103 / 294
『千玲』3日目~1泊2日のバイトを終えるまで
第103話 男湯と女湯を巡る
しおりを挟む
佐々木さん・田浦さんなどの高齢男性と隆史達男児に振り回された詩織さんと紬さんは休憩する事になった。俺は彼女達より頑張ってないから、休憩はまだ先だ。
「真。アタシと一緒に男湯・女湯の見回りをするよ」
「えっ? 俺が女湯に入って大丈夫なんですか?」
「アタシと一緒ならセーフだって。アタシは普通に男湯の見回りするけど?」
千夏さんはここの代表だから許されるだろ。俺とは事情が違う。
「さすがにガン見は言い訳できないから、チラ見で我慢しなさい」
「そこは“見るな”って言うところでは?」
「アタシがチラ見しちゃうからさ~。自分ができない事を真に押し付けるのは違うでしょ?」
やはり性欲を我慢するのは難しいな。頭の片隅に置いておこう。
俺と千夏さんは『男湯』の暖簾をくぐる。彼女と一緒に入るのは変な気分だ。
「まず忘れ物がないかチェック。ここは銭湯だからタオル系が一番多いね。他は男湯だとカミソリとか」
「ここで剃るんですか? 家の方が気楽にやれると思いますが…」
「剃った毛の片付けが面倒だからでしょ。ここでやれば排水溝に流すだけで良いし」
掃除は玲さんの担当だから、お客さんが楽すればそれだけ彼が苦労するのか。
――脱衣所・男湯両方を見回ったが、忘れ物は見当たらなかった。お客さんはいたものの、千夏さんを気にする素振りを見せない。本当に普段から見回ってるようだ。
「特に問題なさそうだし、次は女湯だね」
問題なく見回りできますように…。心の中でそう祈っておく。
『女湯』の暖簾を千夏さんと一緒にくぐる。彼女がそばにいるとはいえ、緊張する事に変わりない。
「――あら?」
運悪く? 脱衣所で脱いでいる途中の女性と鉢合わせてしまった。歳は沙織さんぐらいに見え、巨乳ではないけどスタイルは良い。
「ぼく、ここは女湯よ♪」
「ごめん五十嵐さん、タイミング悪くて」
「構わないけど、その子雇ったの?」
「ううん、今日1日だけ。社会経験の一環でね」
「そうなの。頑張ってねぼく♪」
「はい…」
脱ぎ終わった五十嵐さんは、タオルやシャンプーなどの一式を持って女湯に向かう。
「頑張ってるアンタに、神様がご褒美をあげたかもね」
反応に困る事言わないでくれ…。
「忘れ物は…、あった。来て」
脱衣カゴ前にいる千夏さんが呼んでるので向かう。
「小さい容器のボディーソープだけ入ってるでしょ? これが忘れ物」
「見つけたら回収するんですか?」
「そう、受付で預かるんだよ。持ち主が取りに来るまでね」
「もし来なかったらどうするんです?」
「捨てるなり、アタシが勝手に使うよ。そういうルールにしたから」
ルールを決められるのは自営業の強みだな。
「次は女湯だね。脱衣カゴに五十嵐さん以外に2人分入ってるから、見られるかは運次第か」
怒られたりクレーム言われるのも運次第だぞ…。
女湯に入った俺達は可能な限り見回る。五十嵐さんは…、浴槽につかっているぞ。彼女は俺達に気付くと手招きしてきた。
「ぼく、また会ったわね♪」
「どうも…」
さっきと違って体勢的に裸が見えづらいから気楽だ。…千夏さんは自分は関係ないとわかったのか、見回りを再開させる。
「ぼくって今何年生?」
「高1になります」
「彼女はいるの?」
彼女か…。詩織さん・満里奈さん・紬さんとセ〇クスしたが、どう答えるのがベストなんだ?
