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夏休み明け エロい体育祭 準備編
第209話 説得のついでに胸を揉む
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放課後になってしばらく経っても南谷さんが来ないので、俺達はB組まで様子を見に行く事にした。
すると彼女は教室内で北峰君と共に、B組の担任と揉めていた。やはり『誓約書』を良く思わない人がいるよな…。
決めた俺達に関係ある話なので、説得を手伝う事にした。
B組にいるのは俺達とその担任だけだし、他に気遣う点はなさそうだ。
「君が『誓約書』の事を言い出した伊草さんだね? 話は校長から聞いてるよ」
外見は穏やかな男性に見えるが、人は見かけによらないのが常識だ。警戒は怠らないようにしよう。
「単刀直入に言おう。誓約書は考え直してくれないか?」
「ヤダ!」
即答する紬さん。
「良いね~、伊草はブレなくて助かる。オレも同感だ」
話し合いに参加しない北峰君に、南谷さんはちゃんと経緯を伝えているようだ。やはり真面目だな…。
「伊草さん。一応訊くが、誓約書の意味は知ってるかな?」
さすがにその確認はいらない気がするが…。
「もちろん。約束を紙とかに書いて、それを絶対やってもらうんでしょ?」
「その通りだ。僕はその要求がエスカレートする事を危惧している」
「? 満里奈、“危惧”って何?」
「心配してるって事」
「そういう事か~。心配はいらないよ、先生」
「何故そう言い切れる?」
「駆け引きするからだよ。ひどい命令をしたら、その人は同じレベルの仕返しを受けるんだから」
仕返しを理由に、互いを牽制すると俺達は考えた訳だ。
「伊草さんの言いたい事はわかるが、その仕返しを脅迫で止められたらどうする? そうなったら駆け引きは成立しないぞ?」
駆け引きがなくなるなんて考えもしなかった…。
「それに、相手が望まない内容を無理やり書かせるケースも考えられる。その場合はどうするんだ?」
誓約書に書いた内容が本心か不本意かなんて判断できる訳ない。一体どうすれば?
「――じゃあ、実行委員の前で誓約書を書いてもらうのはどう? それならごまかせないでしょ」
「僕と同じ結論になったか。では次に移ろう」
他にも問題があるのか? 勘弁してくれよ…。
「さっきの対策をやったとしても、独特な体育祭を開催すれば保護者や近隣からクレームが来る可能性が高い。そうなったらどうする?」
「それは校長が何とかする事だろ。オレ達は関係ねー」
俺も北峰君と同じ意見だ。それを踏まえて許可したんだろ?
「確かにそうだが、校長が全ての責任を負うとは限らない。矛先は“発案者”に向けられるかもしれないぞ?」
全員が紬さんを見る。もちろん彼女1人に負わせるつもりはないが…。
「ウチ、退学になったりする?」
「可能性はあるかもな」
「そうなったらお姉さんとオバさんに何とかしてもらお!」
どうやら千夏さん・千春さんに頼るようだ。夏休みのバイト中、紬さんは『千玲』でうまく接客してたように見えたし、頑張れば戦力になる気がする。
「ちょっと待てよ、そんな事したら校長がさらにヤバくなるだろ。伊草に責任を押し付けたようにしか見えないが?」
「今のは僕が思い付いた最悪のケースだ。しかし、あり得ないとは言えないだろう?」
退学は何とか回避できても、停学は本当にあるかもしれない。エロい体育祭をきっかけに停学になったら、両親に何て言われるか…。
「僕は君達の事を思って言ってるんだ。今ならまだ軌道修正できると思う」
「無理だな。今止めたら、それこそクレームだらけになるぜ?」
クラスメートがエロい体育祭を楽しみにしてると言ってたし、似たような人は多分たくさんいると思う。(196話参照)
「だったらせめて、藤岡高校と同じにして欲しい。それならクレームは出ないと思う」
「水鉄砲とポールダンスで満足できるかよ。エロさが全然足りねー!」
濡れるのはエロいと思うが、ポールダンスってエロいのか? 見た事ないからよくわからない…。
