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バイトを終えてから~夏休みが終わるまで
第131話 沙織さんは吹っ切れたかも?
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俺達は他にお客さんがいない“マコール”の店内に入る。今回の目的はみんなで穿くユニセックスの下着を買う事だ。男女兼用の下着ってどういうのなんだろう?
――詩織さんがそのコーナーを見つけたので、彼女の元に集まる。…初めて見たが、種類は意外に豊富みたいだ。
飾り気がないシンプルな物から、女子の下着と何が違う? と思える物まである。俺は当然シンプルなやつが良いな。
「真も穿くなら、可愛いのが良いよね~♡」
「ウチもそう思う♡」
「まこくんにはどれが似合うかな?」
「迷っちゃうわね♪」
やっぱりこういう流れになるか…。とはいえ体育がある日に穿かなければ、見られるのはHで脱ぐ時だけだ。この4人だけに見られるなら気にしなくて良いかも?
「真はどれが良いの?」
「この黒の無地かな」
「真が普段穿いてるのと同じタイプか~。たまには違うのにしてみたら?」
「そうだよまーちゃん! このピンクのはどう?」
ライトピンクか…。濃さに関係なく、黒と違って目立つ。
「無地でも派手に見えるよ」
「これが派手? ウチらいつもこれぐらいの下着着てるじゃん? Hで脱ぐ時に見てるはずなのに覚えてないの?」
見るのと穿くのは全然違うだろ…。
「真君はHの事で頭が一杯だから、下着の色を覚える余裕がなかったのよ♪」
「真、帰ったら相手するから今は我慢して♡」
「私も一緒だよ♡」
「当然ウチも♡」
「わたしも気持ち良くしてあげる♡」
沙織さんがそう言うとは驚きだ。浮気の件は踏ん切りがついたのかな?
「そういえば、貸し切りの時はあたし達が着る下着を真に選んでもらったよね。だから今回はあたし達が真の下着を選ぶのはどう?」
「詩織ちゃんナイスアイディア!」
満里奈さんと沙織さんもやる気みたいだ。選んでもらうのは初めてだな~。
「俺は何も言わずに見守れば良いか?」
「それでお願い。みんな、真に合う下着を探しに行こうか」
詩織さんの言葉を皮切りに、女性陣は別行動を始める。このまま待ってるのはつまらないし、様子を見に行こう!
最初は詩織さんの元に行く事にした。彼女はイエローとオレンジの下着を持って悩んでいる。…色ばかり見ていたが、女子の下着特有のリボンも付いている。
「せっかくユニセックスの下着を穿くんだし、普段の下着とは違うタイプにしないとね」
真逆と言って良いぐらい違ってるぞ…。
「真、ちょっと良い?」
詩織さんは急に小声で話しかけてきた。
「どうした?」
「母さんと一緒に寝る時、色々頼むわ。もしかしたら初めてゴム使うかもね」
「いや、それはないだろ」
使いたい気持ちは前からあるけどさ…。
「あたしはあると思うよ? 父さんが浮気した以上、母さんはもう我慢しなくて良いじゃん? 布団で寝るのは誰かわからないけど、満里奈ちゃんと紬ちゃんにさりげなく母さんの背中を押すように言っとくわ」
沙織さんがそこまで吹っ切れたのなら、俺は付き合うだけだ!
「どの下着を選ぶか楽しみにしててね」
「そうさせてもらうよ。――俺はそろそろ満里奈さんのとこに行くから」
「はいはい」
満里奈さんは黒の下着を交互に見ている。色が俺の好みに合えば心配する事はほぼない。
「犬と猫のイラストで悩んでるの」
彼女が見ている下着をよく確認すると、小さい犬と猫のイラストが描かれている。無地しか穿いてないから、色だけ見ていた…。
「そうか」
「まこくんに合うのはどっちかな~?」
犬種・猫種によって外見は大きく異なるので、どちらかに肩入れする事はない。
「満里奈さんは普段そういう下着を着ないのに、俺には穿いて欲しいのか?」
「小さい時は実際に着てたよ? でも恥ずかしいから小学校高学年あたりで止めたの」
意外な一面を知ったぞ。まだまだ知らない事があるんだな。
「じゃあもし、俺が着て欲しいって言ったら?」
「もちろん着るよ。まこくんのお願いだもん♪」
満里奈さんは普段大人しいが、俺のお願いとなると大胆になってくれる。そこがたまらない。
「……念のため訊くが、犬と猫以外の選択肢はあるのか?」
「今は考えてないよ。違う動物のほうが良い?」
「そんな事はない。気になっただけだよ」
「そっか」
「そろそろ紬さんのとこに行くよ」
「わかった」
――紬さんは白の下着を手に取って凝視している。さっきの反省を活かしイラストをチェックするが何も描かれていない。色が黒なら俺の好みになるぞ。
「まーちゃんの下着に求めるのは『透けそうなドキドキ感』だよ。で、透けると言ったら白だよね~」
そういう理由なら納得だ。
「それ“レース”でできてるんだな。透けそうと言ったらこれになるだろ」
「まーちゃん詳しいね~。下着の勉強でもした?」
「そうじゃない。いつか忘れたが聞いた記憶があるんだ」(38話参照)
「ふ~ん。記憶力あるのかないのかわかんないね」
「そうだな…」
中途半端な結果だ。
「ウチはこれにするから、後よろしく」
「わかった。――それじゃあ、沙織さんのとこに行ってくるよ」
「いってらっしゃ~い」
沙織さんはどんな下着を選ぶんだろう? 気になりながら彼女の元に向かう。
――詩織さんがそのコーナーを見つけたので、彼女の元に集まる。…初めて見たが、種類は意外に豊富みたいだ。
飾り気がないシンプルな物から、女子の下着と何が違う? と思える物まである。俺は当然シンプルなやつが良いな。
「真も穿くなら、可愛いのが良いよね~♡」
「ウチもそう思う♡」
「まこくんにはどれが似合うかな?」
「迷っちゃうわね♪」
やっぱりこういう流れになるか…。とはいえ体育がある日に穿かなければ、見られるのはHで脱ぐ時だけだ。この4人だけに見られるなら気にしなくて良いかも?
