神典日月神示 真実の物語

蔵屋

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第百五十三巻 天明の不思議な体験

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  【天明の不思議な体験】

 天明に日月神示が降り始めてから、まだ1年も経たない昭和20年の4月か5月のある日に(天明はこの頃は上記した東京、千駄ヶ谷の鳩森八幡神社で留守神主をしていた)、神前に座ると

 神霊のお告げがあった。
 そのお告げとは、

 「天明、此所をやめい」
 
 と言うお告げがあった。
これはそれから3日間にわたって連日続いたという。

 この後、天明が留守神主を辞職した直後の5月26日に米国軍の焼夷弾が本殿に落下し、危ういところで天明は一命を救われたという。

 左記の事実は岡本三典が天明から直接に聞いた話として三典の著書(『日月神示はなぜ岡本天明に降りたか』)(参4)に記されている。

 前述のように日月神示の書記が始まったのは、第二次世界大戦が終結する約1年2ケ月前の昭和19年6月10日からであるが、この数日後に早くも枢軸国側と日本の敗戦を告げているらしい記述が見られる。

ー(「上つ巻」第四帖(参5)(書記日、昭和19年6月13日))ー

 「ドイツもイタリアもあてにならぬ、世界中一つになりて㋹の国に寄せて来るぞ。それなのに今のやり方でよいと思うてゐるのか。」

 (原文ではドイツは卍、イタリアは一十と書記されている)、さらには日本がその後、国家としての存続が危ぶまれるほどの大打撃を受け、東京もあたり一帯が焦土と化し焼け野原になってしまうらしいことが、日月神示で記述されている。

 「日本の国は一度つぶれた様になるのざぞ。一度は神も仏もないものと皆が思う世が来るのぞ。」

 (同巻第九帖、書記日、昭和19年6月17日)、

 「東京も元の土に一ときはかへるから、その積りでゐて呉れよ。神の申したこと違はんぞ。」

 (同巻第十一帖、書記日、昭和19年6月19日)、

 「江戸が元のすすき原になる日近づいたぞ。」

 (下つ巻第十六帖(参6)、書記日、昭和19年7月21日)で書記されている。

 これらについては歴史が証明しているように説明は不要であろう。

 一転して、終戦の約2か月前に書記された「松の巻」第七帖(参7)(書記日、昭和20年6月23日)では

 「偉い人皆俘虜ふりょとなるぞ。夜明け近くなったぞ。夜明けたらなにもかもはっきりするぞ。夜明前は闇より暗いぞ慌てるでないぞ。」

 とあり、間もなく戦争が終わるらしいことと指導者達(政治家高官や軍事関係者上層部)が戦犯として逮捕、収監されるらしいことがこの時点ではっきりと述べられている。

 なお、上記した終戦時に自殺を思いとどまった軍人達の中にはこの記述を知っていた者もかなりの人数がいたといわれている。

 神示にはまた、敗戦後の復興や経済的な発展、そして日本人の精神的な凋落ぶりを指摘していると思われる帖もあるという。

「アメの巻」第十四帖(参8)(書記日、昭和20年12月18日)では

 「今度の俘虜ふりょまだまだぞ、何れ元に帰って来るから、元に帰って又盛り返して来るなれど、またまた繰り返へすぞ。」

や「三の巻」(うみの巻)第四帖(参9)(書記日、昭和22年8月14日)でも

 「出てきてから、又同じ様なこと繰り返すぞ、今度は魂抜けてゐるからグニャグニャぞ、グニャグニャ細工しか出来んぞ、それに迷ふでないぞ。」

 とあり、これらは逮捕、収監されていた者も釈放、解放されること。また、敗戦後の復興の反面、精神的に退廃する社会や無気力な人間が多く現われてくる様子を書記させたものだと考えられる。

 また、「黄金の巻」第五十九帖(参10)(書記日、昭和24年12月7日)では

 「金で世を治めて、金で潰して、地固めしてみろくの世ミロクの世と致すのぢゃ。」

 と語られているが、これは近年興った「バブル景気」とその崩壊を指しているのではないかと考えられている。

 また、、2007年~2008年頃に米国より起ったサブプライムローン問題やリーマンブラザーズの破綻(いわゆる、リーマンショック)に端を発する100年に一度あるかないかといわれる全世界的な大不況と2011年8月現在においても、米国債の格下げ、信用不安とそれによる世界同時的な株安、そしてこの日本に於いても現在進行形で進んでいる円相場の上昇などで、なおより一層の深刻な状況にあるといわれる世界金融危機 (2007年-)を指しているとも考えられる。

 また、「三ラの巻(そらの巻)」第十帖(参18)(書記日、昭和22年3月3日)では

 「今日働いて今日食はなならん事に皆なりて来るのざから、その覚悟せよ」

 と述べられており、この先の日本経済の回復や発展を望むのは、あるいは極めて厳しいのかもしれないと思われる帖がある。

 しかし、上記の「黄金の巻」第五十九帖にあるように

 「金の世が金で潰されて、地固めされてみろくの世ミロクの世の礎になる」

 と述べている神霊の言葉からは、それほど絶望的で悲惨な未来を語っているようには思えないのも、また事実であろう。

 現代に於いて世界中のあらゆる行動が金で紐付けされ、金を多く持つ者が力を持ち、金が無くなる恐怖がこの世を作る、まさに「金の世」が完成したと言える。 

 2020年、感染症により経済活動が止まり、金に困窮する人々が増えている。

 解決方法として無条件なベーシックインカムの導入を望む声が多い。人々が十分に暮らせる金額の金を無条件に配り続けることで、人々から金が無くなる恐怖を無くす。 

 「金の世が金で潰れて、地固めされてみろくの世ミロクの世の礎となる」

 の礎とは、ベーシックインカムではないかという説が増えた。
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