胸が大きい女性を助けたら、エロいクラスメートのお母さんだった件

あかせ2

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体育祭の準備は大詰め!

第253話 ピンチの後に深まる仲

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 北峰君という嵐が過ぎ去り、空き教室は平穏な雰囲気に戻る。俺達は『採用基準』について話し合いながら、腹痛で来ない倉敷さんの連絡を待つ…。


 「やっぱり、大人しくて言う事を聞いてくれる男子が良いわ。遊吾みたいなタイプは本当に困るから…」

最初に意見を言ったのは南谷さんだ。俺もそのほうが良いな…。

「でもさ~、大人しい男子ばっかりだとジャンケンに負けて脱ぐ時に盛り上がらなくない? ウチは『おぉ~!』とか『やっと脱いでくれるぜ~!』みたいな歓声があったほうが良いと思う」

紬さんは教室内の見回りをしながら、本当にそういう事を言いそうだ。

「野球拳に限らずイベントの基本は『お互い楽しむ事』だから、伊草さんの言う事はわかるかも」

「かもなの? 詩織ちゃんと満里奈はわかってくれるよね?」

「まぁね。Hの時もお互いやりたい事・やって欲しい事がわかると、楽しくて気持ち良くなるし♡」

「詩織。野球拳とHを同列に扱うのは違うと思う…」

「そう? 見てる人がどう思ってるかわからないと、野球拳する人も困るんじゃない? 北峰ほどじゃなくても、思ってる事は言ったほうが良いって」

「詩織ちゃんはわかってるね~。『会場が一体になる』ってやつだよ、満里奈」

野球拳に関わる人全員が楽しくてエロい気分にならないと、成功にならないか…。

「でもそうすると、面接のハードルは上がるわね。『盛り上げるけど余計な事はしないで言う事を聞く男子』になるんだから」

どれか1つは簡単でも、それらを全部満たすのは結構難しいぞ。

「そっちも“誓約書”で何とかするのもアリじゃない? 体育祭に比べたら人少ないからやりやすいでしょ」

体育祭でとして使われる予定の誓約書が、野球拳でも使われるかもしれないのか…。どう繋がるかわからないものだ。

「そうしましょうか。…今の伊草さんの言葉で気付いたけど、野球拳の予定人数を決めてなかったわね。何人ぐらいにする?」

「多すぎるとウチらが大変だし、少なすぎると盛り上がらないよね~。満里奈はどう思う?」

「そうね…。あくまで勘だけど、15~20人ぐらいで良いんじゃない? それぐらいなら野球拳をする2人を一列か二列で囲えると思う」

三列以上になると距離ができて見にくくなるし、人数が多すぎるな。

「じゃあキリ良いから“20人”にしよっか。みんなどう思う?」

――紬さんの問いかけに全員OKする。

「んじゃ、20人に決定! でさ~、ウチらその20人全員を面接で決めるの?」

「それは私達の負担が大きすぎる。だからクジと併用したほうが良いわね」

「アタシも古宮さんに賛成。その割合だけど…、クジ15人と面接5人でどう? 10:10にしたほうが良いかな?」

「変えなくて良いんじゃないか? 俺達は北峰君が言った『勘』を理解できてないんだから、面接の負担は減らしたほうが良いと思う」

見当違いの採用をしても誓約書である程度何とかなると思うが、なるべくそういう強制はしたくない。

「瀬川君の言う通りね。それじゃ…」

「遅くなりましたわ!」
慌てた様子の倉敷さんが空き教室に入って来た。

「ひめちゃん、お腹はもう大丈夫なの?」

「伊草さん、どうしてそれを?」

「ひめちゃんが全然来ないから、C組にいた人に聞いたんだよ」

「そうでしたか…。ご迷惑をおかけしましたわ」

「ねぇ姫華ちゃん。お腹が痛くなった原因って、お昼にアタシのお弁当のおかずを食べたせいだったりする?」

2人は今日の昼を一緒に食べたらしい。(249話参照)

「学校であ~んしあうなんてラブラブだね~♡」

「そんな事する訳ないでしょ。アタシは姫華ちゃんの卵焼きを、姫華ちゃんはアタシのハンバーグを同じように食べたのよ」

「そのハンバーグって、みなちゃんも食べた?」

「うん。2つあったから1つあげたの。姫華ちゃんの卵焼きも同じよ」

詳しい事は知らないが、肉ってしっかり焼かないと腹を壊すよな? そう考えると、本当に原因なのでは? 南谷さんは慣れてるから大丈夫とか…。

「凛さん違いますわ。お腹が痛くなった原因はになっただけですから」

「えっ? 本当?」

「本当ですわ。あの時も言いましたが、凛さんのハンバーグはとてもおいしかったです。それで納得できないなら『おいしいハンバーグを食べて胃腸が元気になった反動』と思ってもらえれば」

それでフォローになってるのか? でも嘘を付いてるようには見えないし…。

「…わかったわ。姫華ちゃん、どんな事があってもアタシには嘘付かないでね?」

「お約束しますわ。凛さんもお願いしますわね」

「良い関係だね~♡」
ニヤニヤしながら2人を見守る紬さん。

俺も同感だ。やはり月夜さんの占いにハズレはないな。

「茶化さないでよ、伊草さん…」

「そうですわ…」

2人は照れ臭そうにするが、満更ではなさそうだ。

「みなちゃん。ひめちゃんは本調子じゃないし、さっき決まった事を話したら解散しようか」

「そうね。姫華ちゃん、話して良い?」

「お願いしますわ」

南谷さんは一部始終を丁寧に説明した。

「この教室に20人を招いて、を含む4人でここを見回る…。凛さんと同じグループで嬉しいですわ」

「アタシもよ。遊吾の事はアタシと伊草さんが何とかするから心配しないで」

「凛さんばかりに頼る訳にはいきませんわ。いざとなったら、わたくしもあの方にビシッと言ってやります!」

「ひめちゃん頼もしいね~。ウチらが協力すれば、きたちゃんなんて楽勝だね!」

3人の結束が強くなったから、万が一の事があっても安心だな。俺・詩織さん・満里奈さんの結束は今更言うまでもない。

――話がまとまったので、この日は解散する。
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