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夏休み突入~『千玲』に泊まるまで
第55話 エロに寛大な“古賀 千夏”
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俺達はついに銭湯『千玲』に足を踏み入れる。一体どういうところなんだろう?
「いらっしゃい!」
入ってすぐの受付らしきところに立っている女性が、ハキハキした声で挨拶する。
…彼女の外見はどう見ても20代前半だ。お母さんには見えないし、あの人が古賀 千夏さんだな。
「こんにちは、8月1日から2泊の予約をした愛山です。今日は下見しに来ました」
沙織さんが“宿泊前に挨拶したい”と車内で言っていたので、俺達高校生組も彼女の後に少し頭を下げる。
「ご丁寧にどうも。アタシがここの代表の古賀 千夏。よろしくね」
「代表?それって旦那さんじゃないの?」
紬さんが尋ねる。
「玲は性格的にこういうのに向いてないの。でもHは激しいよ♡」
いきなりHが話題になるってどういう事だ?展開についていけない。――詩織さんと満里奈さんも困惑してるみたいだ。
「みんなの反応が変だな~? ここが『エロ銭湯』なのはわかってるはずだよね?」
エロ銭湯? そんなの聞いてないぞ。
「それは電話で千春さんから少し聞いただけなので、子供達には言ってません」
「ねぇ。エロ銭湯って何?」
紬さんは積極的だな。初対面の人にもどんどん訊いている。
「透ける湯着や媚薬とかで、エロのきっかけを作る銭湯って事。他にもあるけど秘密ね」
「おぉ~! なんか凄い!」
「ありがと。ここはみんなの中だと…、アンタに一番合うかも」
そう言って千夏さんが指差したのは…、満里奈さんだ。
「アンタは見るからに真面目そうだけど、一皮むけたら淫乱なタイプね。むけるサポートをするのが、アタシの役目なの」
「そうなんだよ! 満里奈は超スケベなんだって。この間も…」
「紬! それは言わない約束でしょ!」
俺には心当たりがないが、2人に何があったんだ? 気になるから後で詩織さんに訊いてみよう。
「――みんなは温泉に入りに来たんだし、立ち話はこれぐらいにしようか。アンタ達から見て右にあるのが“フリースペース”ね。テーブル・マッサージチェア・ソファーとかがあるから、ゆっくりくつろいで。飲食も出来るからね」
俺はそこで女性陣をのんびり待つ流れになると思う。
「左にあるのが温泉ね。…アンタ、わざと女湯に入るんじゃないわよ」
「そんな事しませんよ!?」
俺、やりそうに見えるの?
「そういえば、アンタ達タオル持ってる? レンタルできるよ?」
移動中の車内で温泉に入る事を決めたから、持ってる訳がない。
「持ってないので、5人分お願いします」
「了解!」
沙織さんが5人分の入浴料とタオルのレンタル料を払った後、俺達は男湯・女湯に分かれて入る。
男湯は、脱衣所・浴室共に最大6人ぐらい利用できる小規模のようだ。3人でやっていくなら、これぐらいの規模が現実的か。
既に温泉に浸かっているじいさん2人を邪魔しないように、俺も浸かる。温泉と水道水はどれぐらい違うんだろう?
…正直、差を感じないぞ。俺が鈍感だからか? 長時間浸かると差がわかるかもしれないし、無理しない程度に浸かるとしよう。
――結局、差を確かめる前に温泉の熱さのせいで早々に出た。やはり夏に入るものじゃない。体を冷やす心配は皆無だから、女性陣には朗報だな。
着替え終わった俺は男湯を出て、受付に向かう。千夏さんにタオルを返す必要があるからだ。
「アンタ、温泉どうだった?」
着いてすぐ感想を求められたが、どう答えるべきか…。
「やっぱり夏はキツイです…」
「だらしないけど、倒れなかっただけマシか」
さすがにそこまで無茶はしないだろ。
「それより、アンタにどうしても確認したい事があるのよ。あの時はみんないたから聞けなくてさ~」
俺以外の人に聞かれたくない事って何だ?
「愛山さんは、アンタのハーレムの一員なの?」
「はっ?」
いきなり何を言い出すんだ?
