『「あんな化け物と結婚なんて嫌!」と妹が泣くので私が身代わりになりました。……あの、化け物どころか、国一番の美形で紳士な旦那様なんですけど?

ラムネ

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第1話『妹の涙と、祝われない結婚』

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「嫌よ! 絶対に嫌! あんな化け物のところになんて、死んでも嫁ぎたくないわ!」

耳をつんざくような金切り声が、豪華なシャンデリアの吊るされた居間に響き渡りました。

最高級のペルシャ絨毯の上で、まるで悲劇のヒロインのように泣き崩れているのは、私の腹違いの妹、マリアです。

透き通るような金色の髪に、宝石のように青い瞳。 『光の愛し子』と国中から称賛される彼女は、泣き顔さえも絵画のように美しいのですから、皮肉なものです。

その白磁のような肌を涙で濡らし、レースのふんだんにあしらわれたドレスの裾を握りしめて、彼女はただひたすらに首を横に振っています。

「お父様、お母様、お願いです! 私、あんな北の最果てなんて行きたくありません! 噂をお聞きになったでしょう? あの辺境伯は、人の血肉をすする化け物だそうですわ。顔は焼けただれていて、常に呪いの仮面をつけているとか……。そんな恐ろしい男に抱かれるくらいなら、修道院に入ったほうがマシです!」

マリアの慟哭に、伯爵である父と、その正妻である義母は、困り果てたように顔を見合わせました。

「マリア、落ち着きなさい。これは王家からの打診なのだよ。我が家のような伯爵家風情が、無下に断れる話ではないのだ」

「そうですわよ、マリア。相手はあのジークハルト辺境伯です。北の広大な領土と、王家に匹敵するほどの武力を持つお方。家格としては、我が家よりも上なのですから」

両親はなんとかなだめようとしていますが、その目にはマリアへの盲目的な溺愛と、この縁談を断った際のリスクへの恐怖が揺らめいていました。

私は、そんな家族の修羅場を、部屋の隅にある柱の陰から、息を殺して見つめていました。

私の名はエルサ。 この伯爵家の長女でありながら、母が身分の低いメイドであったという理由だけで、幼い頃から使用人以下の扱いを受けてきました。

色はあせた栗色の髪に、目立たない灰色の瞳。 華やかなマリアとは対照的な、地味で陰気な娘。 それが、家族からの私への評価でした。

「嫌よ、嫌よ! お父様たちの裏切り者! 私のことが可愛くないの!? あんな魔獣がうようよいるような寒い土地で、野蛮な男たちに囲まれて暮らすなんて……。私の美貌が台無しになってしまいますわ!」

マリアは床に突っ伏し、高価な花瓶を巻き込んで暴れています。 ガシャン、という音と共に、美しい磁器が粉々に砕け散りました。

普段なら、メイドたちが青ざめて片付けに走るところですが、今のこの部屋には、私たち家族しかいません。 あまりに情けない話ゆえ、使用人たちを全員下がらせたのです。

父が、苦渋に満ちた声で唸りました。

「しかしなぁ、マリア。先方からは『年頃の娘がいるはずだ』と強く所望されていてな。莫大な持参金よりも、とにかく花嫁をよこせと……」

「だったら、適当な平民の娘を養女にして送ればいいではありませんか!」

「それができれば苦労はせん! 先方は、由緒ある貴族の血筋を求めているのだ。我が家の娘でなければならんのだよ」

詰みました。 誰もがそう思った瞬間でした。

泣きじゃくっていたマリアが、ふと顔を上げました。 濡れたまつげの先にあるその青い瞳が、部屋の隅に佇む私を捉えます。

その瞬間、彼女の顔に浮かんだのは、天使のような慈愛ではなく、悪魔のような閃きでした。

「……いるじゃない」

マリアが、震える指先で私を指さしました。

「あそこに、もう一人。伯爵家の血を引く娘が、いるじゃありませんか」

その言葉に、父と義母の視線が一斉に私に向けられました。

心臓が、早鐘を打ちました。 嫌な予感が背筋を駆け上がります。

「エルサ……」

父が、初めて私の存在を思い出したかのように、低く名前を呼びました。

「そうか、エルサがいたか。……確かに、お前も私の娘には違いない」

「あなた、それは名案ですわ!」

義母が手を打ち、侮蔑と期待の入り混じった目で私を見据えました。

「この子は魔力もほとんどない、出来損ないですもの。家に置いておいたところで、まともな嫁ぎ先などありはしません。それなら、この際、伯爵家の役に立ってもらいましょう」

