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第8話 真っ先にパイ
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昼休みに、詩織さんの友達の古宮さん・伊草さんと話した俺。2人も下ネタが好きなようで、少しの間にもかかわらずたくさん飛び交っていた。
男女関係なく、好きな人は好きだよな。2人とも仲良くできるかもしれない。
5限は数学なので、寝たい気持ちを何とか我慢して挑む。昼食後は誰でも眠くなるが、嫌いな数学なのが眠気に拍車をかけている。
「えーと、この問題を…」
数学担当の井上先生が教室を見渡している。誰を指名しようか迷っているな。
「――伊草さん、答えてくれるかしら?」
彼女になったか。次の指名者はその近辺かもな。
「………」
指名された問題は別に難しくないぞ? 伊草さんの事が気になるのでチラ見する。
…彼女は頬杖をつきながらボンヤリしている。一体どうしたんだ?
「伊草さん、聞いてる?」
「………」
「伊草さん!」
「パイ!」
パイ? いきなり何を言い出すんだ?
「この問題に『π』は出ないわよ?」
「あっ、すみません。噛んじゃいました」
伊草さんがふざけた事を言ったので、一部のクラスメートが笑い出す。何とかごまかしたようだが、俺の勘が正しければ…。
――古宮さんは呆れた顔をしていて、詩織さんはクスクス笑っている。多分間違ってないだろう。
クラスが落ち着いた後、伊草さんは問題に答えて正解したのだった。
5限後の休憩時間になった。詩織さんが俺の席まで来て「付いて来て」と言ったので従う。――向かう先は伊草さんの元か。既に古宮さんが彼女に説教している。
「紬! さっきのは何なの!?」
「だって~」
「だってじゃない! メリハリを付けて!」
「あのさ、さっきのって…」
空気を変えるために何とか割り込む。
「瀬川くんの感想を参考に、おばさんのオッパイに顔を埋めてるウチを妄想してたんだよ。オッパイ、オッパイ…♡」
思った通りだ。わかりやすいよ。
「紬ちゃんは、本当に母さんのおっぱいが好きなんだね~」
よく考えると、娘の詩織さんからすると複雑だよな…。
「そりゃそうだよ。あんな大きいオッパイ今まで見た事ないもん。夢中になるのは当然だって♡」
俺も見た事ないな。何事も上には上がいるが、見る事はあるだろうか?
「やっぱり、あの時止めるべきだったかも…」
古宮さんの独り言を聞いて思い出した。朝、伊草さんが言っていたな。
<<「今はダメ。だって今聞いたら、妄想が止まらなくなりそうだもん♡」
昼休みに聞いたから、その後すぐの5限で妄想した事になる。有言実行だな。
「俺も気にするべきだったよ。すまない古宮さん」
「せっくんのせいじゃないよ」
「そうそう。瀬川くんは気にしないで」
「…あんたが言う事じゃないでしょ。紬!」
2人は幼馴染だから仲良いよな。詩織さんとやり取りを眺める。
「瀬川のおかげで、紬ちゃんのエロさに磨きがかかってるね」
「俺は何もしてないと思うが…」
「そんな事ないって。瀬川がいるだけで、紬ちゃんはどっちも満たせるから」
下ネタと3人のノリ。両方理解して合わせるのは大変だ…。
「瀬川くん、ウチと一緒におばさんにお願いしてくれるかな? 『オッパイ揉ませて』って」
「何でそこに俺が出てくる?」
「1人より2人だよ。成功率も2倍になるでしょ」
どんな計算してるんだ…。
「そういえば母さん、息子も欲しいって言ってたよね。2倍は無理でも、多少は上がりそうじゃない?」
確かファミレスでそう言っていたっけ。
「詩織ちゃん、それ本当? 瀬川くんおねが~い」
「…簡単そうに言うが、内容が内容だ。誠意を見せないと即拒否られるだろ」
「誠意といったら、やっぱり土下座でしょ。土下座しながら『オッパイ揉ませて下さい!』って言えば、おばさんもわかってくれるよ」
「そこまでするのか?」
「もちろん。オッパイ揉むためなら、ウチはプライドを捨てるよ!」
「そのプライドは捨てちゃダメだから!」
この熱意は何なんだ? 男の俺以上かもしれないぞ。
「――せっくん、続きは次の休憩時間にしない? もう終わるよ?」
古宮さんにそう言われたので、教室にある掛け時計を見る。…本当に終わりそうだ。
「戻ろうか瀬川」
「そうだな」
席が近めの俺と詩織さんは、一緒に戻る事にした。
男女関係なく、好きな人は好きだよな。2人とも仲良くできるかもしれない。
5限は数学なので、寝たい気持ちを何とか我慢して挑む。昼食後は誰でも眠くなるが、嫌いな数学なのが眠気に拍車をかけている。
「えーと、この問題を…」
数学担当の井上先生が教室を見渡している。誰を指名しようか迷っているな。
「――伊草さん、答えてくれるかしら?」
彼女になったか。次の指名者はその近辺かもな。
「………」
指名された問題は別に難しくないぞ? 伊草さんの事が気になるのでチラ見する。
…彼女は頬杖をつきながらボンヤリしている。一体どうしたんだ?
