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『千玲』2日目
第83話 昼食はHなところで!
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昼食を食べる場所を探すため、車を走らせる沙織さん。
「何を食べるかはとりあえず置いといて、せめてチェーン店か個人店どちらかに的を絞ったほうが良いわね…」
今のままだと候補が多すぎて選べないぞ。
「ウチはお姉さんみたいなHな人がいるところならどこでも良いよ!」
それは個人店になるのか? 千夏さんレベルの人がチェーン店にいるとは思えないし…。
「Hな人をどうやって探すの?」
満里奈さんが呆れてツッコまなくても全員そう思ってるぞ。
「う~ん、店の名前とか雰囲気? いるところにはいるんだよ!」
「雰囲気って外観の事? それでわかったら苦労しないでしょ」
「でも面白そうだからわたしは賛成。紬ちゃんの勘を頼りに探してみましょうか♪」
「任せて沙織ママ!」
方針が決まったので、Hな人がいそうな個人店を探す。…ダメだ、全然わからん。
「満里奈さんは見つかったか?」
「ううん。大体、意味が分からないのよ」
「詩織さんはどうだ?」
「『パイ』とか『揉む』とかのエロそうな言葉はチェックしてるけど、全然ないね~。カモフラージュしてるのかな?」
「カモフラージュか…。沙織ママ、路地裏とかのエロい所に行こうよ!」
紬さん、昼食の事忘れてないか?
「そういうところは危ない人がいるかもしれないから、止めたほうが良いわ」
不良とかヤクザがいるイメージだ…。
「ん~、じゃあ“ちょい路地裏”にしよっか」
「それぐらいなら隠れた名店があるかもね♪」
沙織さんは路肩に停めてからカーナビを設定した。本当に俺達に合う店は見つかるんだろうか…?
俺達が着いた場所は人・車通りがまばらだが、時間をかける事なく広い道路に出れる。ここなら“ちょい路地裏”と言っても良いかもしれない。
「沙織ママ。あそこに『喫茶と占いの店 “ソフィー”はこちら』って看板があるよ!」
「これ以上時間をかける訳にはいかないし、そこにしましょうか」
俺、腹が鳴りそうだよ…。
「――あ、看板にクリを持ったリスが描いてある。あの店は絶対エロいって!」
「リスとクリって定番の組み合わせじゃない。あんたの考え過ぎでしょ」
「満里奈はわかってない! あの絵は『エロい人いらっしゃい!』って意味だよ! 詩織ちゃんもそう思うよね?」
「動物の絵を描くにしてもわざわざリスとクリにする必要がないから、紬ちゃんの言う事は的外れじゃないかも」
「ほらね」
「ドヤ顔で言うのが腹立つ…」
沙織さんがソフィーの駐車場に駐車したので、俺達は車を降りてから向かう。
ソフィーの前に到着した。外観はレトロだが、こういうのも悪くないな。
「まーちゃん、ここにいる間だけおもちゃのリモコン貸して。ウチも使ってみたいから」
結局、最後に使ったのは『千玲』にいる時だったな。こういうのは俺には向かないかも。
「わかったが、ある程度は空気読んでくれよ?」
「大丈夫だって!」
リモコンを受け取ってから紬さんが入り口の扉を開けたので、俺達も続く。
「いらっしゃいませ~!」
カウンターに2人の女性がいて、それぞれ赤いエプロンと黒いエプロンをしている。挨拶してきたのは赤いエプロンの人だ。
2人共、千夏さんと歳は大して変わらなく見えるから20代半ばか?
「5名様でよろしいでしょうか?」
赤いエプロンの女性が沙織さんに尋ねる。どう見ても彼女が俺達の保護者だよな。
「はい」
「奥のテーブル席にどうぞ」
店内も外観と同じようなレトロな雰囲気で、小さい店だな。席に向かう途中にそれを確認してから座る。
「ご注文が決まりましたら呼んで下さい」
「ねぇねぇ。さっき看板見たんだけど、占いもやってくれるの?」
紬さんが声をかける。
「看板見てくれたんだ、ありがと。占いは姉さんの担当なの」
という事は、赤いエプロンの女性が妹なのか。歳の差があるようには見えない…。
「アタシ達は双子なのよ。ほんの少し、姉さんが先に産まれたみたい」
「そうなんだ~。どういう占いをやるの?」
「手相占いよ。結構当たるって評判なんだから♪」
「本当にそれだけ?」
「えっ?」
「あのクリとリスの絵、別の意味があるんじゃないの~?」
なかったら紬さんは恥をかく事になるが…。
「――あの絵の意味が分かるなんてね。君ぐらいの子に訊かれたのは初めてよ」
そんな大層な事でもないだろ。
「やっぱりあるんだ!」
「姉さんのメインの占いは『オッパイ占い』なの。もちろん手相占いも出来るけどね」
「ウチ、オッパイ占いやってみたい!」
「良いわよ。占いはアタシが料理を作ってる間にやってもらう事が多いから、今回もそうしてもらうわ」
「あの、占いはおいくら…です…か?♡」
沙織さんの声が途中で色っぽくなる。紬さん、早速おもちゃを起動したな。
「初めての方は無料なので安心して下さい」
占いって高いイメージあるから、沙織さんが気にするのもわかる。
それから俺達は各自食べたいメニューを注文した。料理が来るまでの間に、紬さんはオッパイ占いをする事になる…。
「何を食べるかはとりあえず置いといて、せめてチェーン店か個人店どちらかに的を絞ったほうが良いわね…」
今のままだと候補が多すぎて選べないぞ。
「ウチはお姉さんみたいなHな人がいるところならどこでも良いよ!」
それは個人店になるのか? 千夏さんレベルの人がチェーン店にいるとは思えないし…。
「Hな人をどうやって探すの?」
満里奈さんが呆れてツッコまなくても全員そう思ってるぞ。
「う~ん、店の名前とか雰囲気? いるところにはいるんだよ!」
「雰囲気って外観の事? それでわかったら苦労しないでしょ」
「でも面白そうだからわたしは賛成。紬ちゃんの勘を頼りに探してみましょうか♪」
「任せて沙織ママ!」
方針が決まったので、Hな人がいそうな個人店を探す。…ダメだ、全然わからん。
「満里奈さんは見つかったか?」
「ううん。大体、意味が分からないのよ」
「詩織さんはどうだ?」
「『パイ』とか『揉む』とかのエロそうな言葉はチェックしてるけど、全然ないね~。カモフラージュしてるのかな?」
「カモフラージュか…。沙織ママ、路地裏とかのエロい所に行こうよ!」
紬さん、昼食の事忘れてないか?
