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夏休み明け エロい体育祭 準備編
第217話 ブラに代わる物は、まさかのアレ!?
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2限後の休憩時間になり、俺達は廊下に出て南谷さん・倉敷さんが来るのを待つ。彼女達の返信は確認しているから問題ない。
「満里奈、何て言えば貸してくれるかな?」
同じ大きさのブラをある程度揃えるには、誰かから借りるのが一番という結論に達した。予算で買えれば苦労しないが、ほぼ無理なのは確定してるから仕方ない。
「そう言われても…。でも下手にごまかすと信用に関わるから、正直に言ったほうが良いでしょ」
「わかった、そうする」
南谷さんと倉敷さんは大体同じタイミングでやってきた。
「ごめんね~、何度も来てもらって」
「全然良いよ」
「伊草さん、わたくし達に話というのは?」
紬さんは朝のホームルームと1限後の休憩時間のやり取りを説明する。
「本の奪い合いはわかりにくくて盛り上がらないのはわかるけど…」
「ブラを貸してくれる方がいらっしゃるかどうか…。わたくしは全然心当たりがありませんわ」
「アタシも」
「ホントに? 体育で着替える時にジロジロ見たり、触ってくる人いないの? そういうエロい人は貸してくれると思うな~」
「いないわね。そういう事されたの、あの時の伊草さんが初めてだから…」
「わたくしもです」
2人が言ってるのは、撮影会の練習をした時だな。やはり紬さんの個性は半端ないようだ。
「じゃあご褒美で釣るしかないね。ブラを貸してくれそうなご褒美って何があるかな?」
そんな事聞かれても困るよな。顔に出ているよ…。
「――伊草さん。予算でブラを買うのは、正式に拒否された訳じゃないのよね?」
「うん。担任が『無理でしょうね』って言っただけ」
「最終判断は校長がするんだから、一か八か交渉するのもアリかもしれないわ」
それを南谷さんが言うのは驚きだ。回りくどい事は嫌いなのかも?
「あの校長ならわかってくれる気がする! みなちゃん、アドバイスありがとね!」
今は無理っぽいから、3限後の休憩時間に職員室に行って清水先生にお願いしよう。
「良い流れを邪魔して申し訳ないですが、もし正式に拒否されたらどうするんですの?」
倉敷さんの懸念はもっともだ。というより、そうなる可能性の方が高い。
「帰りのホームルームに、ウチがみんなに聞くよ。それでもダメなら…、ブラは無理かも……」
最後の手段は俺達の小遣いでブラを買う事だが、そこまでする必要はないな。仮にそうしたら、詩織さんのブラがめちゃくちゃ増えてしまう…。
「アタシと姫華ちゃんは、交渉がうまくいく事を願ってるよ」
「伊草さんの熱意を校長にぶつければ、きっとわかってもらえるはずです」
「ありがとう2人共! 校長にブラを買ってもらうために頑張る!」
そこだけ聞くとワガママだよな…。
「紬。今から職員室に行くと間に合わないから、次の休憩時間ね」
「わかった。みなちゃん・ひめちゃん、またね」
俺達は2人と別れ、教室に入る。それから数分後に3限が始まった…。
3限後の休憩時間に職員室に入ると、校長と清水先生が立ち話しているので早速向かう。
「あら? 伊草さん達、どうかしたの?」
「校長。今ちょっと時間ある? 話したい事があるの!」
「伊草さん、校長は忙しいからいきなりは…」
「少し時間があるから構わないよ清水先生。じゃあ校長室に行こうか」
「ありがとう校長!」
運良くアポなしで何とかなった俺達は校長室に入る。それからいつものようにソファーに座って向かい合う。
「さて、話を聞かせてくれないか」
紬さんは再び、あのやり取りについて話す。
「なるほど。本当に君は面白い事を考えるな」
「でしょ? それで、何とかなりそう?」
「正直に言うと厳しい」
厳しい? 無理とかダメじゃないのか?
「予算というのは基本的にその時限りの物を買うのに後ろ向きで、買った後は壊れるまで使う事が多い。君が言う“大きなブラ”を予算で買ったとして、体育祭の後はどうする?」
「どこかの押し入れにしまうか、騎手の人にプレゼント…かな?」
「しまっても使い道はほぼないし、もらっても困る気がするぞ。悪いがそういうのは『無駄遣い』だ。本校に限らず、予算の使い方は本当に厳しくてな…」
言い換えると、体育祭以外でも使える物であれば買ってもらえるのか。だが、それとエロい物が結びつかない…。
「ブラではなく、ショーツならまだ可能性はあるかもな。“不意に汚れる可能性”を考え、ある程度保健室に予備を準備するんだよ」
あの日対策って事か。それを聞いた紬さんは考えている。
「――校長。じゃあ『生理用品』なら買ってくれるって事?」
「それと体育祭を結び付ける理由がわからんが、実際に予算で購入した事はある」
「なるほどね~」
まさか、ブラの代わりにそっちにするのか? でもそれはそれで、新たな問題が生まれるぞ…。
「時間を考えて、今できる話はここまでだな」
休憩時間は昼休みと違って短い。これ以上長居すると4限に間に合わなくなる。
「わかった。話聞いてくれてありがとう、校長!」
「君達に任せるのは、不安と期待でほぼ半々だ。これからも頑張ってくれ」
俺達は校長に挨拶してから校長室を出る。
「紬ちゃん。ブラからナプキンかタンポンに変えるつもりなの?」
教室に戻る途中、詩織さんが声をかける。
「悩んでるところ」