「真はどれが良いの?」
「この黒の無地かな」
「真が普段穿いてるのと同じタイプか~。たまには違うのにしてみたら?」
「そうだよまーちゃん! このピンクのはどう?」
ライトピンクか…。濃さに関係なく、黒と違って目立つ。
「無地でも派手に見えるよ」
「これが派手? ウチらいつもこれぐらいの下着着てるじゃん? Hで脱ぐ時に見てるはずなのに覚えてないの?」
見るのと穿くのは全然違うだろ…。
「真君はHの事で頭が一杯だから、下着の色を覚える余裕がなかったのよ♪」
「真、帰ったら相手するから今は我慢して♡」
「私も一緒だよ♡」
「当然ウチも♡」
「わたしも気持ち良くしてあげる♡」
沙織さんがそう言うとは驚きだ。浮気の件は踏ん切りがついたのかな?
「そういえば、貸し切りの時はあたし達が着る下着を真に選んでもらったよね。だから今回はあたし達が真の下着を選ぶのはどう?」
「詩織ちゃんナイスアイディア!」
満里奈さんと沙織さんもやる気みたいだ。選んでもらうのは初めてだな~。
「俺は何も言わずに見守れば良いか?」
「それでお願い。みんな、真に合う下着を探しに行こうか」
詩織さんの言葉を皮切りに、女性陣は別行動を始める。このまま待ってるのはつまらないし、様子を見に行こう!
最初は詩織さんの元に行く事にした。彼女はイエローとオレンジの下着を持って悩んでいる。…色ばかり見ていたが、女子の下着特有のリボンも付いている。
「せっかくユニセックスの下着を穿くんだし、普段の下着とは違うタイプにしないとね」
真逆と言って良いぐらい違ってるぞ…。
「真、ちょっと良い?」
詩織さんは急に小声で話しかけてきた。
「どうした?」
「母さんと一緒に寝る時、色々頼むわ。もしかしたら初めてゴム使うかもね」
「いや、それはないだろ」
使いたい気持ちは前からあるけどさ…。
「あたしはあると思うよ? 父さんが浮気した以上、母さんはもう我慢しなくて良いじゃん? 布団で寝るのは誰かわからないけど、満里奈ちゃんと紬ちゃんにさりげなく母さんの背中を押すように言っとくわ」
沙織さんがそこまで吹っ切れたのなら、俺は付き合うだけだ!
「どの下着を選ぶか楽しみにしててね」
「そうさせてもらうよ。――俺はそろそろ満里奈さんのとこに行くから」
「はいはい」
満里奈さんは黒の下着を交互に見ている。色が俺の好みに合えば心配する事はほぼない。
「犬と猫のイラストで悩んでるの」
彼女が見ている下着をよく確認すると、小さい犬と猫のイラストが描かれている。無地しか穿いてないから、色だけ見ていた…。
「そうか」
「まこくんに合うのはどっちかな~?」
犬種・猫種によって外見は大きく異なるので、どちらかに肩入れする事はない。
「満里奈さんは普段そういう下着を着ないのに、俺には穿いて欲しいのか?」
「小さい時は実際に着てたよ? でも恥ずかしいから小学校高学年あたりで止めたの」
意外な一面を知ったぞ。まだまだ知らない事があるんだな。
「じゃあもし、俺が着て欲しいって言ったら?」
「もちろん着るよ。まこくんのお願いだもん♪」
満里奈さんは普段大人しいが、俺のお願いとなると大胆になってくれる。そこがたまらない。
「……念のため訊くが、犬と猫以外の選択肢はあるのか?」
「今は考えてないよ。違う動物のほうが良い?」
「そんな事はない。気になっただけだよ」
「そっか」
「そろそろ紬さんのとこに行くよ」
「わかった」
――紬さんは白の下着を手に取って凝視している。さっきの反省を活かしイラストをチェックするが何も描かれていない。色が黒なら俺の好みになるぞ。
「まーちゃんの下着に求めるのは『透けそうなドキドキ感』だよ。で、透けると言ったら白だよね~」
そういう理由なら納得だ。
「それ“レース”でできてるんだな。透けそうと言ったらこれになるだろ」
「まーちゃん詳しいね~。下着の勉強でもした?」
「そうじゃない。いつか忘れたが聞いた記憶があるんだ」(38話参照)
「ふ~ん。記憶力あるのかないのかわかんないね」
「そうだな…」
中途半端な結果だ。
「ウチはこれにするから、後よろしく」
「わかった。――それじゃあ、沙織さんのとこに行ってくるよ」
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沙織さんはどんな下着を選ぶんだろう? 気になりながら彼女の元に向かう。
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