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バイトを終えてから~夏休みが終わるまで
第127話 フラグを立てる準備万端?
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ウィルベルさんから浮気調査結果とHな体育祭について聴いた後、俺達は沙織さんの家に戻って来た。そんな体育祭があるなんてにわかには信じがたいが、沙織さんはウィルベルさんを信じてるんだ。俺も信じてみよう。
「紬ちゃん。さっきのが昨日占いで聞いた『面白い話』になるんじゃない?」(110話参照)
詩織さんがそう声をかける。初回(84話参照)と違って、紬さんだけやってもらった。
「そうかな? さっきの話は“Hな事”だから『面白い話』じゃないよ?」
「占いは予言じゃないし、そこまで正確に当てるのは無理よ。私は当たってると思うけど?」
「俺もそう思う」
紬さんの初回の占いを思い出したところ、『夏以降に開催する大きなイベントの進行に関わると運勢が上がりますよ』と言われていた。体育祭と条件が一致している。
「満里奈とまーちゃんがそう言うなら間違いないか。にしても、月ちゃんの“オッパイ占い”凄いな~。またやってもらいたいよ」
できれば体育祭の実行委員について聞きたいな。今のままだと役に立てる気がしない。
「占いで思い出したけど、満里奈って旅行関係なく下着の予備をいっぱい持つように言われたよね? ちゃんと持ってるの?」
「何でそんな事覚えてる訳? ――とりあえず3枚持ってる。さすがに5枚は多すぎると思ったから止めたけど…」
「3枚か~。満里奈1人で3回戦する気なの? エロ過ぎない?」
「下着に何かあるのは、Hに限った話じゃないでしょ…」
満里奈さんと紬さんが話してる中、俺は沙織さんに目を向ける。――ソファーに座って何か考えてるように見えるし、今はそっとしたほうが良いか。ウィルベルさんを信じれば、明夫さんの浮気は確定するんだから…。
「ねぇ沙織ママ。昨日詩織ちゃんから聞いたんだけど、“マコール”のハガキが来たんだよね?」(104話参照)
なんて思ったのも束の間、紬さんが声をかける。空気を読まないのは相変わらずだ。
「――ええ、来たわ。今持って来るわね」
沙織さんは返答に少し遅れたものの、それ以外は普通に見える。紬さんは彼女にいつも通り過ごしてもらうために声をかけたのか?
いや、俺の考えすぎかも? なんて思ってる内に、沙織さんはハガキを紬さんに手渡す。
「ありがと~」
ハガキを見ている紬さんのそばに寄る満里奈さん。彼女も気になるみたいだ。
「この『お盆キャンペーン』良いね~♪ 沙織ママもそう思わない?」
「わたしもそう思ったからハガキを取っておいたし、詩織に見せたのよ♪」
「沙織ママ、“マコール”に連れてって~!」
「良いけど、いつ行く?」
「今でしょ!」
それ、久しぶりに聞いたな。
「今? みんなバイトで疲れてるから、明日の方が良くない? それに今から行ったら帰り遅くなるわよ?」
下着選びが短時間で済む訳がない。今は夏休みだから多少遅くなっても問題ないが、そうすると周りの目が気になる…。
「――沙織ママの言う通りだね。仕方ないから今日は諦める」
さすがに泊まると言わないか…。
「みんなのご両親に心配させたくないから、わかってくれて良かったわ」
「でも明日絶対行くからね!」
「わかったわ。その時に千夏さん達に渡すお礼の品も買いに行くけど良い?」
「もちろん。買ってからすぐ行く?」
「それは無理よ。急に行くのは失礼だから、アポ取ってから行くのが礼儀なの」
お盆は『千玲』も休みかもしれないよな…。
「行った時にHしてたら悪いしね」
紬さんはあえて狙って行きそうだ。
「アポで思い出したわ。わたし、電話したいところがあるの」
――沙織さんは何故か“マコール”のハガキを見ながら電話をかけ始めた。どういう用件なんだ?
