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体育祭の準備は大詰め!
第249話 オッパイで誘惑すれば良くない?
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朝のホームルームで、紬さんが清水先生にイベントとして野球拳ができるかを確認する。先生は『トラブルや混乱がないようにする事』を条件に許可してくれた。
その後に割引券について話す紬さんだが、千春さんが体育祭当日に直接手渡しする件に触れた時、先生が考え込む…。
「伊草さん。確認したいんだけど、その方は銭湯のスタッフさんと考えて良いのよね?」
「うん」
「伊草さんは、その3カ所でバイトしてないわよね?」
「してないよ」
「そうなると、スタッフさんの行動は『営業』になると思うわ。先生も詳しい事はわからないけど、少なくとも校長に相談ナシでやって良い事じゃないわね…」
ここに来てそんな問題が起こるのか。予想すらしてなかった。
「ウチも割引券を渡すのに、何でオバさんはダメなの?」
「簡単に言うと、スタッフさんはノルマや営業成績のために強引な事をしやすいのよ。営業に厳しくなっている今でも、やる人はいるわ…」
千春さんはそういうタイプではないが、先生にとっては会った事がない人だ。そんな状況で説明しても、納得してもらうのは無理だな。
「ふ~ん。じゃあ渡す前に校長に会ってもらえば良いの?」
「それだと体育祭当日になるからダメね。最低でも数日前に会って事情を話してもらわないと…」
「そうなんだ~。今の話はオバさんに言っておくよ」
「よろしく頼むわね」
千春さん、予定大丈夫かな? 無理っぽいなら俺達の手渡しに変更しよう。
「そろそろ1限が始まるし、話はこれぐらいね」
「了解」
さて、気持ちを切り替えて1限を受けよう!
1限後の休憩時間になってすぐ、詩織さんはスマホを操作し始める。さっきの件を沙織さんに伝えるためだな。
「先生はあんな事言ってたけどさ~、オバさんのオッパイがあれば校長なんて楽勝だよね~」
「あんたじゃないんだから、胸に惑わされる訳ないでしょ」
「そう? “凄い人ってエロいのが好き”みたいな言葉なかった?」
そんな言葉あるのか? 俺はサッパリなので、満里奈さんの言葉を待つ。
「それは多分『英雄色を好む』だと思う。校長は学校の最高責任者だから、凄い人に当てはまるかもね」
「というかさ~、エロいのが嫌いな人はいないんだから『みんな色を好む』で良いじゃん。英雄だけにする必要ある?」
「私に言われても困るんだけど…」
「よし、送信できた。母さんから返信来たらすぐ教えるね」
俺達は千春さんの連絡先を知らないから、沙織さんに経由してもらうしかない。
「詩織ちゃんありがと~。後は…、野球拳の事を話さないと。この前のエロ会議みたいに昼休みに集まったほうが良いね」(230話参照)
「それは良いんだが、北峰君はどうするんだ?」
「きたちゃん? どうしよう? みなちゃんとひめちゃんにデートの事聞きたいからな~」
その時彼がいたら絶対ややこしい事になるが、戦力になるかもしれないし…。
「声かけなくて良いんじゃない? あたし、あいつ嫌いだし」
「私も苦手かな…」
「詩織ちゃんと満里奈の気持ちはわかったよ。今回はきたちゃん抜きでやろう! ウチは早速みなちゃんとひめちゃんに連絡する!」
紬さんはスマホを操作し始める。てっきり直接言いに行くのかと…。
「それがあんたなりに考えた行動って訳ね」
「うん。ウチがB組に行った時にきたちゃんがいたらバレちゃうじゃん。いくらきたちゃんでも、みなちゃんのスマホを勝手に見ないでしょ」
俺達ですらスマホを見せ合わないのに、あの2人がそんな事するとは思えない。
「――送信完了! 昼休みまでに気付いてもらえなかったら、教室まで突撃するしかないね」
何で突撃なんだよ。紬さんらしいけどさ…。
結局、南谷さんと倉敷さんの返信はすぐ来た。対応が早くて助かる。沙織さんの返信は来てないが、急ぎじゃないから問題ない。
昼休みになり、俺達は急いで昼食を食べてからC組の隣にある空き教室に向かう。現地で食事できれば楽なんだが、そこに限らず『空き教室では飲食禁止』なんだよな…。
早速入ると南谷さんと倉敷さんは既にいた。待たせたか?
「ごめんね~、みなちゃん・ひめちゃん」
「気にしないで。アタシ達も今来たところだから」
「達? 偶然タイミングが被ったって事?」
「違いますわ。今日の昼休みから、凛さんと一緒にお昼を食べる事にしまして…」
「そうなんだ~、良かったね~」
紬さんはニヤニヤしている。土曜の帰りで仲がさらに深まったか。
「伊草さんが期待するような事はしてないから」
「本当かな~? じっくり聞きたいけど、今はそれどころじゃないから…」
「野球拳の事で進展があったみたいですわね。詳しく聞かせて下さいまし」
紬さんが朝のホームルームの件を話す。
「トラブルや混乱がないようにか…。結構難しいね」
「穴がないようにしないといけませんわ…」
「何言ってるのひめちゃん。穴があるから気持ち良くなれるんじゃん♡」
その感覚は男の俺にはピンとこない。
「どう考えても、今は下ネタ言う空気じゃないでしょ…」
「ごめんごめん。エロい話は、野球拳が一段落するまでお預けだね」
紬さんのおかげで堅苦しい空気は消えた。この6人で過ごす時間も多くなってるから、しっかりした話し合いができそうだ。
体育祭の種目ではないものの、野球拳の成否は多くの生徒のモチベーションに関わる。ベストを尽くして頑張ろう!
