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第10話 揉める条件、それは…
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詩織さんに付いて行き、彼女の家にお邪魔する俺・古宮さん・伊草さんの3人。昨日に続いて今日も来る事になるとは…。
「ただいま~」
「お邪魔しま~す×3」
玄関で靴を脱いでいる途中で、エプロン姿の沙織さんがやってきた。
「詩織おかえり。あら? 瀬川君・満里奈ちゃん・紬ちゃんも来てくれたのね。嬉しいわ♪」
「母さん。忙しいところ悪いけど、ちょっと話があるの」
「良いけど、それだけ夕食は遅くなるわよ?」
「全然OK」
2人に迷惑はかけたくないし、なるべく手短に終えよう。
「その前に、どういう話か簡単に教えてくれる? 心の準備をしたいのよ」
沙織さんは緊張した面持ちだ。無理もないな。
「エロい話だね」
「な~んだ。心配して損した♪ …準備ができたらリビングに来てね」
「了解」
笑顔の沙織さんはリビングに向かって行く。
「あたしはどうしよう?」
ここは詩織さんの家だし、自室でさっさと着替えたいよな。
「部屋で着替えたら? 紬とせっくんは、私がしっかり見ておくから」
「そうしよっかな。お願い満里奈ちゃん」
詩織さんは階段を上がっていく。部屋は2階なのか。
「瀬川くんはともかく、ウチまで見なくて良いじゃん!」
「逆よ。あんたがメインで、せっくんはおまけ。少し目を離すと詩織の部屋を覗くかもしれないからね」
「やだな~。今はおばさんのオッパイに夢中だからしないよ♡」
平常時だったらする気かよ。とんでもないな…。
「――本気にしてないよね? 瀬川くん? いくらウチでもそこまでしないから」
ホントか? 目はマジっぽく見えるんだが。
「もうそろそろリビングに行こうか。せっくん、場所はわかる?」
「ああ。昨日来たから覚えてるぞ」
俺達3人はリビングに向かう。
リビングに入ると、おいしそうなニオイが漂っている。夕食を作ってる最中だったか。
――沙織さんはキリが付いてるのか、テーブルの椅子に座っている。
「わたしに話があるのは誰かしら?」
「ウチと瀬川くんで~す!」
「なら2人は向かいに座ってちょうだい。満里奈ちゃんはわたしの隣ね」
「わかりました」
…全員席に着いたな。いよいよ話を切り出す時だ。
「おばさん。オッパイ揉ませて!」
単刀直入だな! …まぁ、先延ばしすると言いづらさが増すからこれで正解かも。
「さっき聞こえた通りだったのね」
玄関とリビングは近いから、会話を聞かれてもおかしくない。
「紬ちゃんがわたしの胸を観る目は男の人と変わらないから、そんな気はしてたわ」
「すご~い、わかっちゃうんだ~」
「まぁね。詩織もきっとわかるんじゃない?」
「――確かにわかるね。嫌らしい目とそうじゃない目は」
ラフな格好に着替えた詩織さんがリビングに来た。それを見た古宮さんが席を立とうとするが…。
「そのまま座ってて。あたしはこっちでだらけるから」
…言葉通り、彼女は近くのソファーでくつろぎ始める。
「おばさんお願い! ――瀬川くんも!」
「えーと、考えてもらえると嬉しいです…」
内容が内容なので、伊草さんみたいに強気に出るのは無理だ。
「そうね……」
沙織さんは考え込んでいる。なんて言われるかな?
「紬ちゃん・瀬川君。学生の本分は何かわかる?」
「遊ぶ事!」
「勉強でしょ、まったく…」
さすが幼馴染。ボケとツッコミのタイミングがピッタリだ。
「わたしはどちらも正解だと思うわ。多感な時期の遊びは、将来にいろんな影響を与えるからね。勉強漬けはもったいないかな」
沙織さんは遊びに理解があるようだ。背中を押してもらえるのは嬉しい。
「だけど遊び過ぎはダメよ。成績が悪いと、ご両親を悲しませるわ」
「そう…ですね」
俺の両親は怒るタイプだな。
「だからわたしに『頑張った証』を見せてちょうだい。そうしたら、一肌脱いでも良いわ」
「脱ぐ…♡」
伊草さんは“脱ぐ”のワードに興奮している。単純すぎないか?
「確か、近い内に期末テストがあるわよね? その結果を見て頑張ったか判断するわ」
「テストで頑張ったら揉ませてくれる?」
「もちろん。頑張った子にはご褒美をあげないと」
「よ~し、ウチ頑張る!」
早くも伊草さんはやる気だ。――動機は不純だけど。
「瀬川君は男の子だから、紬ちゃんと同じ条件は難しいわ。年頃というのもあるし」
「そうですよね…」
同性と異性の壁は思ったより高い。
「でもなるべくサービスしてあげる。そのほうがやる気出るでしょ?」
「はい」
アイマスクより条件が緩和されるって事で良いんだよな?
