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バイトを終えてから~夏休みが終わるまで
第124話 バイト反省会、そして…
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ファミレスで昼食をとった俺達は、沙織さんの家にお邪魔する。…何度も来てるから、自宅みたいに落ち着く。
「探偵さんの話は16時に聴く事になってるから、15分前にここを出れば大丈夫ね」
今は11時30分ぐらいだから、時間にだいぶ余裕がある。
「紬ちゃん。バイトの話、もっと聞かせてちょうだい♪」
「もちろん良いよ~!」
全員テーブルの椅子に座る。ファミレスでのやり取りだけだと物足りないよな。
「どれから訊こうか迷っちゃうわ♪」
沙織さんがそう言いたくなるのもわかる。本当に濃いバイトだったし…。
「みんながスクール水着で常連さんをもてなしたと聞いた時は、本当に驚いたわ。わたしでもできる気がしないわね…」
彼女がそう言うぐらいだから、満里奈さんが途中でリタイアしたのは当然かもしれない。(101話参照)
「もてなすといっても、ウチら言われた通りのポーズしたりおしゃべりしただけだよ?」
「それが大変なのよ。恥ずかしいポーズさせられたりしなかった?」
「ウチはしてないけど、詩織ちゃんは聞いた事ないやつさせられたよね?」
「『だっちゅーの』とか言ってたっけ」(102話参照)
「今の子達にはわからないわよね…」
沙織さんはわかるみたいだ。昔は人気だったのかな?
「おしゃべりも楽勝だったよ。聞かれた事を答えるだけだし」
「それだけだと気まずくなるから、たまにあたしから話を振ったりしたね」
高齢者に話を振るって難しいだろ。紬さんはわかっているが、詩織さんもコミュ力高めだよな…。
「どんな話をしたの?」
「常連歴とかいつも来る時間とか。無難な話題だと思わない? 母さん?」
「そうね。いきなり踏み込んだ話をすると警戒されるわ」
警戒ならまだ良いが、怒り出すと厄介だろうな…。
「次に気になったのは、みんなが男湯・女湯の見回りをした事よ。詩織達はまだわかるけど、真君はよく女湯に入れたわね」(103話参照)
「千夏さんと一緒でしたから。いくらバイトでも、俺1人じゃ絶対無理です」
よく考えなくても、とんでもない事をしたものだ。
「女の人の裸に興奮して手を出しちゃうからだね♡」
「あんたじゃないんだから、それはない…」
満里奈さんが俺の気持ちを代弁してくれた。
「紬ちゃんは人には手を出さなかったけど、下着には手を出そうとしたよね」
「だって、エロい下着だったんだもん♡ 一番上に置いてあったら目に入るじゃん♡」(106話参照)
「紬ちゃんらしいわね♪」
そんな締めで良いのか? 怒らないのは沙織さんらしいが…。
「紬ちゃん。朱里さんにマッサージしたらしいわね? それはどうだったの?」
「最高だったよ~。お姉さんのおもちゃテクを見て、ウチは将来絶対マッサージ師になるって決めたよ!」(113話参照)
「ずいぶん固い決意ね♪」
「だって気持ち良さそうな顔を見ると、ウチも気持ち良くなるもん。触れるって良いよね~♡」
下心しかないのが気になるが、今回のバイトの経験が早くも活かされてる。俺も負けてられないな!
「ふわぁ~!」
バイトに関する話が終わり、俺達がいない間に沙織さんがした事を聞いた後、紬さんが大あくびする。『千玲』で慣れない事をした上に昼食後だからな。眠くなるのは当然だ。
「みんな、少しお昼寝するのはどう?」
「そんな事言って、沙織ママ1人でウィルちゃんのとこ行ったりしない?」
「しないわよ。あの問題は、わたし1人だけの問題じゃないの…」
俺達はともかく、詩織さんを除け者にする訳ないか。
「だよね~。じゃあウチは寝るから時間になったら起こして」
紬さんは机に伏せて寝始める。
あくびはうつるというが、寝ている人を見ると眠くなるな…。俺だけか?
――やはり睡魔に抗えず、俺も机に伏せる…。
「真君、そろそろ起きて」
沙織さんに肩を叩かれたので起きる。どれぐらい寝たんだろう?
「今は3時よ。寝起きの顔で行く訳にはいかないから、少し早く起こしたわ」
――先に寝た紬さんは変わらずで、詩織さんと満里奈さんも昼寝している。
「そうなんですか…。なら3人も起こさないといけませんね」
「ええ。順々に起こしましょう」
……詩織さん達は特に苦労する事なく起きてくれた。
「昼寝したから頭スッキリ! 沙織ママ、ウチはいつでも行けるよ!」
「焦らなくてももう少しだから、お菓子を食べて落ち着きましょ♪」
「そうだね。ちょっとお腹減ったし」
昼食が早かったから、俺も紬さんと同じく腹が減っている。何か食べておきたいな。
――お菓子を食べ終え、歯磨きが済んだあたりでいよいよ家を出る時間になる。ようやく浮気の件に決着がつくのか…。
「みんな、忘れ物はないかしら?」
「ないよ~。沙織ママは?」
「わたしもちゃんと確認したから大丈夫よ♪」
今のところ沙織さんはいつも通りに見えるが、彼女に何かあったら俺が何とかするんだ! 千春さんにそう頼まれたんだから!
