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第12話 沙織さんは意外にお茶目?
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翌日。いつも通り登校して教室に入ったが、詩織さん達の姿はない。まだ来てないなら、少しの間自分の席で静かな時間を過ごそう。
彼女達といると、良くも悪くも騒がしいからな。今の時間は貴重だ。
教室の扉が開き、詩織さん達3人が入ってきた。彼女達はまっすぐ自席に向かう。
「瀬川おはよ」
「おはよう、せっくん」
「みんなおはよう」
静かな時間はこれで終わりだな。
「ウチら、エロい妄想の邪魔してないよね?」
「そんな心配しなくて良いから…」
昨日の数学の時間を思い出す。俺は伊草さんと違って、学校で堂々とエロい妄想をするメンタルはない。
「せっくん。昨日の事、詩織に話したよ」
沙織さんもゲームに参加してもらう件だ。
「そうか」
「母さんOKだって」
もう返事が来たのか?いくら何でも早過ぎだろ。
「実は瀬川と紬ちゃんがそう考えると思って、昨日の夕食の時に話しておいたんだよ。だからさっき満里奈ちゃんから聞いた時、やっぱりって思った」
詩織さんに俺達の考えは読まれていたようだ。
「その話をした時さ~、面白い事があったんだよ」
「何々?」
伊草さんは興味津々だ。そういう俺も同じだが。
「母さんが『わたし達はペアで協力できるから、勉強を教えてあげる』って言ったの。だからとりあえず教科書を見せたら、途中で母さん固まっちゃってね」
「固まった? 何で?」
「『わたしが学生の時は、こんなの習ってない!』だって。教科書とにらめっこしてる様子は笑えたわ~」
「詩織、本当に笑ってないわよね?」
「当然だよ満里奈ちゃん、いくらあたしでもそこまでしないって。……“心の中”ならしたけど」
それが顔に出てないと良いな…。
「そういう話って別に珍しくないだろ? 面白い話か?」
ある時。父さんが学習内容の違いに興味を持ったらしく『教科書を見せてくれ』と言った事がある。その時の父さんも驚いてたっけ。
「瀬川。話には続きがあるんだから焦らないの」
「そうか、悪かった…」
「別に良いって。――昨日みたいな展開は、前もあったんだよね~」
「前っていつなの? 詩織ちゃん?」
「中学の時。理由は忘れたけど、母さんに教科書を見せたんだよ。その時と昨日で全く同じ反応するんだもん。笑いたくもなるでしょ?」
「そうだね~。ウチなら我慢できないと思う」
「我慢しなさいよ…」
沙織さんのお茶目? な一面を知る事が出来て満足だ。
「詩織ちゃん。他におばさんのドジっ子ネタないの?」
「ドジっ子は失礼でしょ、紬」
ドジっ子って、年上に対して言う言葉じゃないよな? 俺はそんなイメージだ。
「う~ん、今は思い付かないな~」
「そっか。もしあったら、瀬川くんとウチは最高だよね♡」
「何でそこに俺達が出てくる?」
ドジに巻き込まれたら、最高どころか最低だろ。
「だってHなドジをするかもしれないじゃん。転びそうになってオッパイ押し付けてくるとか、スカートがめくれた状態でウロウロするとかさ~♡」
「――それなら良いな」
「でしょ?」
「せっくん、無理して紬に合わせなくて良いから」
「そういうつもりはないが…」
「大体、ドジってそんな甘くないから。――紬、数学の宿題はやった?」
「? 宿題なんて出てたっけ?」
俺も覚えがない。… 詩織さんもピンと来てないようだ。
「あんたがボンヤリしてるから、罰として先生がプリント1枚渡したじゃない。覚えてないの?」
「あっ、忘れてた…」
「こういうのがドジよ、せっくん」
「そうか…」