「そういうところは危ない人がいるかもしれないから、止めたほうが良いわ」
不良とかヤクザがいるイメージだ…。
「ん~、じゃあ“ちょい路地裏”にしよっか」
「それぐらいなら隠れた名店があるかもね♪」
沙織さんは路肩に停めてからカーナビを設定した。本当に俺達に合う店は見つかるんだろうか…?
俺達が着いた場所は人・車通りがまばらだが、時間をかける事なく広い道路に出れる。ここなら“ちょい路地裏”と言っても良いかもしれない。
「沙織ママ。あそこに『喫茶と占いの店 “ソフィー”はこちら』って看板があるよ!」
「これ以上時間をかける訳にはいかないし、そこにしましょうか」
俺、腹が鳴りそうだよ…。
「――あ、看板にクリを持ったリスが描いてある。あの店は絶対エロいって!」
「リスとクリって定番の組み合わせじゃない。あんたの考え過ぎでしょ」
「満里奈はわかってない! あの絵は『エロい人いらっしゃい!』って意味だよ! 詩織ちゃんもそう思うよね?」
「動物の絵を描くにしてもわざわざリスとクリにする必要がないから、紬ちゃんの言う事は的外れじゃないかも」
「ほらね」
「ドヤ顔で言うのが腹立つ…」
沙織さんがソフィーの駐車場に駐車したので、俺達は車を降りてから向かう。
ソフィーの前に到着した。外観はレトロだが、こういうのも悪くないな。
「まーちゃん、ここにいる間だけおもちゃのリモコン貸して。ウチも使ってみたいから」
結局、最後に使ったのは『千玲』にいる時だったな。こういうのは俺には向かないかも。
「わかったが、ある程度は空気読んでくれよ?」
「大丈夫だって!」
リモコンを受け取ってから紬さんが入り口の扉を開けたので、俺達も続く。
「いらっしゃいませ~!」
カウンターに2人の女性がいて、それぞれ赤いエプロンと黒いエプロンをしている。挨拶してきたのは赤いエプロンの人だ。
2人共、千夏さんと歳は大して変わらなく見えるから20代半ばか?
「5名様でよろしいでしょうか?」
赤いエプロンの女性が沙織さんに尋ねる。どう見ても彼女が俺達の保護者だよな。
「はい」
「奥のテーブル席にどうぞ」
店内も外観と同じようなレトロな雰囲気で、小さい店だな。席に向かう途中にそれを確認してから座る。
「ご注文が決まりましたら呼んで下さい」
「ねぇねぇ。さっき看板見たんだけど、占いもやってくれるの?」
紬さんが声をかける。
「看板見てくれたんだ、ありがと。占いは姉さんの担当なの」
という事は、赤いエプロンの女性が妹なのか。歳の差があるようには見えない…。
「アタシ達は双子なのよ。ほんの少し、姉さんが先に産まれたみたい」
「そうなんだ~。どういう占いをやるの?」
「手相占いよ。結構当たるって評判なんだから♪」
「本当にそれだけ?」
「えっ?」
「あのクリとリスの絵、別の意味があるんじゃないの~?」
なかったら紬さんは恥をかく事になるが…。
「――あの絵の意味が分かるなんてね。君ぐらいの子に訊かれたのは初めてよ」
そんな大層な事でもないだろ。
「やっぱりあるんだ!」
「姉さんのメインの占いは『オッパイ占い』なの。もちろん手相占いも出来るけどね」
「ウチ、オッパイ占いやってみたい!」
「良いわよ。占いはアタシが料理を作ってる間にやってもらう事が多いから、今回もそうしてもらうわ」
「あの、占いはおいくら…です…か?♡」
沙織さんの声が途中で色っぽくなる。紬さん、早速おもちゃを起動したな。
「初めての方は無料なので安心して下さい」
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