俺達は家を出て、“ウィルベル”に向かう…。
「探偵さんの話は16時に聴く事になってるから、15分前にここを出れば大丈夫ね」
今は11時30分ぐらいだから、時間にだいぶ余裕がある。
「紬ちゃん。バイトの話、もっと聞かせてちょうだい♪」
「もちろん良いよ~!」
全員テーブルの椅子に座る。ファミレスでのやり取りだけだと物足りないよな。
「どれから訊こうか迷っちゃうわ♪」
沙織さんがそう言いたくなるのもわかる。本当に濃いバイトだったし…。
「みんながスクール水着で常連さんをもてなしたと聞いた時は、本当に驚いたわ。わたしでもできる気がしないわね…」
彼女がそう言うぐらいだから、満里奈さんが途中でリタイアしたのは当然かもしれない。(101話参照)
「もてなすといっても、ウチら言われた通りのポーズしたりおしゃべりしただけだよ?」
「それが大変なのよ。恥ずかしいポーズさせられたりしなかった?」
「ウチはしてないけど、詩織ちゃんは聞いた事ないやつさせられたよね?」
「『だっちゅーの』とか言ってたっけ」(102話参照)
「今の子達にはわからないわよね…」
沙織さんはわかるみたいだ。昔は人気だったのかな?
「おしゃべりも楽勝だったよ。聞かれた事を答えるだけだし」
「それだけだと気まずくなるから、たまにあたしから話を振ったりしたね」
高齢者に話を振るって難しいだろ。紬さんはわかっているが、詩織さんもコミュ力高めだよな…。
「どんな話をしたの?」
「常連歴とかいつも来る時間とか。無難な話題だと思わない? 母さん?」
「そうね。いきなり踏み込んだ話をすると警戒されるわ」
警戒ならまだ良いが、怒り出すと厄介だろうな…。
「次に気になったのは、みんなが男湯・女湯の見回りをした事よ。詩織達はまだわかるけど、真君はよく女湯に入れたわね」(103話参照)
「千夏さんと一緒でしたから。いくらバイトでも、俺1人じゃ絶対無理です」
よく考えなくても、とんでもない事をしたものだ。
「女の人の裸に興奮して手を出しちゃうからだね♡」
「あんたじゃないんだから、それはない…」
満里奈さんが俺の気持ちを代弁してくれた。
「紬ちゃんは人には手を出さなかったけど、下着には手を出そうとしたよね」
「だって、エロい下着だったんだもん♡ 一番上に置いてあったら目に入るじゃん♡」(106話参照)
「紬ちゃんらしいわね♪」
そんな締めで良いのか? 怒らないのは沙織さんらしいが…。
「紬ちゃん。朱里さんにマッサージしたらしいわね? それはどうだったの?」
「最高だったよ~。お姉さんのおもちゃテクを見て、ウチは将来絶対マッサージ師になるって決めたよ!」(113話参照)
「ずいぶん固い決意ね♪」
「だって気持ち良さそうな顔を見ると、ウチも気持ち良くなるもん。触れるって良いよね~♡」
下心しかないのが気になるが、今回のバイトの経験が早くも活かされてる。俺も負けてられないな!
「ふわぁ~!」
バイトに関する話が終わり、俺達がいない間に沙織さんがした事を聞いた後、紬さんが大あくびする。『千玲』で慣れない事をした上に昼食後だからな。眠くなるのは当然だ。
「みんな、少しお昼寝するのはどう?」
「そんな事言って、沙織ママ1人でウィルちゃんのとこ行ったりしない?」
「しないわよ。あの問題は、わたし1人だけの問題じゃないの…」
俺達はともかく、詩織さんを除け者にする訳ないか。
「だよね~。じゃあウチは寝るから時間になったら起こして」
紬さんは机に伏せて寝始める。
あくびはうつるというが、寝ている人を見ると眠くなるな…。俺だけか?
――やはり睡魔に抗えず、俺も机に伏せる…。
「真君、そろそろ起きて」
沙織さんに肩を叩かれたので起きる。どれぐらい寝たんだろう?
「今は3時よ。寝起きの顔で行く訳にはいかないから、少し早く起こしたわ」
――先に寝た紬さんは変わらずで、詩織さんと満里奈さんも昼寝している。
「そうなんですか…。なら3人も起こさないといけませんね」
「ええ。順々に起こしましょう」
……詩織さん達は特に苦労する事なく起きてくれた。
「昼寝したから頭スッキリ! 沙織ママ、ウチはいつでも行けるよ!」
「焦らなくてももう少しだから、お菓子を食べて落ち着きましょ♪」
「そうだね。ちょっとお腹減ったし」
昼食が早かったから、俺も紬さんと同じく腹が減っている。何か食べておきたいな。
――お菓子を食べ終え、歯磨きが済んだあたりでいよいよ家を出る時間になる。ようやく浮気の件に決着がつくのか…。
「みんな、忘れ物はないかしら?」
「ないよ~。沙織ママは?」
「わたしもちゃんと確認したから大丈夫よ♪」
今のところ沙織さんはいつも通りに見えるが、彼女に何かあったら俺が何とかするんだ! 千春さんにそう頼まれたんだから!
俺達は家を出て、“ウィルベル”に向かう…。
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