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体育祭の準備は大詰め!
第259話 アンケートに答えない人は…、オッパイ揉み揉みの刑だ~♡
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水曜日。いつもの時間に登校して教室に入ると、嬉しそうな紬さんに声をかけられる。
「みなちゃんがアンケートの回収ボックスを撮ってくれたよ! 見て!」
彼女がスマホを見せてきたので確認すると、ネット通販で届いたであろうダンボールに“投入口”が作られ、『アンケート回収ボックス』と見やすく書いてある。
シンプルだが良い感じじゃないか! 南谷さんには感謝しかない。
「イラストを描こうか悩んだらしいけど、昨日決まって余裕なかったから止めたって」
「賢明な判断ね。紬だったら描いてたでしょ?」
「多分ね。で、次の日に間に合わなくなりそう」
こういう判断ができる人は頭良いんだろうな~。そんな事を考える。
…そういえば、南谷さんの成績はどれぐらいなんだろう? チャンスがあれば聞いて良いかも?
「ウチがアンケートをみなちゃんに渡す時に、本物を見せてもらうつもり。画像に写ってないところは手抜きしてるかもしれないし、しっかり見るよ~」
「あんたじゃないんだから、それはない」
南谷さんと知り合って間もないが、しっかり者なのは間違いない。これからも頼りにさせてもらおう。
朝のホームルームになり、担任の清水先生が教室に入って来た。するとすぐ…。
「先生、アンケートできた!?」
落ち着いてくれ、紬さん…。
「できたけど、連絡事項を先に話させて」
「わかった」
――先生が数点の連絡事項を話し終えた。夏休み明けから3週間経過して疲れがたまり始めたのが原因なのか、体調不良になる人が多くなってきたらしい。俺達は大丈夫だろうが、一応意識しておこう。
「連絡事項は以上よ。伊草さん、これで良いか確認してもらえる?」
「OK」
席を立った紬さんは、教壇にいる先生から1枚の小さい紙を渡される。あれがアンケートか…。
……ん? 彼女が何故か俺達の元に来た。どうしたんだ?
「まーちゃん・満里奈・詩織ちゃん、これで良いかチェックして」
『パイパイ(PAYPAY)を貯める気があるかどうか』だけのアンケートにチェックいるか? なんて思ったが、“勝手にOKして満里奈さんにクレームを言われないようにするため”だと気付く。朝の話が影響したかも。
「…問題ないな」
「私も同感」
「あたしもこれで良いと思う」
「先生、これで良いって!」
「わかったわ。じゃあ伊草さん、該当者に配ってもらえるかしら?」
「了解」
紬さんは再び先生がいる教壇に行き、アンケートを受け取る。それから女子の元に直接行き、アンケートを手渡す。
――配り終えた紬さんが教壇に戻って来た。
「みんな、金曜の放課後までに絶対アンケートに答えてね! もし答えなかったり嘘付いたら、ここで『オッパイ揉み揉みの刑』をするからよろしく♡」
紬さんなら本当にやりそうだ。どう見ても面倒そうにしている一部の女子達、迷惑をかけるがよろしくお願いします…。
大胆な宣言をした紬さんが自席に戻ってきたあたりで、1限を知らせるチャイムが鳴る。話は後にしよう。
1限後の休憩時間になった。ようやく落ち着いて話ができる。
「満里奈。アンケートの期限を金曜の放課後にして良かった?」
「良かったと思う。今日含めて3日あれば十分だし、長ければ良いってものじゃないから」
3日以内に体育はどのクラスにもある。その時のついでに回収ボックスに入れれば良いから、手間にはならないだろ。
「だよね~。ウチもそう計算して決めたんだよ!」
「はいはい」
俺達に相談するのを面倒だと思ったのでは? 満里奈さんの表情からして、同じ事を考えた気がする。
「さて、アンケートをみなちゃんとひめちゃんに渡さないと!」
「その後に箱を更衣室に置きに行こっか。それぐらいはあたし達がやったほうが良いでしょ」
「まーちゃんはうっかり入らないように気を付けてね♡」
「わかってるよ…」
俺達は席を立ち、B組に向かう。
B組前に着き、紬さんが出入口付近から南谷さんを呼ぶ。――彼女は回収ボックスを持って廊下に来てくれた。
「それが本物か~。見せて」
「良いよ」
回収ボックスを受け取った紬さんは、あらゆる方面からチェックする。
「――どこもしっかりしてるね~、さすがみなちゃん!」
「ありがと。箱の正面や側面だけじゃなくて、底も確認するのね。ちょっと意外かも…」
おそらく、満里奈さんだったらこう言われないだろうな…。
「そう? こういうところもチェックするのは、小さい頃からの癖だから♡」
「癖?」
「うん。あの時『お人形遊び』が好きでいっぱいやってたんだけど、人形を隅々まで見てたもん。スカートの中とかも♡」
「えっ…」
南谷さん、少し引いてる? 廊下でする話じゃないのも関係してるか?
「満里奈さんは、今の話知ってたか?」
小声で聞いてみた。
「一応ね。今は全部の人形を処分したらしいから、話す事はないと思ってたんだけど…」
「みなちゃんも人形のスカートの中見た事あるよね?」
「チラッと見えた事はあっても、伊草さんみたいに覗いた事はないわ…」
「そうなんだ。素直じゃないな~♡」
「本当よ…」
「紬。倉敷さんにもアンケート渡さないといけないから、話はそのあたりで切り上げて」
アンケートはなるべく早く倉敷さんに渡したいから、この1限後の休憩時間に済ませたい。
「はいはい。みなちゃん、この箱はウチらが更衣室に置いておくね。で、アンケートだけど…」
「紬ちゃん、箱はあたしが持つよ」
「ありがと~、詩織ちゃん」
紬さんは詩織さんに回収ボックスを渡した後、制服のポケットからアンケートを取り出す。
「それで足りるはずだよ。アンケートは金曜の放課後に回収するからね」
「わかったわ。みんなにそう伝えておく」
「じゃあウチらは、ひめちゃんのとこに行くね~!」
俺達は南谷さんと別れ、C組に向かう。
「みなちゃんがアンケートの回収ボックスを撮ってくれたよ! 見て!」
彼女がスマホを見せてきたので確認すると、ネット通販で届いたであろうダンボールに“投入口”が作られ、『アンケート回収ボックス』と見やすく書いてある。
シンプルだが良い感じじゃないか! 南谷さんには感謝しかない。
「イラストを描こうか悩んだらしいけど、昨日決まって余裕なかったから止めたって」
「賢明な判断ね。紬だったら描いてたでしょ?」
「多分ね。で、次の日に間に合わなくなりそう」
こういう判断ができる人は頭良いんだろうな~。そんな事を考える。
…そういえば、南谷さんの成績はどれぐらいなんだろう? チャンスがあれば聞いて良いかも?
「ウチがアンケートをみなちゃんに渡す時に、本物を見せてもらうつもり。画像に写ってないところは手抜きしてるかもしれないし、しっかり見るよ~」
「あんたじゃないんだから、それはない」
南谷さんと知り合って間もないが、しっかり者なのは間違いない。これからも頼りにさせてもらおう。
朝のホームルームになり、担任の清水先生が教室に入って来た。するとすぐ…。
「先生、アンケートできた!?」
落ち着いてくれ、紬さん…。
「できたけど、連絡事項を先に話させて」
「わかった」
――先生が数点の連絡事項を話し終えた。夏休み明けから3週間経過して疲れがたまり始めたのが原因なのか、体調不良になる人が多くなってきたらしい。俺達は大丈夫だろうが、一応意識しておこう。
「連絡事項は以上よ。伊草さん、これで良いか確認してもらえる?」
「OK」
席を立った紬さんは、教壇にいる先生から1枚の小さい紙を渡される。あれがアンケートか…。
……ん? 彼女が何故か俺達の元に来た。どうしたんだ?
「まーちゃん・満里奈・詩織ちゃん、これで良いかチェックして」
『パイパイ(PAYPAY)を貯める気があるかどうか』だけのアンケートにチェックいるか? なんて思ったが、“勝手にOKして満里奈さんにクレームを言われないようにするため”だと気付く。朝の話が影響したかも。
「…問題ないな」
「私も同感」
「あたしもこれで良いと思う」
「先生、これで良いって!」
「わかったわ。じゃあ伊草さん、該当者に配ってもらえるかしら?」
「了解」
紬さんは再び先生がいる教壇に行き、アンケートを受け取る。それから女子の元に直接行き、アンケートを手渡す。
――配り終えた紬さんが教壇に戻って来た。
「みんな、金曜の放課後までに絶対アンケートに答えてね! もし答えなかったり嘘付いたら、ここで『オッパイ揉み揉みの刑』をするからよろしく♡」
紬さんなら本当にやりそうだ。どう見ても面倒そうにしている一部の女子達、迷惑をかけるがよろしくお願いします…。
大胆な宣言をした紬さんが自席に戻ってきたあたりで、1限を知らせるチャイムが鳴る。話は後にしよう。
1限後の休憩時間になった。ようやく落ち着いて話ができる。
「満里奈。アンケートの期限を金曜の放課後にして良かった?」
「良かったと思う。今日含めて3日あれば十分だし、長ければ良いってものじゃないから」
3日以内に体育はどのクラスにもある。その時のついでに回収ボックスに入れれば良いから、手間にはならないだろ。
「だよね~。ウチもそう計算して決めたんだよ!」
「はいはい」
俺達に相談するのを面倒だと思ったのでは? 満里奈さんの表情からして、同じ事を考えた気がする。
「さて、アンケートをみなちゃんとひめちゃんに渡さないと!」
「その後に箱を更衣室に置きに行こっか。それぐらいはあたし達がやったほうが良いでしょ」
「まーちゃんはうっかり入らないように気を付けてね♡」
「わかってるよ…」
俺達は席を立ち、B組に向かう。
B組前に着き、紬さんが出入口付近から南谷さんを呼ぶ。――彼女は回収ボックスを持って廊下に来てくれた。
「それが本物か~。見せて」
「良いよ」
回収ボックスを受け取った紬さんは、あらゆる方面からチェックする。
「――どこもしっかりしてるね~、さすがみなちゃん!」
「ありがと。箱の正面や側面だけじゃなくて、底も確認するのね。ちょっと意外かも…」
おそらく、満里奈さんだったらこう言われないだろうな…。
「そう? こういうところもチェックするのは、小さい頃からの癖だから♡」
「癖?」
「うん。あの時『お人形遊び』が好きでいっぱいやってたんだけど、人形を隅々まで見てたもん。スカートの中とかも♡」
「えっ…」
南谷さん、少し引いてる? 廊下でする話じゃないのも関係してるか?
「満里奈さんは、今の話知ってたか?」
小声で聞いてみた。
「一応ね。今は全部の人形を処分したらしいから、話す事はないと思ってたんだけど…」
「みなちゃんも人形のスカートの中見た事あるよね?」
「チラッと見えた事はあっても、伊草さんみたいに覗いた事はないわ…」
「そうなんだ。素直じゃないな~♡」
「本当よ…」
「紬。倉敷さんにもアンケート渡さないといけないから、話はそのあたりで切り上げて」
アンケートはなるべく早く倉敷さんに渡したいから、この1限後の休憩時間に済ませたい。
「はいはい。みなちゃん、この箱はウチらが更衣室に置いておくね。で、アンケートだけど…」
「紬ちゃん、箱はあたしが持つよ」
「ありがと~、詩織ちゃん」
紬さんは詩織さんに回収ボックスを渡した後、制服のポケットからアンケートを取り出す。
「それで足りるはずだよ。アンケートは金曜の放課後に回収するからね」
「わかったわ。みんなにそう伝えておく」
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俺達は南谷さんと別れ、C組に向かう。
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