テストからは新しい内容を含んでより難しくなる…。
今は最後のテストが終わった後の休憩時間で、その後にやるホームルームが終われば放課後になる。
「やっと、さっき聞いた面白い話ができるよ~」
「紬ちゃん、早く教えて!」
詩織さんは待ち切れない様子だ。
「ひめちゃんに『偽お嬢様疑惑』が浮上したの!」
そっちを最初にしたか。北峰君の件もタイミングを見て言わないと。
「…紬、それのどこが面白い話な訳?」
「だってお嬢様じゃないのに『ですわ~』とか言ったら面白くない?」
そのセンスは人それぞれだ…。
「疑惑ってどういう事? 本当にお嬢様かもしれないの?」
「ひめちゃんと同じ中学の人は『普通の家に住んでる』って言ったらしいんだけど、その人には会えなかったし本当の事言ってるかわからないじゃん?」
「だから疑惑なのか。納得」
「その辺はひめちゃん本人から聞かないとね。レズ友になれば言ってくれるでしょ」
倉敷さんの心を開いて、本当にお嬢様か聞くようだ。レズ友にする理由がまた1つ増えたな。
「そうそう、さっき行った時ひめちゃんに会えなくてさ~。“放課後に昨日の空き教室に来て”ってメモ残しておいた」
満里奈さんが俺を見つめる。確認を求めてるようだ。
「俺もそれは確認したから間違いないよ」
「やっぱりまこくんも一緒で良かった」
もうそろそろ休憩時間が終わってホームルームが始まる。大した話はないと思うが、しっかり聴くとしよう。
…教室の扉は開いているので、紬さんがB組の時と同じように様子を窺う。
「――ひめちゃんいないな~」
「まだ登校してないか、トイレに行ってるかもな。伝言かメモのどちらを選んでも、誰かを呼ばないと…」
暇そうで優しそうな人はいないか? そう思いながら俺も教室内を見渡す。
「誰を探してるの?」
女子2人組が俺達の元に来てから声をかける。気を遣ってくれてありがたい。
「ひめちゃん来てる?」
いきなりあだ名で言ってもわからないだろ。すぐ補足しないと。
「倉敷さんの事です」
「まだ来てないね~」
「ひめちゃんって呼ぶ人は結構いるからわかるよ」
ひねりがないあだ名のおかげで助かったみたいだ。
「そっか~。まーちゃんどうする?」
「いつ来るかわからないし、メモのほうが確実だな」
形が残ったほうが良い。
「じゃあ私のメモをあげるよ」
女子の1人が自席に戻ってる間に、俺は自分のカバンを開けて筆記用具の準備をする。――彼女が戻って来て、紬さんに1枚のメモを渡す。
「ありがと~。まーちゃん、なんて書けば良いかな?」
「正直に『連絡先を交換したいので、放課後に昨日の空き教室まで来て下さい』で良いんじゃないか?」
嘘を付いたら今後警戒されるし、そもそも嘘を付く理由がない。
「何か固くない?」
「俺達昨日初めて会ったんだし、それぐらいで良いだろ」
互いを全然知らないから、距離感を意識するべきだ。
「わかった」
俺からペンを受け取った紬さんが、立ちながらメモを書こうとしたら…。
「立ちながらは書きにくいでしょ? 私の机使って良いよ」
「ホント? 助かる~」
俺達はC組の教室にお邪魔し、先導する彼女に付いて行く。
「ここが私の机」
「じゃあ借りるね」
席に着いた紬さんがメモを書く。書く事は少ないからすぐ終わるな。
「――書けた! じゃあこれお願い!」
「わかった。ひめちゃんの机の上に置いておくね」
後は2人に任せれば良いし、教室に戻るか。紬さんにそう声をかけようとしたら…。
「ねぇねぇ。普段のひめちゃんがどんな風か教えてよ~」
2人が感じいいタイプだと思ったのか、紬さんが話しかける。チャイムが鳴る少し前に切り上げれば問題なさそうだ。
「真面目だけど、あの言葉遣い面白いよね~」
「わかる! 最初はふざけてると思ったのに、今はあれが当たり前って感じ」
2人の評価は上々みたいだ。真面目でなければ、実行委員に立候補しても却下されるよな…。
「ひめちゃんって、本当にお嬢様なの?」
それは別に確認しなくて良い気がする…。
「違うみたいだよ」
予想外の答えが返って来た。どういう事だ?
「このクラスにひめちゃんと同じ中学の人がいるから、あたしも気になって訊いてみたの。そうしたら『普通の家に住んでる』だって」
「それって、その人がお金持ちだったりしない?」
「どうかな? あたし的には普通の人だと思うけど…。――あれ? さっきまで教室にいたのに今はいないや」
「私も同じ考えかな」
倉敷さんの謎は深まるばかりだ…。何気なく教室にある掛け時計を見ると、もうそろそろチャイムが鳴りそうだ!
「紬さん、そろそろ時間だから教室に戻ろう」
「OK! メモお願いね!」
「任せて」
俺達は急ぎ足でC組を出る。
俺と紬さんは、自分の教室であるA組に入る。――自席にいる詩織さんと満里奈さんが、入って来た俺達を心配そうに見つめる。
「真、紬ちゃんと一緒だったんだね。全然来ないから休むかと思った」
「今日はテストだから無理してでも行くよ。それに休む時は絶対連絡するから」
「紬、B組とC組で変な事しなかった?」
「してないよね? まーちゃん?」
「ああ」
エロい話はしてないし、見知らぬ女子の胸を揉んだりしていない。
「まこくんがそう言うなら大丈夫そうだね」
「満里奈・詩織ちゃん。さっき面白い話聞いたから後で話すね」
それは南谷さんの事か? それとも倉敷さんの事か? どっちかわからん。
なんて思って間もなく、チャイムが鳴る。ホームルームの後にテストだから頑張らないと!
ようやくテストが終わった。今まで学んだ内容だったから何とかなったものの、次の中間テストからは新しい内容を含んでより難しくなる…。
今は最後のテストが終わった後の休憩時間で、その後にやるホームルームが終われば放課後になる。
「やっと、さっき聞いた面白い話ができるよ~」
「紬ちゃん、早く教えて!」
詩織さんは待ち切れない様子だ。
「ひめちゃんに『偽お嬢様疑惑』が浮上したの!」
そっちを最初にしたか。北峰君の件もタイミングを見て言わないと。
「…紬、それのどこが面白い話な訳?」
「だってお嬢様じゃないのに『ですわ~』とか言ったら面白くない?」
そのセンスは人それぞれだ…。
「疑惑ってどういう事? 本当にお嬢様かもしれないの?」
「ひめちゃんと同じ中学の人は『普通の家に住んでる』って言ったらしいんだけど、その人には会えなかったし本当の事言ってるかわからないじゃん?」
「だから疑惑なのか。納得」
「その辺はひめちゃん本人から聞かないとね。レズ友になれば言ってくれるでしょ」
倉敷さんの心を開いて、本当にお嬢様か聞くようだ。レズ友にする理由がまた1つ増えたな。
「そうそう、さっき行った時ひめちゃんに会えなくてさ~。“放課後に昨日の空き教室に来て”ってメモ残しておいた」
満里奈さんが俺を見つめる。確認を求めてるようだ。
「俺もそれは確認したから間違いないよ」
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もうそろそろ休憩時間が終わってホームルームが始まる。大した話はないと思うが、しっかり聴くとしよう。
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