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体育祭の準備は大詰め!
第266話 お茶目な千春さんが、クラスメートを虜にする?
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2限になったものの、俺の意識は目の前のプリントではなく掛け時計に向いてばかりだ。紬さん、うまくやってるかな? 千春さんと校長を困らせてないと良いんだが…。
そんな風に集中してない状態で20分ぐらい経過した。すると…。
「ただいま~!」
教室の後ろの扉が開き、紬さんが戻って来た。詩織さんと満里奈さんの予想の中間だな。
「伊草さん。話はどうなったかしら?」
2限は教科担任が体調を崩したらしく、代わりにクラス担任の清水先生が来てプリントを3枚配った。それらを全部やればOKで、この変更は今日の朝のホームルームで聞いたから予定通りになる。
それにしても、昨日のホームルームで体調不良になる人が多いのは聞いたが、先生も例外じゃないんだな…。(259話参照)
「何とかまとまったよ。オバさんと校長はまだ話してるのに校長が『早く戻りなさい』って言うから、仕方なく戻って来た」
「それが当然よ。伊草さんはできる範囲で良いからね」
「は~い」
――紬さんが席に着いたが、さすがに話しかけてこないか。彼女が戻ってきた事だし、俺も気合を入れて頑張るか!
ようやく3枚全て終わったぞ。後5分ぐらいで2限が終わるからギリギリだな。一部の人は既に終わってるのか、机に伏せて寝てたりボンヤリしている。
――んっ? 廊下側の席の数人が何やら廊下をチラチラ見ている。気になったので確認すると…。
そこにいたのは千春さんと校長だ。校長はともかく、何で彼女がここにいる?
「オバさんじゃん! どうしたの?」
このタイミングで言うって事は、俺の視線を追って気付いたんだろう。2人は驚いた様子を見せてから少し話し合う。そして…、教室に入って来た。
「わたしのワガママで、“真くん達の教室を見たい”って校長先生にお願いしたの♪ みんなの邪魔にならないように気を付けてたから、まさか気付かれるとは思わなかったわ…」
「伊草君、さっきの事は話したかな?」
校長が確認する。
「ちょっとね」
「そうか。ぼくは古賀さんを信頼できる女性と判断した。正式に割引券を配る許可を出すよ」
「みんな。ポイントを貯めたら割引券をいっぱい配るから頑張ってね♪」
――エロ好きの男子どころか、一部の女子も千春さんを見つめている。胸の大きさと若々しさに見惚れたか?
「なぁ伊草さん。この人、お姉さん寄りのオバさんじゃん。凄すぎだろ」(男子A)
見惚れた人全員が頷いたりして反応する。
「君、お世辞が上手ね♪」
「お世辞じゃないっすよ。オバさん何歳なの?」
「それはひ・み・つ♪」
正確な歳は俺達すら知らない。詩織さんと千夏さんの差を考えると沙織さんよりそこそこ年上なのは確定だが、彼女の同級生と言われても信じられるレベルの外見だ。
「ちょっと! 女性に限らず、初対面の人にいきなり歳を尋ねるのは失礼よ」
清水先生が彼に注意する。
「すみません…」
「わたしは全然気にしてないので大丈夫ですよ♪」
「ありがとうございます古賀さん」
「真くん、詩織ちゃん・満里奈ちゃん・紬ちゃんに囲まれて良い席にいるわね~♪ 千夏ちゃんと玲君もほとんど隣同士だったみたいだから、懐かしくなっちゃう♪」
「オバさん、懐かしむために来たの?」
「そうよ♪ また高校に来られるとは思わなかったから、校長先生に無理言ってお願いしたの♪」
「せっかくの機会だから許可を出したんだよ。知り合いに見られると気が引き締まるんじゃないか?」
「ウチは全然そんなのないな~」
紬さんの空気を読まないところは相変わらずだ。
「そうか。――古賀さん、そろそろ2限が終わるのでぼく達は退散しましょう」
「そうですね♪」
「ちょっと待ってくれ! オバさんがいる銭湯がどこにあるか教えてくれよ!」(男子A)
「おれも!」
「私にも教えて下さい!」
千春さんの虜になったクラスメートがこんなにいるとは…。しかも男女関係ないのがさらに凄い。
「もちろん良いわよ♪」
千春さんは口頭で『千玲』の場所を説明した。それだけでなく料金やタオルサービスなども話す様子は、明らかに慣れている。
「こんなところね♪ わからない事があったら、遠慮なく教えてちょうだい♪」
――誰も挙手したり発言しない。『貸し切り』に触れないのが気になったが、俺達のためかも。
「興味が湧いたから、ぼくも近い内に伺おうかな」
校長をその気にさせるとは…。
「いつでもお待ちしております♪」
千春さんがそう言った後にチャイムが鳴る。良いタイミングだな。
「じゃあわたしは帰るわ♪ 真くん・詩織ちゃん・満里奈ちゃん・紬ちゃん、頑張ってね♪」
校長と千春さんは教室を出て行った。
「みんな、遅くなったけどプリント回収するわよ」
「先生。ウチあまりできてないけどどうすれば良い?」
紬さんは約20分遅れで始めたから仕方ないが…。
「できてないってどれぐらい?」
「2枚しか終わってない!」
「じゃあ…、今日の放課後に残りを提出してくれる? 昼休みにやれば何とかなると思うわ」
「わかった」
――プリントを回収し終えたので、A組はやや遅めの休憩時間を迎える。
そんな風に集中してない状態で20分ぐらい経過した。すると…。
「ただいま~!」
教室の後ろの扉が開き、紬さんが戻って来た。詩織さんと満里奈さんの予想の中間だな。
「伊草さん。話はどうなったかしら?」
2限は教科担任が体調を崩したらしく、代わりにクラス担任の清水先生が来てプリントを3枚配った。それらを全部やればOKで、この変更は今日の朝のホームルームで聞いたから予定通りになる。
それにしても、昨日のホームルームで体調不良になる人が多いのは聞いたが、先生も例外じゃないんだな…。(259話参照)
「何とかまとまったよ。オバさんと校長はまだ話してるのに校長が『早く戻りなさい』って言うから、仕方なく戻って来た」
「それが当然よ。伊草さんはできる範囲で良いからね」
「は~い」
――紬さんが席に着いたが、さすがに話しかけてこないか。彼女が戻ってきた事だし、俺も気合を入れて頑張るか!
