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夏休み明け最初の『千玲』・“ソフィー”
第245話 エロ雑談に惑わされずに頑張れ!
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全員を巻き込んだエロ雑談が終わり、いよいよ南谷さんが卵焼きを作り始める。さっき見せてくれた月夜さんの手本通りにやれば良いはずだから頑張ってくれ!
南谷さんは卵焼き器を熱しながら、油を全体に馴染ませている。
「こういう時ってさ~、みんなでジロジロ見て良いのかな? 気が散らない?」
紬さんがカウンター席にいる俺達に小声で話しかける。
「あんたの言いたい事はわかるけど、話し声も集中の妨げになるからね…。どうするべきかは確かに悩むわ」
満里奈さんが悩むぐらいだし、正解はない気がする。
「別にアタシに気を遣わなくて良いよ。好きに過ごして」
本題に入る前で余裕があるのか、南谷さんがそう言ってくれた。
「じゃあそうする。満里奈~、オッパイ揉ませて~♡」
急に下ネタになると思わなかったのか、南谷さんは気まずそうな顔をする。絶対狙っただろ。
「こんな時に南谷さんをからかわないの」
「そんなつもりないって。エロい話聞いてるとリラックスできるでしょ?」
俺達はいつもエロ雑談してるからそうであって、エロ耐性がない彼女には逆効果では?
――南谷さんがついに卵焼き器に卵を入れる。ここからは一瞬の油断が命取りだ。
「そういえばウィルちゃん。弟のロジーって人とHしまくってる?」
紬さんのマイペースは変わらないな…。
「しまくってはいないね。お互い仕事してると疲れるし、一緒にいる時間は少ないかラ…」
ロジーさんは確かフリーターだったっけ。何でも事務所のウィルベルさんとは働き方が違う。
「それヤバくない? 大丈夫なの?」
「だから一緒の時に軽くやるぐらいかな。次の日に差し支えないレベルでネ」
「そっか~。お姉さん達や朱ちゃん達みたいに、同じ所で働けたら良いのに」
「そうできたら良いんだけど、ロジーもワタシと同じ事したら収入が不安定になっちゃう。安定性はバイトのほうが上だヨ…」
――南谷さんが卵焼きを1回巻き終え、卵焼き器の空きスペースに油を馴染ませている。月夜さんの手本を見たおかげもあるだろうが、家である程度練習済みかもしれない。
「南谷さんお上手です。私のお手本はなくても良かったかもしれませんね」
「そんな事ないです。今できてるのはお手本のおかげですから」
「そう言ってもらえると嬉しいです」
今のところ順調だな。このまま頑張って欲しい。
「確か家事はウィルちゃんがしてるんだよね? ロジーって人の下着とかクンカクンカしてる?」
「もちろん♡ 寂しさとムラムラをそれで発散してるヨ♡」
「朱ちゃんはしてる?」
朱里さんと倉敷さんはキッチン内で俺達と同じように見守っているから、声をかけても邪魔になる事はない。
「アタシはしてない。いつも姉さんのそばにいるんだから、直接嗅げば済む話だし♡」
前触れもなく出る、とんでもない発言…。
「アカリ、それはもったいない。下着には普段嗅げないニオイが凝縮されてるんだヨ♡」
「そうなの!? 姉さん、今すぐ脱いでニオイを嗅がせて!」
「バカな事言わないで…」
南谷さんはエロ雑談を気にするそぶりを見せず、卵焼きを作っている。くだらない内容だから、完全にシャットアウトしたのかも。
一方、倉敷さんは彼女と卵焼きを交互に見ている。とても声をかけられる雰囲気じゃないな…。
「紬ちゃんは、本当に誰が相手でも気さくに話すタイプよね♪」
紬さん達が盛り上がってる中、俺の隣の席の沙織さんが言う。
「ホントだよ。あたしには絶対真似できない」
「詩織は真似しなくて良いよ。紬1人だけでヒヤヒヤするんだから…」
満里奈さんの言う通りだ。担任の清水先生だろうと校長だろうとあの調子だからな。時々本当に不安になる…。
「わたし達がうまくサポートすれば大丈夫よ。ね?」
「そうだね、母さん」
「紬がご迷惑をおかけします…」
紬さんに振り回された事は何度もあるが、行動のきっかけになった事も同じぐらいあると思う。彼女も大切な存在だから、みんなで支え合おう!
――南谷さんがついに卵焼きを完成させた。見た目は手本と大差ないし、トラブルもなかった。
「南谷さんお見事です。おいしそうな卵焼きができましたね」
「ありがとうございます、これからも精進します」
「みなちゃんが作った卵焼きは、ひめちゃん多めで良いよね? さっき月ちゃんが作ったの食べてなかったし」
紬さんの問いかけに、該当の2人を除いた7人がOKする。
「嬉しいですわ! 凛さんの卵焼きを食べられる!」
倉敷さんは満面の笑顔だ。本当に食べたかったんだな…。
「ねぇねぇ。どうせなら、“あ~ん”したら? ひめちゃんもそのほうが良いよね?」
この無茶振り、吉と出るか凶と出るか…。
「そう…ですわね」
「姫華ちゃん、本気で言ってる?」
「もちろんですわ! こんな事、冗談で言う訳ありません!」
「ひめちゃんがこう言ってるんだから、みなちゃんも覚悟決めて」
「わかった…」
南谷さんは一口サイズにカットされた卵焼きを箸で掴み、あ~んさせる。
「――凛さんの卵焼き、おいしいですわ~♪」
「ねぇねぇ沙織ママ。卵焼きって、ソーセージみたいなエロい意味ある? エロく聞こえてたまらないよ~♡」
「う~ん、聞いた事ないわね…」
南谷さんは不思議そうな顔をしたが、倉敷さんが完食するまで卵焼きをあ~んさせるのだった。
南谷さんは卵焼き器を熱しながら、油を全体に馴染ませている。
「こういう時ってさ~、みんなでジロジロ見て良いのかな? 気が散らない?」
紬さんがカウンター席にいる俺達に小声で話しかける。
「あんたの言いたい事はわかるけど、話し声も集中の妨げになるからね…。どうするべきかは確かに悩むわ」
満里奈さんが悩むぐらいだし、正解はない気がする。
「別にアタシに気を遣わなくて良いよ。好きに過ごして」
本題に入る前で余裕があるのか、南谷さんがそう言ってくれた。
「じゃあそうする。満里奈~、オッパイ揉ませて~♡」
急に下ネタになると思わなかったのか、南谷さんは気まずそうな顔をする。絶対狙っただろ。
「こんな時に南谷さんをからかわないの」
「そんなつもりないって。エロい話聞いてるとリラックスできるでしょ?」
俺達はいつもエロ雑談してるからそうであって、エロ耐性がない彼女には逆効果では?