その答えは、彼女の電話のやり取りですぐわかった。男の俺が店内に入って良い許可をもらうためか。
以前の貸し切り(37・38話参照)と違って今回は普通に営業してる時に行くから、他のお客さんに配慮が必要だよな。沙織さんが電話するのも納得だ。
「みんな、明日は閉店ギリギリに“マコール”に行くわよ。本当は開店前が良かったけど、お店の人の都合で無理みたい」
「ウチは全然気にならないよ。夜の下着屋とかエロいじゃん♡」
“夜の”を入れれば、何でもエロく解釈しそうだ…。
「それから帰るのは真君達に悪いから、ここに泊まってちょうだい」
「やった~!」
「ただ『千玲』と違って、みんな同じ部屋で一緒に寝るのは無理ね。それに布団は1組しかないから、割り振りに悩むわ…」
「母さん・あたし・父さんの部屋のベッドで3人寝れて、それに布団で1人でしょ。――あれ? 1人足りないじゃん」
俺達は5人だから、詩織さんの言うように足りない。俺がリビングのソファーで寝るのが妥当だろう。
「だから誰か1人はベッド組に混ざる事になるわね。その1人は…、真君にお願いするわ♪」
「俺ですか!? 俺はそこのソファーで十分ですから…」
「ダメよ、ソファーは寝るところじゃないから。シングルベッドの半分こは狭いけど、ちゃんとした寝具で寝ないとね」
それも一理あるが、狭いと意味ない気がする…。
「誰がどこで寝るかは明日決めましょう。良いかしら?」
全員OKした後、今日は解散する事になった。
「紬ちゃん。さっきのが昨日占いで聞いた『面白い話』になるんじゃない?」(110話参照)
詩織さんがそう声をかける。初回(84話参照)と違って、紬さんだけやってもらった。
「そうかな? さっきの話は“Hな事”だから『面白い話』じゃないよ?」
「占いは予言じゃないし、そこまで正確に当てるのは無理よ。私は当たってると思うけど?」
「俺もそう思う」
紬さんの初回の占いを思い出したところ、『夏以降に開催する大きなイベントの進行に関わると運勢が上がりますよ』と言われていた。体育祭と条件が一致している。
「満里奈とまーちゃんがそう言うなら間違いないか。にしても、月ちゃんの“オッパイ占い”凄いな~。またやってもらいたいよ」
できれば体育祭の実行委員について聞きたいな。今のままだと役に立てる気がしない。
「占いで思い出したけど、満里奈って旅行関係なく下着の予備をいっぱい持つように言われたよね? ちゃんと持ってるの?」
「何でそんな事覚えてる訳? ――とりあえず3枚持ってる。さすがに5枚は多すぎると思ったから止めたけど…」
「3枚か~。満里奈1人で3回戦する気なの? エロ過ぎない?」
「下着に何かあるのは、Hに限った話じゃないでしょ…」
満里奈さんと紬さんが話してる中、俺は沙織さんに目を向ける。――ソファーに座って何か考えてるように見えるし、今はそっとしたほうが良いか。ウィルベルさんを信じれば、明夫さんの浮気は確定するんだから…。
「ねぇ沙織ママ。昨日詩織ちゃんから聞いたんだけど、“マコール”のハガキが来たんだよね?」(104話参照)
なんて思ったのも束の間、紬さんが声をかける。空気を読まないのは相変わらずだ。
「――ええ、来たわ。今持って来るわね」
沙織さんは返答に少し遅れたものの、それ以外は普通に見える。紬さんは彼女にいつも通り過ごしてもらうために声をかけたのか?
いや、俺の考えすぎかも? なんて思ってる内に、沙織さんはハガキを紬さんに手渡す。
「ありがと~」
ハガキを見ている紬さんのそばに寄る満里奈さん。彼女も気になるみたいだ。
「この『お盆キャンペーン』良いね~♪ 沙織ママもそう思わない?」
「わたしもそう思ったからハガキを取っておいたし、詩織に見せたのよ♪」
「沙織ママ、“マコール”に連れてって~!」
「良いけど、いつ行く?」
「今でしょ!」
それ、久しぶりに聞いたな。
「今? みんなバイトで疲れてるから、明日の方が良くない? それに今から行ったら帰り遅くなるわよ?」
下着選びが短時間で済む訳がない。今は夏休みだから多少遅くなっても問題ないが、そうすると周りの目が気になる…。
「――沙織ママの言う通りだね。仕方ないから今日は諦める」
さすがに泊まると言わないか…。
「みんなのご両親に心配させたくないから、わかってくれて良かったわ」
「でも明日絶対行くからね!」
「わかったわ。その時に千夏さん達に渡すお礼の品も買いに行くけど良い?」
「もちろん。買ってからすぐ行く?」
「それは無理よ。急に行くのは失礼だから、アポ取ってから行くのが礼儀なの」
お盆は『千玲』も休みかもしれないよな…。
「行った時にHしてたら悪いしね」
紬さんはあえて狙って行きそうだ。
「アポで思い出したわ。わたし、電話したいところがあるの」
――沙織さんは何故か“マコール”のハガキを見ながら電話をかけ始めた。どういう用件なんだ?
その答えは、彼女の電話のやり取りですぐわかった。男の俺が店内に入って良い許可をもらうためか。
以前の貸し切り(37・38話参照)と違って今回は普通に営業してる時に行くから、他のお客さんに配慮が必要だよな。沙織さんが電話するのも納得だ。
「みんな、明日は閉店ギリギリに“マコール”に行くわよ。本当は開店前が良かったけど、お店の人の都合で無理みたい」
「ウチは全然気にならないよ。夜の下着屋とかエロいじゃん♡」
“夜の”を入れれば、何でもエロく解釈しそうだ…。
「それから帰るのは真君達に悪いから、ここに泊まってちょうだい」
「やった~!」
「ただ『千玲』と違って、みんな同じ部屋で一緒に寝るのは無理ね。それに布団は1組しかないから、割り振りに悩むわ…」
「母さん・あたし・父さんの部屋のベッドで3人寝れて、それに布団で1人でしょ。――あれ? 1人足りないじゃん」
俺達は5人だから、詩織さんの言うように足りない。俺がリビングのソファーで寝るのが妥当だろう。
「だから誰か1人はベッド組に混ざる事になるわね。その1人は…、真君にお願いするわ♪」
「俺ですか!? 俺はそこのソファーで十分ですから…」
「ダメよ、ソファーは寝るところじゃないから。シングルベッドの半分こは狭いけど、ちゃんとした寝具で寝ないとね」
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