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体育祭の準備は大詰め!
第258話 巨乳対決再び?
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紬さんが南谷さん・倉敷さんに、朝と帰りのホームルームで話した事や校長に呼び出された件を説明した。
それを元に話を詰める訳だが、脱線する事も珍しくない。とはいえ、アイディアになる可能性を秘めてるから止めたりしないけどな。
「B組とC組に、野球拳に参加しそうな女子いる?」
紬さんが尋ねる。
「いないと思うわ。そんな話聞いた事ないから」
「わたくしもですわ。他人に聞かれないように、こっそり話してるかもしれませんが…」
このままだと女子の参加者が0になるのでは? 体育祭は元々全校生徒が参加するから手間はあまりないが、野球拳は早朝に登校しないといけない。
その壁は俺の想像より高いかも…。
「やっぱりそうだよね~。半々は無理でも、ちょい少ないぐらいはいて欲しいな~」
「ちょい少ないぐらいってどれぐらい? みんなに分かるように伝えなさいよ」
満里奈さんの指摘はもっともだ。“ちょい”などの解釈は個人差がある。
「そう言われてもウチもよくわかんないの! %とか割合とか、そういうのじゃないんだって!」
紬さんは感覚派だから、会場の雰囲気で判断すると思う…。
「はいはい。ならこれ以上聞くのは無駄ね」
「とりあえずアンケートでパイパイ(PAYPAY)を貯める気がある女子がわかったら、その人達に頼む感じで良いよね?」
「アタシも愛山さんに賛成。場所は…、回収ボックスを置く女子更衣室が無難よね。男子には知られたくない話だし、ギリギリまで隠さないと」
「そうなると、説得は自分のクラスの方に限定したほうが良いですわね。体育で着替える時は候補になりそうですわ」
用事などで、昼休みや放課後に説得できるとは限らない。それを考慮しないと話を聞いてもらえないだろう。
「みなちゃん・ひめちゃんの言う事はわかるけどさ~、そうしたらまーちゃんのやる事なくない? 女子更衣室に入れないんだから」
「真にも何かやってもらわないとね~」
詩織さんに言われなくてもやるつもりだが、何をするべきか全然思い付かない。男子の参加者は説得する必要ないし…。
「――そうだ! 沙織ママ・オバさん・ウィルちゃんに野球拳に参加するように説得してよ」
相手が違うが、内容は同じ説得か。それなら平等だな。
「沙織ママとオバさんの巨乳対決、絶対盛り上がるよ~♡」
2人は以前、お酒の強さ勝負で引き分けになったっけ。(75話参照)
そのリベンジって訳か。面白くなるかも。
「…紬ちゃん、悪いけどその勝負止めてくれないかな?」
詩織さんの機嫌が急に悪くなった。どうしたんだ?
「何で?」
「母さんが脱ぐところを北峰に見られるから。母さんが良いって言ったとしても、あたしが嫌なの!」
この前のやり取りで、本格的に嫌いになったか…。(252話参照)
「紬。詩織の気持ちを考えてあげて」
「…わかった。巨乳対決は止める」
「わがまま言ってゴメンね。北峰がいなければ好きなだけやって良いよ」
――南谷さんは気まずそうに、詩織さん達の会話を聞いている。幼馴染の立場だから思う事があるよな…。
「じゃあオバさんとウィルちゃんを頼むね、まーちゃん」
千春さんの説得は、クラスメートの男子がダメ元で頼んできたな。(255話参照)
「千春さんは明後日学校に来るから、その時に何とかするよ。ウィルベルさんは…、俺が1人で“何でも事務所”に行って話をすれば良いよな?」
ここに来てもらうのは申し訳ないし、普通頼むほうが行くはずだ。
「まーちゃんを1人にするのか~。気になるよね~」
「わかる。あたし、真の事が頭から離れなくて説得できそうにない」
「私も…」
3人は俺に熱い視線を注ぐ。それは嬉しいが、彼女達が説得してる間俺はどうすれば良い? 女子更衣室付近にいたら怪しまれるし…。
「どう考えても説得は1日で終わる訳ないから、ウチらが順番でまーちゃんのそばにいれば良いんじゃない?」
「そうすると説得するのが2人になるわ。臨機応変に対応するには、なるべく3人いたほうが…」
3人の性格の違いが説得に影響を与えるって事か。満里奈さんの分析は多分正しいと思う。
「でもさ~、1人に対して3人もいたらその人プレッシャーにならない? 2人ならだいぶマシになる気がする」
そういう意味では1対1がベストだろうが、ある程度妥協して2人にするのも選択肢になりそうだ。
「それも一理あるわね…」
「みなちゃんとひめちゃんはどう思う?」
話を振られると思ってなかったのか、2人はビクッとする。
「アタシに振るの? ――アンケートの結果に左右されるから、今考えても仕方ないんじゃない?」
仮にA組の女子が誰もパイパイ(PAYPAY)を貯めないなら、詩織さん達の説得は不要になる。確かに今考える必要はないかも…。
「わたくしもそう思いますわ。もしC組にパイパイ(PAYPAY)を貯める予定の女子がいなければ、わたくしに出来る範囲でお手伝いしますわ」
「もちろんアタシもそうするよ」
「ありがと~、みなちゃん・ひめちゃん! アンケートは明日の朝できるらしいから、朝のホームルーム前か1限が終わった後の休憩時間に渡せると思う」
「わかったわ」
「わたくし達は皆さんとすれ違わないように、教室で待っていますわ」
この後、アンケートの回収ボックスについて話してから俺達は解散する。南谷さんの家にちょうどいい大きさのダンボールがあるらしく、それを使って作るようだ。
これで準備完了! 後はアンケートが集まるのを待とう!