――南谷さんがついに卵焼き器に卵を入れる。ここからは一瞬の油断が命取りだ。
「そういえばウィルちゃん。弟のロジーって人とHしまくってる?」
紬さんのマイペースは変わらないな…。
「しまくってはいないね。お互い仕事してると疲れるし、一緒にいる時間は少ないかラ…」
ロジーさんは確かフリーターだったっけ。何でも事務所のウィルベルさんとは働き方が違う。
「それヤバくない? 大丈夫なの?」
「だから一緒の時に軽くやるぐらいかな。次の日に差し支えないレベルでネ」
「そっか~。お姉さん達や朱ちゃん達みたいに、同じ所で働けたら良いのに」
「そうできたら良いんだけど、ロジーもワタシと同じ事したら収入が不安定になっちゃう。安定性はバイトのほうが上だヨ…」
――南谷さんが卵焼きを1回巻き終え、卵焼き器の空きスペースに油を馴染ませている。月夜さんの手本を見たおかげもあるだろうが、家である程度練習済みかもしれない。
「南谷さんお上手です。私のお手本はなくても良かったかもしれませんね」
「そんな事ないです。今できてるのはお手本のおかげですから」
「そう言ってもらえると嬉しいです」
今のところ順調だな。このまま頑張って欲しい。
「確か家事はウィルちゃんがしてるんだよね? ロジーって人の下着とかクンカクンカしてる?」
「もちろん♡ 寂しさとムラムラをそれで発散してるヨ♡」
「朱ちゃんはしてる?」
朱里さんと倉敷さんはキッチン内で俺達と同じように見守っているから、声をかけても邪魔になる事はない。
「アタシはしてない。いつも姉さんのそばにいるんだから、直接嗅げば済む話だし♡」
前触れもなく出る、とんでもない発言…。
「アカリ、それはもったいない。下着には普段嗅げないニオイが凝縮されてるんだヨ♡」
「そうなの!? 姉さん、今すぐ脱いでニオイを嗅がせて!」
「バカな事言わないで…」
南谷さんはエロ雑談を気にするそぶりを見せず、卵焼きを作っている。くだらない内容だから、完全にシャットアウトしたのかも。
一方、倉敷さんは彼女と卵焼きを交互に見ている。とても声をかけられる雰囲気じゃないな…。
「紬ちゃんは、本当に誰が相手でも気さくに話すタイプよね♪」
紬さん達が盛り上がってる中、俺の隣の席の沙織さんが言う。
「ホントだよ。あたしには絶対真似できない」
「詩織は真似しなくて良いよ。紬1人だけでヒヤヒヤするんだから…」
満里奈さんの言う通りだ。担任の清水先生だろうと校長だろうとあの調子だからな。時々本当に不安になる…。
「わたし達がうまくサポートすれば大丈夫よ。ね?」
「そうだね、母さん」
「紬がご迷惑をおかけします…」
紬さんに振り回された事は何度もあるが、行動のきっかけになった事も同じぐらいあると思う。彼女も大切な存在だから、みんなで支え合おう!
――南谷さんがついに卵焼きを完成させた。見た目は手本と大差ないし、トラブルもなかった。
「南谷さんお見事です。おいしそうな卵焼きができましたね」
「ありがとうございます、これからも精進します」
「みなちゃんが作った卵焼きは、ひめちゃん多めで良いよね? さっき月ちゃんが作ったの食べてなかったし」
紬さんの問いかけに、該当の2人を除いた7人がOKする。
「嬉しいですわ! 凛さんの卵焼きを食べられる!」
倉敷さんは満面の笑顔だ。本当に食べたかったんだな…。
「ねぇねぇ。どうせなら、“あ~ん”したら? ひめちゃんもそのほうが良いよね?」
この無茶振り、吉と出るか凶と出るか…。
「そう…ですわね」
「姫華ちゃん、本気で言ってる?」
「もちろんですわ! こんな事、冗談で言う訳ありません!」
「ひめちゃんがこう言ってるんだから、みなちゃんも覚悟決めて」
「わかった…」
南谷さんは一口サイズにカットされた卵焼きを箸で掴み、あ~んさせる。
「――凛さんの卵焼き、おいしいですわ~♪」
「ねぇねぇ沙織ママ。卵焼きって、ソーセージみたいなエロい意味ある? エロく聞こえてたまらないよ~♡」
「う~ん、聞いた事ないわね…」
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