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だれの嫉妬
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二の句が継げなかった。それは、どういう意味なのか。
しかしそれも、エレオノーラが腕を絡めて歩き出したことで別の動揺へと変わった。
「エレオノーラ様、いけません! わたしには」
「<毒の血>が流れているのでしょ? 知ってますわ」
あっさり言って、そのまま大聖堂の外へ向かう。なんとか引き離そうとしたが、華奢に見えて案外力が強い。シュメルヒの方が引き摺られる形で、花々が咲き乱れる中庭に連れ出されてしまった。
「皆、大げさね。直に血に触れなければいいだけの話。それに妃殿下もびくつき過ぎよ」
大聖堂を出た途端、それまでの遠慮がなくなったようにそう指摘された。
「もっと我儘に、自分の意見を言った方がいいわ。これはしたくないとか、あれをしたいとかね。でないと周囲の人間の言いなりになって、いずれは自分の本当の願いも分からない木偶人形になってしまうわよ」
エレオノーラは噴水の前で立ち止まると、縁に腰を下ろして、水面に手を浸した。
「冷たくて気持ち良い。ヨアンの居るところはきっと涼しいでしょうね。地下だし、地下水路がめぐっているから」
快適な場所みたいに言うのはどうかと思うが。シュメルヒの内心に気付いて、エレオノーラはくすくす笑った。
「妃殿下って、案外思ってること顔に出るのね」
「そんな風に言われたのは初めてです」
「あら、そう? 見る目のない人間ばかりいたのね、かわいそう」
「……」
ころころと印象が変わる少女だ。
「ヨアンの相手は疲れるでしょう。いつも苛々してるし、我が儘だし、すぐ癇癪を起こしたかと思えば、仮病で周りを振り回すから」
「ヨアン様のあれは、仮病ではなく、本当にご病気なのだと思います」
あえて、断定を避けた言い方をした。するとエレオノーラは苦笑した。
「わたくしに気を遣わなくてもいいのよ? ヨアンのことは小さい頃から知ってるもの。妃殿下も災難な方ね。ヨアンの仮妃になるために、婚約者と別れさせられてしまうなんて……恨んで当然だわ」
どこで、それを。もしかして周知の事実なのだろうか。
(ヨアン様はそのことを知っているのだろうか……いや、知っていても、きっとお気にはされないだろうけれど)
どうしてか、知られたくないと思った。ジュールのこと。婚約破棄のこと。
今のシュメルヒに答えられるのはこれだけだ。
「ヨアン様を恨んだことなどありません。それにヨアン様は」
確かに神経質で、冷たいことを言う時もあるけれど。
憎まれ口を聞くときのヨアンは、いつも悪い笑みを浮かべてシュメルヒの反応を見ているのだ。面白いものを見るかのように、自分の言動でシュメルヒが困ったり、悲しんだり、慌てたりするのを見て喜んでいる……シュメルヒはそれが、不思議と、嫌ではないのだ。
「……ヨアン様は」
優しい? 違う気がする。たまに優しいかもと思わなくもないが、次の瞬間にはまた意地悪だったりする。
生意気? 合っているけれど、それだけではない気がする。
「……かわいい、所がおありです」
自分で言った癖に混乱してきた。可愛い、とは? ナーシャにしか抱いたことがない感情だが、ナーシャとヨアンは全く違う。ヨアンにはナーシャのような可愛さは微塵もない。全然ない。断言できる。
(なのにどうして、そんなことを思うのだ?)
「可愛い? 可愛いってあのヨアンが? 本気?」
少しの沈黙のあと、エレオノーラは吹き出し、あろうことか口を開けて笑い出した。
仮にも王家の子女が、そんな風に人前で笑い転げるなんて。慌てて誰にも見えないように傍に寄って壁の役割をした。
「エレオノーラ様、人目に付きますよ」
「え? ああ、そうね。お母さまに怒られてしまうわ。あはは、はあ、可笑しかった。妃殿下ってほんと、変な方!」
「変……」
(このふたり、似てるかもしれない)
主に、シュメルヒに対して遠慮がないところが。
「はあ、笑ったらお腹痛くなっちゃった。もう行くわね」
「はい、あの、大丈夫ですか」
「平気平気。ねえ、これからもわたくしと仲良くしてくださらない? あのお母様の娘だから、ちゃんとしたお友達がいないのよ、わたくし」
引っかかる言い方だった。ただ、イルミナは宮廷でも発言力を持った女性だ。そのせいで対等な友人がいなかったということは十分にあり得る話だった。
「私などでよろしければ」
「貴方がいいのよ。ああ、そうだ」
立ち上がったエレオノーラが、にやりとした。その顔が、シュメルヒを虐めてやろうとするときのヨアンの顔と似ていて、思わず警戒してしまう。
「本当はわたくしがヨアンと結婚して正妃になる予定だったの。だから貴方とわたくしは恋敵の立場だけど、それでも仲良くしてちょうだいね、妃殿下」
呆然と立ち尽くすシュメルヒを見て、もう一度楽し気に笑い声を弾けさせると、蝶々のような少女は城の中に去ってしまった。
あとに残されたシュメルヒは、噴水の縁にすとんと腰を下ろした。
エレオノーラの言葉が頭の中をぐるぐる回っている。
(エレオノーラ様が婚約者だった? でも、イルミナ様はそんなこと、一言も……私やナーシャに気を遣って?)