「だ・か・ら、あの人とHしたいのかって聞いてんの!」
沙織さんの胸を揉みたいと思った事はある。だが、千夏さんが聞いてるのは間違いなくそれ以上だろう…。
「アタシはそっちのほうにも理解あるから、遠慮なく言ってよ」
「…胸を揉みたいと思った事はあります」
まさか紬さん以外の人に言うなんてな…。(36話参照)
「あの巨乳だもんね~。母さんと良い勝負できるわ」
千春さんもかなりの巨乳みたいだ。気になるぞ。
「で、オッパイ揉みたいだけ? それ以上は?」
「それ以上は絶対無理ですよ! 沙織さんは結婚してるんですから!」
「そうなのか~。それは厳しいな~」
「でも、旦那さんは単身赴任中らしいですけど…」
「だったらチャンスじゃん。さっきの真面目ちゃんみたいに、愛山さんもきっかけさえあればイケるって。アタシ応援してるから」
「応援…ですか」
そんな事言われると思わなかった。
「そう、アタシはHしたい人の味方だから。無理やりも嫌いじゃないけど、度が過ぎるのはダメだからね。ポリシーに反しない限りでサポートするわ」
「…ありがとうございます」
お礼で良いのか悩むが、無言よりはマシだ。
「女の風呂は長いから、フリースペースでのんびりしてなさい」
「はい、そうさせてもらいます」
俺は千夏さんに軽く頭を下げてから、フリースペースに向かう。
「いらっしゃい!」
入ってすぐの受付らしきところに立っている女性が、ハキハキした声で挨拶する。
…彼女の外見はどう見ても20代前半だ。お母さんには見えないし、あの人が古賀 千夏さんだな。
「こんにちは、8月1日から2泊の予約をした愛山です。今日は下見しに来ました」
沙織さんが“宿泊前に挨拶したい”と車内で言っていたので、俺達高校生組も彼女の後に少し頭を下げる。
「ご丁寧にどうも。アタシがここの代表の古賀 千夏。よろしくね」
「代表?それって旦那さんじゃないの?」
紬さんが尋ねる。
「玲は性格的にこういうのに向いてないの。でもHは激しいよ♡」
いきなりHが話題になるってどういう事だ?展開についていけない。――詩織さんと満里奈さんも困惑してるみたいだ。
「みんなの反応が変だな~? ここが『エロ銭湯』なのはわかってるはずだよね?」
エロ銭湯? そんなの聞いてないぞ。
「それは電話で千春さんから少し聞いただけなので、子供達には言ってません」
「ねぇ。エロ銭湯って何?」
紬さんは積極的だな。初対面の人にもどんどん訊いている。
「透ける湯着や媚薬とかで、エロのきっかけを作る銭湯って事。他にもあるけど秘密ね」
「おぉ~! なんか凄い!」
「ありがと。ここはみんなの中だと…、アンタに一番合うかも」
そう言って千夏さんが指差したのは…、満里奈さんだ。
「アンタは見るからに真面目そうだけど、一皮むけたら淫乱なタイプね。むけるサポートをするのが、アタシの役目なの」
「そうなんだよ! 満里奈は超スケベなんだって。この間も…」
「紬! それは言わない約束でしょ!」
俺には心当たりがないが、2人に何があったんだ? 気になるから後で詩織さんに訊いてみよう。
「――みんなは温泉に入りに来たんだし、立ち話はこれぐらいにしようか。アンタ達から見て右にあるのが“フリースペース”ね。テーブル・マッサージチェア・ソファーとかがあるから、ゆっくりくつろいで。飲食も出来るからね」
俺はそこで女性陣をのんびり待つ流れになると思う。
「左にあるのが温泉ね。…アンタ、わざと女湯に入るんじゃないわよ」
「そんな事しませんよ!?」
俺、やりそうに見えるの?
「そういえば、アンタ達タオル持ってる? レンタルできるよ?」
移動中の車内で温泉に入る事を決めたから、持ってる訳がない。
「持ってないので、5人分お願いします」
「了解!」
沙織さんが5人分の入浴料とタオルのレンタル料を払った後、俺達は男湯・女湯に分かれて入る。
男湯は、脱衣所・浴室共に最大6人ぐらい利用できる小規模のようだ。3人でやっていくなら、これぐらいの規模が現実的か。
既に温泉に浸かっているじいさん2人を邪魔しないように、俺も浸かる。温泉と水道水はどれぐらい違うんだろう?
…正直、差を感じないぞ。俺が鈍感だからか? 長時間浸かると差がわかるかもしれないし、無理しない程度に浸かるとしよう。
――結局、差を確かめる前に温泉の熱さのせいで早々に出た。やはり夏に入るものじゃない。体を冷やす心配は皆無だから、女性陣には朗報だな。
着替え終わった俺は男湯を出て、受付に向かう。千夏さんにタオルを返す必要があるからだ。
「アンタ、温泉どうだった?」
着いてすぐ感想を求められたが、どう答えるべきか…。
「やっぱり夏はキツイです…」
「だらしないけど、倒れなかっただけマシか」
さすがにそこまで無茶はしないだろ。
「それより、アンタにどうしても確認したい事があるのよ。あの時はみんないたから聞けなくてさ~」
俺以外の人に聞かれたくない事って何だ?
「愛山さんは、アンタのハーレムの一員なの?」
「はっ?」
いきなり何を言い出すんだ?
「だ・か・ら、あの人とHしたいのかって聞いてんの!」
沙織さんの胸を揉みたいと思った事はある。だが、千夏さんが聞いてるのは間違いなくそれ以上だろう…。
「アタシはそっちのほうにも理解あるから、遠慮なく言ってよ」
「…胸を揉みたいと思った事はあります」
まさか紬さん以外の人に言うなんてな…。(36話参照)
「あの巨乳だもんね~。母さんと良い勝負できるわ」
千春さんもかなりの巨乳みたいだ。気になるぞ。
「で、オッパイ揉みたいだけ? それ以上は?」
「それ以上は絶対無理ですよ! 沙織さんは結婚してるんですから!」
「そうなのか~。それは厳しいな~」
「でも、旦那さんは単身赴任中らしいですけど…」
「だったらチャンスじゃん。さっきの真面目ちゃんみたいに、愛山さんもきっかけさえあればイケるって。アタシ応援してるから」
「応援…ですか」
そんな事言われると思わなかった。
「そう、アタシはHしたい人の味方だから。無理やりも嫌いじゃないけど、度が過ぎるのはダメだからね。ポリシーに反しない限りでサポートするわ」
「…ありがとうございます」
お礼で良いのか悩むが、無言よりはマシだ。
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