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夏休み突入~『千玲』に泊まるまで
第64話 千春さんはとんでもない…かも
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千春さんが言ったとんでもない事。それは玲さんにエロスを発散してもらってるという驚きの内容だった。
彼に会った事はないものの、千夏さんの旦那さんなのは話で聞いている。何でそんな展開になるんだ? まったく予想できないぞ…。
「Hな事の前に、私と玲君の出会いについて簡単に話すわね♪」
「出会い? お姉さんの紹介じゃないの?」
紬さんの言うように、千夏さんの紹介が一番無難だろ。他にあるか?
「それが違うのよ。玲君の頭の上に私のブラが被さったのがきっかけなの♪」
「どうしたらそうなるのかしら?」
俺達全員、沙織さんと同じ事を思っているよ…。
「あれは千夏ちゃんと玲君が高校1年で、GW明け最初の登校日だったわ…」
すごく細かく覚えているな…。そんなに衝撃的だったのか?
「マンションのベランダでブラを干そうとした時、虫が飛んで来たからブラを持ちながら払ったの。でもその時手が滑って、ベランダの外に投げ捨てる感じになっちゃって…」
咄嗟にやって手が滑ったのか…。不運って大抵重なるよな。
「好きなブラだったから落ちていく様子をベランダから見守ってたんだけど、その時にマンションの前の道を走っていた玲君の頭の上に、そのブラが被さったのよ♪」
「それ凄くない? ウチがそうなったら、絶対ビックリするよ!」
頭上を確認して歩く事はないだろうし、その時の玲さんも驚いたに違いない。
「その時は3階に住んでたから、大きな声で『そこで待ってて!』ってお願いしたの。そうしたら『わかりました!』って返事してくれたわ♪」
「玲さん優しいわね。走ってたって事は、彼急いでたんでしょ?」
沙織さんが尋ねる。
「後で訊いたら、ゲームで夜更かしして寝坊したんだって♪」
高校生になって最初の連休がGWだ。夜更かししたくなる気持ちはわかる。
「急いで玲君の元に向かったら、顔を少し赤くしながら私のブラを持ってたの♪ あの時の玲君可愛かったわ~♪」
まさか玲さんも、女性の下着で恥ずかしい思いをした経験があるとは…。
「でも私が来るのを待ってる間に、遅刻が確定したみたいでね…。玲君は『気にしないで下さい』って言ってくれたから、ほんの少しだけおしゃべりする事にしたの♪ 男の子と話す機会なんて滅多にないから♪」
「それで何を話したの? オバさん?」
「玲君の制服姿は初々しいから、千夏ちゃんと同じ1年生なのは見てすぐわかったわ。だから『クラスに“古賀 千夏”という子はいるかしら?』って訊いたの。そうしたら『いる』って♪」
「あれ? なんか変じゃない? 母さん、旦那さんは“古賀 玲さん”って言ったよね?」
初めて『千玲』に下見に行く途中の車内で言っていたな…。(54話参照)
「玲君は婿入りしたの。婿入りは珍しいから、詩織ちゃんが気になるのは仕方ないかもね。玲君の旧姓は『今村』よ♪」
これで名字の疑問は解けたな。といっても、大した問題じゃない気もするが…。
「それだけ話してから、玲君は学校に向かったわ。私はその間に千夏ちゃんの携帯に経緯を説明してから『玲君に直接お礼を言って欲しい』って伝えたの。それをきっかけに、2人は話すようになったみたい♪」
「へぇ~。つまりオバさんが全ての始まりなのか~」
「そういう事になるわね♪」
人間関係はどう繋がるかわからないな…。
「千夏ちゃんと玲君は漫画が好きで話が合うから、遊びに来る事が多かったの。Hな事もたくさん話してたけど、ある日のリビングで千夏ちゃんが玲君に手を出して…」
「やっとHな話だ~♡」
紬さんのテンションが上がる。
「玲君は嫌がってなかったし、様子を見る事にしたわ。千夏ちゃんが何をするか気になるからね♪」
よりによって、千春さんがいる時に手を出したのか。…いや、あえてそうしたかもしれない。
「気持ち良くなってタガが外れた玲君は、私に『胸を触らせてくれませんか?』ってお願いしてきたの。可愛い玲君のお願いを断る理由はないから触ってもらったわ♪」
「それから3人はエロい関係になった感じ?」
「そうね。そのあたりはもっと詳しく話したいけど、これ以上は厳しいかも…」
出会いの話に時間をかけ過ぎたとはいえ、千春さんは仕事の間に俺達の“社会人インタビュー”に付き合ってくれてるんだ。感謝しないとな。
「――みんなごめんね。もうそろそろ戻らないと…」
「千春さん、貴重な話をありがとう。玲さんとの出会いはとても面白かったわ」
「ありがとう♪ 時間が空いたら、また来るわね♪」
そう言ってから、千春さんは受付後ろの暖簾をくぐる。――受付あたりにいる千夏さんは暇そうにしているし、再び彼女にインタビューするチャンスだ。
Hの話はほとんど省略されていたが、俺は玲さんの気持ちがわかる。俺だって沙織さんの胸を揉みたいと思ったんだから、彼も千春さんに対して同じ気持ちを抱いたに違いない。
気になるのはその先だが…、もしかしてそのために千春さんは離婚したのか? ……あり得そうだ。今度はそのあたりがキーになるかもしれない。
「ねぇねぇ。お姉さん暇そうだし、もう1回訊いてみない?」
「あたしもそう思ったとこ。真と満里奈ちゃんも良い?」
「もちろんだ」
「私もOKだよ」
俺達は再び受付に向かう事にした。
彼に会った事はないものの、千夏さんの旦那さんなのは話で聞いている。何でそんな展開になるんだ? まったく予想できないぞ…。
「Hな事の前に、私と玲君の出会いについて簡単に話すわね♪」
「出会い? お姉さんの紹介じゃないの?」
紬さんの言うように、千夏さんの紹介が一番無難だろ。他にあるか?