「変えたとしても、別の問題があるけど…」
「俺もそう思ったんだ。昼休みに話をまとめようか」
歩きながら話す内容じゃない。
「そうだね、まこくん」
あまり時間がない事に気付いたので、俺達はやや早歩きで教室に戻るのだった。
「満里奈、何て言えば貸してくれるかな?」
同じ大きさのブラをある程度揃えるには、誰かから借りるのが一番という結論に達した。予算で買えれば苦労しないが、ほぼ無理なのは確定してるから仕方ない。
「そう言われても…。でも下手にごまかすと信用に関わるから、正直に言ったほうが良いでしょ」
「わかった、そうする」
南谷さんと倉敷さんは大体同じタイミングでやってきた。
「ごめんね~、何度も来てもらって」
「全然良いよ」
「伊草さん、わたくし達に話というのは?」
紬さんは朝のホームルームと1限後の休憩時間のやり取りを説明する。
「本の奪い合いはわかりにくくて盛り上がらないのはわかるけど…」
「ブラを貸してくれる方がいらっしゃるかどうか…。わたくしは全然心当たりがありませんわ」
「アタシも」
「ホントに? 体育で着替える時にジロジロ見たり、触ってくる人いないの? そういうエロい人は貸してくれると思うな~」
「いないわね。そういう事されたの、あの時の伊草さんが初めてだから…」
「わたくしもです」
2人が言ってるのは、撮影会の練習をした時だな。やはり紬さんの個性は半端ないようだ。
「じゃあご褒美で釣るしかないね。ブラを貸してくれそうなご褒美って何があるかな?」
そんな事聞かれても困るよな。顔に出ているよ…。
「――伊草さん。予算でブラを買うのは、正式に拒否された訳じゃないのよね?」
「うん。担任が『無理でしょうね』って言っただけ」
「最終判断は校長がするんだから、一か八か交渉するのもアリかもしれないわ」
それを南谷さんが言うのは驚きだ。回りくどい事は嫌いなのかも?
「あの校長ならわかってくれる気がする! みなちゃん、アドバイスありがとね!」
今は無理っぽいから、3限後の休憩時間に職員室に行って清水先生にお願いしよう。
「良い流れを邪魔して申し訳ないですが、もし正式に拒否されたらどうするんですの?」
倉敷さんの懸念はもっともだ。というより、そうなる可能性の方が高い。
「帰りのホームルームに、ウチがみんなに聞くよ。それでもダメなら…、ブラは無理かも……」
最後の手段は俺達の小遣いでブラを買う事だが、そこまでする必要はないな。仮にそうしたら、詩織さんのブラがめちゃくちゃ増えてしまう…。
「アタシと姫華ちゃんは、交渉がうまくいく事を願ってるよ」
「伊草さんの熱意を校長にぶつければ、きっとわかってもらえるはずです」
「ありがとう2人共! 校長にブラを買ってもらうために頑張る!」
そこだけ聞くとワガママだよな…。
「紬。今から職員室に行くと間に合わないから、次の休憩時間ね」
「わかった。みなちゃん・ひめちゃん、またね」
俺達は2人と別れ、教室に入る。それから数分後に3限が始まった…。
3限後の休憩時間に職員室に入ると、校長と清水先生が立ち話しているので早速向かう。
「あら? 伊草さん達、どうかしたの?」
「校長。今ちょっと時間ある? 話したい事があるの!」
「伊草さん、校長は忙しいからいきなりは…」
「少し時間があるから構わないよ清水先生。じゃあ校長室に行こうか」
「ありがとう校長!」
運良くアポなしで何とかなった俺達は校長室に入る。それからいつものようにソファーに座って向かい合う。
「さて、話を聞かせてくれないか」
紬さんは再び、あのやり取りについて話す。
「なるほど。本当に君は面白い事を考えるな」
「でしょ? それで、何とかなりそう?」
「正直に言うと厳しい」
厳しい? 無理とかダメじゃないのか?
「予算というのは基本的にその時限りの物を買うのに後ろ向きで、買った後は壊れるまで使う事が多い。君が言う“大きなブラ”を予算で買ったとして、体育祭の後はどうする?」
「どこかの押し入れにしまうか、騎手の人にプレゼント…かな?」
「しまっても使い道はほぼないし、もらっても困る気がするぞ。悪いがそういうのは『無駄遣い』だ。本校に限らず、予算の使い方は本当に厳しくてな…」
言い換えると、体育祭以外でも使える物であれば買ってもらえるのか。だが、それとエロい物が結びつかない…。
「ブラではなく、ショーツならまだ可能性はあるかもな。“不意に汚れる可能性”を考え、ある程度保健室に予備を準備するんだよ」
あの日対策って事か。それを聞いた紬さんは考えている。
「――校長。じゃあ『生理用品』なら買ってくれるって事?」
「それと体育祭を結び付ける理由がわからんが、実際に予算で購入した事はある」
「なるほどね~」
まさか、ブラの代わりにそっちにするのか? でもそれはそれで、新たな問題が生まれるぞ…。
「時間を考えて、今できる話はここまでだな」
休憩時間は昼休みと違って短い。これ以上長居すると4限に間に合わなくなる。
「わかった。話聞いてくれてありがとう、校長!」
「君達に任せるのは、不安と期待でほぼ半々だ。これからも頑張ってくれ」
俺達は校長に挨拶してから校長室を出る。
「紬ちゃん。ブラからナプキンかタンポンに変えるつもりなの?」
教室に戻る途中、詩織さんが声をかける。
「悩んでるところ」
「変えたとしても、別の問題があるけど…」
「俺もそう思ったんだ。昼休みに話をまとめようか」
歩きながら話す内容じゃない。
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