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第五十八巻 霊主体従
しおりを挟む霊主体従
日月神示には、今回のテーマ霊主体従についての記述がある。
神界幽界の出来事は、古今東西の区別なく現界に現はれ来ることも、あながち否み難きは事実にして、単に神幽両界の事のみと解し等閑に附せず、これによりて心魂を清め言行を改め、霊主体従の本旨を実行されむことを希望す。
世間一般、私たちの住む世界つまり、現代科学の世界と言えば、勿論唯物科学であり、唯物科学とは目に見え、手に触ることが出来る形あるものを対象として研究したものであるから、あらゆる物象の表面だけがある程度判ったに過ぎないのであって、その内面に存在重要なある物に気付かなかったのである。このある物とは、何か?というと、これこそ無に等しいもので、これを名付けて霊という。この霊なるものこそ、凡ゆる物象の主体であっても、このことの認識が出来ない限り、如何程科学が進歩したとしていっても、それは半分の進歩であり、跛行的でしかない以上、正しい文化の生まれる筈はないのであるから、この事が明らかになって今まで不可解とされていた凡ゆる問題も容易に解決されるのである。なぜなら霊が主であり、体が従であり、霊主体従が大宇宙の真理である以上、我々の肉体にある霊魂と肉体の関係が分かる筈である。例えば人間が|四肢五体を動かすのも、眼に見えざる意志の命によるもので、決して五体が勝手に動くのではない。故に奇跡と雖も本源は霊に起こり、体に移写するのであるから、このことを知ることだ。このことは人間の病気が一番分かりやすい。元来病気は肉体に現れた現象であり、また、結果であって、勿論本源は霊にある。即ち最初霊の一部又は数カ所に雲が発生し、それが体に映って病気となるのであるから、この雲りさえ払拭すれば治るなは明らかである。この様に病原は霊にある。これが日月神示の教えである。つまりこの様に病原は霊にある以上、体のみを対象とする医学では治らないのは当然なのだと言える。
現代医学ではこれを対症療法という。
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