「北峰、今回のような体育祭は初めてなんだ。最初は様子を窺って…」
「アンタはクレームにビビり過ぎなんだよ。校長は伊草の話を聞いてOKしたんだから、文句言わずにやったらどうだ?」
「だが…」
「それにオレと伊草以外の実行委員はそこそこ優秀だし、うまくやるだろ」
そこに俺の名前が入らないのは意外だ…。
「ちょっときたちゃん! 何でそこにウチ入れるの?」
「お前、テストの順位良いのか?」
「良くないけど…」
「じゃあオレと同類じゃねーか」
テストの順位は全てじゃないが、生徒の優劣がわかりやすい。
「アンタのような反対派が、伊草達の足引っ張ってるのを自覚したほうが良いぜ」
本当に北峰君は容赦ないな。紬さんでもここまで言わないぞ。
「……それは一理あるかもしれない」
先に折れたのは先生だったか。まさかこんな展開になるとは…。
「じゃあ、最後にこれだけ教えて欲しい。君達は今回のような体育祭、恥ずかしがらずにできるのか?」
エロい体育祭をやるんだから、エロいハプニングは付き物だ。その度に顔を赤くしたりモジモジしたら厳しいよな。
「当たり前だろ。凛で試すからよく見ろよ」
北峰君は南谷さんの後ろに回り込んだ後、彼女の耳元で何かつぶやいた。その後すぐ…、急に制服の上から胸を揉みだす。
「これでわかったか? 処女の凛がオッパイ揉まれても全然動じてないだろ?」
どう見ても我慢してるんだが…。ある程度揉んだからか、北峰君は揉むのを止める。
「疑問や不安はまだまだあるが、校長が承認したのは事実だし、生徒達を信じるのも教師の役目か…。これからは見守る側に回るよ」
「最初からそう言えって」
とりあえず、B組の担任は納得してもらえたか。こんな流れが今後も続くのかな?
「先生、遊吾が失礼な事ばかり言ってすみませんでした」
彼に代わり、南谷さんが謝った。
「気にしないでくれ。北峰の口の悪さはよくわかってるから」
「ありがとうございます。遊吾、今から話し合いをするから空き教室に来て」
「はっ? 今日はもう…」
「良いわね?」
これはさっき胸を揉んだ件で、あれこれ言われるな…。
「わかったわかった」
「では先生、アタシ達はこれで失礼します」
「ああ、頑張ってくれ」
俺達は南谷さん・北峰君と共に、空き教室に向かう。
すると彼女は教室内で北峰君と共に、B組の担任と揉めていた。やはり『誓約書』を良く思わない人がいるよな…。
決めた俺達に関係ある話なので、説得を手伝う事にした。
B組にいるのは俺達とその担任だけだし、他に気遣う点はなさそうだ。
「君が『誓約書』の事を言い出した伊草さんだね? 話は校長から聞いてるよ」
外見は穏やかな男性に見えるが、人は見かけによらないのが常識だ。警戒は怠らないようにしよう。
「単刀直入に言おう。誓約書は考え直してくれないか?」
「ヤダ!」
即答する紬さん。
「良いね~、伊草はブレなくて助かる。オレも同感だ」
話し合いに参加しない北峰君に、南谷さんはちゃんと経緯を伝えているようだ。やはり真面目だな…。
「伊草さん。一応訊くが、誓約書の意味は知ってるかな?」
さすがにその確認はいらない気がするが…。
「もちろん。約束を紙とかに書いて、それを絶対やってもらうんでしょ?」
「その通りだ。僕はその要求がエスカレートする事を危惧している」
「? 満里奈、“危惧”って何?」
「心配してるって事」
「そういう事か~。心配はいらないよ、先生」
「何故そう言い切れる?」
「駆け引きするからだよ。ひどい命令をしたら、その人は同じレベルの仕返しを受けるんだから」
仕返しを理由に、互いを牽制すると俺達は考えた訳だ。
「伊草さんの言いたい事はわかるが、その仕返しを脅迫で止められたらどうする? そうなったら駆け引きは成立しないぞ?」
駆け引きがなくなるなんて考えもしなかった…。
「それに、相手が望まない内容を無理やり書かせるケースも考えられる。その場合はどうするんだ?」
誓約書に書いた内容が本心か不本意かなんて判断できる訳ない。一体どうすれば?