「…いないです」
今思い付くベスト回答は『3人います』だが、初対面の人に言うと絶対ややこしくなるから黙っておこう。
「そっか。君は真面目で良い子そうだし、すぐできるわよ」
「ありがとうございます…」
「真。他の所は忘れ物なかったから引き上げるよ」
「わかりました。では俺はこれで…」
「また会えると良いわね♪」
俺達は女湯を後にする。結局、五十嵐さん以外の女性には会わなかったが、難を逃れたと思っておこう。
受付に戻って来た俺と千夏さん。さっき見つけた忘れ物は俺が持っている。
「真。このメモ用紙に忘れ物を見つけた場所・日時・簡単な特徴を書いて」
「特徴って何書けば良いんですか?」
「メーカーとか残量よ。忘れ物をした本人以外に渡さないように気を付けて」
「わかりました…」
今のアドバイスはここ以外でも役に立ちそうだ。しっかりチェックして、わかる範囲・思い付く限りの特徴を書く。
「――良い感じじゃん。ちょっと早いけど休憩にしようか」
「はい」
「今はなかったけど、たまに下着の忘れ物があるから恥ずかしがるんじゃないわよ? …って、詩織達と何度もHしてるアンタなら大丈夫か」
それとこれとは話が違う気が…。
「そろそろ満里奈が作ったカレーができてるんじゃない? 詩織と紬はもう食べてるかもね」
朝食が早かったから、今でも腹は減っている。俺達は受付裏に向かう事にした。
「真。アタシと一緒に男湯・女湯の見回りをするよ」
「えっ? 俺が女湯に入って大丈夫なんですか?」
「アタシと一緒ならセーフだって。アタシは普通に男湯の見回りするけど?」
千夏さんはここの代表だから許されるだろ。俺とは事情が違う。
「さすがにガン見は言い訳できないから、チラ見で我慢しなさい」
「そこは“見るな”って言うところでは?」
「アタシがチラ見しちゃうからさ~。自分ができない事を真に押し付けるのは違うでしょ?」
やはり性欲を我慢するのは難しいな。頭の片隅に置いておこう。
俺と千夏さんは『男湯』の暖簾をくぐる。彼女と一緒に入るのは変な気分だ。
「まず忘れ物がないかチェック。ここは銭湯だからタオル系が一番多いね。他は男湯だとカミソリとか」
「ここで剃るんですか? 家の方が気楽にやれると思いますが…」
「剃った毛の片付けが面倒だからでしょ。ここでやれば排水溝に流すだけで良いし」
掃除は玲さんの担当だから、お客さんが楽すればそれだけ彼が苦労するのか。
――脱衣所・男湯両方を見回ったが、忘れ物は見当たらなかった。お客さんはいたものの、千夏さんを気にする素振りを見せない。本当に普段から見回ってるようだ。
「特に問題なさそうだし、次は女湯だね」
問題なく見回りできますように…。心の中でそう祈っておく。
『女湯』の暖簾を千夏さんと一緒にくぐる。彼女がそばにいるとはいえ、緊張する事に変わりない。
「――あら?」
運悪く? 脱衣所で脱いでいる途中の女性と鉢合わせてしまった。歳は沙織さんぐらいに見え、巨乳ではないけどスタイルは良い。
「ぼく、ここは女湯よ♪」
「ごめん五十嵐さん、タイミング悪くて」
「構わないけど、その子雇ったの?」
「ううん、今日1日だけ。社会経験の一環でね」
「そうなの。頑張ってねぼく♪」
「はい…」
脱ぎ終わった五十嵐さんは、タオルやシャンプーなどの一式を持って女湯に向かう。
「頑張ってるアンタに、神様がご褒美をあげたかもね」
反応に困る事言わないでくれ…。
「忘れ物は…、あった。来て」
脱衣カゴ前にいる千夏さんが呼んでるので向かう。
「小さい容器のボディーソープだけ入ってるでしょ? これが忘れ物」
「見つけたら回収するんですか?」
「そう、受付で預かるんだよ。持ち主が取りに来るまでね」
「もし来なかったらどうするんです?」
「捨てるなり、アタシが勝手に使うよ。そういうルールにしたから」
ルールを決められるのは自営業の強みだな。
「次は女湯だね。脱衣カゴに五十嵐さん以外に2人分入ってるから、見られるかは運次第か」
怒られたりクレーム言われるのも運次第だぞ…。
女湯に入った俺達は可能な限り見回る。五十嵐さんは…、浴槽につかっているぞ。彼女は俺達に気付くと手招きしてきた。
「ぼく、また会ったわね♪」
「どうも…」
さっきと違って体勢的に裸が見えづらいから気楽だ。…千夏さんは自分は関係ないとわかったのか、見回りを再開させる。
「ぼくって今何年生?」
「高1になります」
「彼女はいるの?」
彼女か…。詩織さん・満里奈さん・紬さんとセ〇クスしたが、どう答えるのがベストなんだ?
「…いないです」
今思い付くベスト回答は『3人います』だが、初対面の人に言うと絶対ややこしくなるから黙っておこう。
「そっか。君は真面目で良い子そうだし、すぐできるわよ」
「ありがとうございます…」
「真。他の所は忘れ物なかったから引き上げるよ」
「わかりました。では俺はこれで…」
「また会えると良いわね♪」
俺達は女湯を後にする。結局、五十嵐さん以外の女性には会わなかったが、難を逃れたと思っておこう。
受付に戻って来た俺と千夏さん。さっき見つけた忘れ物は俺が持っている。
「真。このメモ用紙に忘れ物を見つけた場所・日時・簡単な特徴を書いて」
「特徴って何書けば良いんですか?」
「メーカーとか残量よ。忘れ物をした本人以外に渡さないように気を付けて」
「わかりました…」
今のアドバイスはここ以外でも役に立ちそうだ。しっかりチェックして、わかる範囲・思い付く限りの特徴を書く。
「――良い感じじゃん。ちょっと早いけど休憩にしようか」
「はい」
「今はなかったけど、たまに下着の忘れ物があるから恥ずかしがるんじゃないわよ? …って、詩織達と何度もHしてるアンタなら大丈夫か」
それとこれとは話が違う気が…。
「そろそろ満里奈が作ったカレーができてるんじゃない? 詩織と紬はもう食べてるかもね」
朝食が早かったから、今でも腹は減っている。俺達は受付裏に向かう事にした。
0
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様を書いたストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる