胸が大きい女性を助けたら、エロいクラスメートのお母さんだった件

あかせ2

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『千玲』3日目~1泊2日のバイトを終えるまで

第111話 事態は動き出す…

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 紬さんが2回目の“オッパイ占い”をしてもらったら『近日中に面白い話を聞ける』という結果になった。夏休みの今、そんな機会があるのは探偵のウィルベルさんの浮気調査報告ぐらいだろう…。

朱里さんが探偵について興味を示したので、紬さんがかいつまんで話す。

「お父さんの浮気か~。も大変だね」

「別にそうでもないかな。父さんは単身赴任ばかりしてるから、あまり興味がないというか他人事というか…」

「ある意味、そのほうが良いかもしれませんね。信頼していたらその分裏切られた時のダメージが大きいですから…」

やはり一番ショックを受けるのは沙織さんになりそうだ。もし本当に浮気されていたら、彼女にどういう言葉をかければ良いのか…。

は絶対浮気しちゃダメだからね!」

朱里さんに念を押されたが、そもそも明夫さんの浮気はまだ確定してないぞ…。

「大丈夫だよ朱ちゃん。まーちゃんがそうならないようにそばにいるから♡」

「やっぱそれが一番の対策だと思う。どんな時も1人にしないほうが良いね」

「でもさ~、お姉さんと旦那さんって一緒にいる時全然なくない? 旦那さんを1人にして良いのかな?」

言われてみれば、千夏さんと玲さんが一緒にいる時をほとんど見てないな…。

「超信頼してるか、マメに連絡してるんじゃない? それかGPSを使ってるかも?」

「GPSってウチ使った事ないけど、正確じゃないんだよね?」

「うん。大体この辺にいるよ~って感じ」

「それじゃ浮気してるかわからないじゃん! もっと良いのないの?」

「アタシは思い付かないな~。姉さん何かある?」

「私も思い付かない…」

この話題はいつまで続くんだろう? そんな事を思いながら、紬さん達を見守る。

「――めちゃ良い事思い付いた!」

どうせロクでもない事だと思うが…。

「Hしたくなったりエロい人を見るとドキドキするよね? その感じが伝われば、浮気してるかどうかがすぐわかる!」

玲さんが千夏さん・千春さん以外の女性にドキドキすれば、それは浮気の証拠になる気がする。伝える手段はスマホだな。

「心拍数って、走ったり緊張しても上がるよ? どうやって区別するの?」

朱里さんの正論にどう反論する? 紬さん。

「それは…、メガネとかにこっそり仕込んでる隠しカメラと一緒に判断するんだよ。視線の先にはHしたい人が絶対いるんだから!」

玲さんは黒縁のメガネをかけてるから、一応実現可能だが…。

「メガネかけてない人はどうするの? 他に隠しカメラ仕込めそうなところある?」

「う~ん……、ないね」

俺も考えてみるが、どれもしっくりこない。帽子は場所を選ぶし、ネクタイピンはスーツを着ないと不自然過ぎる…。

「実現性はともかく、つむぎんのアイディアは面白いと思う。発明家とか良いんじゃない?」

「ウチ発明王になれる?」

「なれるなれる」

紬さんが真に受けない事を祈ろう。朱里さんが肯定してるから調子に乗りそうなんだよな…。


 そんなおしゃべりをしている内に18時になり、『千玲』は閉店時間になる。

「私はそろそろ夕食を作るために向こう行くね」
座っていた満里奈さんが立ち上がる。

「ちょっと待って。ウチも行く」

「何で? あんたが来てもやる事ないよ?」

「ここにいてもする事ないし、できた時に満里奈が呼びに行くの面倒でしょ? だからウチがそれをやるって事で」

「本当にそれだけ? 他にも何かあるんじゃない?」

「カレードリアを温めてる間、後ろから襲いたいな~って♡」

「どう考えてもそっちが本命じゃない」

「でもつむぎんの言ってる事は半分正しいと思うよ。アタシ達はフリースペースで待ってれば無駄がないよね?」

受付裏とフリースペースはすぐそばだ。この部屋より近いのは言うまでもない。

「さすが朱ちゃん。ウチが言いたいのはそういう事!」

「はいはい…」

方針が決まったので、俺達は一緒に部屋を出る。

――受付前に着き、満里奈さんと一旦別れてからフリースペースに着く。カレードリアができるまで雑談が始まるかも…。

なんて思った時、聞き慣れない音が聞こえ始める。これは…着信音か?

「あたしに電話だ。…母さんからじゃん」

沙織さんが電話? 何の用だろう?

「もしもし母さん?」

「詩織。今時間大丈夫?」

「うん」

沙織さんの声が近くにいる俺達にも聞こえる。スピーカーにしたみたいだ。

「さっき探偵さんから電話があって、に調査結果を教えてくれるって」

「明日の夕方ね。わかった」

そこでようやく白黒付くな。明夫さんが浮気してるかどうか…。

「沙織ママ~! ウチらも一緒に行って良い?」

「良いわよ♪ みんなもそこにいるの?」

「いるよ。あたし達だけじゃなくて“ソフィー”の2人も」

「どうも~」
「以前はお世話になりました…」

「本当にいるみたいね。バイトの事は、帰って来てから詳しく教えてちょうだい」

「わかった。――それじゃあね」

詩織さんが電話を切る。早く調査結果を知りたいような知りたくないような…。そんな事を考えてしまうのだった。
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