「待ってください」

私は、乾いた唇を無理やり動かしました。 声が震えないように、必死で腹に力を入れます。

「私は……私は、妾腹の子です。先方が求めているのは、正当な血筋の……」

「黙りなさい!」

義母のヒステリックな声が、私の言葉を遮りました。

「お前は伯爵家の長女でしょう? 戸籍上は、私の子として登録してあるはずよ。対外的には何の問題もありませんわ。むしろ、長女を差し出すのですから、先方への誠意としては十分すぎるくらいです」

「そうだな……。うむ、そうだ。マリアを失うよりは、はるかにいい」

父もまた、自分に言い聞かせるように頷いています。

彼らにとって、私は娘ではなく、都合のいい駒でしかないのです。 これまでもそうでした。 そしてこれからも、それは変わらないのでしょう。

「ねえ、お姉様?」

マリアが立ち上がり、涙の跡も乾かぬまま、猫のようなしなやかさで私に近づいてきました。

そして、私の両手を冷たい手で握りしめ、懇願するように――いいえ、脅迫するように、顔を近づけてきます。

「お姉様なら、大丈夫よ。だって、お姉様は地味で目立たないし、感情だって死んでいるみたいだもの。化け物のような旦那様がお相手でも、きっと上手くやっていけるわ」

残酷な言葉でした。 けれど、彼女の瞳の奥にあるのは、純粋な悪意と、自分さえ助かればいいという利己的な生存本能だけ。

「……身代わりになれと、おっしゃるのですか」

「人聞きが悪いことを言わないで。これは、お姉様に与えられたチャンスなのよ? 一生、この家の屋根裏部屋で飼い殺しにされるのと、辺境伯夫人として広いお城で暮らすのと、どっちがいいかしら?」

マリアは小首をかしげ、にっこりと微笑みました。

その笑顔を見て、私の中で何かが冷たく音を立てて切れました。

ああ、この人たちは。 私の家族だと思っていたこの人たちは、本当にどうしようもない人たちなのだ。

これまで、どんなに冷遇されても、いつかは認めてもらえるかもしれないと、淡い期待を抱いていました。 家事手伝いをこなし、領地の帳簿整理を裏で手伝い、マリアの我が儘に付き合ってきました。

でも、無駄だったのです。 彼らにとって私は、マリアの身代わりとして、北の化け物の生贄に捧げられる程度の存在。

ふと、胸の奥底から、黒い感情とは違う、奇妙な高揚感が湧き上がってくるのを感じました。

これは、チャンスかもしれない。

マリアは言いました。一生、この家で飼い殺しにされるのと、どっちがいいかと。

答えは明白です。

この家には、私の居場所はありません。 愛も、温もりも、希望もありません。 あるのは、終わりのない軽蔑と、搾取だけ。

ならば。 たとえ相手が、血肉をすすると噂される化け物であったとしても。 この地獄のような家から出られるなら、それは救いなのではないでしょうか。

北の辺境。 王都から遠く離れた、極寒の地。 そこに行けば、もう二度と、この人たちの顔を見なくて済むのです。

私はゆっくりと息を吐き出し、乱れそうになる心を落ち着かせました。 そして、顔を上げ、まっすぐに父を見つめました。

「……わかりました」

私の静かな声に、家族全員が息を呑みました。

「お受けいたします。ジークハルト辺境伯のもとへ、私が参ります」

「おお、そうか! よく言った、エルサ!」

父が安堵のため息をつき、露骨に顔を緩ませました。 義母も、まるで汚いものを処分できたかのように、扇子で口元を隠してほくそ笑んでいます。

「まあ、よかったわね、エルサ。やっと役に立つ時が来たわね」

「ありがとう、お姉様! やっぱりお姉様は優しいわ!」

マリアが抱きついてきましたが、その体温さえも、今の私には冷たく感じられました。

こうして、私の結婚は決まりました。 誰にも祝福されず、誰からも望まれていない、身代わりの花嫁として。

                  ◇

出発の朝は、驚くほど早く訪れました。

先方からは「一刻も早く」と急かされていたらしく、準備期間はわずか三日。 その間、私が持たされたのは、最低限の衣類と、マリアが着古した数着のドレス、そして伯爵家の娘としてはあまりに少なすぎる持参金だけでした。