現場を目の前で見てるから、説得力があり過ぎる。
「満里奈、今からやるから教えて!」
「はいはい」
それでもHなドジが起きて欲しいな~。そう思う俺であった。
彼女達といると、良くも悪くも騒がしいからな。今の時間は貴重だ。
教室の扉が開き、詩織さん達3人が入ってきた。彼女達はまっすぐ自席に向かう。
「瀬川おはよ」
「おはよう、せっくん」
「みんなおはよう」
静かな時間はこれで終わりだな。
「ウチら、エロい妄想の邪魔してないよね?」
「そんな心配しなくて良いから…」
昨日の数学の時間を思い出す。俺は伊草さんと違って、学校で堂々とエロい妄想をするメンタルはない。
「せっくん。昨日の事、詩織に話したよ」
沙織さんもゲームに参加してもらう件だ。
「そうか」
「母さんOKだって」
もう返事が来たのか?いくら何でも早過ぎだろ。
「実は瀬川と紬ちゃんがそう考えると思って、昨日の夕食の時に話しておいたんだよ。だからさっき満里奈ちゃんから聞いた時、やっぱりって思った」
詩織さんに俺達の考えは読まれていたようだ。
「その話をした時さ~、面白い事があったんだよ」
「何々?」
伊草さんは興味津々だ。そういう俺も同じだが。
「母さんが『わたし達はペアで協力できるから、勉強を教えてあげる』って言ったの。だからとりあえず教科書を見せたら、途中で母さん固まっちゃってね」
「固まった? 何で?」
「『わたしが学生の時は、こんなの習ってない!』だって。教科書とにらめっこしてる様子は笑えたわ~」
「詩織、本当に笑ってないわよね?」
「当然だよ満里奈ちゃん、いくらあたしでもそこまでしないって。……“心の中”ならしたけど」
それが顔に出てないと良いな…。
「そういう話って別に珍しくないだろ? 面白い話か?」
ある時。父さんが学習内容の違いに興味を持ったらしく『教科書を見せてくれ』と言った事がある。その時の父さんも驚いてたっけ。
「瀬川。話には続きがあるんだから焦らないの」
「そうか、悪かった…」
「別に良いって。――昨日みたいな展開は、前もあったんだよね~」
「前っていつなの? 詩織ちゃん?」
「中学の時。理由は忘れたけど、母さんに教科書を見せたんだよ。その時と昨日で全く同じ反応するんだもん。笑いたくもなるでしょ?」
「そうだね~。ウチなら我慢できないと思う」
「我慢しなさいよ…」
沙織さんのお茶目? な一面を知る事が出来て満足だ。
「詩織ちゃん。他におばさんのドジっ子ネタないの?」
「ドジっ子は失礼でしょ、紬」
ドジっ子って、年上に対して言う言葉じゃないよな? 俺はそんなイメージだ。
「う~ん、今は思い付かないな~」
「そっか。もしあったら、瀬川くんとウチは最高だよね♡」
「何でそこに俺達が出てくる?」
ドジに巻き込まれたら、最高どころか最低だろ。
「だってHなドジをするかもしれないじゃん。転びそうになってオッパイ押し付けてくるとか、スカートがめくれた状態でウロウロするとかさ~♡」
「――それなら良いな」
「でしょ?」
「せっくん、無理して紬に合わせなくて良いから」
「そういうつもりはないが…」
「大体、ドジってそんな甘くないから。――紬、数学の宿題はやった?」
「? 宿題なんて出てたっけ?」
俺も覚えがない。… 詩織さんもピンと来てないようだ。
「あんたがボンヤリしてるから、罰として先生がプリント1枚渡したじゃない。覚えてないの?」
「あっ、忘れてた…」
「こういうのがドジよ、せっくん」
「そうか…」
現場を目の前で見てるから、説得力があり過ぎる。
「満里奈、今からやるから教えて!」
「はいはい」
それでもHなドジが起きて欲しいな~。そう思う俺であった。
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