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体育祭の準備は大詰め!
第260話 学校の女子更衣室は、今までと違う…
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B組にいる南谷さんにアンケートを渡し、代わりに回収ボックスを受け取った俺達。次はC組の倉敷さんに渡さないとな。
紬さんは慣れた様子で倉敷さんを呼ぶ。それに合わせ、彼女はすぐ廊下に来てくれた。
「ひめちゃん、アンケートできたよ! 金曜の放課後までに、詩織ちゃんが持ってる箱に入れるように言ってくれる?」
「わかりましたわ」
これで用件は済んだな。後は回収ボックスを女子更衣室内に置くだけだ。
「昨日凛さんに画像を見せてもらいましたが、実物はさらに素晴らしいですわ。愛山さん、詳しく見せてもらってもよろしくて?」
「良いよ」
詩織さんから受け取った倉敷さんは、隅々までチェックする。…気のせいか、紬さんのチェックを彷彿とさせる。
「――底も問題ありませんわね。さすが凛さん、抜かりありませんわ」
「ひめちゃんもチェックするんだ~。仲間だね」
もしかして、底もチェックする派が多数だったりする?
「見えないところもしっかり気を遣うのは大切だと思いまして」
「下着もそんな感じだよね~。誰かに見られなくても、良いのにしたいし」
「そうですわね。気分が全然違いますから」
「その気分のために下の毛を全部剃ったのか~♡」
紬さんの爆弾発言の後に、倉敷さんと満里奈さんが辺りを見渡す。――近くに誰もいないから、多分聞かれてないと思う。
「あんたねぇ。周りに人がいるかを確認してから言いなさいよ」
「ごめんごめん」
「まだ覚えてるとは思いませんでしたわ…」
「忘れる訳ないじゃん。みなちゃん・ひめちゃんと初めて一緒にお風呂に入ったんだから♡」(236話参照)
やはり『初めて』は印象に残るよな。俺だって初Hは鮮明に覚えている。
「あの時聞いても良かったけど、オッパイには逆らえなくてさ~♡」
それ、俺達と合流した時も言ってたぞ…。(238話参照)
「――あまり時間ないから、そろそろ箱を置きに行ったほうが良いわね。じゃないとこの休憩時間内に終わらないわ」
「そうするつもりだったんですか。引き止めてしまい申し訳ないですわ、古宮さん」
「倉敷さんのせいじゃないよ。余計なおしゃべりが多い紬のせいだから」
「余計が余計だよ! おしゃべりは大事じゃん!」
「そうだけど、今じゃなくても良いでしょ?」
「今じゃないとできないおしゃべりもあるって!」
「じゃあそれが何か具体的に言ってよ!」
このやり取りが余計では? と思ったが、さすがに言いづらい…。困ってたところ、偶然詩織さんと目が合う。
「…紬ちゃん。早く更衣室に行こ!」
詩織さんは紬さんの手を握り、一足先に向かって行く。この方法が正解かわからないが、強引さも時には必要かも。
「えーと、箱はどちらにお返しすれば良いですの?」
「俺で良いよ」
重い物じゃなくても、男の俺がやらないと!
「わかりました。後はお願いしますわ」
「ああ。それじゃ、また放課後に」
「まこくん、女子更衣室の場所わかる?」
「自信ないな…」
聞いた記憶はあるが、行かない場所だから曖昧だ。
「わかった。じゃあ一緒に行こう♪」
俺と満里奈さんは、先に行った2人を追う形で女子更衣室に向かう。
女子更衣室に近付くにつれ、場所を聞いた当時の記憶を思い出す。このあたりには移動教室がないから、男子が来る事はほぼないな。
休憩時間が終わりかけだから良いものの、タイミングを間違えたら間違いなく女子に怪しまれる。満里奈さんが隣にいなかったらどうなっていたか…。
――詩織さんと紬さんは、更衣室前の廊下で待機している。
「満里奈、さっきはゴメン…」
時間を置いて落ち着いたか。
「私も言い過ぎた、ごめんね」
「満里奈ちゃんと紬ちゃんが仲直りしたから本題に入るね。…さっき確認したら誰も使ってないから、真も入れるよ♡」
「いや、俺は…」
「真、マジで時間ないから急いで!」
詩織さんに背中を押され、俺は女子更衣室に入る。――教室で着替える男子と違って、1人ずつ使えるロッカーがあるのは驚きだ。女子のほうが生徒数が少ないからできるんだろうな…。
今まで入った『千玲』の女湯や脱衣所に比べたらエロくないはずなのに、こんなにドキドキするのは何でだ?
学校の女子更衣室だから? それとも初めて来たから? そのあたりはサッパリだ。
「う~ん、どこに置こうかな~? ――満里奈ちゃん、この長椅子の上はどうかな?」
「良いと思う。箱と色が被ってないから、気付いてもらえるよ」
2人がそんなやり取りをした後、2限を知らせるチャイムが鳴る。
「真、隅の方に置いて」
「わかった」
回収ボックスを置いた後、俺達は急いで女子更衣室を出る。廊下を走ったら怒られるから早歩きだ!