——『わたくしとナーシャ様、どちらが魅力的かしら?』
エレオノーラは、魅力的だ。それはなにも外見の美しさだけではない。一歩間違えば無礼とも取れる言動なのに、どうしてか憎めない。表裏ある振舞に振り回されてしまう一方で、惹き付けられてしまう……。
……なにより。
(彼女は……「完璧」なオメガだ)
同じオメガだから分かる。彼女が傍に寄った時に漂ってきた甘い香り。最初は庭の花々かとも思ったが、こうして外に出てみて違うと気付いた。
あれは、オメガ特有の香気だ。アルファを惹き付けるためのものとされるが、オメガ同士であれば感じ取ることができる。
(彼女は、気付いただろうか……)
シュメルヒからは、香気の欠片も漂っていなかったはずだ。オメガとしての香気は疎か、発情期さえ、前世で処刑される二十一歳まで発露しなかった。
原因ははっきりとしない。おそらく<毒持ち>であることが関係しているのだろうが。
(ただでさえ欠陥品だというのに……オメガとしても「足りていない」……)
対してエレオノーラはどうだ。美しく可憐で、物怖じせず社交的で、その上あれほど甘やかな香気を身に纏って。これでは到底——。
シュメルヒは息を呑んだ。気付いてしまったのだ。
(私は今、誰と誰を比べた……?)
手の平に汗が滲んだ気がして、慌てて手袋の存在を確かめた。
ナーシャとエレオノーラを比べるなら、まだ分かる。むしろ、本来そうすべきだ。しかし今、シュメルヒは自分とエレオノーラを比較して「劣った」と思い、そのことを恥じた。
ヨアンの隣に立つのは自分よりエレオノーラがふさわしいと……「身の程知らず」な想像をした。
シュメルヒはぼうっと噴水の水面を見下ろした。こんな時でも無表情な、何を考えているか分からない愛想のない顔が見つめ返してくる。
エレオノーラは「案外顔に出る」と言っていたが、嘘だ。自分にはこの顔を見ても、何も分からない。
(私のこの感情は、なんだ)
あまりに戻りが遅いので、心配したハビエルが探しにくるまで、シュメルヒはしばらくの間揺れる水面を見下ろしていた。
しかしそれも、エレオノーラが腕を絡めて歩き出したことで別の動揺へと変わった。
「エレオノーラ様、いけません! わたしには」
「<毒の血>が流れているのでしょ? 知ってますわ」
あっさり言って、そのまま大聖堂の外へ向かう。なんとか引き離そうとしたが、華奢に見えて案外力が強い。シュメルヒの方が引き摺られる形で、花々が咲き乱れる中庭に連れ出されてしまった。
「皆、大げさね。直に血に触れなければいいだけの話。それに妃殿下もびくつき過ぎよ」
大聖堂を出た途端、それまでの遠慮がなくなったようにそう指摘された。
「もっと我儘に、自分の意見を言った方がいいわ。これはしたくないとか、あれをしたいとかね。でないと周囲の人間の言いなりになって、いずれは自分の本当の願いも分からない木偶人形になってしまうわよ」
エレオノーラは噴水の前で立ち止まると、縁に腰を下ろして、水面に手を浸した。
「冷たくて気持ち良い。ヨアンの居るところはきっと涼しいでしょうね。地下だし、地下水路がめぐっているから」
快適な場所みたいに言うのはどうかと思うが。シュメルヒの内心に気付いて、エレオノーラはくすくす笑った。
「妃殿下って、案外思ってること顔に出るのね」
「そんな風に言われたのは初めてです」
「あら、そう? 見る目のない人間ばかりいたのね、かわいそう」
「……」
ころころと印象が変わる少女だ。
「ヨアンの相手は疲れるでしょう。いつも苛々してるし、我が儘だし、すぐ癇癪を起こしたかと思えば、仮病で周りを振り回すから」
「ヨアン様のあれは、仮病ではなく、本当にご病気なのだと思います」
あえて、断定を避けた言い方をした。するとエレオノーラは苦笑した。
「わたくしに気を遣わなくてもいいのよ? ヨアンのことは小さい頃から知ってるもの。妃殿下も災難な方ね。ヨアンの仮妃になるために、婚約者と別れさせられてしまうなんて……恨んで当然だわ」
どこで、それを。もしかして周知の事実なのだろうか。
(ヨアン様はそのことを知っているのだろうか……いや、知っていても、きっとお気にはされないだろうけれど)
どうしてか、知られたくないと思った。ジュールのこと。婚約破棄のこと。
今のシュメルヒに答えられるのはこれだけだ。
「ヨアン様を恨んだことなどありません。それにヨアン様は」
確かに神経質で、冷たいことを言う時もあるけれど。
憎まれ口を聞くときのヨアンは、いつも悪い笑みを浮かべてシュメルヒの反応を見ているのだ。面白いものを見るかのように、自分の言動でシュメルヒが困ったり、悲しんだり、慌てたりするのを見て喜んでいる……シュメルヒはそれが、不思議と、嫌ではないのだ。
「……ヨアン様は」
優しい? 違う気がする。たまに優しいかもと思わなくもないが、次の瞬間にはまた意地悪だったりする。
生意気? 合っているけれど、それだけではない気がする。
「……かわいい、所がおありです」
自分で言った癖に混乱してきた。可愛い、とは? ナーシャにしか抱いたことがない感情だが、ナーシャとヨアンは全く違う。ヨアンにはナーシャのような可愛さは微塵もない。全然ない。断言できる。
(なのにどうして、そんなことを思うのだ?)