「それが違うのよ。玲君の頭の上に私のブラが被さったのがきっかけなの♪」
「どうしたらそうなるのかしら?」
俺達全員、沙織さんと同じ事を思っているよ…。
「あれは千夏ちゃんと玲君が高校1年で、GW明け最初の登校日だったわ…」
すごく細かく覚えているな…。そんなに衝撃的だったのか?
「マンションのベランダでブラを干そうとした時、虫が飛んで来たからブラを持ちながら払ったの。でもその時手が滑って、ベランダの外に投げ捨てる感じになっちゃって…」
咄嗟にやって手が滑ったのか…。不運って大抵重なるよな。
「好きなブラだったから落ちていく様子をベランダから見守ってたんだけど、その時にマンションの前の道を走っていた玲君の頭の上に、そのブラが被さったのよ♪」
「それ凄くない? ウチがそうなったら、絶対ビックリするよ!」
頭上を確認して歩く事はないだろうし、その時の玲さんも驚いたに違いない。
「その時は3階に住んでたから、大きな声で『そこで待ってて!』ってお願いしたの。そうしたら『わかりました!』って返事してくれたわ♪」
「玲さん優しいわね。走ってたって事は、彼急いでたんでしょ?」
沙織さんが尋ねる。
「後で訊いたら、ゲームで夜更かしして寝坊したんだって♪」
高校生になって最初の連休がGWだ。夜更かししたくなる気持ちはわかる。
「急いで玲君の元に向かったら、顔を少し赤くしながら私のブラを持ってたの♪ あの時の玲君可愛かったわ~♪」
まさか玲さんも、女性の下着で恥ずかしい思いをした経験があるとは…。
「でも私が来るのを待ってる間に、遅刻が確定したみたいでね…。玲君は『気にしないで下さい』って言ってくれたから、ほんの少しだけおしゃべりする事にしたの♪ 男の子と話す機会なんて滅多にないから♪」
「それで何を話したの? オバさん?」
「玲君の制服姿は初々しいから、千夏ちゃんと同じ1年生なのは見てすぐわかったわ。だから『クラスに“古賀 千夏”という子はいるかしら?』って訊いたの。そうしたら『いる』って♪」
「あれ? なんか変じゃない? 母さん、旦那さんは“古賀 玲さん”って言ったよね?」
初めて『千玲』に下見に行く途中の車内で言っていたな…。(54話参照)
「玲君は婿入りしたの。婿入りは珍しいから、詩織ちゃんが気になるのは仕方ないかもね。玲君の旧姓は『今村』よ♪」
これで名字の疑問は解けたな。といっても、大した問題じゃない気もするが…。
「それだけ話してから、玲君は学校に向かったわ。私はその間に千夏ちゃんの携帯に経緯を説明してから『玲君に直接お礼を言って欲しい』って伝えたの。それをきっかけに、2人は話すようになったみたい♪」
「へぇ~。つまりオバさんが全ての始まりなのか~」
「そういう事になるわね♪」
人間関係はどう繋がるかわからないな…。
「千夏ちゃんと玲君は漫画が好きで話が合うから、遊びに来る事が多かったの。Hな事もたくさん話してたけど、ある日のリビングで千夏ちゃんが玲君に手を出して…」
「やっとHな話だ~♡」
紬さんのテンションが上がる。
「玲君は嫌がってなかったし、様子を見る事にしたわ。千夏ちゃんが何をするか気になるからね♪」
よりによって、千春さんがいる時に手を出したのか。…いや、あえてそうしたかもしれない。
「気持ち良くなってタガが外れた玲君は、私に『胸を触らせてくれませんか?』ってお願いしてきたの。可愛い玲君のお願いを断る理由はないから触ってもらったわ♪」
「それから3人はエロい関係になった感じ?」
「そうね。そのあたりはもっと詳しく話したいけど、これ以上は厳しいかも…」
出会いの話に時間をかけ過ぎたとはいえ、千春さんは仕事の間に俺達の“社会人インタビュー”に付き合ってくれてるんだ。感謝しないとな。
「――みんなごめんね。もうそろそろ戻らないと…」
「千春さん、貴重な話をありがとう。玲さんとの出会いはとても面白かったわ」
「ありがとう♪ 時間が空いたら、また来るわね♪」
そう言ってから、千春さんは受付後ろの暖簾をくぐる。――受付あたりにいる千夏さんは暇そうにしているし、再び彼女にインタビューするチャンスだ。
Hの話はほとんど省略されていたが、俺は玲さんの気持ちがわかる。俺だって沙織さんの胸を揉みたいと思ったんだから、彼も千春さんに対して同じ気持ちを抱いたに違いない。
気になるのはその先だが…、もしかしてそのために千春さんは離婚したのか? ……あり得そうだ。今度はそのあたりがキーになるかもしれない。
「ねぇねぇ。お姉さん暇そうだし、もう1回訊いてみない?」
「あたしもそう思ったとこ。真と満里奈ちゃんも良い?」
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「私もOKだよ」
俺達は再び受付に向かう事にした。
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