「向こうに行けば、どうせ死ぬのだから、荷物など多くても邪魔になるだけだろう」

父の言葉が、耳に残っています。 彼らは本気で、私が死ぬと思っているのです。 あるいは、死んでくれたほうが、後腐れがなくていいと考えているのかもしれません。

伯爵家の門の前には、漆黒の馬車が停まっていました。 ジークハルト辺境伯家から迎えに来た馬車です。

装飾の少ない、武骨で堅牢な造り。 御者台に座っているのは、全身を黒いマントで覆った、大柄な男たち。 彼らは一言も発さず、ただ無言で私を見下ろしていました。

その威圧感に、見送りに来た使用人たちが怯えて後ずさります。

「ひぃ……やっぱり、北の騎士様たちは怖いわ……」 「エルサお嬢様、お可哀想に……」

メイドたちのひそひそ話が聞こえてきますが、私を助けようとする者はいません。

父と義母、そしてマリアは、屋敷の玄関先に立っていましたが、馬車のあまりの不気味さに恐れをなしたのか、近くまで寄ってこようとはしませんでした。

「それじゃあ、元気でね、エルサ」

遠くから、義母の声が聞こえました。 まるで、散歩にでも行くような軽さで。

「マリアの分まで、しっかりと務めを果たしてくるのですよ。決して、逃げ出したりして、伯爵家の顔に泥を塗らないように」

「さようなら、お姉様。私のことは忘れて、幸せになってね」

マリアが手を振っています。 その顔には、一点の曇りもない笑顔が張り付いていました。 自分が地獄に落とす相手に向ける表情としては、あまりに無邪気で、残酷でした。

私は、一度だけ彼らに頭を下げました。 感謝のためではありません。 これまでの自分への決別と、二度と戻らないという決意を込めて。

「……行ってまいります」

小さな声は、朝の冷たい空気に溶けて消えました。

黒いマントの騎士の一人が、無言で馬車の扉を開けました。 私はドレスの裾を持ち上げ、高いステップに足をかけます。

重厚な扉が閉められると、外の音が一瞬にして遠のきました。 馬車の中は、思いのほか広く、座り心地の良い革張りのシートが設えられていました。 外見の武骨さとは裏腹に、内部は機能的で、どこか温かみさえ感じられます。

ガタン、と馬車が揺れました。 蹄の音が石畳を叩き、車輪が回転を始めます。

窓のカーテンを少しだけ開けて、外を見ました。 見慣れた屋敷が、庭園が、そして手を振る家族の姿が、どんどん小さくなっていきます。

涙は、出ませんでした。 寂しさも、悲しみもありません。

ただ、胸の奥にあるのは、空っぽの穴が開いたような虚無感と、それとは裏腹な、奇妙な解放感でした。

(終わった……)

私のこれまでの人生は、今日で終わったのです。 日陰で息を潜め、誰かの顔色を窺い、自分を殺して生きてきた日々は。

そして、ここからは。

私は視線を進行方向に向けました。 窓の向こうには、王都の城壁が見えてきています。 その先には、広大な街道が続き、さらにその北には、険しい山々と、雪に閉ざされた大地が待っているはずです。

噂によれば、北の辺境伯領は、魔物が跋扈する危険な土地。 そして、そこを統べるジークハルト様は、呪われた仮面をつけた、残虐非道な化け物。

普通なら、恐怖で震え上がるところでしょう。 マリアのように泣き叫び、逃げ出したくなるところでしょう。

けれど。

私は自分の手を、強く握りしめました。 不思議と、指先の震えは止まっていました。

(化け物、ですか……)

人ならざるもの。 人の世の理から外れたもの。 誰からも理解されず、恐れられ、遠ざけられる存在。

ふと、口元に自嘲めいた笑みが浮かびました。

それならば、私と同じではありませんか。

実の親から愛されず、姉妹から道具として扱われ、家の中で空気のように存在を消していた私。 私もまた、伯爵家にとっては、理解しがたい「異物」であり、「化け物」のようなものだったのかもしれません。

もし、噂通りの恐ろしい方だったとしても。 私の命を奪い、血肉をすするような怪物だったとしても。

心まで凍り付いたような、あの屋敷での日々よりは、まだマシかもしれません。

あるいは。

もし、その「化け物」と呼ばれる方が、私と同じように、誰にも理解されない孤独を抱えているのだとしたら。

馬車は速度を上げ、王都の門をくぐり抜けました。 外の世界へ。 未知の世界へ。

「……あんな化け物と結婚なんて嫌!」と妹が泣くので、私が身代わりになりました。

妹のあの言葉が、呪いのように、あるいは祝福のように、私の耳に残っています。

でも、マリア。 あなたは知らなかったのね。

どん底にいた人間にとって、未知の恐怖なんて、現状維持の地獄に比べれば、希望にすらなり得るということを。

私は背筋を伸ばし、北の空を見上げました。

待っていてください、旦那様。 あなたの元へ、私が参ります。

この身代わりの花嫁が、あなたの孤独な城に、どんな波紋を広げることになるのか。 それはまだ、誰にも――私自身にさえ、わからなかったのです。
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