それを元に話を詰める訳だが、脱線する事も珍しくない。とはいえ、アイディアになる可能性を秘めてるから止めたりしないけどな。
「B組とC組に、野球拳に参加しそうな女子いる?」
紬さんが尋ねる。
「いないと思うわ。そんな話聞いた事ないから」
「わたくしもですわ。他人に聞かれないように、こっそり話してるかもしれませんが…」
このままだと女子の参加者が0になるのでは? 体育祭は元々全校生徒が参加するから手間はあまりないが、野球拳は早朝に登校しないといけない。
その壁は俺の想像より高いかも…。
「やっぱりそうだよね~。半々は無理でも、ちょい少ないぐらいはいて欲しいな~」
「ちょい少ないぐらいってどれぐらい? みんなに分かるように伝えなさいよ」
満里奈さんの指摘はもっともだ。“ちょい”などの解釈は個人差がある。
「そう言われてもウチもよくわかんないの! %とか割合とか、そういうのじゃないんだって!」
紬さんは感覚派だから、会場の雰囲気で判断すると思う…。
「はいはい。ならこれ以上聞くのは無駄ね」
「とりあえずアンケートでパイパイ(PAYPAY)を貯める気がある女子がわかったら、その人達に頼む感じで良いよね?」
「アタシも愛山さんに賛成。場所は…、回収ボックスを置く女子更衣室が無難よね。男子には知られたくない話だし、ギリギリまで隠さないと」
「そうなると、説得は自分のクラスの方に限定したほうが良いですわね。体育で着替える時は候補になりそうですわ」
用事などで、昼休みや放課後に説得できるとは限らない。それを考慮しないと話を聞いてもらえないだろう。
「みなちゃん・ひめちゃんの言う事はわかるけどさ~、そうしたらまーちゃんのやる事なくない? 女子更衣室に入れないんだから」
「真にも何かやってもらわないとね~」
詩織さんに言われなくてもやるつもりだが、何をするべきか全然思い付かない。男子の参加者は説得する必要ないし…。
「――そうだ! 沙織ママ・オバさん・ウィルちゃんに野球拳に参加するように説得してよ」
相手が違うが、内容は同じ説得か。それなら平等だな。
「沙織ママとオバさんの巨乳対決、絶対盛り上がるよ~♡」
2人は以前、お酒の強さ勝負で引き分けになったっけ。(75話参照)
そのリベンジって訳か。面白くなるかも。
「…紬ちゃん、悪いけどその勝負止めてくれないかな?」
詩織さんの機嫌が急に悪くなった。どうしたんだ?
「何で?」
「母さんが脱ぐところを北峰に見られるから。母さんが良いって言ったとしても、あたしが嫌なの!」
この前のやり取りで、本格的に嫌いになったか…。(252話参照)
「紬。詩織の気持ちを考えてあげて」
「…わかった。巨乳対決は止める」
「わがまま言ってゴメンね。北峰がいなければ好きなだけやって良いよ」
――南谷さんは気まずそうに、詩織さん達の会話を聞いている。幼馴染の立場だから思う事があるよな…。
「じゃあオバさんとウィルちゃんを頼むね、まーちゃん」
千春さんの説得は、クラスメートの男子がダメ元で頼んできたな。(255話参照)
「千春さんは明後日学校に来るから、その時に何とかするよ。ウィルベルさんは…、俺が1人で“何でも事務所”に行って話をすれば良いよな?」
ここに来てもらうのは申し訳ないし、普通頼むほうが行くはずだ。
「まーちゃんを1人にするのか~。気になるよね~」
「わかる。あたし、真の事が頭から離れなくて説得できそうにない」
「私も…」
3人は俺に熱い視線を注ぐ。それは嬉しいが、彼女達が説得してる間俺はどうすれば良い? 女子更衣室付近にいたら怪しまれるし…。
「どう考えても説得は1日で終わる訳ないから、ウチらが順番でまーちゃんのそばにいれば良いんじゃない?」
「そうすると説得するのが2人になるわ。臨機応変に対応するには、なるべく3人いたほうが…」
3人の性格の違いが説得に影響を与えるって事か。満里奈さんの分析は多分正しいと思う。
「でもさ~、1人に対して3人もいたらその人プレッシャーにならない? 2人ならだいぶマシになる気がする」
そういう意味では1対1がベストだろうが、ある程度妥協して2人にするのも選択肢になりそうだ。
「それも一理あるわね…」
「みなちゃんとひめちゃんはどう思う?」
話を振られると思ってなかったのか、2人はビクッとする。
「アタシに振るの? ――アンケートの結果に左右されるから、今考えても仕方ないんじゃない?」
仮にA組の女子が誰もパイパイ(PAYPAY)を貯めないなら、詩織さん達の説得は不要になる。確かに今考える必要はないかも…。
「わたくしもそう思いますわ。もしC組にパイパイ(PAYPAY)を貯める予定の女子がいなければ、わたくしに出来る範囲でお手伝いしますわ」
「もちろんアタシもそうするよ」
「ありがと~、みなちゃん・ひめちゃん! アンケートは明日の朝できるらしいから、朝のホームルーム前か1限が終わった後の休憩時間に渡せると思う」
「わかったわ」
「わたくし達は皆さんとすれ違わないように、教室で待っていますわ」
この後、アンケートの回収ボックスについて話してから俺達は解散する。南谷さんの家にちょうどいい大きさのダンボールがあるらしく、それを使って作るようだ。
これで準備完了! 後はアンケートが集まるのを待とう!
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