ようやく3枚全て終わったぞ。後5分ぐらいで2限が終わるからギリギリだな。一部の人は既に終わってるのか、机に伏せて寝てたりボンヤリしている。
――んっ? 廊下側の席の数人が何やら廊下をチラチラ見ている。気になったので確認すると…。
そこにいたのは千春さんと校長だ。校長はともかく、何で彼女がここにいる?
「オバさんじゃん! どうしたの?」
このタイミングで言うって事は、俺の視線を追って気付いたんだろう。2人は驚いた様子を見せてから少し話し合う。そして…、教室に入って来た。
「わたしのワガママで、“真くん達の教室を見たい”って校長先生にお願いしたの♪ みんなの邪魔にならないように気を付けてたから、まさか気付かれるとは思わなかったわ…」
「伊草君、さっきの事は話したかな?」
校長が確認する。
「ちょっとね」
「そうか。ぼくは古賀さんを信頼できる女性と判断した。正式に割引券を配る許可を出すよ」
「みんな。ポイントを貯めたら割引券をいっぱい配るから頑張ってね♪」
――エロ好きの男子どころか、一部の女子も千春さんを見つめている。胸の大きさと若々しさに見惚れたか?
「なぁ伊草さん。この人、お姉さん寄りのオバさんじゃん。凄すぎだろ」(男子A)
見惚れた人全員が頷いたりして反応する。
「君、お世辞が上手ね♪」
「お世辞じゃないっすよ。オバさん何歳なの?」
「それはひ・み・つ♪」
正確な歳は俺達すら知らない。詩織さんと千夏さんの差を考えると沙織さんよりそこそこ年上なのは確定だが、彼女の同級生と言われても信じられるレベルの外見だ。
「ちょっと! 女性に限らず、初対面の人にいきなり歳を尋ねるのは失礼よ」
清水先生が彼に注意する。
「すみません…」
「わたしは全然気にしてないので大丈夫ですよ♪」
「ありがとうございます古賀さん」
「真くん、詩織ちゃん・満里奈ちゃん・紬ちゃんに囲まれて良い席にいるわね~♪ 千夏ちゃんと玲君もほとんど隣同士だったみたいだから、懐かしくなっちゃう♪」
「オバさん、懐かしむために来たの?」
「そうよ♪ また高校に来られるとは思わなかったから、校長先生に無理言ってお願いしたの♪」
「せっかくの機会だから許可を出したんだよ。知り合いに見られると気が引き締まるんじゃないか?」
「ウチは全然そんなのないな~」
紬さんの空気を読まないところは相変わらずだ。
「そうか。――古賀さん、そろそろ2限が終わるのでぼく達は退散しましょう」
「そうですね♪」
「ちょっと待ってくれ! オバさんがいる銭湯がどこにあるか教えてくれよ!」(男子A)
「おれも!」
「私にも教えて下さい!」
千春さんの虜になったクラスメートがこんなにいるとは…。しかも男女関係ないのがさらに凄い。
「もちろん良いわよ♪」
千春さんは口頭で『千玲』の場所を説明した。それだけでなく料金やタオルサービスなども話す様子は、明らかに慣れている。
「こんなところね♪ わからない事があったら、遠慮なく教えてちょうだい♪」
――誰も挙手したり発言しない。『貸し切り』に触れないのが気になったが、俺達のためかも。
「興味が湧いたから、ぼくも近い内に伺おうかな」
校長をその気にさせるとは…。
「いつでもお待ちしております♪」
千春さんがそう言った後にチャイムが鳴る。良いタイミングだな。
「じゃあわたしは帰るわ♪ 真くん・詩織ちゃん・満里奈ちゃん・紬ちゃん、頑張ってね♪」
校長と千春さんは教室を出て行った。
「みんな、遅くなったけどプリント回収するわよ」
「先生。ウチあまりできてないけどどうすれば良い?」
紬さんは約20分遅れで始めたから仕方ないが…。
「できてないってどれぐらい?」
「2枚しか終わってない!」
「じゃあ…、今日の放課後に残りを提出してくれる? 昼休みにやれば何とかなると思うわ」
「わかった」
――プリントを回収し終えたので、A組はやや遅めの休憩時間を迎える。
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