……2限の教科担任が教室に来る前に、何とか戻ってこられた。間に合って本当に良かった~。そう思いながら、胸をなでおろす。
紬さんは慣れた様子で倉敷さんを呼ぶ。それに合わせ、彼女はすぐ廊下に来てくれた。
「ひめちゃん、アンケートできたよ! 金曜の放課後までに、詩織ちゃんが持ってる箱に入れるように言ってくれる?」
「わかりましたわ」
これで用件は済んだな。後は回収ボックスを女子更衣室内に置くだけだ。
「昨日凛さんに画像を見せてもらいましたが、実物はさらに素晴らしいですわ。愛山さん、詳しく見せてもらってもよろしくて?」
「良いよ」
詩織さんから受け取った倉敷さんは、隅々までチェックする。…気のせいか、紬さんのチェックを彷彿とさせる。
「――底も問題ありませんわね。さすが凛さん、抜かりありませんわ」
「ひめちゃんもチェックするんだ~。仲間だね」
もしかして、底もチェックする派が多数だったりする?
「見えないところもしっかり気を遣うのは大切だと思いまして」
「下着もそんな感じだよね~。誰かに見られなくても、良いのにしたいし」
「そうですわね。気分が全然違いますから」
「その気分のために下の毛を全部剃ったのか~♡」
紬さんの爆弾発言の後に、倉敷さんと満里奈さんが辺りを見渡す。――近くに誰もいないから、多分聞かれてないと思う。
「あんたねぇ。周りに人がいるかを確認してから言いなさいよ」
「ごめんごめん」
「まだ覚えてるとは思いませんでしたわ…」
「忘れる訳ないじゃん。みなちゃん・ひめちゃんと初めて一緒にお風呂に入ったんだから♡」(236話参照)
やはり『初めて』は印象に残るよな。俺だって初Hは鮮明に覚えている。
「あの時聞いても良かったけど、オッパイには逆らえなくてさ~♡」
それ、俺達と合流した時も言ってたぞ…。(238話参照)
「――あまり時間ないから、そろそろ箱を置きに行ったほうが良いわね。じゃないとこの休憩時間内に終わらないわ」
「そうするつもりだったんですか。引き止めてしまい申し訳ないですわ、古宮さん」
「倉敷さんのせいじゃないよ。余計なおしゃべりが多い紬のせいだから」
「余計が余計だよ! おしゃべりは大事じゃん!」
「そうだけど、今じゃなくても良いでしょ?」
「今じゃないとできないおしゃべりもあるって!」
「じゃあそれが何か具体的に言ってよ!」
このやり取りが余計では? と思ったが、さすがに言いづらい…。困ってたところ、偶然詩織さんと目が合う。
「…紬ちゃん。早く更衣室に行こ!」
詩織さんは紬さんの手を握り、一足先に向かって行く。この方法が正解かわからないが、強引さも時には必要かも。
「えーと、箱はどちらにお返しすれば良いですの?」
「俺で良いよ」
重い物じゃなくても、男の俺がやらないと!
「わかりました。後はお願いしますわ」
「ああ。それじゃ、また放課後に」
「まこくん、女子更衣室の場所わかる?」
「自信ないな…」
聞いた記憶はあるが、行かない場所だから曖昧だ。
「わかった。じゃあ一緒に行こう♪」
俺と満里奈さんは、先に行った2人を追う形で女子更衣室に向かう。
女子更衣室に近付くにつれ、場所を聞いた当時の記憶を思い出す。このあたりには移動教室がないから、男子が来る事はほぼないな。
休憩時間が終わりかけだから良いものの、タイミングを間違えたら間違いなく女子に怪しまれる。満里奈さんが隣にいなかったらどうなっていたか…。
――詩織さんと紬さんは、更衣室前の廊下で待機している。
「満里奈、さっきはゴメン…」
時間を置いて落ち着いたか。
「私も言い過ぎた、ごめんね」
「満里奈ちゃんと紬ちゃんが仲直りしたから本題に入るね。…さっき確認したら誰も使ってないから、真も入れるよ♡」
「いや、俺は…」
「真、マジで時間ないから急いで!」
詩織さんに背中を押され、俺は女子更衣室に入る。――教室で着替える男子と違って、1人ずつ使えるロッカーがあるのは驚きだ。女子のほうが生徒数が少ないからできるんだろうな…。
今まで入った『千玲』の女湯や脱衣所に比べたらエロくないはずなのに、こんなにドキドキするのは何でだ?
学校の女子更衣室だから? それとも初めて来たから? そのあたりはサッパリだ。
「う~ん、どこに置こうかな~? ――満里奈ちゃん、この長椅子の上はどうかな?」
「良いと思う。箱と色が被ってないから、気付いてもらえるよ」
2人がそんなやり取りをした後、2限を知らせるチャイムが鳴る。
「真、隅の方に置いて」
「わかった」
回収ボックスを置いた後、俺達は急いで女子更衣室を出る。廊下を走ったら怒られるから早歩きだ!
……2限の教科担任が教室に来る前に、何とか戻ってこられた。間に合って本当に良かった~。そう思いながら、胸をなでおろす。
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