「伊草さん、聞いてる?」
「………」
「伊草さん!」
「パイ!」
パイ? いきなり何を言い出すんだ?
「この問題に『π』は出ないわよ?」
「あっ、すみません。噛んじゃいました」
伊草さんがふざけた事を言ったので、一部のクラスメートが笑い出す。何とかごまかしたようだが、俺の勘が正しければ…。
――古宮さんは呆れた顔をしていて、詩織さんはクスクス笑っている。多分間違ってないだろう。
クラスが落ち着いた後、伊草さんは問題に答えて正解したのだった。
5限後の休憩時間になった。詩織さんが俺の席まで来て「付いて来て」と言ったので従う。――向かう先は伊草さんの元か。既に古宮さんが彼女に説教している。
「紬! さっきのは何なの!?」
「だって~」
「だってじゃない! メリハリを付けて!」
「あのさ、さっきのって…」
空気を変えるために何とか割り込む。
「瀬川くんの感想を参考に、おばさんのオッパイに顔を埋めてるウチを妄想してたんだよ。オッパイ、オッパイ…♡」
思った通りだ。わかりやすいよ。
「紬ちゃんは、本当に母さんのおっぱいが好きなんだね~」
よく考えると、娘の詩織さんからすると複雑だよな…。
「そりゃそうだよ。あんな大きいオッパイ今まで見た事ないもん。夢中になるのは当然だって♡」
俺も見た事ないな。何事も上には上がいるが、見る事はあるだろうか?
「やっぱり、あの時止めるべきだったかも…」
古宮さんの独り言を聞いて思い出した。朝、伊草さんが言っていたな。
<<「今はダメ。だって今聞いたら、妄想が止まらなくなりそうだもん♡」
昼休みに聞いたから、その後すぐの5限で妄想した事になる。有言実行だな。
「俺も気にするべきだったよ。すまない古宮さん」
「せっくんのせいじゃないよ」
「そうそう。瀬川くんは気にしないで」
「…あんたが言う事じゃないでしょ。紬!」
2人は幼馴染だから仲良いよな。詩織さんとやり取りを眺める。
「瀬川のおかげで、紬ちゃんのエロさに磨きがかかってるね」
「俺は何もしてないと思うが…」
「そんな事ないって。瀬川がいるだけで、紬ちゃんはどっちも満たせるから」
下ネタと3人のノリ。両方理解して合わせるのは大変だ…。
「瀬川くん、ウチと一緒におばさんにお願いしてくれるかな? 『オッパイ揉ませて』って」
「何でそこに俺が出てくる?」
「1人より2人だよ。成功率も2倍になるでしょ」
どんな計算してるんだ…。
「そういえば母さん、息子も欲しいって言ってたよね。2倍は無理でも、多少は上がりそうじゃない?」
確かファミレスでそう言っていたっけ。
「詩織ちゃん、それ本当? 瀬川くんおねが~い」
「…簡単そうに言うが、内容が内容だ。誠意を見せないと即拒否られるだろ」
「誠意といったら、やっぱり土下座でしょ。土下座しながら『オッパイ揉ませて下さい!』って言えば、おばさんもわかってくれるよ」
「そこまでするのか?」
「もちろん。オッパイ揉むためなら、ウチはプライドを捨てるよ!」
「そのプライドは捨てちゃダメだから!」
この熱意は何なんだ? 男の俺以上かもしれないぞ。
「――せっくん、続きは次の休憩時間にしない? もう終わるよ?」
古宮さんにそう言われたので、教室にある掛け時計を見る。…本当に終わりそうだ。
「戻ろうか瀬川」
「そうだな」
席が近めの俺と詩織さんは、一緒に戻る事にした。
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