その後に割引券について話す紬さんだが、千春さんが体育祭当日に直接手渡しする件に触れた時、先生が考え込む…。
「伊草さん。確認したいんだけど、その方は銭湯のスタッフさんと考えて良いのよね?」
「うん」
「伊草さんは、その3カ所でバイトしてないわよね?」
「してないよ」
「そうなると、スタッフさんの行動は『営業』になると思うわ。先生も詳しい事はわからないけど、少なくとも校長に相談ナシでやって良い事じゃないわね…」
ここに来てそんな問題が起こるのか。予想すらしてなかった。
「ウチも割引券を渡すのに、何でオバさんはダメなの?」
「簡単に言うと、スタッフさんはノルマや営業成績のために強引な事をしやすいのよ。営業に厳しくなっている今でも、やる人はいるわ…」
千春さんはそういうタイプではないが、先生にとっては会った事がない人だ。そんな状況で説明しても、納得してもらうのは無理だな。
「ふ~ん。じゃあ渡す前に校長に会ってもらえば良いの?」
「それだと体育祭当日になるからダメね。最低でも数日前に会って事情を話してもらわないと…」
「そうなんだ~。今の話はオバさんに言っておくよ」
「よろしく頼むわね」
千春さん、予定大丈夫かな? 無理っぽいなら俺達の手渡しに変更しよう。
「そろそろ1限が始まるし、話はこれぐらいね」
「了解」
さて、気持ちを切り替えて1限を受けよう!
1限後の休憩時間になってすぐ、詩織さんはスマホを操作し始める。さっきの件を沙織さんに伝えるためだな。
「先生はあんな事言ってたけどさ~、オバさんのオッパイがあれば校長なんて楽勝だよね~」
「あんたじゃないんだから、胸に惑わされる訳ないでしょ」
「そう? “凄い人ってエロいのが好き”みたいな言葉なかった?」
そんな言葉あるのか? 俺はサッパリなので、満里奈さんの言葉を待つ。
「それは多分『英雄色を好む』だと思う。校長は学校の最高責任者だから、凄い人に当てはまるかもね」
「というかさ~、エロいのが嫌いな人はいないんだから『みんな色を好む』で良いじゃん。英雄だけにする必要ある?」
「私に言われても困るんだけど…」
「よし、送信できた。母さんから返信来たらすぐ教えるね」
俺達は千春さんの連絡先を知らないから、沙織さんに経由してもらうしかない。
「詩織ちゃんありがと~。後は…、野球拳の事を話さないと。この前のエロ会議みたいに昼休みに集まったほうが良いね」(230話参照)
「それは良いんだが、北峰君はどうするんだ?」
「きたちゃん? どうしよう? みなちゃんとひめちゃんにデートの事聞きたいからな~」
その時彼がいたら絶対ややこしい事になるが、戦力になるかもしれないし…。
「声かけなくて良いんじゃない? あたし、あいつ嫌いだし」
「私も苦手かな…」
「詩織ちゃんと満里奈の気持ちはわかったよ。今回はきたちゃん抜きでやろう! ウチは早速みなちゃんとひめちゃんに連絡する!」
紬さんはスマホを操作し始める。てっきり直接言いに行くのかと…。
「それがあんたなりに考えた行動って訳ね」
「うん。ウチがB組に行った時にきたちゃんがいたらバレちゃうじゃん。いくらきたちゃんでも、みなちゃんのスマホを勝手に見ないでしょ」
俺達ですらスマホを見せ合わないのに、あの2人がそんな事するとは思えない。
「――送信完了! 昼休みまでに気付いてもらえなかったら、教室まで突撃するしかないね」
何で突撃なんだよ。紬さんらしいけどさ…。
結局、南谷さんと倉敷さんの返信はすぐ来た。対応が早くて助かる。沙織さんの返信は来てないが、急ぎじゃないから問題ない。
昼休みになり、俺達は急いで昼食を食べてからC組の隣にある空き教室に向かう。現地で食事できれば楽なんだが、そこに限らず『空き教室では飲食禁止』なんだよな…。
早速入ると南谷さんと倉敷さんは既にいた。待たせたか?
「ごめんね~、みなちゃん・ひめちゃん」
「気にしないで。アタシ達も今来たところだから」
「達? 偶然タイミングが被ったって事?」
「違いますわ。今日の昼休みから、凛さんと一緒にお昼を食べる事にしまして…」
「そうなんだ~、良かったね~」
紬さんはニヤニヤしている。土曜の帰りで仲がさらに深まったか。
「伊草さんが期待するような事はしてないから」
「本当かな~? じっくり聞きたいけど、今はそれどころじゃないから…」
「野球拳の事で進展があったみたいですわね。詳しく聞かせて下さいまし」
紬さんが朝のホームルームの件を話す。
「トラブルや混乱がないようにか…。結構難しいね」
「穴がないようにしないといけませんわ…」
「何言ってるのひめちゃん。穴があるから気持ち良くなれるんじゃん♡」
その感覚は男の俺にはピンとこない。
「どう考えても、今は下ネタ言う空気じゃないでしょ…」
「ごめんごめん。エロい話は、野球拳が一段落するまでお預けだね」
紬さんのおかげで堅苦しい空気は消えた。この6人で過ごす時間も多くなってるから、しっかりした話し合いができそうだ。
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