「可愛い? 可愛いってあのヨアンが? 本気?」
少しの沈黙のあと、エレオノーラは吹き出し、あろうことか口を開けて笑い出した。
仮にも王家の子女が、そんな風に人前で笑い転げるなんて。慌てて誰にも見えないように傍に寄って壁の役割をした。
「エレオノーラ様、人目に付きますよ」
「え? ああ、そうね。お母さまに怒られてしまうわ。あはは、はあ、可笑しかった。妃殿下ってほんと、変な方!」
「変……」
(このふたり、似てるかもしれない)
主に、シュメルヒに対して遠慮がないところが。
「はあ、笑ったらお腹痛くなっちゃった。もう行くわね」
「はい、あの、大丈夫ですか」
「平気平気。ねえ、これからもわたくしと仲良くしてくださらない? あのお母様の娘だから、ちゃんとしたお友達がいないのよ、わたくし」
引っかかる言い方だった。ただ、イルミナは宮廷でも発言力を持った女性だ。そのせいで対等な友人がいなかったということは十分にあり得る話だった。
「私などでよろしければ」
「貴方がいいのよ。ああ、そうだ」
立ち上がったエレオノーラが、にやりとした。その顔が、シュメルヒを虐めてやろうとするときのヨアンの顔と似ていて、思わず警戒してしまう。
「本当はわたくしがヨアンと結婚して正妃になる予定だったの。だから貴方とわたくしは恋敵の立場だけど、それでも仲良くしてちょうだいね、妃殿下」
呆然と立ち尽くすシュメルヒを見て、もう一度楽し気に笑い声を弾けさせると、蝶々のような少女は城の中に去ってしまった。
あとに残されたシュメルヒは、噴水の縁にすとんと腰を下ろした。
エレオノーラの言葉が頭の中をぐるぐる回っている。
(エレオノーラ様が婚約者だった? でも、イルミナ様はそんなこと、一言も……私やナーシャに気を遣って?)
——『わたくしとナーシャ様、どちらが魅力的かしら?』
エレオノーラは、魅力的だ。それはなにも外見の美しさだけではない。一歩間違えば無礼とも取れる言動なのに、どうしてか憎めない。表裏ある振舞に振り回されてしまう一方で、惹き付けられてしまう……。
……なにより。
(彼女は……「完璧」なオメガだ)
同じオメガだから分かる。彼女が傍に寄った時に漂ってきた甘い香り。最初は庭の花々かとも思ったが、こうして外に出てみて違うと気付いた。
あれは、オメガ特有の香気だ。アルファを惹き付けるためのものとされるが、オメガ同士であれば感じ取ることができる。
(彼女は、気付いただろうか……)
シュメルヒからは、香気の欠片も漂っていなかったはずだ。オメガとしての香気は疎か、発情期さえ、前世で処刑される二十一歳まで発露しなかった。
原因ははっきりとしない。おそらく<毒持ち>であることが関係しているのだろうが。
(ただでさえ欠陥品だというのに……オメガとしても「足りていない」……)
対してエレオノーラはどうだ。美しく可憐で、物怖じせず社交的で、その上あれほど甘やかな香気を身に纏って。これでは到底——。
シュメルヒは息を呑んだ。気付いてしまったのだ。
(私は今、誰と誰を比べた……?)
手の平に汗が滲んだ気がして、慌てて手袋の存在を確かめた。
ナーシャとエレオノーラを比べるなら、まだ分かる。むしろ、本来そうすべきだ。しかし今、シュメルヒは自分とエレオノーラを比較して「劣った」と思い、そのことを恥じた。
ヨアンの隣に立つのは自分よりエレオノーラがふさわしいと……「身の程知らず」な想像をした。
シュメルヒはぼうっと噴水の水面を見下ろした。こんな時でも無表情な、何を考えているか分からない愛想のない顔が見つめ返してくる。
エレオノーラは「案外顔に出る」と言っていたが、嘘だ。自分にはこの顔を見ても、何も分からない。
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