胸が大きい女性を助けたら、エロいクラスメートのお母さんだった件

あかせ2

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野球拳の全てが決まる1週間!

第291話 黒幕の真意は何だ?

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 9月第4週の月曜日になった。今週で野球拳に関する事を全て決めないといけない。とはいえ、これまでの流れを考えれば余裕だと思う。

いつものように登校すると、A組そばの廊下で詩織さん達3人と一緒にいる南谷さん・倉敷さんに会う。

「アタシ達今来たところなの。瀬川君も一緒に話聞いてくれる?」

「わかった。カバンを机に置いたら聞かせてもらうよ」
身軽な状態で聞きたいのは言うまでもない。

「待たせちゃダメだからね、まーちゃん」

待たせる要素あるか? と思いつつ、普段より早歩きかつスピーディーに事を済ませる。

「これで全員揃ったわね、まずはアタシから。新たにパイパイ(PAYPAY)を貯める事がわかった2人だけど、まだ登校してないから話してないの。2限後の休憩時間までには何とかするわ」

今のところA組は長谷川さんと笹原さんの2人、B組とC組は1人ずつ参加予定だ。なるべく女子の参加者は多いほうが良い。

「次はわたくしですわね。これがあみだくじが書いてある紙ですわ」

倉敷さんはそう言って、大きめの紙1枚を紬さんに手渡す。

「おぉ~、いっぱい書いてある!」

「紙の大きさと見やすさを考慮して“15人分”用意しましたわ。凛さんには既に渡してあります」

各クラス15人があみだに挑戦出来て、当たりを引くのは5人になる。確率は3分の1だ。

「もし15人以上いたらどうしよう? 何とかなるかな?」

「紬、この場合は『1人』以上よ。以上はその数を含むんだから」

「ウチの言いたい事が伝われば良いじゃん。満里奈は細かいな~」

「その場合はジャンケンなどで15人にするしかありませんわね…」

ジャンケンに負けた人の大半は面接も希望するはずだ。つまりその段階である程度の方向性がわかる。

「了解。その辺はウチらがうまくやるよ」

「昼休みになったら、いつものところで報告し合いましょうか。なるべく早く情報共有したいから」

「みなちゃんに賛成! まーちゃん達もそれで良いよね?」

反対する理由がないのでもちろんOKする。――詩織さんと満里奈さんも同様だった。

「それじゃあお願いね」

話し合いが終わったので、A組の俺達4人は教室に戻る。


 教室に戻って席に着くと、紬さんが何かを見つめている。彼女の視線の先には…、笹原さんがいる。女子のクラスメート数人と話してるな。

「愛ちゃんに黒幕のお姉ちゃんの事聞きたいのに~」

紬さん、あのアンケートを見てからずっと気にしてるな…。(278話参照)

「アンケートに『ご褒美がもらえるから参加する』って書いてあったでしょ? それ目当てなのはわかりきってるじゃない」

「どんなご褒美か気になるじゃん。ウチらはブラもらった仲だから教えてくれるよ」

「あんたはちょこちょこ笹原さんと話してるけど、私と詩織は全然だし…」

俺が詩織さん達と長い時間離れるのは体育の時だけだ。紬さんはうまくやってるみたいだ。

「――さっきからアタシをジロジロ見てたね。何か用?」

いつの間にか、笹原さんが俺達の席近くまで来ていた。

「愛ちゃんおはよ~。この間の見たよ~」

さすがの紬さんも『アンケート』とは言わないか。

「そっか。用事はそれの事かな?」

「うん、話が早くて助かるよ~。愛ちゃんのお姉ちゃんが参加するように言ったのは何で?」

「それはね、アタシに『男慣れ』してほしいからだって」

「男慣れ?」

「そう。今は彼氏が欲しいなんて全然思わないけど、いざ欲しいと思っても簡単にはできないんだって。だから男子の嫌らしい目で見られたり他の参加者を参考にして男心を勉強するように言われたんだよ」

「そうなんだ~、良いお姉さんだね~」

気にかけてるのはわかるが、荒療治というか他に方法はあるのでは?

「たまに喧嘩するけど、確かに悪いお姉ちゃんじゃないね」

「やっぱりウチの勘は冴えてるな~。愛ちゃんもう1つ教えて。参加するともらえるご褒美って何?」

「通販サイトで使えるWEBクーポンと…」

急に笹原さんがモジモジし始めたぞ。どうしたんだ?

「……だって」

彼氏がいない妹にゴムをプレゼントするのか。良い悪いはともかく、変わったお姉さんなのは間違いない。

「何だゴムか~。別に恥ずかしがる事じゃないじゃん」

「何度も使ってる伊草さんと一緒にされたら困るよ…」

俺達に『生』の事を聞いてきた割には初々しい反応だが、自分がやる側になったら話は別か。

「伊草さん。お姉ちゃんが『参加した証拠に画像か動画を見せて』って言ってきたんだけど、何とかなりそう?」

「そんなの何とかなるに決まって…」

「紬待って。それをOKすると、ギャラリーの男子も真似して収拾つかなくなるわ」

俺達が理由を説明しても信じてもらえないかも…。

「いくら紬ちゃんでも、暴走した男子を止めるのは大変だと思うよ?」

それに加え、裏切る可能性がある北峰君の存在が気がかりだ。どう考えても教室内メンバーの負担が多すぎる。

「だよね~。ウチも自信ないな~」

「みんなならあっさりOKすると思ったから意外だよ。証拠をお姉ちゃんに見せられないなら辞退するかも…」

「愛ちゃん、それだけは止めて~!」

本当に今週中に何とかなるのか? 不安しかないぞ…。
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