「――じゃあ、実行委員の前で誓約書を書いてもらうのはどう? それならごまかせないでしょ」
「僕と同じ結論になったか。では次に移ろう」
他にも問題があるのか? 勘弁してくれよ…。
「さっきの対策をやったとしても、独特な体育祭を開催すれば保護者や近隣からクレームが来る可能性が高い。そうなったらどうする?」
「それは校長が何とかする事だろ。オレ達は関係ねー」
俺も北峰君と同じ意見だ。それを踏まえて許可したんだろ?
「確かにそうだが、校長が全ての責任を負うとは限らない。矛先は“発案者”に向けられるかもしれないぞ?」
全員が紬さんを見る。もちろん彼女1人に負わせるつもりはないが…。
「ウチ、退学になったりする?」
「可能性はあるかもな」
「そうなったらお姉さんとオバさんに何とかしてもらお!」
どうやら千夏さん・千春さんに頼るようだ。夏休みのバイト中、紬さんは『千玲』でうまく接客してたように見えたし、頑張れば戦力になる気がする。
「ちょっと待てよ、そんな事したら校長がさらにヤバくなるだろ。伊草に責任を押し付けたようにしか見えないが?」
「今のは僕が思い付いた最悪のケースだ。しかし、あり得ないとは言えないだろう?」
退学は何とか回避できても、停学は本当にあるかもしれない。エロい体育祭をきっかけに停学になったら、両親に何て言われるか…。
「僕は君達の事を思って言ってるんだ。今ならまだ軌道修正できると思う」
「無理だな。今止めたら、それこそクレームだらけになるぜ?」
クラスメートがエロい体育祭を楽しみにしてると言ってたし、似たような人は多分たくさんいると思う。(196話参照)
「だったらせめて、藤岡高校と同じにして欲しい。それならクレームは出ないと思う」
「水鉄砲とポールダンスで満足できるかよ。エロさが全然足りねー!」
濡れるのはエロいと思うが、ポールダンスってエロいのか? 見た事ないからよくわからない…。
「北峰、今回のような体育祭は初めてなんだ。最初は様子を窺って…」
「アンタはクレームにビビり過ぎなんだよ。校長は伊草の話を聞いてOKしたんだから、文句言わずにやったらどうだ?」
「だが…」
「それにオレと伊草以外の実行委員はそこそこ優秀だし、うまくやるだろ」
そこに俺の名前が入らないのは意外だ…。
「ちょっときたちゃん! 何でそこにウチ入れるの?」
「お前、テストの順位良いのか?」
「良くないけど…」
「じゃあオレと同類じゃねーか」
テストの順位は全てじゃないが、生徒の優劣がわかりやすい。
「アンタのような反対派が、伊草達の足引っ張ってるのを自覚したほうが良いぜ」
本当に北峰君は容赦ないな。紬さんでもここまで言わないぞ。
「……それは一理あるかもしれない」
先に折れたのは先生だったか。まさかこんな展開になるとは…。
「じゃあ、最後にこれだけ教えて欲しい。君達は今回のような体育祭、恥ずかしがらずにできるのか?」
エロい体育祭をやるんだから、エロいハプニングは付き物だ。その度に顔を赤くしたりモジモジしたら厳しいよな。
「当たり前だろ。凛で試すからよく見ろよ」
北峰君は南谷さんの後ろに回り込んだ後、彼女の耳元で何かつぶやいた。その後すぐ…、急に制服の上から胸を揉みだす。
「これでわかったか? 処女の凛がオッパイ揉まれても全然動じてないだろ?」
どう見ても我慢してるんだが…。ある程度揉んだからか、北峰君は揉むのを止める。
「疑問や不安はまだまだあるが、校長が承認したのは事実だし、生徒達を信じるのも教師の役目か…。これからは見守る側に回るよ」
「最初からそう言えって」
とりあえず、B組の担任は納得してもらえたか。こんな流れが今後も続くのかな?
「先生、遊吾が失礼な事ばかり言ってすみませんでした」
彼に代わり、南谷さんが謝った。
「気にしないでくれ。北峰の口の悪さはよくわかってるから」
「ありがとうございます。遊吾、今から話し合いをするから空き教室に来て」
「はっ? 今日はもう…」
「良いわね?」
これはさっき胸を揉んだ件で、あれこれ言われるな…。
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俺達は南谷さん・北峰君と共に、空き教室に向かう。
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