――これで話は終わりかと思いきや、沙織さんは何か思い付いた様子を見せるのだった。一体何を言い出すのやら…。
「ただいま~」
「お邪魔しま~す×3」
玄関で靴を脱いでいる途中で、エプロン姿の沙織さんがやってきた。
「詩織おかえり。あら? 瀬川君・満里奈ちゃん・紬ちゃんも来てくれたのね。嬉しいわ♪」
「母さん。忙しいところ悪いけど、ちょっと話があるの」
「良いけど、それだけ夕食は遅くなるわよ?」
「全然OK」
2人に迷惑はかけたくないし、なるべく手短に終えよう。
「その前に、どういう話か簡単に教えてくれる? 心の準備をしたいのよ」
沙織さんは緊張した面持ちだ。無理もないな。
「エロい話だね」
「な~んだ。心配して損した♪ …準備ができたらリビングに来てね」
「了解」
笑顔の沙織さんはリビングに向かって行く。
「あたしはどうしよう?」
ここは詩織さんの家だし、自室でさっさと着替えたいよな。
「部屋で着替えたら? 紬とせっくんは、私がしっかり見ておくから」
「そうしよっかな。お願い満里奈ちゃん」
詩織さんは階段を上がっていく。部屋は2階なのか。
「瀬川くんはともかく、ウチまで見なくて良いじゃん!」
「逆よ。あんたがメインで、せっくんはおまけ。少し目を離すと詩織の部屋を覗くかもしれないからね」
「やだな~。今はおばさんのオッパイに夢中だからしないよ♡」
平常時だったらする気かよ。とんでもないな…。
「――本気にしてないよね? 瀬川くん? いくらウチでもそこまでしないから」
ホントか? 目はマジっぽく見えるんだが。
「もうそろそろリビングに行こうか。せっくん、場所はわかる?」
「ああ。昨日来たから覚えてるぞ」
俺達3人はリビングに向かう。
リビングに入ると、おいしそうなニオイが漂っている。夕食を作ってる最中だったか。
――沙織さんはキリが付いてるのか、テーブルの椅子に座っている。
「わたしに話があるのは誰かしら?」
「ウチと瀬川くんで~す!」
「なら2人は向かいに座ってちょうだい。満里奈ちゃんはわたしの隣ね」
「わかりました」
…全員席に着いたな。いよいよ話を切り出す時だ。
「おばさん。オッパイ揉ませて!」
単刀直入だな! …まぁ、先延ばしすると言いづらさが増すからこれで正解かも。
「さっき聞こえた通りだったのね」
玄関とリビングは近いから、会話を聞かれてもおかしくない。
「紬ちゃんがわたしの胸を観る目は男の人と変わらないから、そんな気はしてたわ」
「すご~い、わかっちゃうんだ~」
「まぁね。詩織もきっとわかるんじゃない?」
「――確かにわかるね。嫌らしい目とそうじゃない目は」
ラフな格好に着替えた詩織さんがリビングに来た。それを見た古宮さんが席を立とうとするが…。
「そのまま座ってて。あたしはこっちでだらけるから」
…言葉通り、彼女は近くのソファーでくつろぎ始める。
「おばさんお願い! ――瀬川くんも!」
「えーと、考えてもらえると嬉しいです…」
内容が内容なので、伊草さんみたいに強気に出るのは無理だ。
「そうね……」
沙織さんは考え込んでいる。なんて言われるかな?
「紬ちゃん・瀬川君。学生の本分は何かわかる?」
「遊ぶ事!」
「勉強でしょ、まったく…」
さすが幼馴染。ボケとツッコミのタイミングがピッタリだ。
「わたしはどちらも正解だと思うわ。多感な時期の遊びは、将来にいろんな影響を与えるからね。勉強漬けはもったいないかな」
沙織さんは遊びに理解があるようだ。背中を押してもらえるのは嬉しい。
「だけど遊び過ぎはダメよ。成績が悪いと、ご両親を悲しませるわ」
「そう…ですね」
俺の両親は怒るタイプだな。
「だからわたしに『頑張った証』を見せてちょうだい。そうしたら、一肌脱いでも良いわ」
「脱ぐ…♡」
伊草さんは“脱ぐ”のワードに興奮している。単純すぎないか?
「確か、近い内に期末テストがあるわよね? その結果を見て頑張ったか判断するわ」
「テストで頑張ったら揉ませてくれる?」
「もちろん。頑張った子にはご褒美をあげないと」
「よ~し、ウチ頑張る!」
早くも伊草さんはやる気だ。――動機は不純だけど。
「瀬川君は男の子だから、紬ちゃんと同じ条件は難しいわ。年頃というのもあるし」
「そうですよね…」
同性と異性の壁は思ったより高い。
「でもなるべくサービスしてあげる。そのほうがやる気出るでしょ?」
「はい」
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