胸が大きい女性を助けたら、エロいクラスメートのお母さんだった件

あかせ2

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第20話 食品コーナーはエロだらけ?

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 ショッピングモールの食品コーナーに着いた俺達。荷物持ちは当然俺がやるが、他にもできる範囲で沙織さんを手伝おう。

「みんな一緒に行動すると、他のお客さんの迷惑になりそうね。別れて行動しましょう」

通路の幅を考えると、2~3人が限界だろうな。

「ねぇねぇおばさん。お菓子買ってくれる?」

「お菓子ぐらい自分で買いなさいよ、紬…」

「少しなら良いわよ。お昼の後にみんなで食べましょうか」

「やった~♪ じゃあ探してくる~」

そう言って、伊草さんは別行動を始める。

「なぁ。伊草さんはここに来た事あるのか?」
迷子になりそうでちょっと心配だ…。

「聞いた事ないけど、スマホがあれば問題ないでしょ」

古宮さんの言う通りだな。過保護になり過ぎたかも。

「詩織達にはこれから野菜を選んできてもらうわ。『太くて長くて瑞々しい』のをお願い」

「了解、母さん」

沙織さんが言う野菜をスマホでメモする古宮さん。…俺は出遅れたからやらなくて良いや。詩織さんもやってないし。

「それじゃ頼むわね、みんな」


 「満里奈ちゃん。最初は何にする?」

「聞いた順に買って行こうか。――最初はキュウリだよ」

2人に頼まれた訳じゃないが、買い物カゴは俺が持っている。野菜の目利きに自信ないから、これぐらいはやらないと。

…目的のキュウリ売り場に着いた。たくさんあって選ぶのに苦労しそうだ。

「太くて長くてもの~♪」

詩織さんと古宮さんが口ずさみながら選別中だ。たくましいじゃなくて瑞々しいだろ。まぁ、楽しそうだから放っておこう。

「――これ良くない?」

「…私も見つけた」

2人が手に取ったキュウリは本当に太くて長い上に瑞々しい。表面にあるトゲもしっかりしていて、見てるだけで痛さが伝わりそうだ。

「瀬川、このキュウリどうよ?」

「良いと思う。それにしよう」

「せっくん、私のキュウリは?」

「そっちも良い感じだな」

2人は俺が持つ買い物カゴにキュウリを入れる。

「次は何だっけ?」

「次は…、ゴーヤだね」

「あれか~。苦くて微妙なんだよね~」

「俺もそんな感じだな」
食べられない訳じゃないが、好んで食べたりはしない。

「私も…」

「母さんも昔はそうだったらしいけど、歳取ってからあの苦味が好きになったみたい」

「へぇ~」
俺はそうなるとは思えないぞ…。

「さて、そろそろ行こうか。満里奈ちゃん・瀬川」


 ゴーヤも、2人によって太くて長くてたくましいやつが選ばれた。瑞々しいとたくましいは同じなのか? そう思うぐらい、2人の目利きは良い。

「この調子でどんどん買ってこ~」

「うん。せっくん、はぐれないでね」

「ああ…」

伊草さんがいなくてもこの勢いか。付いて行くのに必死だ。

それからアスパラ・ゴボウ・ネギなど細長い野菜を次々と買っていく。沙織さんの事だから、わざとそういう系統にしてるな。偶然にしては出来過ぎている。

「――これで全部だね」

「OK、一旦母さんのとこに戻ろっか。適当に歩けば見つかるでしょ」

「そうだな」


 適当に歩き回った結果、沙織さんはドレッシングコーナーにいた。…周りに他の人はいないみたいだ。

「みんなお疲れ様。うまく買えた?」

「見てよこれ。なかなか良くない?」

詩織さんがそう言うので、買い物カゴに入ってる野菜を沙織さんに見せる。

「……どれも太くて長くてわね。良い野菜を選んだじゃない♪」

さっきは人が近くにいたから瑞々しいと言ったのか。こっちが素だな。

「母さん。あれから紬ちゃんに会った?」

「会ってないわ。ずっとお菓子を選んでるのかしら?」

ずいぶん長時間だな。彼女らしいといえばらしいが。

「これ良さそう…」

古宮さんがブツブツ言いながら、ドレッシングを見つめている。

「満里奈ちゃん、そのドレッシングが気になるの?」

「…はい。この間私がお弁当で使ったドレッシングより、薄い白なのが良いと思いまして」

――この間の件を覚えていたみたいだ。(13話参照)

「ドレッシングの色合いも大事よね。納得できるまでゆっくり見ると良いわ」

「ありがとうございます」

「そろそろ紬ちゃんと合流したほうが良いと思うし、あたしと瀬川で探しに行こうか? 母さんと満里奈ちゃんはここにいる感じで」

「そうね…」

沙織さんが考えてる途中…。

「――あっ、やっと見つけた~」

声がしたほうを見ると、伊草さんが早歩きでこっちに向かって来る。さすがに走らないか。

「こんなところにいるなんて思わなかったよ~」

「ごめんね紬ちゃん。…えーと、そのお菓子は……」

沙織さんが動揺するのも無理はない。たくさんのお菓子が買い物カゴを占領しているからだ。

といっても、大きい袋菓子がカゴの大部分を占めてるから個数は多くないと思う。

「おばさんに買ってもらいたいのは、これとこれとこれかな。みんなでポッキーゲームやりたいから♪」

味が異なるそういう系のお菓子だ。これだけあれば、余裕で全ての組み合わせができる。

「残りはどうするのよ?」

「ウチが買う。みんなで分けよ~ね」

その言葉を聞き、安心した様子を見せる古宮さん。買わされると思ったのか?

「今はこれぐらいにしましょうか。今度は違うのをみんなに買ってもらおうかな」

野菜以外を買うのか。それも面白そうだ。

「次はウチもそうしよ~と」

用が済んだので、俺達はレジに向かう事にした。
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